久保田利伸 [Our Christmas]

(概説)

久保田利伸初めてのクリスマスソングは、彼らしい滑らかなサウンドにのってしっとりと歌い上げていきます。なんとなく、Neptunesの頃の久保田のサウンドの肌触りに似ているのですが、徐々にMainとフェイクのメロディーラインが離れていって、変幻自在にフェイクをかましていく久保田がカッコいいんですわー。このフェイクがこの人の一番の魅力でもあります。滑らかなサビのメロディーにうっとりしてしまいます。そして、2曲目では、UPなサウンドに、艶やかな歌声をのせて行く、最近の久保田のカッコいい感じの一曲です!いやーこういうHOOKががっしり作られていてカッコいい一曲は好きです!そして、最後に3曲目でUPな久保田のRapを織り込みながらのひたすら楽しいFUNKY SONGと、久保田の魅力がぎっしりと詰まった一枚になっています。SweetnessもFunknessもしっかり詰まった一枚です!彼自身あまりシングルのリリースがないのですが、たまにリリースしてくれると充実した内容だから、たまりません!今年のクリスマスにはマストな一枚です。

曲紹介

1曲目『Our Christmas』

跳ねる様な音のイントロから、ゆっくりと歌い上げていきます。暖かい感じをうまく描いた詞の世界も緩やかに聞き手を包んでいきます。ひたすらゆったりゆったりと体を預けて聞いてください。ホント気持ちがいいですから。最後のサビへの入り方なんかグッと来てしまいますね。

2曲目『La vie son Musique』

かっちりと作りこまれたサビのメロディーが印象的な一曲で。イントロのちょっと淡い雰囲気からサビへの入り方が一気に引き込まれてしまいます。この疾走感があるサビが全てですねー!このサビの意味はなんだろうねー。最高にノリがよくてカッコいいR&B Songです!

3曲目『FUNKY DOGS』

久保田のちょっと癖のあるRapがうまくはまった一曲です!ヘンテコな詞も合わさって、妙に気分を盛り上げてくれるいい感じのFunkyさ加減がたまりません。たまにこういう歌も面白くて好きなんですよねー。

4曲目『Our Christmas (surrounded by TK/karaoke)』

まあ、カラオケです。はい。最近はInstをつける人少なくなってきましたよね。

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Leon Ware / Love Droppin

01.All Around The World
02.Underneath Your Sweetness
03.Saveur
04.Breath On Me
05.Is It Drippin’ On Yourself
06.I’m Ooin’ You Tonight
07.Seriously Nasty
08.Finger Party
09.Hands On My Heart
10.Let Go
11.Don’t Think About It
12.’Round Midnight
13.Open Hearted
 

(概説)

もうすでに、63歳という年齢のおじいちゃん、Leon Wareの新譜!これが、とてもお年を召した方が作ったアルバムとは思えないほど、メローでエロスな作品です!メロー&スムースって言葉はこの人のためにあるんじゃないのか?っていうほど凄まじいSEX MUSICです。下で、Silkを紹介しましたが、あちらはどちらかというとギラギラしたエロさをもった一枚ですが、こちらはもう少し大人なMoodyさを持った一枚!無論内容は言わずもがなって感じですが・・・もう一曲目『All Around The World』でのシンプルなサウンドにのったメロディーの美しさと艶やかさにやられてしまいます。そこからの一気にSEXYな歌を怒涛のように歌い上げる様に完敗です。最近のR&Bしか聞かない人にはあまり馴染みにないアーティストかもしれませんが、Marvin Gayeの『I Want You』の作者であることはあまりにも有名な話です。Marvinの歌の中でもその完成度はずば抜けています。彼をSoulの大御所へと押し上げた一曲でもあるといえるのが、この曲です。そんな一曲を作り出すほど、彼のメロディーセンスとメローな雰囲気を作り出す能力は年老いた今でも凄まじいものがあります。
そんな彼の一枚ですが、曲間での水滴がなんとも美しいのですが、それが裏にあるエロスを感じさせていいんですよねー。まあ、歌詞の方は、Make Loveそのもので、英語じゃなければ、日本人は赤面しそうな内容なのですが、こんなおじいちゃんが切々と歌い上げるのが、また粋じゃーないですか!SEXYって言葉が似合いますよ。本当に、この人は。ですが、そのSEXYさに傾倒しすぎてて、曲毎の変化に乏しいのも確かで、ちょっとその辺はベテランの作品にいうのは厳しいところですが。こういうサウンド的なカッコよさももっていてSEXYなサウンドが好きな人にはオススメな一枚です!日本盤では(といってもUS盤はインディーズ扱いですが・・・)ボーナストラックが3曲入ってますが、どれも素晴らしい作品で特に11曲目のカッコよさは、前半のSexyさとは相対するカッコよさをもっていて、彼の若さと今のMellowな彼とを比較できる面白い作品になっています。ベテランの底力と彼の中の変わらぬ良さを見せ付けてくれた一枚ですねー。
オススメ:(1),(3),(6),(8),(11)

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Joe / And Than…

01.Sweeter Than Suger
02.And Than…
03.More & More
04.RIDE WIT U Featuring G-UNIT
05.Priceless
06.JEEP
07.You Dropped Your Dime
08.Make You My Baby
09.Street Dreams
10.It Ain’t Like That
11.Another Used To Be
12.Bedroom
13.Testify

(総評)

Joeの通算5枚目となるアルバム!前作では、ギターサウンドを意識した作りであり、ほぼ全曲セルフプロデュース作業をしたため、Joeの趣向が反映されて、若干好き嫌いが分かれるアルバムになった感があったのですが、(もちろんバラッダーとしての実力は発揮していましたが・・・)そんなうーん、どうしたのかなーという感じを一瞬で拭い去ってくれるSEXYなBallader JoeのPowerを存分に見せ付けてくれるアルバムを2003年末に届けてくれました。しかも今作で注目すべきはプロデューサー陣で、R.KELLY!が特に素晴らしい楽曲を用意して、R.KELLYとJoeで、完璧なSEXYサウンドを作り上げています。そのほかにも、ALLSTARや、実力派が、JoeのSEXYさを見事なまでに投影させた曲たちを揃えてくれているんですねー。ネットリマッタリした歌モノ主体のR&Bですが、G-UNITを招いた曲や9曲目など適度にミッドテンポなUPサウンドも交えつつ水準の高いR&Bアルバムを仕上げています。

JoeってすごいSEXYなR&Bスターですが、前作ではちょっと本人の思うところと回りが思うところのギャップというかその辺が出てしまったアルバムだったのですが、このアルバムでは、先行シングルだった3曲目R.KELLY作の『More & More』でこれは来た!間違いないアルバムだと安心感があり、その通りの彼のSEXYさを前面に出したアルバムに仕上がっていました。彼のSEXYさってミッドテンポな打ち込みなサウンドでこそ栄えるのですが、それにそったサウンドをプロデューサー陣が作っていて、最高にSEXYでいながらJoeの歌声が切なげに女性を求める雰囲気を演出しています。かといってミッドテンポな曲が多いと後半飽きが来そうですが、そこはうまくJoeが聞かせる歌い方をすることで中だるみすることなく曲が進行します。後半に名曲が多い安定感が出てきたアルバムです。今後も楽しみになりますよね!さすがJoe!と思わせてくれる、2003年持っておくべき一枚でしょう。
オススメ(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(10),(12)・・・というか全部ですね!

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Monte / Dreams Come True

01.VSP(INTRO)
02.VSP
03.TONIGHT
04.FOR THE SAKE OF LOVE (INTRO)
05.THE SAKE OF LOVE
06.BECAUSE OF YOU
07.WHEN I PUT IT DOWN (INTRO)
08.WHEN I PUT IT DOWN feat.KARINA VILLALTA
09.I CAN BE THE ONE
10.EVERYTHING IS EVERYTHING (INTRO)
11.EVERYTHING IS EVERYTHING feat. Young Taydo
12.LET ME KNOW
13.BRIGHTEN YOUR DAY feat.FANI
14.WANT FOR NOGHING
15.DREAMS COME TRUE
16.THE BLUES
17.SENSUAL

(総評)

こっちは、Devanteと打って変わって、ジャケ写通りのかっこよくSmooth コンテンポラリーR&Bです。声質的にはDevanteと似ていますが、こっちのほうが、ちょっと大人しめ。寝るときに聞くにはBestです!6曲目「Because Of You」 を聞いて、速攻買いに走っていました!もう、この曲を作った彼のセンスはやばすぎです。バックでなる琴の音と打ち手の音みたいのに、たおやかに絡まるMonteの歌声とサビでのメロディーがすばらしい!この曲のために買ってよかったーと思える出来です。その他の曲も、彼のSmoothで優しい歌声がじっくりと心に染み渡るようなバラードが満載です。サウンドも彼のどちらかというと、細めな歌声を邪魔しない程度で押さえつつ、しっかりと聞かせてくれます。優しくかつあまりやらしくないR&Bで、じっくり聞きたい方にはオススメです!切なさに身をよじることでしょう。優しい歌声なんだけど、どこか切なさがついて回る声で、聞いていて胸がグッと締め付けられることもあります。  でも、ちょっと楽曲に特徴がないのもあって、Devanteよりは、中だるみしてしまうかも。特にサウンド面でもう少し一工夫あるとよかったかなと思います。特に最後方はあまりに気持ちよくて寝てしまうかも(笑)とにかく気持ちがいいアルバムですよ!
オススメ:(6),(2),(5),(8),(9),(12),(14),(15),(17)

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Devante / Ready or Not

01.Enter-lude
02.Beautiful
03.Can’t Afford
04.Things You Like
05.Like I Do
06.Still
07.7 Days
08.Soul Sista
09.Summer Love
10.Assumptions(remix)
11.Unconditional (thankful part II)
12.Gonna Be Alright
13.After Tonight
14.Get Over You
15.Whenever You Call

(総評)

はい!洋楽の定番、ジャケ写で選んではいけません!シリーズです。こんなやる気のない顔写真のジャケして、めちゃめちゃMoodyでスムースで最高にいいアルバムなんですよー!めちゃめちゃ切なげなメロディーが心打たれます。いやーベッドで聞きたい!二人で聞いたら心も体も温まること間違いなしな、SweetでMoodyでエロエロなんですよー!もうやられちゃいますよ。全編通して、美しいシルキーボイスで切なげでありながら、トロトロな世界を展開していきます。こういうの大好き!もちろんすごい切ないバラードもあったり、バックも打ち込みのドラムの音が主体で歌声が引き立てられていて、もう心打つ楽曲ばっかりです。2003年インディーソウルのラブアルバムの名作です。全ての曲が、甘くも切なさを内包したどこか心の琴線に触れる曲たちでありながら、それぞれの曲がきちんと個性を持っていて、決して聞き飽きることがありません。
アルバム一枚を通して、すごい優しげでMoodyな世界観があって、聞いてると優しい気持ちになれる一枚です。本当にいい甘い声です!甘い声でいい声の人ってあまり少ないので貴重ですよ! さらに、その声でしっかりとシャウトかましてくれちゃったりして・・・たまらん。甘い声で切なげにシャウトされちゃうとねー、胸にぐっと来るんですよね。しかも彼は、ドラムも全てのProduceもこなすマルチプレイヤーでもあります。もちろんソングライティングもしていて、本当にマルチに活躍できる人物であり、特にこのソングライティングの能力は抜きん出ており、今後メジャーの方でも、裏方としても活躍していくのではないのかなと思わざる得ないほど、素晴らしいのです。ぜひぜひ手にしてほしい一枚です。長いこと隠れたカマDの愛聴盤として、週に一回はかならず聞いております。お勧め!ホントねー、ちょっと音楽やってて、ソングライティングする人に聞いてほしいかも。 ちなみに、JODECIのDEVANTEとは関係ない人物ですので、あしからず!インディーソウルでして、入手はちょっと難しいですが、つい先日まではAmazonにあったんですけどねー。下のBarringtonと同じところで買えます。どの曲もオススメ!じゃ!
iTune Music Storeで購入可能になりました!2006年!新譜予定!
オススメ:(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12),(13),(14),(15)

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