F.O.H / Life Story / Who’s that?~3Men鏡

(概説)

F.O.Hの一年ぶりのシングル!『Life Story』と『Who’s that?~3Men鏡』の両A面シングル!去年の夏は、『さよならが言えなくて』でちょっと切ない夏の終わりを演出してくれた彼らですが、今年の夏は、爽やかな夏にこれから向かう直前の雰囲気をうまく出したシングルにしあがっています。何より、3人の成長が感じられる。歌声はもちろん、そのリリックがいい!3人の等身大の目線から書かれたリリックは、今までのどの楽曲よりも、身近に感じることができる。”Life Story”その言葉の深い意味をこのリリックを見れば、彼らの言葉でわかりやすく表現してくれている。『Who’s that』では、珍しくサグなリリックを披露していて、韻の踏み方がスムーズなのが、やっぱり、彼らのよさでもあるんだなーと改めて感じさせられます。ただ、歌うだけのアーティストならいるけど、こうやって韻をちゃんと踏んでくるR&Bアーティストって少ないんですよね!
レベルアップしたF.O.Hを感じられる1枚!オススメです!

曲紹介

01.Life Story

最初のイントロが爽やかな一曲で、そのリリックが素晴らしいです。「やっぱすべてが期待通りじゃないけど 明日の事思うより 今をいきるのみ」という歌詞ががんばろう!という気持ちにしてくれる応援ソングです!3人それぞれに色があるリリックをかけるようになってるし、SOFFetのYoYoのトラックもすごいシンプルで爽やかさを増しています。YUTAKAのRapも結構さまになっていて、かなり練習をつんだんだなーっていうのが良くわかります。これをライブで披露してくれるのを期待しています。個人的にはYUTAKAの「不安なんてあげりゃ ハンパねぇきりなくあんだぜって俺の心と会話」っていうLyricが、すんごい共感できるなー。

02.Who’s that?~3Men鏡

Trackをあの大御所DJ YUTAKAに頼んだ一曲。ボトムがしっかりした曲で、かなり楽曲がカッコいい曲です。ディスってるリリックって、なかなか難しいと思うんだけど、うまいこと取り入れることができているのが、魅力的です。かなりUPテンポでノリがいい曲です!J-lo好きなのかねー。

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KICK THE CAN CREW and Crazy-A / ダウン・バイ・ロー

(概説)

KICK THE CAN CREWの名曲でもあり、Crazy-A主催するB-BOY PARKのテーマソングでもあるDown By Lawが、トラックも新たに帰ってきたぜ!なんとあのNYのPartyでも披露してきたというすごい一曲です。いまさら、ってな感じですが、B-BOY PARKのテーマ曲として、相応しい!カッコいいチューンです。
そして、なによりも、DJの力、トラックメイカーの力を感じることができます!そうREMIXが5つ入っているのだが、どのトラックも特徴があり、トラックメイカーの腕でここまでかわるんだと感じれる。そして、トラックメイカーを目指すなら、このCD買っておいたほうがいいぜ!

曲紹介

01.ダウン・バイ・ロー

少しテンポをゆっくり目にして、新たにリリックも書き直していて、なかなか楽しませてくれる!低い音だが、体の底から盛り上げてくれるような感じである。

02~07.DOWN BY LAW Original~REMIX

2曲目がオリジナル!やっぱ、これが一番耳触りがいいなー。やっぱ、これでしょ!みんな若干声が若いのもいい!
3曲目は、DJ BEATによるREMIXは、いかにもDJ BEATという堅いリズム音が響く作品。かなり好きな感じである。ミドルUPで、聞きやすい感じに仕上げています。
4曲目は、G.M KAZによるREMIXは、なんか珍しい~感じに作られた、UPBEATをうまく使った作品。なかなかおもしろくて、好きである。最近この人なかなかいい仕事をしているなーと思います。
5曲目は、ROCK-TeeによるREMIXは、一番スローテンポな一曲!ROCK-TeeらしいScratch満載の一曲である。Doopな雰囲気が満載な感じ・・・でも、ちょっとScratchしすぎだとおもう。
6曲目は、DJ TATSUTAによるREMIXは、楽しげな疾走感溢れる一曲!一番REMIXの中では輝いています。この曲の楽しさと、カッコよさをうまく引き出していると思います。リズムの刻み方もいい感じだし、Down By Lawっというフレーズをたくさん使っているのも、癖になるカッコよさを引き出している。
7曲目は、BEAT KNUCKLESによるREMIXでは、低音バンバンのこれまた、カッコいいんだなー。この渋い感じのトラックに乗るとまた、カッコいいです。ホントいいなー。これをよく聞いています。
6,7曲目は必見である!

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ミニ塾 feat.塾長 / スモールワールド

(概説)

KICK THE CAN CREWのLITTLE、トリカブトのSMALLEST、ホームメイド家族のMICROという、全員160cm以下という小さなMCを集めた男塾・塾長シーモネーターのUNIT!これだけで、おもしろいが、曲の方はもっとおもしろい!以下にもシーモネーターっぽい感じの明るいTrackの中で、4人の全然種類が違うMCが作り出す空気は、あくまでハイテンションである。特にSMALLESTの力強い声と、MICROのフローもいいし、LITTLEの見事な韻のふみかたや、塾長のおもしろいリリックもいいし、HOOKも、楽しい!やっぱ、リリックが全員おもしろい!
「でかい彼氏は首が疲れるさ」っていうのが、なんか好きである。そんなもんなのかなーとついつい考えてしまう(俺は背が大きいほうなので)。
1曲目と2曲目はほとんど変わりません。2曲目がSmooth Mixですが、ほんとに最後の方がいい感じに普段の雰囲気が収録されていて、楽しい気分にさせてくれる。

Bubba Sparxxx / Dark Days Bright Nights

(総評)

あのTimbalandがプロデュースをしているらしいProject、Bubba Sparxxxの1stアルバム。
It’s Cool!かなりキャッチーな楽曲が並ぶ内容です。いい感じに遊び心が入ってて楽しい。
まずは、快作『Ugly』!(2曲目)このティンバランド特有のチンチラした音の中、爆発するBubbaの声!そして、この疾走感!もう、楽しすぎる・・・「Hey!Hey!」と一緒に叫んじゃいそうです。しかも最後にMISSYの「Get Ur Freak On」がきますからね。これは、すごい。確かにTimbalandの今年一番の快作ではあるんですが・・・。でもBubbaとTimbalandが上手い具合に絡み合って、もうこれ以上ない曲に仕上がっています。売れるかどうかは知らないが、今年の名曲の一つだ。一言で言うと、変態音楽である。こんな曲が作れるのは、後にも先にもTimbalandぐらいなモノである。
で、良くあるパターンだが、ものすごい1曲があると、残りの曲は影が薄れるものだが、それはちょっとぬぐえないが、そこらへんのHIPHOPアルバムよりは、断然面白い!Timbalandが素晴らしくどの曲も水準以上の出来になっている。このティンバランドと、Shannon”Fat Shan” Houchins、Organized Noiseなどが製作に主にたづさわっているが、やはり、TimbalandとBubaが絡むと異常な曲が出来上がるのである。変態的というか、カッコいいだけじゃない、どこかオドロオドロしくて、それでいて、どこかクセになるような、怪しい魅力を放った曲たちである。さらに、Organized Noiseとの2曲は、オドロオドロしさに、さらに、Coolなサウンドとドープなドラム音が絡み、そうとう怪しくアルバムに黒い輝きを放たせている。このなんとも不思議な世界はヤバイ・・・クセになるとやばいです。確かに今年1番変わった作品であろう。ただ、後半に前半ぐらいの冴えが欲しかった。スピード感が急になくなるので、HIPHOPとしては、普通。でも、前半はやばすぎる

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Carl Thomas / Emotional

01.Intro
02.Emothional
03.I Wish
04.Anything
05.My Valentine
06.Give You All My Love
07.Cadillac Rap
08.Woke Up In The Morning
09.Come To Me
10.Cold ,Cold World
11.Trouble Won’t Last
12.You Ain’t Right
13.Lady Lay Your Body
14.Supastar
15.Summer Rain
16.Hey Now
17.Special Lady

(概要)

去年でた最高のバラードアルバム!本当にすばらしいアルバムです。そして、なんと言っても彼の声はいいですねー、ちょっとアンニュイな感じが堪りません。彼の今年の客演の多さをみれば、わかる通り、BadBoyレーベルを背負って立つ力を持ってます。
そして、このアルバムも彼の趣味?が思いっきりでてる一枚。でも、その趣味のいいこと、いいこと。そして、彼の声の良さは、このアルバムを聞けばわかりますが、それ以外にも、去年デビューにも関わらず、すでに、数多くの客演をしていたり、サントラに起用されたりしている時点でおわかりになるかと思います。本当に素晴らしい声とフローを持った人です。なんか、声よりも雰囲気や唄いまわしがとても、バラード向きな人です。とにかく聴いてみてください。良さはすぐにわかるでしょう。唄い方としては、サム・クックをちょっと軽くした感じで、思いっきりSOUL!してます。
どの曲も最高と言う事!すごすぎるんです。去年まで大不振だったBadBoysレーベルを助け上げた実力は本物である。今年に入っても彼の勢いは止まるところを知らず、さまざまなアーティストのFeaturingとして、顔を出しています。これほど、切ないバラードを揃えられれば、相当なものだと思う。ボーイズグループが得意な明るめの盛り上がるようなバラードはないですが、バラードの真髄を集めたような傑作アルバムです。唄い方が本当にすばらしい!
とりあえず、彼の名前を見つけたら、聴くことをオススメする。
さまざまなプロデューサー陣の仕事の良さと、Carl Thomasの唄い方が融合して、この素晴らしい一枚が出来ているのである。
特に、Mario Winansとマイク・シティーの仕事は見事である。今後も、この濃密なバラードの世界を堪能できるのであれば、惜しくはないであろう・・・
オススメ:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(9),(10),(12),(13),(16),(17)

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