YOSHI / Mirror image of your love

(概説)

YOSHIの2ndは、温かみ溢れるバラードです。親の愛について歌っていて、とても染み入ります。もう、このYOSHIという人間の優しさと懐の広さを見せ付けてくれます。今回はR&Bでは、欠かせない家族の愛情と、恋愛の深いところについてリリックで書き上げていてメッセージ性が強い作品になっていますが、音の方も決して見劣りするわけではなく、メッセージの雰囲気を崩すことなく力強く支えてくれています。聞くものに胸を締め付けるような感動というよりは、ふわっと包み込んでくれるような安らぎを与えてくれるシングルの登場です。
今後は、インディーズで見せたカッコいいUPなどもシングルとして出してくれるとうれしいなー。

曲紹介

1曲目『Mirror image of your love』

広い心を歌った歌。こういう感謝の歌って日本じゃすくないんだよなー。ちょっと歌声が不安定なところもあるのですが、非常に優しい感じを表現できています。ちなみにProdeceとArrangeは、813ことDJ YUTAKAと、Shingo.Sによるものです。で、この爽やかな優しいコーラスは、次の曲でもFeat.されているHANAHとEddie Kain 、Teriyakiとなっています。

2曲目『Used to each other』

、永遠のテーマ愛情について歌った歌です。Feat.されてるHANAHの歌声がSOULFULであYOSHIの歌声と混ざると栄えます。YOSHIは、やっぱり、英語の発音の方が滑らかなんですよねー。こちらも、813によるProduction。
 両方ともMusic&Lyricは、YOSHIによるものです、今度は外部プロデューサーに全部任せてみるのも手かもしれないね。

LUV and SOUL / snow

(概説)

LUV and SOUL今年二枚目のシングルは、これからの季節に相応しい「snow」という曲。この曲が素晴らしい!来たー!って感じの涙腺を刺激する名バラード。曲調的には、オーソドックスな雰囲気であり、特に変わった楽器を使うわけじゃないのですが、ゴスペル風のLUV and SOULのメンバー以外の子供のクワイアーによるコーラスを入れており、今までよりもより壮大で感動的なバラードに仕上がっています。さらに、二回の転調をしてどんどん音階があがっていくというのが気持ちよくて、いかにもバラードとして感動的に仕上げています。本当に彼ら感情を表現する歌い方が、うまくなりましたよ。
 本当に泣ける!って感じのバラードで、心にジンワリと染みて涙腺を刺激します。冬の凍てつく空気と、この恋の歌の暖かさの相対する表現が、心の芯に沁み込んでジンワリと温めてくれます。心を刺激する彼らのコーラスワークに身をゆだねましょう。本当にLUV and SOULは、愛の歌よりも、恋の歌を歌わせたら、素晴らしい、恋が始まるこんなウキウキした感覚を歌に表現できる人たちってなかなかいないと思う。ひさびさに、全ての人にオススメできるシングルの登場です。たまには、心洗われるステキな甘美なバラードに身を委ねてみたらどうでしょう?

曲紹介

1曲目『snow』

本当に名曲です。恋が始まる気分を雪の淡いイメージにのせて描いた歌詞と、それを美しく歌う4人のコーラスワーク、そして、塩谷達也のアレンジによる子供のゴスペル隊によるバックコーラスが見事に融合しています。心に染み入る名曲です。Piano、Guitar、Violin、Cello、Choirとバックの演奏も非常に重圧で、壮大な曲調にあっていると思います。そしてなんとこの曲のピアノはあの塩谷哲なんですよ!ちょっとビックリでした!どうりでいいPianoだわ!素晴らしい!

2曲目『Promise ring <Silent mix>』

、かなり前に収録された曲のRemixした一曲。1曲目とは違いしっとりとしたバラードを聞かせてくれます。

3曲目『はじめてのチュウ <air mix>』

またまたこの曲のRemixです(彼らはREMIXよく出すんですよ・・・ProducerのDICEの影響でしょうけど)。でも、ボトムの効いたビート音がかなりインパクトありますね。ホント、バックトラック違うだけで、かわるよなーということを感じれます。

4曲目『snow radio edit』

1曲目の前半をカットしたバージョンですが、非常にコンパクトにまとまっていて、聞きやすいです。

OFFICIAL

Amerie / All I Have

01.Why Dont We Fall In Love
02.Talkin To Me
03.Nothing Like Loving You
04.Can’t Let Go
05.Need You Tonight
06.Got To Be There
07.I Just Died
08.Hatin’ On You
09.Float
10.Show Me
11.All I Have
12.Outro

(概説)

非常にマッタリした雰囲気をアルバム全体から醸し出している1枚。暗さの中に光る渋さと気持ちよさが最高です。艶やかなVocalに、ループトラックがしっとりと盛り上げる好アルバム!ぬきんでた一曲というのはなくて、もちろん派手さもないんだけど、地味な良さがあるバラード集です。不思議と引付けられる彼女の艶やかな歌声がおもしろい。綺麗なトラックで美しい歌声で歌うような上品な一枚ですね。この一枚からは上品さとか、美しさという形容詞がぴったりな雰囲気が漂ってきます。家でしっとりしたいなーという人にはオススメです!
本当に一本の芯が入ったように、統一感がある、あえて現状のシーンとの隔離を図っているのには、成功していると思います。それほどに最近では珍しく独自性をもったアーティストだと思います。HIPHOPっぽくJAZZYな感じで仕上げて暗めで仕上げたアーティストは何名か見かけますが、こういう美しくまとめるのは、挑戦的だと思います。HIPHOPをうまく消化したR&Bアーティストでしょう。彼女は、あのNasとの一曲『Rule』というのがあるのですが、そこでも美しい歌声を披露しています。
聞けば、聞くほどに味わいが深くなっていくようなそんな渋い一枚です!
オススメ:(1),(5)

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Jaguar Wright / Denials Delusions and Decision

01.The What If’s
02.Country Song
03.Stay.
04.Love Need And Want You
05.Same Sh*t Different Day Pt.1
06.Ain’t Nobody Playin’ featuring Black Thought
07.I Can’t Wait featuring Bilal
08.I Don’t Know featuring Black Thought
09.2 Too Many
10.Lineage
11.Self Love
12.Same Sh*t Different Day Pt.2

(概説)

今年の初めですが、かなり完成度の高かった1枚。大騒ぎするわけもわかります。これほど黒くて深い歌声持った人はそうそういませんよね。最近盛んになっているフィリー系というジャンルに思いっきり入るんですが、最初はThe Rootsのライブ盤でその歌声を披露したことから、彼女の評価は、デビュー前から鰻上りに上っていきます(Bilalもこの系統ですよね)。そんな中ドロップした本作は、期待を裏切ることなく、さらにフィリーっぽさとも違うどす黒いサウンドを聞かせてくれています。
なんといっても、彼女の声である!これこそFUNK!というべきSOULFULで濃い声をしています。本当にカッコいい!その声の爆発力がハンパじゃないのだ。シャウトをすれば、空気が震撼するほどの力強さを持ち、遊び心たっぷりに歌うことも出来る。そして、艶やかに心に響くようにも歌うように出来る。千差万別な声を持ったアーティストです。是非ライブで見てみたいアーティストの一人です。発売時から何度も聞いているが、この歌声は聞き飽きない。
このアルバムを語る上で欠かせない言葉はFUNKY!もう、これほどFUNKYなMUSICを今かける人はそうそういないんじゃないだろうか・・・このどす黒いサウンドと歌声をたっぷり堪能してくれ!
オススメ:(1),(3),(4),(6),(7),(10),(11),(12)

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Wade O Brown / Complete

01. (I’m) All About You remix
02. You’re So Beautiful
03. Intuituion
04. Fool In Love featuring Divine Earth Essence
05. Give Me The Chance / Christopher Rouse presents…
06. Are You Feelin’ Me
07. Complete(Interlude)
08. Be My All
09. I Want It All Back featuring Oliver Johnson
10. If You Love Somebody (Set Them Free)
11. Will You Answer
12. Destiny Is Calling
13. When Tomorrow Comes
14. Soon With Time
15. (I’m) All About You
 

(概説)

今年のインディーズシーンにおいてもっとも話題となったGlen Lewisと同郷のカナダ、トロントのバリトンシンガーWade O.Brownのデビューアルバムが、P-VINEから、日本版として発売されました。カナダのインディーズ版を探していたのですが、本当にない・・・東京でも少ないんだから、札幌なんてあるはずもない・・・ということで、待ちにまった作品です、やっと11月になって買えることになりました!SOULファンが血なまこになって探したその中身とは・・・ 濃い!その一言につきます・・・素晴らしい作品です。濃密な歌声とマッタリとしたサウンドで、SOULFULな世界を作り上げています。これほどの濃さをもったインディーズ版はなかなか出会えないでしょう。それほどドス黒いほどの濃さをもった一枚です。盛り上がるようなUPPERな楽曲があるわけではなく、じっくりとじっくりとでも、力強く歌いかけてきます。音が耳に入ってくると、この声に注目せずにはいられなくなります。飽きのこないバリトンボイスです。もちろんインディーズ作品でもあるので、ほとんどの作詞作曲を彼自身が手がけており、楽曲のよさにも耳を奪われてしまいます。ただ、後半同じようなバラッドが多くて飽きがくることも事実です。その辺は、こうどういう用途で使うかっていう問題である気がします。トロトロなMoodyな夜に聞きたい人には、この後半のトロトロなバラードがいいんだろうし、夜一人で聞く人には、ちょっと濃すぎるかなって感じです。僕は好きですが・・・・
Cornell Stoneともども今年を代表するインディーズ作品でしょう。大注目な一枚!R&B初心者には、ちょっと濃すぎるかなーというぐらい濃密な良作なバラッドアルバム。Ⅲ From The Soulなどや、K-Ciなどの本物のバリトンシンガーが好きな人は絶対買うべきですねー。熱い熱い夜を演出してくれますよ。この1枚。

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