OST / Bad Company

01. Breathe in, breathe out – Ali featuring st.lunatics
02. 911 – D12
03. B.O.B – Outkast
04. 6 milion ways to live – dub pistols
05. tonite – next
06. na na – petty willie
07. anything for you (in my mind) – jaheim featuring duganz
08. all out of love – jagged edge
09. it’s killing me (in my mind) – blu cantrell
10. to keep this life – rama duke
11. excess – tricky
12. don’t touch – ko-la featuring tricky
13. my crew (part ii) – supervision featuring blind gotti
14. bmbbo – trevor rabin

(総評)

OSTのレビュー第一弾として、去年中盤にでたこのBad CompanyのOSTです。このサントラ最近コピーコントロールがついているのが多いようで、凄い不満なんですが・・・反対だー!別にサー、自分でコンピCD作ったりするのが何が悪いってね。楽しみが一つ減ってしまう。アナログから音が取れるように機材を買わないとダメだなー。
まあ、そんなことはおいておいて、結構いいアルバムです。HIPHOPチューンが中心を占める構成になっていて、その中にNextなどの実力派のR&Bアーティストがちりばめられている一枚です。
1曲目の勢いが凄い!さらに、Nextの新曲も素晴らしい出来です。これは、最新のアルバムには収められていないので、注目でしょう!そして、Jagged Edgeの曲は新曲ではありませんが、素晴らしい一枚です。さらに、Blu Cantrellの曲もすごいいい感じです。ただ、後半はHouse系のアーティスト(Trickyなど)が多くを占めるため前半に比べるとガクッと落ちてしまうのが難点ですね・・・でも、サントラとしてはいいほうでしょう。

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F.O.H / PROJECT VIKING

01. Intro ~THE LEGEND OF THE VIKING~
02. CASINO DRIVE
03. S.E.X featuring Rhymester
04.”Full” too hot!
05. Only when you’re Lonely
06. Credit card
07. Interlude
08. Let Get Together (remix) HIRO&DOUBLE
09. Interlude10. THE RIDE
11. Outro
12. Who’s that?~3Men鏡
13. 星降る夜は誰のため~crazy for you
14. Magic
15. Love Song
16. my soul
17. Life Story
 

(概説)

F.O.H待望の3rdアルバム!これぞJapanese R&B!といえる素晴らしい作品に仕上がっています。洋楽のR&Bをここまで昇華できているアルバムもそうなかなかないと思います。彼らこそ本物のR&Bアーティストというに相応しいでしょう。1作目は、どちらかというと、洋楽への傾倒が強すぎた感じがありましたが(Balladは秀逸でした)、その反動で、2ndは、ちょっと日本風のベタなサウンドに落ち着いてしまっていたのですが、この3作目で、これぞF.O.H!これぞR&Bといえる作品を届けてくれました。音もAKIRA,今井了介、FIRSTKRAS(ZEEBRA+今井了介)、Mr.Drunk、Angela Johnson、Kasaun ”Keyz” Henry、813(DJ YUTAKA & Shingo.S)などのベテランともいえる今の日本のR&Bプロデューサーの中心に人物達に加えて、Tadashi Matsuda, YoYo(from SOFFe)などの新人も多数使っており、全体的に面白い仕上がりになっています。これだけの人を集められるってことが、F.O.Hが本物である証拠です。しかも、今作ではDouble、Rhymesterなど今までfeaturingされてた側の人間をFeaturingして、しかも、それを上回る実力を見せ付けています。さらに、それぞれのソロがあったり(ARATAは、ちょっと違いますが)、いろいろ面白い試みをしていて、しかもその試行錯誤している状態から、このレベルの作品が出来上がるというのは、本当に素晴らしいです。
 特に、「THE RIDE」でのカッコよさ、「Only when you’re Lonely」での切なさ・・・「星降る夜は誰のため」でのHIROの素晴らしい歌唱、7~8曲目でのHIROとDOUBLEのSexyな絡みなど、アルバムの随所に、シングル曲以外に、注目すべき聞かせてくれるところが随所に存在します。しかも、4曲目「”Full” too hot!」での、渋いカッコよさは、秀逸です!素晴らしい楽曲です。
そのほかにも、「Love Song」や、「Magic」など聞かせる曲もあり、どの曲も捨て曲なしの素晴らしい出来です。そして、締めでの「Life Story」が前向きさが、次回作への期待をイヤがおうにも、盛り上げます。トータルとして、いろんな今のF.O.Hを見せてくれる素晴らしい楽曲たちです。彼らの成長も十分に感じることができる、R&Bアルバムです! 
 日本でR&Bがスキだ!というなら、この作品を聞かずには、語らないでください。十分、洋楽が好きな人にもアピールできる、水準の作品だと思います。去年の傑作の一枚ですよ!
オススメ:(3),(4),(6),(8),(10),(13),(14),(15),(17)

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Mobb Deep / Infamy

01.Pray For Me feat.Lil Mo
02.Get Away
03.Bounce
04.Clap
05.Kill That Nigga
06.My Gats Spitting featuring the Infamous Mobb
07.Handcuffs
08.Hey Luv(Anything) featuring 112
09.The Learning(Burn) featuring Noyd
10.Live Foul
11.Hurt Niggas
12.Get At Me
13.I Won’t Fall
14.Crawlin
15.Nothing Like Home Featuring Little
16.There I Go Again Featuring Ronald Isley
17.So Long

(概説)

これは、たまらん・・・HIPHOPのトラックにR&Bの歌がのっているっていうのは、すごいカッコいいんですが、なかなかいいものが出てこないのが現状。R&Bのトラックの上で、RAPすることは多いのですが。この人たちは、それを上手いことできる数少ないHIPHOPアーティスト。featuringがある曲の完成度がめちゃくちゃ高い!なにが凄いってFeaturingアーティストである、Featuringの天才LIL’MO(次回作は頑張ってね。)や、112しまいには、Ronald Isleyまで引っ張り出して、えらいことになってます。全般的に硬質な音で、BADBOY的な音に近いんですが、しっかりこちらは、HIPHOPしています。ドープで、暗いサウンドなんだけど、ドラム音は鋭く聞くものに、常習性を与えます。癖になるドラムリズムなんです。そして、しっかりとしたサビがあるのが、非常に聞きやすくなっています!どこか、暗いんだけど癖になるリズムに身を任せてみましょう~!
本当に聴き応えたっぷりな一枚!もちろんHIPHOP初心者でも十分楽しめるないようです!

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Musiq / juslisen

01.scratch introlude
02.newness
03.coughtup featuring aaries
04.stoplayin
05.religious
06.bodygirl
07.halfcrazy
08.time
09.future
10.intermission:juslisen
11.realove
12.onenight
13.previouscats
14.solong
15.bestfriend introducing carol nddick
16.dontchange
17.motherfather
18.something
19.ifiwouldaknew (girlnextdoor remix)

(概説)

つい最近1stが出たと思っていたMusiqの1年半ぶりの2nd!最近の洋楽アーティストは、結構製作ペースが上がってきてますね。そんなMusiqですが、僕は1stは思ったほどは聞かなかった・・・なぜなら、いまいちサビとかに印象を覚える曲が少なかったことと、この人のスタンスがいまいちわからなかったからである。オーガニックソウルなのかな?とか疑問に思っていたが、妙にFunkyでまとまりがないアルバムという印象が残っている。でも今はJill ScottとMusiqによる一大勢力にのし上がった、フィリー(フィラデルフィアにレコーディングスタジオを持つレーベルなので、このように言われています)勢のおかげで、Musiqのスタンスもハッキリし、明確なビジョンのもと作られたのがこの作品だと感じています。
で、肝心の作品ですが、これが傑作!2002年の傑作のひとつに数え上げられそうなほどです。Musiq力つけたなーというのが印象。歌声といい、サウンドという1stの比ではありません。特にサウンド面では、今までのフィリーのFunkっぽさをより力強くしたような爽快なサウンドが飛び交います。そして、歌詞も彼らしい純情な歌詞を(一応純情な青年というのが、アメリカでのイメージらしいですよ、まあ、みるからにもっさいお兄ちゃんって感じなんですが・・・)披露していて、微妙な心の移り方とか、もう心の描写がすばらしいです。特に彼の女性を大切にした心は、男性としてちょっと見習うべき点が多いし、女性としても、見ればうれしく思うんじゃないかな。
ぜひ、国内版を買うことをお勧めしますねー。
そして、シングルカット『halfcrazy』は傑作です!これは、最初の映画音楽のフレーズを使ったのが、なんとも印象に残るのですが、このPVが傑作!そして、歌詞もすばらしい!とても、アメリカ人がつくったとは思えないほど切ない微妙な感覚を歌った歌詞といい、それをもとに作られたなんとも悲しいPV・・・もう泣けるんですよ!もう、今年のNo1PVはこれです。もう、間違いなく!この一曲がアルバムをギュッと締めてくれるんです。
今年はFunkyな楽曲がくるなと思ったけど、後でレビューするCee-LoといいこのMusiqといい、いい感じにそのFunkinessの世界を演出しています。やっり、今年のキーワードはファンクかな!FUNKなのがなぜいいかといえば、聞き飽きないからです。
そんなFunkyでいて聞き飽きず、バラードで締めるところは締める!そんな1枚をどうぞ!
絶対買いですよ!
オススメ:(7)

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Cee-Lo / cee-lo green and his perfect imperfections

01.bad mutha
02.close encounter (break)
03.bid ole words (damn)
04.closet freak
05.live(right now)
06.el dorado sunrise (super chicken)
07.a thug’s concern (break)
08.one for the road
09.Interlude
10.spend the night in your mind
11.suga baby featuring big gipp & backbone
12.gettin’ grown
13.bass head jazz
14.microhard featuring jahalla & kirkland underwater
15.under the influence (follow me)
16.medieval time (great pretender)
17.country love featuring john popper
18.awful thing
19.Interlude
20.young man (sierra’s song)

(概説)

サウスHIPHOPの中心的存在Goodie Mobbの中でも取り分け異彩を放つ個性派RapperのCee-Loのソロデビュー盤!とにかく聴いてみて欲しい!聴けばわかります!っていってしまうと、レビューにならないので・・・このアルバムCee-Loが自身を表現するために、いろいろ工夫をして、まるで周りから見ると好き勝手やったように見えるが、聴けば聴くほどその絶妙なSOULとFunkinessの混ざり具合や、Rapperと、Singerとしての自分の使い分けなど、細かいところにも気を配り絶妙なサウンドを作り上げています。サウスだとか、そんなのに縛られない、すばらしいアルバムが世にでたなーと感じます。きっと最近はいいアルバムがたくさん出ているのであまり注目されていないかもしれないが、こういうアルバムこそ長く楽しく聴けるアルバムだと思います。それに、HIPHOPやR&Bという垣根に全然とらわれない姿勢もすばらしい、R&Bしか聴かないって人にもお勧めできるし、必ず聞いて欲しい一枚です。永遠の名作です。
Cee-Lo自身コスプレというか70年代Funkや、P-Funk、SOULを音的にも映像的にも再現することが好きで、今作もそれに乗っ取って、作っています。特にP-Funkの代表ファンカデリックの影響が色濃く出ているし、シングル曲『Closet Freak』のPVを見ても、その辺の影響を受け、それをCee-loらしい楽しい視点で再現していることが、親近感を沸かせてくれる。見ていても面白いアーティストです。「個性」という言葉は彼のためにあるような言葉です。
そんな彼のアルバムですが、これがたまらないほど、すばらしい出来です。バリバリFunkなUpperチューンあり、ネバッコイSlowありで、まったく飽きさせることなく、次々とかっこいい曲を聞かせてくれます。彼の背景にあるP-Funkや、SOULや、ハウスや、様々なものを背景としたミクスチャー感覚が素晴らしく、唯一無二のCee-Loのサウンドを聞かせてくれます。この独特のネバッコイFunkにSOULが混ざったサウンドと歌い方は、ステキです。Singerとしての評価も非常に高いです。Lyricも、『Closet Freak』みたいにいっちゃってるのから、奥さんへの敬意を歌った『country love』や、『bid ole words (damn)』のように自分を奮い立たせるようなLyricなど、変化に富んだその世界観も素晴らしいです!
これを聴いてさらに深い深いDeep Soul&Funkな世界を堪能してください。はまれば、はまるほど黒さが増す素晴らしい傑作!Rapheal Saadiqと同様に今年の最重要アルバムです!
オススメ:(1),(4),(5),(6),(8),(10),(11),(12),(14)

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