01.Thuching It Tonight 02.Taking In Your Sleep 03.Keep On Loving 04.Lady 05.By The Way 06.Did You Cry 07.I Like It 08.Come Back Home 09.Ebony 10.I Will 11.I Want You 12.I Can’t Help It
(総評)
高音が美しいJesse Powellの2年ぶり4枚目となるアルバム「Jesse」!4枚目というと既に中堅レベルですが、しっかり現行R&Bシーンにもアピールする曲もあるし、おやじSOULファンにもアピールできる素晴らしい自分の声の特性を活かしたカバーもある力作!もちろん彼の特徴である高音を生かしたバラードが目白押し!なので、間違いない出来です。オススメですよ! 何といっても素晴らしいのが、7曲目のデバージの『I Like It』のカバー!もう原曲そのまま?っていうぐらい素晴らしく美しい高音ファルセットが・・・もういいですわ~。あまりの素晴らしさに泣けます。それに、マイケルジャクソンのカバー12曲目「I Can Help It」も清々しい感じが、なんとも雰囲気が出ていていいですねー。そして、「Come Back Home」「By The Way」で魅せる美しいバラード攻勢!もう、ゆったり聞きたい気分にさせられますよ。最近のR&Bはギターをうまく使った曲が多いのですが、(これもR.KELLYの影響かな?とは思いますが)このアルバムではピアノの美しいメロディーがたくさん入っていて、やっぱR&Bにはピアノのメロディーが合うよなーと思わせてくれます。彼独特なシリアスな曲調も11曲目であったりして、独自性も十分に出せた力作です! こういう特色があるアーティストがいい作品を残せていくのは、嬉しい限りです。中堅アーティストは、ファンの新規開拓とSOULファンを好きなファンへのアピールが重要ですが、「I Like It」「I Can’t Help It」の名カバーで、SOULファンの心を掴み、UPで現行シーンを意識しつつも、彼の高音をうまく使った素晴らしいバラードをかませて、いいアルバムに仕上げていると思います。いつまでも歌っていて欲しいアーティストの一人です。 オススメ:とにかく(7)を聞くべし!(4),(5),(8),(10),(12)
01.Suposed To feat.Floetry 02.Reminisce 2003 feat.Pete Rock,Journalist,C.L. Smooth 03.The Hussle feat.M.O.P 04.Hands High 05.I Apologize feat Glenn Lewis 06.Crush On You feat.Mario Winans 07.Let’s Get Wild feat.Floetry 08.The Wire 09.Back Again 10.Pimpalicious 11.Brighter feat. Alexander O’Neal
01.Shine 02.Whatca Gonna Do 03.Never Letting Go 04.Do You Remember Love 05.Fllos 06.When You Call My Name 07.Actions Speak Louder Than Words 08.Cupid’s Arrow 09.Better Off Without You 10.Intimate Time 11.Sine (Bonus Mix)
実はProducerのSteve Harvey(同名で有名なコメディアン兼司会者(The Steve Harvey Showは有名)兼ラジオパーソナリティーがいますが、違う人みたいです。こちらはこちらで、コンピで「Sign Of Things To Come」を企画しRahsaan Patterson、Dave Hollisterなど総勢13人の有名アーティストが名曲を提供しているので知ってる人もいるかも!)を知ってる人は極少数かと思われますが・・・地味にSOULとJazzの境でいい仕事をするプロデューサーなのです。そうこの名前最近・・・聞いたことあるなーと思った人は通ですね。なんと!去年素晴らしいSOULFULなALBUMを届けてくれたDONNIEの「The Colored Section」の全面プロデュースもしています、ちなみに次に紹介するImpromp2「The Definition of Love」でもProduceを手がけています。どことなくDONNIEのアルバムの雰囲気と似てるな・・・と思った人は、勘が鋭い!間違いないです!どこか明るい太陽のような温かみのあるSOULを展開してくれる彼のProductionは見事なものです!今後この方の名前を見つけたら要注意! オススメ:(1),(2),(3),(5),特に(6)
01.They Ain’t JE 02.Walked Outta Heaven 03.Girls Gone Wild feat. MAJOR DAMAGE 04.VISIONS 05.HARD 06.Dance Floor 07.Trying To Find The Words 08.What’s It Like 09.Tryna Be Your Man 10.I Don’t Wanna 11.In Private 12.In The Morning 13.Shady Girl (Bonus Tracks) 14.Car Show feat.Big Boi 15.They Ain’t JE (Remix) feat.Street Katz and Woonie 16.On My Way (After The Club) 17Respect my Girl
(概説)
Jagged Edge通算四枚目はR&Bグループらしい彼らの濃さを全面に押し出した内容!前作でかなりの成功を収めた彼らですが、実に二年半もかけて作られた4作目。だた、NIVEAとの一曲など彼らがシーンから名前を消したときはなかったので、実際はもうでたのか?という思いがしました。そんな彼らの4作目は前作を凌ぐ名作に仕上がっています。まさにグループの作品はこうあるべきという歌モノの魅力を存分に味あわせてくれます。変な小細工もなく前作のような突飛な曲も少なく、自力で、彼らの声の魅力でどんどん聞かせてくれる17曲で。聞いていて飽きるようなことはありません。前作では少し彼らの一番の聞き所であるバラードの良さが欠如してたのですが、今作ではそれを補ってあまりある名バラードがてんこ盛りです。じっくりと部屋で、車で聞いてみてください。聞き終わった後に満足感がありますよ。 なんといっても、彼らの魅力はその重圧なコーラスワークと力強さです。それを存分に引き出すProducer陣もJermaine Dupriを筆頭にJazzy Pha、Bryan Michael Cox、さらには、自分達でのプロデュース集団である、Sick Centsという人たちまでいます。彼らが存分に良さを引き出していて、特にMelvin Colemanという新人Producerの一曲である、8曲目「What It Like」は本当に名曲です。さらに、彼らに雄たけびだけをやらせるのではなく、儚げなメロディーの曲や、語りかけるようなフレーズの曲など、彼らのいい面を最大限に引き出すProduceが素晴らしいです。 4曲目「VISIONS」5曲目「HARD」12曲目「In The Morning」など素晴らしい曲が目白押しで、バラード好きにはかなりアピールできますね。そのステキなバラードを支えるような変則アップや、ミドルテンポな曲なども散りばめられていて、トータルバランス的に優れた一枚となっています。また日本版のみ収録の2曲がなぜ?US盤の選考にもれたのか不思議なくらいいい曲が入っています。こちらも聞き応えがたっぷりですよ。 グループものとしては非常に安定した力を見せ付けてくれました。Silkや112とはまた違ったコーラスグループの底力を見せてくれる一枚です。 オススメ:(2),(4),(5),(8),(10),(11),(12),(16),(17)
Speakerboxxx 01.Intro 02.GHETTOMUSICK 03.Unhappy 04.Bowtie feat. Sleepy Brown & Jazze Pha 05.The Way You Move feat.Sleepy Brown 06.The Rooster 07.Bust feat.Killer Mike 08.WAR 09.Church 10.BAMBOO (Interlude) 11.Tomb Of The Boom feat.Konkrete, Big Gipp & Ludacris 12.E-MAC (Interlude) 13.Knowing 14.Flip Flop Rock feat.Killer Mike & Jay-Z 15.Interlude 16.Reset feat.Khujo Goodie & Cee-lo 17.D-BOI (Interlude) 18.Last Call feat.Slimm Calhoun, Lil’Jon & The East Side Boyz & Mello 19.Bowtie (Postlude) The Love Below 01.The Love Below 02.Love Hater 03.GOD (Interlude) 04.Happy Valentine’s Day 05.Spread 06.Where Are My Panties? 07.Prototype 08.She Lives In My Lap feat.Rosario Dawson 09.Hey Ya! 10.Roses 11.Good Day, Good Sir 12.Behold A Lady 13.Pink & Blue 14.Love In War 15.She’s Alive 16.Dracula’s Wedding feat.Kelis 17.My Favorite Thing 18.Take Off Your Cool feat.Norah Jones 19.Vibrate 20.A Life In The Day Of Benjamin Andre (Incomplete)
(概説)
ひさびさになるHIPHOPアーティストのレビュー。もうサウスの大御所OUTKAST!そして謎な二枚組み!いやー、これがAndore3000のわがままなのかなんなのかはわかりませんが、どちらも中々な作品。一言言っておきます!HIPHOP作品として聞くのはどうかと!思えるほどAndreの作品は凄まじいSOUL&JAZZ作品でのサウンド的な奇抜さが好きな人以外にはオススメしません! とんでもないSOUL作品を仕上げたAndoreと、OUTKASTらしい奇抜なHIPHOPを展開したBig Boiという感じになっています。ですが、Big Boiが中心となった、「Speakerboxxx」の方は、AndreもProducerとして参加し、新たなOUTKASTを発見できるなかなかの一品に仕上がっています。いろいろGuest陣も豊富で面白い雰囲気です。それに対して、「The Love Below」の方は、まさにSOULでJazzなサウンドで、度肝を抜かれてしまいます。もう奇抜というか、意表を突くというか・・・凄過ぎます。でも、後半は意外とJazzサンプリングしたHIPHOPらしい作品だったりしますが、やっぱり「Hey Ya!」での乱れっぷりというか、おかしいんじゃん?この人っていうぐらいの壊れっぷりがたまりません。このAndoreは。Producerのところを見てもらえれば、納得するとおもいますが、こちらは、完全にAndre3000の作品となっています。個人的にはこっちの方が好きかなー。そんな今作ですが、あまりに曲数が多すぎるため、この概説で、いい曲たちをピックアップして紹介していこうと思います。今年のHIPHOPの問題作品であることは間違いない一枚でしょうねー。(9)でのアホアホっぷりというか、能天気なサウンドがなんともいいんですねー。やっぱ、こういう曲のプロデューサーは?と思うとAndreなんですよねー。ちょっと跳ねるサウンドに能天気なサウンドがいい具合に絡んでいます。(18)は、Lil’Jon参加なので、大爆発な一発です!吼えまくりですよ。これも新たなOUTKASTの曲でいいですね。 まず、「Speakerboxxx」から! (2)からあげっぱなしな感じが「The Love Below」とは対照的!前作の「B.O.B」にも迫るROCKで爆発的なサウンドがカッコいいんです。完全なROCKにはならずちゃんと、HIPHOPなところが強いのが見事!この疾走感があるめちゃくちゃ具合がOUTKASTだなーと感じます。もっともOUTKASTらしい曲です!(3)では、一気にゆる~い感じに落とします。(4)では、Jazze Phaと、Sleepy Brownを招いて、田舎臭い一曲が展開されます。で!(5)がオススメ!シングルカットされている『The Way You Move』ですが、HOOKでの独特な妖しげなCLUBっぽい雰囲気がなんともいえません。(6)も、Big Boiらしいサウンドで、ちょっと乾いたようなサウンドがいい感じです。(7)は売れっ子KILLER MIKEを迎えて、ちょっとDark Sideな雰囲気もある激し目な一曲です。Guest陣が豪華な(11)は、うねる様なRapがなんとも癖になっていきます。(13),(14)と結構疾走感を大事にした作りの曲が続きます。早口なRapが勢いがあって飽きずに聴いてられます。特に(14)曲は、JazzぽいPianoとのギャップがいい感じです。(16)では、同じサウスから、Cee-loなどGoodie Mob勢が参加!やっぱなんとなくSOULな雰囲気のあるいい曲に仕上がっていますが、HIPHOPとはあまりいえないかも。 ホントこの一枚はOUTKASTらしさが詰まっています。 お次は、「The Love Below」へ。 まず、(1)でのSweet Soul?っと聞き違うほどのAndre3000の歌いっぷりにビックリです。ホントそのままSOUL&Jazzアルバムって出していいんじゃない?って思います。(2)のIntroで、その雰囲気はいきなり壊されるのですが・・・でも、基本のSOULをJazzっぽさも出しながら歌いまくる!この曲地味に好きです。(4)では、FUNKなサウンドがゴリゴリで押してきます。なんとなく前作の雰囲気にも似ています。この一曲はこのアルバムの仲でも1,2を争う良さです。最後のコーラスがなんとも独特なSOULな雰囲気の応酬でカッコいいです。(5)で、畳み掛けるような疾走感がたまらん、一曲で盛り上げてくれます。こういう早口&メロディーラインがあるRapがなんとも彼らしくていいんですよねー。今作ではこの曲の間奏で代表されるようなJazzっぽさを重要視しているようです。(8)では、絶妙な浮遊感漂うIntroがいい感じです。New Soulのような雰囲気がいいんですよねー。(9)はもう名曲!Andreのアホっぽさといかテンションの高さがそのまま曲になったよな本当に楽しい一曲です!かなりインパクトがあるこのアルバムを代表する一曲でしょうね!PV見て一緒に指を動かしましょう。そして、頭振ってバカになりましょう~オススメです!(10)のJazzyなイントロから始まりAndreのお得意な裏声っぽいあほっぽいRapが癖になります。(13)はもうイントロにやられます!うわーカッコいい!でもそれがカッコいいまま終わらないのもAndreらしい・・・ちょっとヘンテコな感じの後半がまったりとした気分にさせてくれます。イントロとアウトロが美しい一曲です。まったりとしたリズムがいい感じな(14)・・・じっくりと聞かせてくれます。(15)のファルセットボイスでの歌がなんともたまりません。ざらざらした感触と、ドラムの摺る音が気持ちがいい本当にSOULな一曲ですよ。(16)は唯一HIPHOPっぽいサウンド!Kelisがいい味だしてます!(17)曲目・・・古畑?とか思っちゃったあなたもいるのでは、そんなせわしない~イントロですが。これがカッコいいんだー。Inst曲なんですが。(18)Norah Jonesやるな!っていう一曲です。かなり泥臭い感じのJazzyな一曲です。(19)(20)では、HIPHOPらしい曲ですが、物にこすり付けるような音が不思議な雰囲気です。は、面白い曲ですね。 オススメ:Disc1:(2),(3),(5),(9),(11),(14),(18);Disc2;(1),(2),(4),(5),(8),(9),(10),(11),(13),(15),(17)
(Producer)
Speakerboxxx: Cutmaster Swiff:(1) Andre 3000:(2),(9),(18) Mr.DJ for Dungeon Ratz Productions:(3),(8),(13),Co-Produce:(14) Big Boi:(4),(7),(11),(14),(16)co-produce:(5),(6),(13) Carl Mo:(5),(6) The Love Below: Andre 3000:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(11),(12),(13),(14),(15),(16),(17),(18),(19),(20) Andre 3000 & Dojo5:(10)