KICK THE CAN CREW / GOOD MUSIC

(概説)

KICK THE CAN CREW怒涛のリリースラッシュの第二段シングル!!えーと、ちょっと前なら、アンバランスっぽいかもと思ったかもしれませんが、ギターのサウンドが心地よく、なんとなくテンパってるHOOKのKREVAの歌声がなんとなく面白いです。そして、カップリングがなかなかいい!久々に方の力抜いてつくった曲で、このだらけ具合が逆に安心させてくれます。彼らはまんまな感じで曲作ったほうがいい曲作れるので。もうそろそろ、激しいUPな曲が聞きたいころかな・・・このシングルカップリングのリリックが相当面白いです。いやーバカだなーこの人たちと思っちゃいます。そして、またまたLITTLEのソロアルバムからのLITTLEの声がサンプリングされてるのもいい感じです。

曲紹介

1曲目『GOOD MUSIC』

ホント、ギターのサウンドが心地よい一曲です。Produceは、KREVA+DJ TATSUTAの顔PASSブラザーズです。KREVA思いっきり歌ってて気持ちよさそうです。そして、LITTLEの韻の踏み方は相変わらずカッコいいですわ。

2曲目『自由TIME』

ゴスの酒井氏のような歌声に甲高い声がず~と鳴る中、やる気のないMCUのリリックが始まります・・・ホントこの人は・・・イカイカうるさいです(爆)。MCU節が爆発してて、笑わせてもらいましたよ、「イカづくし」ってあなた・・・。LITTLEの歌詞は対比をうまく使ってて深刻なTVの社会問題と今の自分の暢気ぶりの対比が面白いです。最後には、LITTLEのソロアルバムでのLITTELの歌声をサンプリングしています。Produceは?と思ったらやっぱりKREVAでした、ホントLITTLE好きなんだなーと思ってしまいました。

3曲目『性コンティニュー(live)』

TOUR2003 magic numberの大阪でのライブでの演奏を収録した一曲。なんとなく、ツアー中ということで、結構声がざらざらした感じですが、それがライブ感を余計に出していて、いい感じです。

PHONES / 遠く空へ

(概説)

Vocal&Programming竹本健一と、Bass安藤啓介、Drum滝川岳の3人からなるPHONESのインディーズの二枚目となるミニアルバムです。かなり内容的に素晴らしい作品で。名曲として今後も彼らのライブで何度も披露されるであろう曲のオンパレード。今後活動を続けていく彼らの名盤なっていく一品かもしれませんね。
 全体的にBlack Musicの要素を色濃く感じさせる曲が多く、特に「VOX」なんかは、FUNKをBASEにしていますし、それでいて、日本語の響きとかそういう和の要素をしっかりと取り入れてあり、タダの真似事になっていないのが、素晴らしい!ベースはBlackだけじゃなくROCKとかいろんなものなんだなというのを感じさせる音作りです。そして、Vocalは、ゴスペル仕込みということで、声の出が素晴らしいです。特に『儚きは、散りゆく花』、『遠く空へ』の完成度は物凄いものがあります。
 まずは、ライブを見てみてください。絶対買いたくなりますよー。

曲紹介

1曲目『夕日の方』

暖かい質素なピアノメロディーからコーラスがグッと引き立つ感じで盛り上がるHOOKが素晴らしい!Main Vocalと、コーラスの声質の違いが面白く掛け合いのように聞いてるうちにぐいぐい引き込まれてしまいます。ボーカルのラフなアレンジが、この人の声質にあってるんだなー。楽曲のメロディーをちゃんと大事にしながらも、様々な発見を聞くものにさせてくれるボーカルです。ここで、こう歌うか~と思ってしまいます。ドラムの感じとかが、ライブ栄えしそうな一曲である。

2曲目『遠い空へ』

疾走感たっぷりなカッコいい一曲!ドラムがココでは今までと違い、ちょっと刻むような感じになっていて、リズムをしっかり作り上げてその中をPianoが綺麗に響いていきます。サビでの風を切るような疾走感は、たまりません。PHONESのライブでは必ず演奏される一曲ですね。カッコいいですよ~踊れますし、最後のドラムの激しさはすごいですねー!オススメです。

3曲目『VOX』

Introは一瞬爽やかなのかなー・・・と思ったら、いきなりFUNKな雰囲気に・・・Bassのサウンドがカッコいい鳴り響きます。コーラスがMainのメロディーを歌い出し、それにVocalがフェイクで絡んでいく・・・という定番なんだけど、それがシャープで切り味が新鮮でカッコよく感じます。歌詞的には一番面白いですね。

4曲目『儚きは、散りゆく花』

そして、これがPHONESのバラードの名曲です。胸を打つ歌詞に、Vocalの「だけ~」という音の抜けるときの瞬間が最高にSEXYでカッコいい曲です!サウンドは音数少なく、PianoとDrumだけで、VocalのSEXYさが引き立っています。最後のラフに語りかけるような「そばにいたいだけ~」という歌い方がいっそう寂しい思いを感じさせます。

5曲目『遠い空へ Hiroaki Ohno-Remix』

ちょっと2曲目よりもSEXYな雰囲気をもったIntroから。ちょっと、サウンド的に音を付け加えたって感じのREMIXですが、声を暈していたり、これはこれで面白いです。

FONS / STILL ALIVE

01.Still Alive (Mercy & Grace)
02.Pray
03.Calling You
04.Hold On Be Strong
05.Interlude: Kevin Nash At The Gospel Cafe
06.Good To Me
07.Changed
08.He’ll Take You There
09.Let’s Dance
10.Thank You
11.Interlude:Who’s That? featuring Faith George
12.Not One
13.Faithful
14.Worthy Is He
15.Outro – Hold On Be Strong
 

(概説)

Al Lafons GeorgeことFONSのデビューアルバム。えーと、最初まったくゴスペルだと知らずに試聴して、SOULFULなカッコよさに圧倒されました。なんか肌触り的には、Frank McCombやDONNIEといった人たちに近い感じの往年のSOULの良さとゴスペルのカッコよさを混ぜ合わせたような一枚です。
このFONSは、スピリチュアル・ピーセズというグループとして「Wake Up」で99年にデビューを飾った後、今年になって、ソロでビューをした人であり、相当な下積みを積んだ後のデビューということもあり安心して聞いていられます。
今作では、パッと聞いた感じでは、ゴスペルのアルバムとは気がつかないぐらいフィリーや、Neo Soulのような雰囲気に満ち溢れています。1曲目でのちょっと古めかしいSOULとゴスペルの融合が見事であり、さらに2曲目とかで見られるモロにオーガニック・ソウルな匂いも感じさせてくれるあたり、最新のMusiqとかとも同列で語られるべき存在のような気がします。そして、特に3曲目でのカッコよさは素晴らしいです。ゴスペルっぽい熱唱したりのカッコよさとかではなく、R&Bのように楽曲としてカッコいいのが、かなり意外性があって楽しめますよ。本当にいい曲です。いい曲が詰まっている良作です!最新のゴスペルの進化系ですね。
ちなみに、このアルバムは日本盤しか出回ってないため、珍しくゴスペルのアルバムにしては対訳がついてるのですが、あまり信仰心がない方は見ないほうがいいかも。ちょっと尻込みしちゃうでしょう。
オススメ:(1),(3),(6),(7),(9),(13),(14)

続きを読む

Dave Hollister / Real Talk

01.The Big Payback
02.Bad When U Broke
03.Never Gonna Change
04.Good ole Ghetto
05.Real Talk
06.Reason With Your Body
07.Winning With You featuring R-N-La
08.Karma
09.Case Is Closed
10.almost
11.I Lied
12.Pleased tonight

(概説)

1~2年ペースでコンスタントに新作を出しているDave Hollisterの新作は、今回は前回のミッドテンポ重視な曲作りから、UPの充実度に目がいきます。でも、バラードの良さもかなりのもので、二枚目”Chicago Movie”に匹敵する充実したアルバムに仕上がっています!最後の12曲目での伸びやかな歌声には圧巻・・・これは聞くべし!彼の真骨頂が感じられます!もうまじりっけ無しな歌!の世界が展開されます。気持ちいい~!でも、もう少し12曲目のようなストレートな熱唱があってもよかったかなー。前作から徐々に押さえ気味に歌って聞かせるのが多いので。前作ではちょっと全体として単調になりすぎた感じがしたのですが、今回では、様々な楽曲がおさまっており聞き手を飽きさせないです!ホント実力派として自力を発揮しています!
Produceでは、何とあのTankと、Mike Cityが重用な役割を果しています!さらに、久々に名前を聞くBryan Michael Coxがキーとなる4曲を提供していて、それを元に、Mike CityがCarl Thomasでも見せた着実切なくも美しい曲で聞かせてくれます。そして、Tankがどんどん面白いUPを作り上げて、最後に12曲目で最高のバラードを仕上げたのです。ホント、このプロデューサーのチョイスは成功でしょうね。何といっても、UPとミドルテンポの曲の出来が前作に比べるとぜんぜん違うのです!この辺はやっぱり、Tankの力でしょう!しかもかなり相性がいいんですよねー!
Dave Hollisterの歌声も、やはり安定感があり、聴いていてしっくり来ます。より前作よりも力強さを増した感じでありながら、哀愁も備わった声で、もう目をつぶってじっくり聞き入りたい!小細工なフェイクを入れるわけでもなく、じっくりとシャウトして熱唱していく様は、不器用な雰囲気を醸し出しだし男らしいです・・・4作目にして、もう外すことのない安定感を彼は手にいれましたね!Dave Hollister独自の世界観と歌声が十分に堪能できます。この調子でどんどんいい作品を作っていって欲しいです!
2003年のオススメな一枚です!Dave Hollisterに外しはないです!
オススメ:特に(12),(4),(5),と(1),(3),(7),(10)

続きを読む

Will Downing / emotions

01.A Million Ways
02.King Of Fools
03.Daydreaming
04.Falling In Love
05.Hey There Lonely Girl
06.Rhythm Of U & Me
07.Beautiful To Me
08.Another Sad Story
09.Riding On A Cloud
10.Anything

(概説)

2003年傑作アルバムの一枚にあげられるであろう素晴らしいサウンドと歌声で埋め尽くされた名盤です!まさにUrban SOULという言葉が似合う楽曲が並び、ぐいぐい聞き手を引き付けていきます。Will Downingは、1980年代後半から活躍しているJazzとSoulの中庸をいくアーティストとして有名で、語り継がれるべき名盤を数多く残している人でもあります。それを抜きにしても、安定したおやじボーカルを味わえるということで、よくこの方は買っています。サウンドも適度なJazzをあしらいつつ、きちんとSOULに聞かせるところは聞かせてくれる方です。こうつまらないSmooth JAZZサウンドにならないで、ちゃんと歌で聞かせつつ、バックでJazzのサウンドで支えているというスタンスが素晴らしい!歌モノ好きとしてはたまりませんよ~彼の優しくSEXYな声は。
そんな彼の一枚ですが、まさにURBANという言葉が当てはまる、素晴らしい演奏に、ネットリマッタリでいながら、心にストレートに響いてくる歌声です。夜のホテルで二人で聞く感じがとっても似合う一枚です!特に1曲目のSmoothyなことと、9曲目の心を揺さぶる歌唱には、もう倒れそうです。そのほかにもJazzファンにもR&Bファンにもちゃんとウケがいい曲を程よくあしらっているところが好感が持てます。5曲目でのロマンチックな歌い口といい、もう歌唱力は折り紙つきなので、文句なしという感じです。その歌声をきっちりとバックが安定した力で支えきっています!9曲目でのBarry Eastmondの参加も、嬉しいところです!この方の参加する曲は、間違いないですねー。
女性と二人で聞くのに適している一枚、キャンドル焚きながら・・・ソファーに二人並んで座りながら聞いてくださいませ。ところでUrbanってなにさ?っていう人がいそうですね。決してJAZZだからUrbanってわけじゃーないです。じゃ~直訳で都会的?うーん・・・というか、まあ都会の夜に流れていそうなMoodyな音楽のことをいうのですが、言葉で説明は難しいのですが・・・時代時代でこの言葉のさす音楽性は変わると思うのですが、このアルバムではUrbanいうのが何かよくわかるから、聞いてみてくださいな!そんな方こそ。
オススメ:特に(1)と(5)と(9)、他(2),(3),(6),(7),(8)

続きを読む