Angie Stone / the art of love & war

01.Take Everything In
02.Baby feat.Betty Wright
03.Here We Go Again
04.Make It Last
05.Sometimes
06.Go Back To Your Life
07.Half A Chance feat.Chino
08.These Are The Reasons
09.My People feat.James Ingram
10.Sit Down
11.Play Wit It
12.Pop Pop
13.Wait For Me
14.Happy Being Me feat.Pauletta Washington

(総評)

2007年随一の女性アルバムといえば、このAngie Stoneの最新作でしょう!徐々に作風に深みと聞きやすさをブレンドさせながら、聞き手をどんどん魅了していくAngie Stoneが今回は、物凄いアルバムを作り上げました。
なんといってもJames Ingramを招いた9曲目「My People」の完成度の高さのずば抜け具合!もちろん前作あたりから見せつつある一度聞いたら忘れられないメロディーメイカーとしてのすばらしい才能を感じさせる曲は数多くあるのですが、その歌合戦の圧巻具合がもうこの一曲がずば抜けているのです!こういうパワフルで元気がいい曲って最近なかったので、本当に聞けてうれしいですねー!もう聞いて踊りたくなります!もちろんそれ以外の曲も魅力的な曲が数多く収録されているアルバムで、彼女の経歴上1番という評価も納得のできです!確かに初期の作品はあれはあれでNew Classic Soulを体現した名盤でしたが、きっとこのアルバムはいつでも気持ちよく!末永く聞けるアルバムになるでしょう。それほどに、聞く人を選ばずに、あーかっこいい!あーきもちがいい!って主輪あせるのにたる歌力にあふれた作品になっています。今女性ボーカリストの中でも随一とも言える艶っぽさとパワフルさを兼ね備えたソウルフルなボーカリストであることは間違いないことを証明してくれています!アルバム全体と通して、本当に楽曲の水準が高さをまざまざと見せ付けてくれて、どの曲も飽きずに聴き進めることができます。まさにこれぞ現代版のソウルアルバムでしょう!
オススメ:(9),(1),(2),(3),(7),(8),(11)

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DIGITAL BLACK from Playa / The Autobiography of Benjamin Bush

01.Intro – The Audobiography
02.Luv In My Mind
03.Call In
04.I Want U feat.B Simm
05.Beake Me Down
06.Cut 2 Night
07.Window Pane
08.After I
09.Dayz of Our Lives feat.Rashon Vorner
10.Sometimes
11.Anything
12.Benefits

(総評)

はやくもDigital Blackの2枚目が登場!2006年に衝撃の復活を遂げたPlayaのDigital Blackがその衝撃の残るままに、新作を届けてくれました!前作は亡きAaliyahとの作品もあったり、Playa活動停止後の活動の集大成的な一枚でしたが、ここではDigital Blackのまさに新譜!といえる衝撃が詰まった作品に仕上がっています!本当に、2007年にこれほどシャウター好きのための、アルバムがでるとは思いませんでした。どの曲でも彼の新たな魅力を感じさせるに足るすばらしい歌声を聞かせてくれています。
どの曲でも、その粘着質な歌声から一気に爆発するシャウトの魅力を見せてくれるのですが、それと相まって楽曲の完成度がすこぶるいいのです!特に3曲目「Call In」でのイントロからの期待感!そしてその期待に答える見事な歌いっぷり!そして、8曲目「After I」や7曲目「Windwos Pane」で見せる90年代を生き抜いたアーティストにしか出せないであろう見事な濃密なR&Bサウンドとそれを活かしきれる歌いっぷり!圧巻されてしまうほどに、どの曲もこういうアルバムまってたんだよなーと思わされます!そういうR&Bらしさだけじゃなくて、もともとはTimbalandファミリーの一員だったのを感じさせるHIPHOPビートも利かせてくれます。特に9曲目「Anything」の奇抜でデジタルなサウンドは、まさに革新的でさえあります!10曲目「Sometimes」で見せる歎美で儚げな一曲もこのアルバムに色を添えてくれています。この一枚でR&Bのベーシックなところから、革新的な部分までを網羅していて、今2008年だからこそ聞くべき一枚になっています!
そして2008年に入って、同じPlayaのメンバーのStatic Majorの訃報が届きました・・・Aaliyahの名曲を手がけた彼までも・・・Digital Blackには濃いR&Bの伝承者として、これからも精力的に作品をリリースしてほしいです!本当に前作からほとんどインターバルなしにここまでの作品を届けてくれるとは思いませんでしたね~。R&Bの濃くてかっこいい歌が聞ける一枚がほしい!って人は、絶対に買うべき名盤です!そしてなんとHMVとかでもCD-R盤からCD盤が流通することになったみたいです!
オススメ:(2),(3),(5),(7),(8),(9),(10),(11)

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Wanya Morris / Unreleased the MIXTAPE

01.The Intro
02.Make You Fall
03.Official
04.Special
05.All Alone
06.Just Call Me
07.I Don’t Wanna Know
08.Daddy Feel Good
09.Sleep Over
10.Lose It All
11.TESTIFY

(総評)

Boyz II MenのWanyaのソロMIXアルバム!普通のソロアルバムにすればよかったのに~・・・と誰もが思うほどに完成度の高い曲が多く・・・・本当にもったいない・・・。正直まったくDJが語る必要性ありませんね・・・なぜこういう形にしたのかが謎ですが。
彼の歌のないようにしては、ココ最近のBoyz II Menの不振を払拭するかのような素晴らしいR&B歌アルバムに仕上がっています!どの曲も完成度が高くリズミカルで彼のセクシーな歌をこれでもかと盛り上げ、Wanyaも丁寧な歌い方で、しっとりと聞かせてくれています!正直ここまでクオリティーの高い作品をインディーでリリースするとは思いませんでした!最近はカバーアルバムが多くなっているBoyz II Menのどうも勢いをなくしてしまった感じを払拭するかのように、正統派なR&Bアップから、セクシーなスロウ!そして、温かみの溢れるお得意のSOUL曲、そしてBoyz II Menらしい切なさを蓄えたような楽曲まで、全曲クオリティーが高い曲を披露していきます。もちろんサウンドも素晴らしいし、歌声も素晴らしいですが、何よりメロディーラインの美しさと確かさに圧倒されます。
だからこそ、DJいらないんですよね・・・
でも、Boyz II Menが好きな人はもちろん、ボーカルグループが好きな方、美しい楽曲が好きな人にはぜひとも聞いて欲しい一枚です。Boyz II Menのいいところをエッセンスとしてもってきましたっていうアルバムになています。

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HI-D / fragrance

01.Mamacita
02.Throw your KISS
03.モノローグ
04.Melody Maker
05.騒がしい太陽
06.Where’re You?
07.A.O.GE
08.Can’t Go Back
09.COMING HOME
10.Neva Giva (Dream on Dreamer pt.2) feat.Cool M.B
11.愛こそすべて feat.BUTCHER
12.KOTOBUKI

(総評)

ついに、HI-D6枚目となるアルバムが、Universalに戻ってのリリース!しかも2007年中では二枚目のアルバム!というハイペースなHI-Dの活動を象徴するかのようなすばらしい活動です!
このアルバムHI-D自身がいうようにどう取られるんだろうか?という言葉がよくわかるアルバムになっています。今までのHI-Dらしさもあるのですが、どちらかというと、R&Bというものを残しつつも、もっと幅広い間口のリスナーに向かって門戸を開いているような曲が多く、特に3曲目「モノローグ」では、POPSサウンドですが、しっかりとHI-Dらしい歌を聞かせているというHI-Dというフィルターを通してどうこういう曲が聞こえるかということ、さらにはもっとR&Bというサウンドにもっと多くの人に耳を傾けてほしいシーンが広がってほしいというHI-Dの心意気が感じられる作品に仕上がっています!
豪華な作曲、作詞の人を迎えつつ、そんな中でも気心のしれたEQやをサウンドの中心として、しっかりときちんとR&Bとして抑えるところは抑えているところがこのアルバムの肝で、じんわりと心に残る曲が多く、なかなかの一品に仕上がっています。特に河口京吾、Gary Newby、吉川慶という同じサウンドプロダクションの面子がかなりいい仕事をしていて、このアルバム随一のバラード12曲目「KOTOBUKI」での結婚式の幸せなその瞬間を見事に描き、その雰囲気にあったサウンドプロダクションは見事です。さらに、よりシーンを盛り上げるという意味で、九州で地道な活動を続けるベテランCOOL M.Bを招いての一曲のかっこよさ!これがこういう幅広さもアルバムのよさでもあります。特に後半での8曲目「Can’t Go Back」では、HI-Dらしいバラードが聴けたり、そこには若手で話題のシンガーJunearを招いたりと、いろいろと面白い試みを入れつつ、より聞きやすいものを提供しているその積極的な姿勢は、シーンを引っ張る存在としてのHI-Dの意識がさらに上にいったことを示しています。
初期のころのR&B Onlyなフロアライクな雰囲気は薄れましたが、その分詞の世界観の深みよりリアルな歌の、曲自体のよさを堪能してください。特に後半の6曲目「Where’re You?」あたりからのR&Bサウンドは、かっこよくて最後に「KOTOBUKI」でしっとりと聞くことができます。バラードを歌うHI-Dが好きな人も、上げ目を歌うHI-Dが好きな人も、お気に入りの曲が見つかるぐらい幅広いアルバムになっています。HI-Dの魅力をゆっくり聞いてじっくりと感じ取ってください。
オススメ:(12),(1),(3),(6),(7),(8),(9),(10)

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Rockwell Hallman / I Been Waiting

(概説)

Rockwell Hallmanは、生粋のゴスペル一家出身で、Carl Thomasとも関係があった4mulaというグループでEpicとも契約を結んだことがある実力派の魅惑的で力強いパワフルボイスのテナーシンガーなのです、そんな彼がはじめてリリースするのが、この「I BEEN WAITING」若手シンガーにありがちな、勢いだけっていうところは微塵も見られず、どこからともなく感じられる自信のなせる業なのか、しっとりとこれでもかと本格的なR&BをDeepに聞かせてくれるのです。これほどスローやミッドでどっぷりと歌われたらたまりませんね。全体的にしっとりとしたつくりで、彼の歌声の良さを全面に出したつくりになっているのです。SOULFULな歌声をこれでもかとじっくりゆっくり感じさせてくれます。そこからさらにもう一つ聞き手を引き釣り込むほどのシャウトなどが見につけば、このテナーボイスですもん、最高でしょう!
さらに、最初の二曲のシットリ具合が、なんとも新人のデビューシングルとは思えないクオリティーがうれしくなってしまいます。まだシングルということもあり最後は出し惜しみしたかなって感じで短く終わってしまう曲が多いのですが、それでもRockwellの今後のすばらしい可能性!R&Bアーティストとして潜在能力の高さを、存分に堪能させてくれます。ぜひアルバムが聞きたくなるアーティストですね!この声でどんなUPを歌うんだろう?と楽しくなっちゃいます。ちょっと3曲目で切ない感じも披露してくれて、ねっぷりとしたSOUL曲だけじゃない魅力も見せてくれています。これからの活躍がたのしみです!4曲入りで、シングルとしては彼の個性をうかがえる内容になっています!

曲紹介

01.I Been Waiting

濃い目な歌声で、ネットリと歌い上げてくれる若手シンガーの登場です。まさに、R&Bサウンドにあう声で、どっぷりと歌ってくれます。まだ若さも感じる部分もありますが、なかなかに、存在感と、SOULっぷりを見事に表現してくれています。この曲でも、じっくりとしたつくりのビートトラックにしっかりと骨のある歌がのってきます!じっくりと聞き入りたくなりますよ。渋めな歌ですが、これからを期待させてくれます。

02.Sometimes

2曲目はもっとスローに彼の歌声にどっぷりと浸からせてくれます!途中アカペラっぽい雰囲気も混ぜ合わせながら、じっとりと濡れる歌声を響かせていきます・・・もうこれははまるしかないでしょう~。ずぶ濡れになるほどに深く深く歌いこんでいってくれますよ。これで新人とは。なかなかここまで堂々とスローを歌いきれるものではありませんよ!

03.Unffaithful Response

切なげなピアノ調の楽曲で、美しいサビのメロディーが前の二曲とはまた違う魅力を見せてくれます。その美しいメロディーを繰り替えして、魅惑的な世界を演出してくれます。ちょっと曲が短いのが残念ですね~。先行カットなのかなー?アルバムからの。

04.Trying To Find

正統派SOULって感じだった前3曲と違い、ちょっとネオソウルな味わいも感じさせる一曲です。独特の前のりなビートにのり、語るかのごとく軽めに歌っていきます。こういう雰囲気もできるなら、とても面白いアルバムになりそうですね!

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