Rachelle Ferrell / Inviduality (can I be me?)

01.Individuality (Can I Be Me?)
02.Sista
03.Will You Remember Me?
04.I Forgive You
05.I Gotta Go
06.Why You Wanna Mess It All Up?
07.Gaia
08.Run To Me
09.Reflections
10.Satisfied
11.I Can Explain
 

(概説)

すばらしい!この歌唱力には、参りました。彼女の曲を聞いてて、その声と歌唱力に、体が固まってしまうほどの感動を覚えました。8年ぶりのRachelle Ferrellの新作。
この作品2000年度の作品ですが、これはねー、R&Bも大好きだが!Jazzも好きって人にはたまらない一枚!
歌唱方法は、思いっきりJAZZしてるし、サウンドもJAZZぽい!でも、どこか、この人の声は、R&Bというか、SOULの匂いがする!とにかく、この人の声を聴け!圧巻とはこのことです!もう、うますぎます。ボイスコントロールがうますぎるんです。
わかりますか?コントロールですよ?単に歌がうまい、張り上げて唄うとか、自分の声質に任せて唄うとかそんなので、うまいとか言うんじゃない!本当のうまさ!技巧!がこの人の中に詰まってます!
本当に、圧倒されてしまいます・・・どの曲も最初から最後まで聞かないとダメです!最後の方での変幻自在なシャウト!人並みならぬ努力の結晶か、神があたえしものでしょう。捨て曲なし。
R&B好きだろうと、JAZZ好きだろうと、HIPHOP好きだろうと、一度は耳にして欲しい一枚です。好きかどうかは、わからないけど、勉強だと思って聞いてみてください!魂がこもった歌ってどういう歌かわかります。天才の歌う歌は違いすぎる・・・これにくらべたら、今聞いてる歌が薄っぺらいものに思えてきますよ。ボーカルを突き詰めていった究極系です。(もちろん歌はリズムもグルーブもあるから、それがいいことかどうかはわからないが、このアルバムのボーカルは突出して凄すぎる。)
もちろん歌をやってる人!とくにR&Bを志す人は聞くべきです!シャウトとは、何たるかが、一片にわかるでしょう!

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Luv and Soul / You are…

(概説)

Luv and Soulらしい仕上がりの楽曲が2曲と、定番ともいえる24/7のREMIXが入っています。彼らのひさびさのシングルとなる本作ですが、それほど奇抜な変化を加えず、あえてオーソドックスな彼らのスタイルで来たのは、自身の表れなんでしょうか?でも、彼ららしい本当に綺麗で汚れがないバラードに仕上がっていると思います。別れや悲しみを唄う歌は多いが、このように愛を賛歌する歌はなかなかないんですよね。彼ら以外これほど恋を歌いこめる人ってそうそういないので、こういうパターンも好きですし、ふと聞きたくなる、そんな良さをもった曲です。
一つ要望を言えば、もう少し24/7っぽいUpperな楽曲がそろそろ聞きたかったかなというのが、本音ですね。というか、最近はいいプロデューサーも増えてきているのですから、固定のプロデューサーに頼むよりは・・・いろいろ実験してみるのもおもしろいと思う。
みんな髪が立ってるよ・・・

曲紹介

01.You are…

バックは控えめに、4人のコーラスで聞かせてくれる曲。詞の世界が、非常に綺麗で心が洗われるようです。聞けば聞くほどに、じんわりと心が温かくなっていって、耳に馴染んでいく良さをもった曲です。「君といると切なくなる、君といるとせつなくなる」この歌詞が恋の感覚に非常に近いと思います。彼の歌詞は、恋というものをすごい聞き手に近い感覚で伝えてくれるので、気恥ずかしい反面、わかるなーと思えるところがいいんですよね。ただ、若干4人のコーラスワークが単純に聞こえてしまうのが残念かな。もっと複雑にしてもよかったのに。

02.one-sided love

片思いをひたすら歌った一曲。JAZZっぽいピアノのサウンドが印象的な一曲。澄んだ泉のような清らかな感じの曲。

24/7 <50/50 REMIX>

一度MUSIC DELIで、配信した曲を、もう一度CDに入れたもの。疾走感があるトラックのになっています。でもやっぱ、原曲が一番好きだなー。

Neo / You Gots A Friends

(概説)

ram jam worldの朝本浩文を迎えた一曲。このYou Gots A Frinedsは、ダニーハザウェイが歌ったバージョンが有名なのでわかるとおり非常にSOULFULで、オーソドックスな楽曲なのですが、そこをうまくスタイリッシュに都会的な雰囲気を漂わせている楽曲提供者の力にまずは目を見張ります。そして、Neoもこのスタイリッシュな曲調にあわせ、いつもの優しく広い歌声よりは、淡々と歌いこんでいきます!この曲はNeo自身も非常に思い入れがあり、原曲の歌い手である、キャロル・キングを何より影響を受けたアーティストとしてあげています。彼女が久々に放つシングルはそんなNeoの想いが詰まったすばらしい渋いカッコいい楽曲に仕上がっています。また、Neoの新たな一面を発見できることでしょう。そして、Neoのボーカルスタイルの多彩さを否応なしに見せ付けられます。是非オススメ!さらに!カップリング曲の「キミヲオモウ・・・」も、切なさ漂う中に、ブレイクビーツの要素をうまく盛り込んだ好楽曲に仕上がっています。
 あと、ジャケットは、友達の特徴を書いたものになっています。ウケル・・・結構ぼろくそかかれてますねー友達も。ホント仲がいい友達なんだろうね。

曲紹介

01.You Gots A Friends

もうおしゃれーな感じですよ!カッコいいですよ!なんか、”City”って感じがもろ似合います。この曲をライブでカバーしているアーティストは多いので、よく聞いている方が多いと思いますが、これほどスタイリッシュに纏め上げたPRODUCEを知りません。本当に素晴らしい楽曲に仕上がっていると思います。おしゃれなカフェでちょっと流れていてほしい、コーヒーとか飲みながら聞きたい。このサウンドの上で、Neoの声の新しい側面が垣間見れます。こういうシャウトや、張った感じの声が少ない曲でも、十分に声に表情をつけて歌えています。すばらしいです。

02.キミヲオモウ・・・

これが、傑作!もう、流れるようなサウンドとどこか切なくなるメロディーがいたい・・・ビートにのった、マラカスのような音がいい感じで、スピード感がついていき、淡く切ない感じで曲が展開していきます。なによりも、Neoの切ない歌い方が、また成長したなと感じさせてくれます。また声の表情が豊かになりました。歌詞も痛い・・・ホント深いし、痛いなーと思います。本当にいい曲です。

https://music.apple.com/jp/album/youve-got-a-friend-single/310721652

F.O.H / S.E.X

(概説)

F.O.Hひさびさのシングルは、その名も「S.E.X」(F.O.Hにかけて3文字を区切ってるんですね。)彼ら以外に出来ないであろう直球のタイトルです。しかもFeaturing Artistは、Rhymester!もう、夜!Nightな大人の世界です。こういうエロイ曲って日本じゃなかなか受け入れられなかったりしたんだけど、ライブでの気持ちよさとダブらせて、いい感じに昇華しています。油の乗ってきたRhymesterのサウンドの上を絶妙なハーモニーを絡ませつつ歌い上げていく3人が素晴らしい。無論RhymesterのRapも韻もおもしろくこの曲に欠かせないものである。そして、2曲目では、疾走感で一気に盛り上げ、3曲目では、非常に悲しく悲しく盛り上げていきます・・・
こんな種類の違う3曲を見事に歌いこなせるF.O.Hは、素晴らしいし、さまざまなサウンドメイカーたち(今回はMr.Drunk、AKIRA、今井了介)との仕事をこなせるというのは、非常に重要なことです。さまざまな楽曲ができ、自らも作り、サウンドメーカーとうまく仕事ができるのは、レベルが高い証拠です、しかも素晴らしいサウンドメーカーと出会っています。今後もこういう形でいい曲を作っていってほしい!

曲紹介

01.S.E.X

最初のっから飛ばしっぱなしのいかにもエロという感じの曲。これがライブ栄えするんです!サビとメロやRapの混ざり具合がおもしろいし、サビが最初と最後に来ているのも曲の構成として、HIPHOPのトラックメイカーであるMr.Drunkらしいと思う。宇多丸師匠も、Mammy-DのRapも韻の踏み方がおもしろい!YUTAKAのRapもかなりうまくなっています。ARATAのVoice Modulatorを使ったVocalがアクセントになっていて、その前のHIROとの歌いっぷりと対照的でおもしろい。Mr.Drunkによる楽曲提供ということもあり、HIPHOP色の強い一曲になっていますが、ここは、F.O.Hだからこそ歌いこなせるんだということがよくわかります。ライブ会場の歌でもあり、ライブでの気持ちよさをS.E.Xとダブらせた歌でもあります。この曲!これからCLUBでまわされまくること間違いないでしょう。つーか、CLUBで聞きたい!

02.CASINO DRIVE~AKIRA’S MUSCLE HEAT REMIX~

AKIRAによる楽曲、彼のお得意なSPEED感溢れる楽曲を提供しています(バラードよりUPの方が現在はAKIRA氏はいい曲が多いですよね)非常にライブ栄えする出来で、ちょうどF.O.Hらしいハーモニーも楽しめつつ、疾走感もあるという絶妙のテンポで曲が進んでいきます。思わず踊りだしたくなるような曲です。

03.星降る夜は誰のため~crazy for you~single ver.

HIROのソロ曲です。Hitoshi TerashimaによるTalking Modulatorが素晴らしくこれをうまく使った好楽曲である、この辺のトータルプロデュースは、今井了介さんの力が光っています。HIROは、作曲と作詞を担当していて、かなりHIROのセンスが光る作品となっています。歌詞の内容も非常に切ない感じが出ていて、F.O.Hでは表現しきれないストレートな恋愛感情を語っているのが、また素晴らしい。ココまで正直に気持ちを吐露した歌詞って、すごい視点が身近で、感情移入しやすい。男性からの視点での曲って共感できていいと思う。やはり彼らの書く歌詞は視点が僕らと同じぐらいの低さでわかりやすい。

OFFICIAL

Prophet Jones / Prophet Jones

01.Come Inside (Interlude)
02.Woof
03.I Know You Wanna
04.Lifetime
05.You Gotta Believe
06.Prophet Jones (Interlude)
07.All I Do
08.Doin Me
09.Hate On Me
10.Cry Together
11.You Can’t
12.Can I Take You Home? (interlude)
13.Can I Take You Home?
14.I Can’t Deny
15.Come Inside

素敵なアフロのP.Rowe君が目立ったジャケットが印象的なProphet Johnsの1stアルバム。まず、見た目にだまされちゃいけません。JODECIも、見た目はHIPHOPだけど、歌ってるのは、BOYZⅡMENよりもSOULだったでしょう?それと一緒。見た目じゃわからんのです。このアフロ頭で、こんなSOULFULなアルバムを届けてくれるとは、露にも思いませんでした。
ひさびさに、SOULと今風の音がうまい具合に合わさってる良作だと思います。どちらかというと、SOUL臭さが濃て、しかもそれをするのに無理が無いのが素晴らしい。本当にSOULがすきだからこそこういうアルバムが作れたんだろうなと思います。最近の音に疲れた人や、ちょっとボーイズグループで、SOULぽいのっを求めてる方はいいですよ!

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