Prophet Jones / Prophet Jones

01.Come Inside (Interlude)
02.Woof
03.I Know You Wanna
04.Lifetime
05.You Gotta Believe
06.Prophet Jones (Interlude)
07.All I Do
08.Doin Me
09.Hate On Me
10.Cry Together
11.You Can’t
12.Can I Take You Home? (interlude)
13.Can I Take You Home?
14.I Can’t Deny
15.Come Inside

素敵なアフロのP.Rowe君が目立ったジャケットが印象的なProphet Johnsの1stアルバム。まず、見た目にだまされちゃいけません。JODECIも、見た目はHIPHOPだけど、歌ってるのは、BOYZⅡMENよりもSOULだったでしょう?それと一緒。見た目じゃわからんのです。このアフロ頭で、こんなSOULFULなアルバムを届けてくれるとは、露にも思いませんでした。
ひさびさに、SOULと今風の音がうまい具合に合わさってる良作だと思います。どちらかというと、SOUL臭さが濃て、しかもそれをするのに無理が無いのが素晴らしい。本当にSOULがすきだからこそこういうアルバムが作れたんだろうなと思います。最近の音に疲れた人や、ちょっとボーイズグループで、SOULぽいのっを求めてる方はいいですよ!

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O’Jays / FOR THE LOVE…

01.Long Distance Lover
02.Let’s Ride
03.Don’t Break My Heart
04.Put Out Fire
05.Come Over To My House
06.I’m Ready Now
07.Searching For The Love I Lost
08.I Don’t Know
09.Latin Lover
10.Baby Making Love
11.Sounds Like Me
 

O'Jays / FOR THE LOVE...

濃いなー。おっちゃんがた・・・
このまま、いくぜーという意気込みが感じられる内容。とにかく、濃いんですよー。最初から、めくるめく濃密なSOULの世界が吹き荒れるわけです。こんな歌歌えるこのおっちゃんがたの頭の中はどうなってるんでしょう~、やらしいんでしょうねー。
さて、このO’Jaysには、最近新作を出したり、様々なプロデュースをしたり、もう、仕事の鬼とも言うべき、Gerald Levertを息子にもつ、Eddi Levertが所属しており、そのおかげで、90年代でも多くの新作を届けてきたわけです。Isleyは、フォロアーともいうべきR.KELLY系列のプロデューサーをどんどん起用して、新しい音を作りこんでいっているのに対して、こちらは、どちらかというと、身内で作るか、自分達でのプロデュースが多いという地道な活動で、古いSOULファンにも受けているグループ。ほとんどが自分達によるセルフプロデュース作品であり、40年以上やってきているグループで、自分達のプロデュースで、ここまでの作品が作れるとは、奇跡ですね。本当に素晴らしいポテンシャルを持っています。
まだまだやれるんだというのを見せた作品ですね。実は、O’Jaysはコンピで少し聴いたことがあるくらいだったのですが、このSOULの世界はすごすぎます。本当に。これは、コンセプトがどうのとかそういうレベルじゃなくて、もう、このおっちゃん達からにじみでるものなんだろうね。この統一されたエロエロSOULの世界は・・・
Isleyといい、O’jaysといい、今年は、SOULオヤジの年ですねー。濃密まったりの世界が堪能できます。これは、本当にいいことですね。ホント裏ジャケの赤い車にのって、そのままいっちゃってください。やっぱり、年期が違いますわ!このドープなSOULの世界を作り出すには、年期が必要なんですね。
捨て曲なし!SOUL好きなら絶対買っとけ!

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Cooly’s Hot Box / take it

01.It’s Alright
02.Simple
03.Over&Over
04.Take Me Home Tonight
05.Take It
06.14 Hours
07.Make Me Happy
08.Friend Of Mine09.Breathe Funny
10.Wasted Time
11.Let Me Get Some
12.What A Suprise
13.I’m In Love With You
14.Haapy Feelings
15.Dimelo Siempre
16.Don’t Throw My Love Around

(概説)

アンジェラジョンソン率いるCooly’s Hot Boxの1stアルバム。
このような密かにいいアルバムというのは、もっと注目されてもいいはず!
R&Bには、僕は大きく分けて、音から受ける感覚として5つに分類されると勝手に思ってます。昔からのSOULっぽいR&B(ROMEとか、R.KELLYなどのアイズリーな人たちなど)、FUNKっぽさを強くだしたR&B(New Classic Soulでの、Tony Richや、Rahasaan Patterson、Eric Benetなど)、コーラスを主体としたR&B(ボーイズグループはここ。)。さらに、ラブバラード主体のR&B(JOEが代表かな?ちょっとR.KELLYとは、また違う。)
あと最後のJAZZの要素をふんだんに取り入れたJAZZYなR&B。いっぱんには、それだけじゃなくて、新しい試みは常にされておりジャンル分け自体に意味はないと思うんですが、でも買う側としてはジャンル分けされてないとどんなのかわからんわけです。で、本作品は、JAZZYな要素が強く、めちゃくちゃFUNKYでCool!なR&Bです!ときとして、音的には、Acid Jazz的な扱いを受けるかもしれませんが、めちゃくちゃR&Bしていまして、ホントカッコいいんですよね。
NY州立大学で結成されて、メンバーは、リーダー兼ドラムのCooly!この人の名前がバンド名にもなってます。しかも聴くとわかりますが、このドラムの音が味があって、かなりいいんですね。ヴォーカルのAngela Johnson、パーカッションのアーネスト、ベースのクリス、キーボードのヴィクターの5人組ですと書いてあるんですが・・・!ジャケットにのってるのは4人・・・え、一人いない。恥ずかしがりやなのか・・・
雰囲気としては、USのしかもど真ん中NYで結成されたにも関わらず、どこかUSのR&B臭い感じがします。そう、スタイリッシュな感覚が強いんです。USのほど、くどくないR&Bなんですね。USA・・・しかもNYのR&Bといえば、もう、それは完全に夜のミュージック的な雰囲気が強かったり、HIPHOPの要素がふんだんに使われてたり、このアルバムの中で注目したいのは、2曲!ひとつは、めちゃくちゃCOOL!で、もうひとつは、楽しすぎる遊び心に溢れた作品。
特に7曲目でのアンジェらの歌声の素晴らしさとテンポの良さ!そして、11曲目での楽しい曲調!この2曲はとても素晴らしいです!特に11曲目の後半のテンポアップもスムーズで素晴らしい。アンジェラの声の良さも堪能出来ます。他の曲も良曲がそろっています。このアルバム、昼夜関わらず聴けるすごい良質なR&B!本当にいいからもっと売れて欲しいなー。あまり時と場所を選ばず聞ける音楽って早々ないからこれは貴重だよ。平日の午後にきける貴重なR&Bアルバム。
オススメ:(1),(4),(7),(10),(11)

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JOE / Better Day

01.Let’s Stay Home Tonight
02.Better days
03.What if a woman
04.Alone
05.Isn’t it this the world
06.Ghetto child
07.I like sexy girls
08.Here she comes
09.Lovers prayer
10.Changed man
11.Understand
12.She Used To Love Me
13.World of girls
14.Lets stay home tonight Remix feat. Petey Pablo

(総評)

さすが、JOE!素敵なアルバムを届けてくれました。いかにも彼らしい甘いR&Bです。安心して聞ける一枚。
なんといっても、シングル曲の『Let’s Stay Home Tonight』!このギターのサウンドを多用した、なんともなめらかな盛り上がり!JOEの声の甘さを最大限に、生かした一曲といえるでしょう。最後の終わり方にまで、気を配ってるのがよくわかる一曲である。コーラスの良さは言うまでもないが、最後のストリングは秀逸である。まさか、こんな終り方するなんて、思いませんでした。いつものJOEより若干爽やかな感じがするが、この曲のインパクトは、相当なものである。マジでいい歌!買っとくべし!
このアルバム、彼自身の形が出来つつあるので、2ndや、3rdほどの強烈なインパクトという点では、劣るかもしれないが、その分、彼の歌としての完成度は、今までのよりもグンを抜いていると思う。だが、僕の中では、何曲か納得いかないのがあるのも事実。それは、今までの雰囲気を大事にしたものよりも、どちらかというと、新機軸を打ち出している曲が多いこと。
そう、子供の声が入ったり、意外と爽やかだったり、意外性のある曲が多いのである。でも、この新機軸を打ち出したことにより、彼のアーティストとしての活躍できる期間は確実に伸びたことでしょう。いつまでも一つ覚え見たく、甘い歌ばかりは歌ってないんだよと、いっているようです。
こういう感じで、自分の思い通りつくりました!的なアルバムと、3rd,2ndのような甘いR&Bの一枚としての雰囲気を大事にしたものを交互に出していくと、おもしろいのではないのかなと思いました。そう、前のアルバムほど、夜向きというよりは、聞き易い感じに仕上がった一枚といえるでしょう。R&B初心者にもオススメできる出来。アルバム全体の雰囲気としてだが、雰囲気を壊す楽曲がちょこちょこあるので、夜聴くR&Bとしての評価はちょっと2ndや、3rdのような評価は得られないかもしれないが、JOEらしさが失われたわけではなく、変化していく姿勢は、素晴らしく、次のアルバムも楽しみにあるような内容であるのもいい。R&Bとしてのアルバムとしては、非常に完成度は高い!
今のR&Bを知る上でも、持っておきたいアルバムです。
オススメ:(1),(2),(3),(5),(8),(10),(11),(12)

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KEKE WYATT / SOUL SISTA

01.USED TO LOVE
02.I DON’T WANNA
03.NOTHING IN THIS WORLD feat.AVANT
04.DON’T TAKE YOUR LOVE
05.I CAN’T WAIT
06.PUSH ME AWAY
07.IF ONLY YOU KNEW
08.TALKIN ’BOUT ME
09.BAD BOY
10.CALL ON ME

(概説)

2001年デビューの新人、まだ、10代中盤のKEKE WYATTですが、彼女なかなかの歌を歌います。しっかり歌って、しっかりと感情表現が出来ている!というのが第一印象。聞き込むごとに、その良さは増していく。非常に今後が楽しみな、アーティストである。そして、このアルバムで一番の見所は、AVANTの登場である。実は、彼女、AVANTの1st(名作)で、シングルカットされた、『My Perfect Love』でAVANTとデュエットしていた中なので、しかも本作のプロデューサーは、Steve ”Stone” Huff。そう、AVANTのアルバムのプロデューサーと一緒。これで、中身が悪いわけはない。
AVANTとの絡みは、絶対に見逃せないし、聞き応え十分である。そして、お!と思うのが、STEVE “Stone” HuffがRAPPERとして参加していることである、これは、はじめてみたので、驚いた。注目すべき楽曲は、1曲目「USED TO LOVE」、3曲目「NOTHING IN THIS WORLD」、「DON’T TAKE YOUR LOVE」、「I CAN’T WAIT」であろう。唯一、不満は、Steve”Stone”Huffがやるなら、もっとやらしい感じの曲が多めにしてほしかったなー。それに、彼女の声は、たまには、力強く張り上げることで、良さが出ると思うので、そういう楽曲や歌い方に作って欲しかったことである。この声で、シャウトされたら、そうとう聞きてる方は心地がいいであろう。
UPはできるだけ少なくして。UPのつくりが若干無理をしてる気がする。ボーカルモノとしては、ひさびさに、聞けるなという感じ。次回には、相当ヨサゲなものを届けてくれそうな予感がある。さすが、SOULという名を冠するタイトルをつけるだけはある!
オススメ:(3),(1),(4),(5)

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