いわずとしれたJagged Edgeの一曲。安定感はやっぱり半端じゃないですよね。4人のハーモニーの濃密さは言うに及ばずですが、変わらない楽曲を届けてくれています。いつもの安定感を感じさせつつ、またセクシーさや濃密な一曲を届けてくれる喜びを彼らからはもらうことができます。男性ボーカルグループとしてのコーラスワークだけじゃない4人の駆け引きの上手さは本当に素晴らしいです。
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Jacob Latimore & Jagged Edge / Sleep With Me
ひさびさにR&BのMVでも。2010年以降で唯一R&Bの良心を残しながらも、新しいサウンドを提供してくれているJacob LatimoreとLegend Jagged Edgeとの一曲です。スムーズな流れで、心地よい歌声を聞かせてくれます。これぞR&Bというフローとフェイクとメロディーを聞かせてくれています、豪華ですよね~。
Jagged Edge / Baby Makin Project
01.Intro
02.Put A Little Umph In It feat.Ashanti
03.Whole Town Lavghing
04.Me That’s Who
05.Get This
06.I’ll Be Damned
07.Can’t Get Right
08.Way To Say I Love You
09.Sunrise
10.Round And Round
11.Turn U On
(総評)
Jagged Edge通算6枚目となるアルバムは盟友Jermaine Dupriと共にUniversalに移籍してのリリース!前作の名曲「Good Luck Cherm」の衝撃もまだまだ薄れないのに、もう新譜とは、この4人の創作意欲に恐れ入ります。そして、短い期間でありながら、前作よりもより濃い作品が生まれました!Good Luck Charmのように、インパクトのある一曲がないので、売上的には前作には敵わないでしょうが、それでも、どの曲も高水準の粒ぞろいの曲たちが揃っていて、無駄なInterludeなどがないスマートなつくりになっているので、一気に聞けてしまいます。ちょっと曲間があまりに短くDJがつないでいるような感じになっているので、ちょっと余韻に浸れないのが、もったいないなーとは思うのですが・・・
そんな減点対象もありつつも、しっかりとしたつくりのアルバムになっていて、長く聞けるアルバムになっていると思います。あーJagged Edgeらしいコーラスワークだな-とか思える部分が非常に多く、Jagged Edgeのアルバム聞こうかなと思ったときになんとなく取り出してじっくり聞けちゃう古びない良さがあります。ここまでのリリースを続けてここまで変わらずコンスタントに続けている素晴らしさ!それが一番でしょう!
ただ、やっぱりこれだっていう曲がないのが、ちょっと物足りない気分にはさせられてしまいます。でも、これでゆるぎないR&Bのボーカルグループのスタイルを打ち出して、Jagged Edgeは今後もこの路線でいくことを約束してくれたようなアルバムなので、次回作がとても楽しみになりました!
Jagged Edge / Jagged Edge
01.Intro
02.Ghetto Guitar
03.So High
04.Watch You
05.Hopefully
06.Get A Lil’Bit Of This
07.Crying Out feat.Bad Girl
08.Good Luck Charm
09.So Amazing feat.Voltio
10.Season’s Change feat.John Legend
11.Questions
12.Sexy American Girls feat.Big Duke Of Boyz N Da Hood
13.Baby Feel Me
14.Who U Wit?
15.Ass Hypnotic
16.I Ain’t Here For This feat.Sosa
17.See Me Looking
(総評)
重厚なコーラススタイルを持ったベテランR&BグループJagged Edgeの待望の第5作目!今のR&B界において、唯一の生き残りといえるメジャーR&Bボーカルグループであり、その揺ぎ無い実力に裏打ちされた素晴らしいコーラスワークと歌唱力の高さ!全てにおいて超一流であり、何度聞いても飽きが来ない充実したボーカルアルバムに仕上がっています!
なんといっても、先行シングルになっていた、Good Luck Charmの素晴らしさ!これほどにロマンチックなボーカルグループのバラードはひさびさですね!Jagged Edgeは本来はPromiseやLet’s Get Marriedに代表されるようなバラードを得意としていたのですが、3rdで、UPが売れてから試行錯誤が続いていたように感じていたので、こういうスローバラードを全面に持ってきてくれたのはうれしいです!やっぱり末永く聞けるのは、こういうバラードなんですよね!この他のバラード曲5曲目「Hopefully」など素晴らしい曲は他にもあり、もちろん、UP曲やミッドバラードにも素晴らしい曲をそろえていて、17曲という曲数的には多いのですが、あまり飽きずにすっと聞きつなげることができます。
特に2曲目や9曲目に代表されるようなミッドテンポでかっこいい曲っていうのが、随所に入っていて、さらにそれらの曲での重厚に積み上げられるコーラスと、シャウトの素晴らしさには舌を巻きます!
そして、これらの曲が、Jagged Edgeの中心人物であるBrandon, BrianのCasey兄弟により作られているというところが、驚きです!ここまで素晴らしいプロデュースをするようになったのかと思うと、歌い手だけではなく、作り手としての実力も相当なものであると評価しなくてはいけないでしょう!
意外にも、このアルバムゲストもいるのですが、完全にJagged Edgeに食われてて・・・正直意味がない(笑)John Legendでさえも、この歌バカの世界ではJagged Edgeのペースに食われているように感じます。これほどに濃くて厚みのある歌もそうそう今のR&Bのメジャー界隈では聞くことができない貴重なグループですね!でも、10曲目でのJohn Legendは、ピアノのメロディーが見事で、いいアクセントになっていますね~。
5作目にして、本当に名盤といえる出来ですね、様々な要素がこの一枚に入っていて、熟練の味がなせる素晴らしい仕事です!バラードでしっかりと聞かせられるのに、UPでもグッとひきつけることができるのが、このJagged Edge最高の強みなんでしょうね~!ぜひ今年前半手に入れておかなければならない一枚です!
オススメ:(8),(14),(5),(2),(3),(9),(10),(13),(15)
Jagged Edge / HARD
01.They Ain’t JE
02.Walked Outta Heaven
03.Girls Gone Wild feat. MAJOR DAMAGE
04.VISIONS
05.HARD
06.Dance Floor
07.Trying To Find The Words
08.What’s It Like
09.Tryna Be Your Man
10.I Don’t Wanna
11.In Private
12.In The Morning
13.Shady Girl (Bonus Tracks)
14.Car Show feat.Big Boi
15.They Ain’t JE (Remix) feat.Street Katz and Woonie
16.On My Way (After The Club)
17Respect my Girl
(概説)
Jagged Edge通算四枚目はR&Bグループらしい彼らの濃さを全面に押し出した内容!前作でかなりの成功を収めた彼らですが、実に二年半もかけて作られた4作目。だた、NIVEAとの一曲など彼らがシーンから名前を消したときはなかったので、実際はもうでたのか?という思いがしました。そんな彼らの4作目は前作を凌ぐ名作に仕上がっています。まさにグループの作品はこうあるべきという歌モノの魅力を存分に味あわせてくれます。変な小細工もなく前作のような突飛な曲も少なく、自力で、彼らの声の魅力でどんどん聞かせてくれる17曲で。聞いていて飽きるようなことはありません。前作では少し彼らの一番の聞き所であるバラードの良さが欠如してたのですが、今作ではそれを補ってあまりある名バラードがてんこ盛りです。じっくりと部屋で、車で聞いてみてください。聞き終わった後に満足感がありますよ。
なんといっても、彼らの魅力はその重圧なコーラスワークと力強さです。それを存分に引き出すProducer陣もJermaine Dupriを筆頭にJazzy Pha、Bryan Michael Cox、さらには、自分達でのプロデュース集団である、Sick Centsという人たちまでいます。彼らが存分に良さを引き出していて、特にMelvin Colemanという新人Producerの一曲である、8曲目「What It Like」は本当に名曲です。さらに、彼らに雄たけびだけをやらせるのではなく、儚げなメロディーの曲や、語りかけるようなフレーズの曲など、彼らのいい面を最大限に引き出すProduceが素晴らしいです。
4曲目「VISIONS」5曲目「HARD」12曲目「In The Morning」など素晴らしい曲が目白押しで、バラード好きにはかなりアピールできますね。そのステキなバラードを支えるような変則アップや、ミドルテンポな曲なども散りばめられていて、トータルバランス的に優れた一枚となっています。また日本版のみ収録の2曲がなぜ?US盤の選考にもれたのか不思議なくらいいい曲が入っています。こちらも聞き応えがたっぷりですよ。
グループものとしては非常に安定した力を見せ付けてくれました。Silkや112とはまた違ったコーラスグループの底力を見せてくれる一枚です。
オススメ:(2),(4),(5),(8),(10),(11),(12),(16),(17)