久保田利伸 – Boogie Ride / 空の詩

久保田利伸の新曲「Boogie Ride / 空の詩」から、Boogie RideのMVです。こんな閉塞感漂うなかでもいろんなアーティストが活動を続けてくれていることがうれしく感じるし。遊び心を失わない強さが周りを笑顔にさせてくれるようなMVです。

明るい未来を感じさせてくれるこんな曲が、一人でも多くの人の気持ちを救ってくれることを願います。そしてその力がこの曲にはあります。

心地よく体を揺らして聞いてほしい曲です。

そして、「空の詩」

こちらは、荒みそうな気持をさわやかに洗い流してくれるような一曲になっています。突き抜けるような歌声が、雲を晴らして目の前に光を運んでくれます。

無条件で、R&Bが好きな人なら、久保田さんはず~と大好きですが、改めて大好きだなと思われてくれる二つの曲でした。

YouTubeには、過去のライブ映像も上がっていたりして、ひさびさに懐かしく楽しい時間を過ごさせてもらいました。前みたいに気軽にライブにいって踊れるようになりたいですね。

久保田利伸 / Timeless Fly

01.Timeless Affection ~Foreplay~
02.Keep it Rock (feat.WISE,Tarantula from Spontania)
03.Soul Mate ~君がいるから~
04.FLYING EASY LOVING CRAZY
05.24/7 ~NITE AND DAY~
06.STAR LIGHT
07.Is it over?
08.Tomorrow Waltz
09.Timeless Affection ~The play~
10.M☆A☆G☆I☆C feat.KREVA
11.The Other Half
12.僕じゃない
13.Life-long High-way
14.Nyte Flyte
15.Moondust (poetry reading by Kyoko Koizumi)

(総評)

久保田利伸ひさびさとなるアルバムのリリース!ここ数年は日本での活動が主立っていましたが、そんな中でもしっかりとSOULを感じさせるアルバムに仕上がっています!若手の力を適度に注入しつつも、新しさも懐かしさも全てひっくるめたような久保田利伸という日本の最高峰のR&Bアーティストにしかできない脅威のバランスを誇るアルバムを届けてくれました!
昔のファンには懐かしい久保田のPOPな部分も感じさせ、若さも感じさせるサウンド、さらにはR&Bらしいサウンドと、とてもバランスのとれたアルバムに仕上がっています。洋楽バージョンのR&Bオンリーなアルバムが大好きですが、こういう日本のファンに向けたしっかりとしたコンセプトをもったバランスのよいアルバムも末永くきけますね。
2曲目「Keep it Rock」からいきなり若い話題のRapperを招いて、しっかりと現行のR&Bの最先端サウンドに、ついていけるところをしっかり見せてから、久保田独自のソウル感覚あふれる「Soul Mate~」へと流れていくところはさすが!といいたくなります。さらには、R&B好きにはたまらないAl B Sureの名曲「Nite and Day」を大胆のサンプリングした「24/7 ~NITE AND DAY~」には、90年代R&Bが好きな人には悶絶ものの一球でした!さらに、マイケルトリビュートと題したファンキーな久保田のノリを最大限に生かした「Star Light」、JUJUをfeatしたすばらしいねっとり系バラッド「Is it over?」では、セクシーな久保田を堪能させてくれます。昔の久保田のシンプルな楽曲のつくりを感じさせる「Tomorrow Waltz」で美しいメロディーを聞かせ、KREVAとの最強コラボ「M☆A☆G☆I☆C」では、日本の最強のファンキーソングを叩き落します。久保田にしか歌えないだろうゆるいバラッド「The Other Half」では昔から久保田を好きな人には安心できる作り出し、このアルバムのバラッドの中でもメロディーが一番すばらしい「僕じゃない」でたまらないすばらしい歌を聞かせてくれて、最後にかけては、さらにUTA Produceのアップサウンド「Life-long High-way」で、盛り上げて、こちらもすばらしいバラッド「Nyte Flyte」でしっとりと聞かせ、小泉今日子を語り部として招いた「Moondust」など、話題性も、緩急のバランスも絶妙な曲たちを並べてくれます!
本当に、最後まで一気に聞けちゃうような楽曲の配列をしていて、アップサウンドを絶妙なバランスで並べているので、バラッドをゆったりと聞けるんですよね。ここ最近のアルバムの中でも完成度の高い作品に数えられるアルバムの登場です。やっぱり日本のR&B KINGは、久保田利伸しかいませんね!オススメ:(2),(3),(5),(6),(7),(10),(12),(13),(14)

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久保田利伸 / ooh wee Rida

(概説)

久保田利伸ひさびさのアップテンポなお得意のバウンスビートにのった最高にファンキーな一曲!Chryslerとのコラボ企画から生まれた楽曲で、爽快感やスピード感を感じさせる軽快なビートと、絶妙なボコーダーの使い方が、もう最高すぎます!これぞ久保田!っていうほど彼にしかできないファンキーさを見せてくれています。特にこのボコーダーの使いっぷりは90年代を思い起こさせるほどにシュールでたまりません。思わず聞くと、一緒に体をバウンスさせたくなるような一曲です。
PVも白と黒を基調になった感じで、PVもネットで無料でみれるので、ぜひ見てください!本当に完成度が高いものになっています!ネット配信だけなんてもったいな~い!

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KUBOTA meets KREVA / M☆A☆G☆I☆C

(概説)

久保田利伸が、KREVAのトラックの上で自在に歌い上げる一曲「M☆A☆G☆I☆C」がリリース!HIPHOPでは売り上げ面的にもそのスタイルでも一番メジャークラスに位置するKREVAと、日本のR&Bの王道ともいえる久保田のコラボレーションということで、話題になりましたが。それ以上に、このコラボレーションを皮切りに、ツアーまで組んでくれたことが、とてもうれしく思いました。USでは、よく複数のメジャーアーティストが、ツアーを組んで回ることはよくあるのですが、そういうことをはじめてやってくれたからです。その中で一曲一緒に歌ったり、彼らの場合は、それ以上にコラボレーションして一緒にレベルの高いライブを完成させてくれていました。
楽曲的にもシンプルなKREVAのトラックに躍動感ある久保田のメロディーラインがのっかり、とても前向きな歌詞とあいまって、ノリにのって聞ける一曲になっています。何かが起こりそうなそんな期待感がたっぷりと詰まった一曲になっていて、MAGICというタイトルがとてもあっているなーと思わせてくれます。もう少し歌部分とラップ部分も部分もバランスがよく混ざり合っています。掛け声的にいろんなところで、合いの手をお互いにRapと歌でいれたりと、なかなか無駄なくフェイクで盛り上げてくれています。新たな久保田の挑戦としては面白い仕上がりになっています。これを期に日本のRapperとももっとコラボレーションで取り上げられると面白いかなと思います。
こういう遊び心溢れる企画を真面目に、高い水準でやってくれる久保田は素晴らしいですね。もうそろそろ、USの4枚目も期待してしまいますが、ゆっくりとじっくりと水準高い作品を制作してほしいものです。

(曲紹介)

01.M☆A☆G☆I☆C

ホント聞いただけで元気がでる疾走感と跳ねるmelodyがカッコイイ!素晴らしい一曲!KREVAのRapも自在に見せてくれますが、そこにテンポよく合いの手をいれたりする久保田も素晴らしい!何より、3曲目のインストを聞いたらわかりますが、このシンプルなトラックにこれほどドラスティックで勢いがあるサビのフレーズを思いついた久保田は素晴らしいですね!そして、どんどんmelodyが追加されていき、MELODYの変化も楽しめます。最後のちょっとふざけたような掛け声とかも面白い!ひたすらに、元気よく二人が掛け合いを見せてくれて、自然と盛り上がってしまいます!ホント軌跡のようなコラボレーションだと思います。久保田自身ももっとコアなRapperとコラボレーションしてもよかったんですが、KREVAぐらいメジャーな方が、いい意味で、派手さが出てて、楽曲のバランスとしてもいい感じに仕上がっています。この力強いトラックもKREVAのトラックメイカーとしての力を見せてくれていますね~。

02.Cymbals ’07 – JAM MASTERSIX –

Cymbalsの新バージョンを収録!とてもシンプルな原曲を少しリズミカルにしたような感じで、切ないほどに歌い上げる原曲と違い、どこか優しげで、安心して聞けるようになっています!久保田の事務所の後輩の森大輔くんがアレンジに携わっていて、彼らしい穏やかな曲調が、新たな息吹を吹き込んでいます。1曲目の激しさといい感じにバランスがとれていていいですよね。ツアーでよく一緒に回るYURIさんのボーカルが入っていて、すごいセクシーに仕上がっています。

久保田利伸 / For Real?

01.Vibe for rela -Foreplay-
02.Dr.Party
03.Riding to the Sight
04.U drive me crazy
05.a love story
06.It’s Time to Smile
07.君にあうまでは
08.Slow Jam Loving
09.Vibe for real -The play-
10.君のそばに
11.Sign of Love -Soul Response Version-
12.Club Happiness -Brothahood Version feat.KM-MARKIT-
13.隙間

(総評)

久保田利伸待望の国内盤最新作!2004年にTime To ShareというUSでも評価の高い作品を届けて、それを踏まえて、国内盤としてどんなものを出してくるのかな?と楽しみにしていたのですが、US番とはまた違う久保田の日本語だから出来る言葉遊びや、陽気さみたいのが出てて、それでいて曲の水準はすでにUSレベルの作品に仕上がっています。
久保田らしいフレーズの楽しさや、楽しい雰囲気が、このアルバムでも存分に味わうことが出来ます。なんといっても、久保田らしいのが2曲目「Dr.Party」!文句なしの久保田印のFUNKYサウンド、ぶりぶりに踊れるそんな気持ちよさとカッコよさをもった一曲です。ただこのアルバムではこういうFUNKYさよりも、「U drive me crazy」の心地よく響くミッドテンポなサウンドにのった言葉遊び的な雰囲気,「It’s Time to Smile」で見せるようなスローでの、哀愁漂うしっとりとしたバラードでしっかりと聞かせてくれるのが、日本で作って、日本語を大事にしたのかな?という雰囲気を感じさせます。そして、前作”Time To Share”で見せてくれた斬新さは、7曲目「君にあうまでは」で感じることが出来ます。このアドリブ感満載な楽しいJam Sessionのような一曲で一番気持ちよくGrooveに乗ることが出来ます。シングル曲もあえてアルバムに載せないことが多かった久保田ですが、このアルバムは最近発売された3曲が収録されています。でも、アルバムの色にきちんと馴染んでいるのが、このシングルの完成度が高いことの証明でしょう。「君のそばに」の切ない雰囲気はいつ聞いてもたまらないし、「Club Happiness」では、なんと新鋭のRapper、KM-MARKITが参加していて、このKM-MARKITのRapは女性と合う感じなのですが、そのセクシーさがうまく久保田の楽曲と合わさって、とても面白く違った雰囲気の一曲になっています。地味にこのアルバムで一番好きです!そして、参加アーティストも国内に絞ってて、KM-MARKITを筆頭に森大輔、SAKURAと本当の意味で国内でいかに水準の高いものが作れるかというところを、久保田なりに見せてくれたのかなと感じました。
アルバム単位でも、非常に完成された作品で、Time To Shareで見せたような驚きと新鮮さと斬新さという点では、劣るのかもしれませんが、どの曲も一回目よりも二回目と聞くほどに、聞きつづけるほどに、深みを増していくような素適なJam Sessionが満載の一枚です。じんわりと心に響いていきますよ。ぜひ、手にとってみてくださいね。
オススメ:(2),(4),(5),(6),(7),(8),(10),(12)

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