Michael Jackson / Invincible

(総評)

気に入りました!アメリカとかで評価が低かったりしたそうですが、関係ない!かなりUPモノの出来はすばらしい!
その代表が、シングル『You rock my world』!このダンサブルな曲調に、マイケルのFunkyな声と、息づかいが絡むと、たまりません!本当に踊りだしたくなる一曲です!彼にとっては、どれもこれも追い風となるような要素は少なかったはずなんですが、しっかりシーンに返り咲きました。
ひたすら、6曲目の『You Rock My World』ばっかり聴いています。最初のクリスタッカーのちょっと甲高い声も曲を盛り上げるのに一役買っていて、これ以上ないUPものの出来ですね!
PVも、見ていると踊り出したくなるぐらい楽しくて。ダンスが古いとかそういうの関係なく、マイケルが作り出すリズムがとてつもなくダンサブルで踊り出したくなるんです。素敵すぎです。今年の名曲の一つでしょうね。この滲み出るリズム。これほどのUPモノは、今年の中でも一二を争う出来でしょうね。完成度高し!この曲のためだけにでも買ってもよし!1曲目から、そのダンサブルな感じは全開で、「Unbreakable」「Heatbreaker」「Invincible」の最初の3曲続きのUPモノは本当にノリが良くて、最高です!Rodney Jerkins非常にいい仕事しています。
1曲目はマイケル節全開で、たまりません。息遣い一つ一つに体が動いてしまいます。「アー」とか「ドーン」とかいうフレーズを一緒に叫びたくなってしまいます。なんか、一緒に言うと気持いいんです。今は亡きノトーリアスBIGの声が入っているのも注目です。
2曲目は、軽快なリズムで始まる曲。ファンキーなマイケルの声が駆けずり回ります。聴いてるだけで、ゾクゾクきますねー。終わり方がいかにもマイケルらしいです。
3曲目は押さえ気味なUPモノ。リズムを淡々と進むなか、Funkyなマイケルの声が切り裂いていくのは小気味良い。そして、やはりロドニーの傑作は6である・・・もう、何もいうまい、PVもすごけりゃ、歌も凄いのである。
他の11曲目「Privacy」16曲目「Threatened」も、マイケルの声のファンキーさを十分に堪能できる良曲となっている。残念ながら、Teddy Rileyの手がける5、9、12、15曲は、いまいちなのも存在する。Teddyの力が落ちてきているのだろうか・・・
5曲目「Heaven Can Wait」は、バラードであるが、どこかフォーキーなにおいがする曲で、もう少しマイケルの声を引き立ててもよかったのでないだろうか?
9曲目「2000 Watts」もかなりきかせるUPモノである。でも、マイケルぽくは、無いかなと思うが、楽曲としての出来は素晴らしい。新たな一面を開拓させるのには、成功しています。さらに、12曲目「Don’t Walk Away」もテディー作のバラードでマイケルはそれなりに歌いこなしています・・・15曲目「Whatever Happens」の最初のコンドルは飛んでいくみたいな出だしは置いておいて、地味なカッコいいよさがあって好きな曲である。テディーの楽曲としては一番マイケルにあっていて、いい出来です。10曲目は「You Are My Life」Babyface作、13曲目は「Cry」はR.KELLYと有名プロデューサー勢ぞろいでMichaelを盛り上げています。そんな中アでも、ロドニー仕事はマイケルを引き立てており、最高である!
最後に14曲目は自身の作品であり「The Lost Children」は、子供の声が入っていて、なんか、平和を愛するマイケルらしいなと思いましたね。この曲を作れるマイケルの楽曲製作能力もまだまだ捨てたものではない。これだけの歌を歌えて、楽曲がつくれるのは、素晴らしい才能である。数少ないバラードは、いかにもマイケルらしい往年のバラードに近いものがあって、特にいいのは、4曲目や、8曲目!
とくに、8曲目は、マイケルらしい作品に仕上がっています。マイケルのアルバムは、プロデューサーの手腕によりどの方向性へも転んでいく。そういう意味で、先見の銘がある人である。次回はぜひネプチューンにお仕事を。
☆☆☆☆

KICK THE CAN CREW / sayonara sayonra

(概説)

キックザカンクルーのちゃんとした新曲としてのシングルでは、ひさびさな一枚。KICKの魅力が詰まった、またまたおいしい一枚になっている。何よりカッコいいトラックが散りばめられており、『sayonara sayonara』の電子ピアノの音が曲にピーンと張った緊張感を持たせているので、カッコよく感じる。
そしてなにより、カップリングがすげーいい!いままで、KREVAにあった曲、LITTLEにあった曲とか、KICKらしい曲というのはあったのだが、MCUらしい曲というのは、なかなか少なかったんだけど、このカップリングの『BED』はすごいMCUそのままな感じのLyricがとても、やらしいけど気持ちよく耳に入ってきます。ユートピアとかそういうちょっと何気ない想いとか気持ちを代弁してくれている曲に近いスタンスの曲で、リリックもとても心に入ってくる名曲。
シングル曲とカップリング曲どちらも対照的で楽しめる素晴らしいシングルです。たぶん、古いファンにはカップリングが好かれるだろうし、さらに、CLUBでも十分ウケルだろうシングル曲のトラックもすばらしい。マルシェやクリスマス・イブRapでKICKを知った人には新たな衝撃を与えることだろう。
このペースでこのクオリティーを出しつづけられるKICKは、本当に凄すぎ!

曲紹介

01.sayonara sayonara

まずそのトラックがいい。電子ピアノの音が効果的に空気を締めつける。そこからLITTLEのMCへの流れはマジで、今までで一番カッコいい!リリックでは、チャンスを逃すなと語りかける3人の気持ちがぶつかってくる。あきらめかける自分の嫌なところに、臆することなく、次へと動き出そう!そう語りかける3人の強い意志が心に残る!

02.bed

リリックはすごい!MCUのなんか本人そのままなリリックが素敵である。これだけ、現実味が帯びたリリックはそうそうかけないでしょ。そして、それをうまくつなげるKREVAのLyric。MCUのリリックが全てを表しそうなのに、それをうまく利用して自分の世界観を繰り広げるKREVAの冴え!そして、LITTLEのリリックも最高!Isleyと会いづれいをかけるなんて!しまいにBetween The Sheetとか、woo…babyとかね~、SOULに関連したリリックが山のように出てきて思わず、僕はニヤニヤしてしまいます。LITTLEやっぱ、Bed=エロ=SOUL&R&Bですよね~。かなり好きですよ!それでいてサビもカッコいい!シングル曲よりも断然カッコいいです、名曲だ!

03.KICK オフ (DJ TATSUTA remix)

アルバム「VITALIZER」収録の同曲のカセットビジョンのDJ TATSUTAによるREMIX。この曲の持つ明るさ楽しさをうまく表現しているコミカルなバックトラックが面白い。KICK本来のLyricの楽しさを堪能できる一曲

OFFICIAL

Kenny Latimore / Weekend

01.Weekend
02.Baby You’re The One
03.Come To Me
04.Can You Feel Me (Featuring Shanice)
05.If Love Is What You Want
06.Lately
07.Don’t Deserve
08.Right Down To It
09.The Things I’ll Do
10.Who
11.Healing

(概説)

Kenny Laimoreの3作目。完成度がすこぶる高い!捨て曲なし!R&Bというと夜の曲がおおいが、これは、昼でも、ドライブ中でも(カマDはドライブ中にアイズレー聞くような人なので、一般的にドライブで聴くような曲という意味で・・・)聴ける仕上がりになってます!もろ、アーバンです。アーバン名雰囲気がプンプンとしてきます。
アルバムを通してすんなり聴ける一枚です。立ち過ぎてる曲というのもなく、全体として非常にバランスが取れた一枚です。
これほど全曲の完成度が高いアルバムも珍しいかもしれません。
BEST10には、入るであろう名盤です。
オススメ:(1),(2),(3),(4),(7),(8),(9),(10)

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Ginuwine / LIFE

01.Why Not Me
02.There It Is (Interlude)
03.2 Way
04.Differences
05.So Fine
06.Tribute to a Woman
07.Why Did You Go (Interlude)
08.How Deep Is Your Love09.That’s How I Get Down
10.Show After the Show
11.Role Play
12.Open Arms
13.Superhuman
14.Two Reasons I Cry
15.Just Because

(概説)

今年の4月ごろに出た良質のR&Bアルバム!ティンバランドと組んでのデビュー盤が衝撃的だった、Ginuwineの3rdアルバム。この中から、今年の名曲が生まれました!4曲目「Differences」!この曲の良さと言ったら・・・もう、涙ものですよ。
彼の力強い声と、しっとり歌う声が重なり合ったサビを聴けば誰もが涙することでしょう。曲の最初のキーボードの音と、Ginuwineの細い高音の声が、もうグッと心を引き付けます。いきなり始まるサビでは、優しく囁くように歌う彼の声がすんなりと心に入って溶け込んできます。最後の方にかけての彼の力強いシャウト!これには、泣かされます。
本当に優しさを持った曲です。癒されます。
この曲のために買ってもいいですよ!マジで
アルバム全体としては、ちょっと奇抜さやだれたりする部分もあって、特に11~14曲目はちょっとだれますね。でも、前半は、UPあり、バラードありで、かなり楽しめる内容です。ティンバランドらしい怪しさを求める人にも、かなり物足りないかもしれませんが、純粋にR&Bのアルバムとして聴けば、十分楽しめますよ。
ということで、いい曲と、あまり・・・たいしたことない曲が入り混じってる両極端なアルバムです。でも、いい曲はホント名曲といえるぐらいいいので、買う価値は十分にあると思います。
やっぱりシングル曲、「Differences」は本当に傑作です!
オススメ:(2),(4),(6),(8),(10),(15)

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Faith Evans / Faithfully

01.Intro
02.Alone In This World
03.You Gets No Love feat.P.DIDDY, Loon
04.Burnin’Up feat.Loon
05.I Love You
06.Everything
07.Back To Love
08.Faithful
09.Do Your Time
10.Don’t Cry
11.Faithfully
12.Brand New Man
13.Getto
14.Where We Stand
15.Heaven Only Knows
16.Love Can’t Hide
17.Can’t Believe feat.Carl Thomas
18.Love Song

(概説)

まあまあっすねー。とにかく歌物としてのクオリティーは尋常じゃないです。でも、企画的には、結局なにを打ち出したかったのかが不明・・・そこだけが不満。普通アルバムというのは一枚通して聴くとある程度まとまって聞こえるのですが・・・なんか、こうHIPHOPSOULを目指したかったのか、SOULな感じにしたかったのが、わかりません。BadBoyレーベルと言う事もありどうしても、HIPHOPSOUL的な感覚が強いのはしょうがないのかな。もっと、こうCarl Thomasの1st並みに拘って作ってもよかったのではないでしょうか?それに、Angieと出す時期が一緒だったというのは、失敗である。どうしても比べてしまうと劣ってしまう。アルバムのコンセプトがはっきりしないというのは、致命的である。きっと巷の評価もそれほどではないと思う。尋常じゃない狂おしいほどのバラードアルバムを出してくれても良かったのになー。悲しくなるぐらいの。
ただ、歌の上手さというか、感情の入り方は尋常じゃないのは、今までの1st、2ndを聴いてきたことがある方なら、わかってるいる通り、今作でも聞かせてくれるんです。いやー、いい!でも正直これだ!という曲がありません。ちょっと押しが弱いぞー。何か名曲が一曲や二曲ないとなーさびしいです。あっさりしすぎてるのかもしれませんね。もうすこしキャッチーな曲を入れても良かったのでは・・・もしくは、悲しすぎる曲をいれても・・・
でも、そこらへんのアルバムよりは、いいですよ。お薦めできる出来ですが、これを買うなら、1st買いましょう~。彼女の真髄が見れますから。
オススメ:(2),(5),(6),(8),(9),(12),(14),(17)

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