XG – MASCARA (Official Music Video)

XGことXtraordinary Girlsの2nd曲。K-POPのガールズグループのようなカッコよさを見事にみせてくれています。こういうフレーズの癖になる面白さとダンスとの融合でMV事態が非常に面白いものになっています!ただ、彼女たちは日本のグループであること自体がより個性的にしています。K-POPのプロデューサーと長い年月をかけてデビューさせていることから、ほかのK-POPアーティストと見比べてもより洗練された個性的なガールズグループになっています。1stであるTippy Toesも、癖になるフレーズが敷き詰められていて、その部分だけどこの曲だとわかる癖の強いカッコよさはさすがです。そして、ダンスのクオリティーも素晴らしく、ダンスのそろっているところは凄いです。MV事態も、クオリティーが高くシャープでカッコよい女性を表してくれています。

XG – Tippy Toes (Official Music Video)

また、それぞれがソロで見せてくれる歌の上手さも特筆もので、ダンサブルな曲で歌を聞かせる部分はどうしても限られるのですが、歌の上手さを↓の二つでは感じることができます!個人的に、英語の発音とかも違和感がなく本当に最初はK-POPの方の人なのかなと思っていて、みんな日本人と聞いてびっくりしました。

CHISA from XG – Vocal Performance (Nobody Love)

XG – Vocal Performance (Peaches Remix)

話題になっているのが、以下のRapのMVです。ここまでかっこよく多国語を混ぜていくとは。

YOASOBI / 海のまにまに

YOASOBIの曲はパワフルで軽快な曲もあれば、こういうほっこりするような心地よい楽曲もあって、本当に幅が広いですよね。この曲は、サウンドが本当にシンプルで、幾田りらちゃんの歌声のしなやかさとやさしさがうまくでていて、そこを音数が少ないサウンドが支えています。歌詞の世界はやはり小説をもとにしているので、最初に聞いた時と本を読んだ後ではまた感じ方が変わっていくというのは本当に魅力的で斬新で、彼らだからこそできる日本語の良さをうまく引き出す方法ですね。洋楽を多く聞くので、歌詞への共感ってあまり考えない場合が多いのですが、YOASOBIは、歌詞に対する感じ方が変わるのが面白くてよく歌詞をじっくり読むようにしています。

泉 亮 / That thing you do

北海道を代表するR&Bシンガー泉亮くんの最新シングルは、R&B Sweet Song。柔らかく包み込むような歌声で、美しいUrban Soulなサウンドにのって、すべてを抱きしめるようにSweetで優艶に歌上げていきます。語り掛けるよう情愛を歌い描きながら大きく包み込む歌声と声色の表情で誠実さも伝わってくるようです。伸びやかな声で歌い上げていく心地よさがたまりません。そして、最後に向けての力強い声でのシャウトやフェイクは、亮くんの真骨頂ですね、今は柔らかい歌唱が多いですが、本来はシャウトのセンスやその力強さは本当に素晴らしく、声の重ね方も心地よく、これぞR&BのSlow Balladというにふさわしい一曲になっています。何度も聞くほどに、胸に染み入る曲になっています。

eill / プレロマンス

こちらも、映画『夏へのトンネル、さよならの出口』の挿入歌であり、eillちゃんのアップテンポなメロディーセンスの素晴らしさを味合わせてくれます。こちらのMVも映画の映像と合わせたリリックビデオになっています。サビへの盛り上がっていく、ドキドキ感や疾走感が心地よく響きます。どんどん盛り上がっていく物語が進んでいくように、歌のメロディーも盛り上がりを見せてくれます。「どんな顔で伝えよう どんな声で答えよう」というフレーズをエモーショナルに歌い上げていくときの、何かが始まるようなドキドキした感覚が大切な気持ちを溢れさせます。琴線に触れるそんな一曲になっています。eillちゃんは、本当に明るい活発な雰囲気なのですが、eillちゃんの心にはもっとたくさんの素敵な想いが詰まっているんだなと感じさせてくれます。

eill / フィナーレ。

イントロの「君はほんとにわかってないよ」っていう一言で、どこかもどかしい若い恋愛を感じさせるバラードの世界観に一気に持っていかれます。「ふたつの傘より相合い傘」など情景がわかって新しいと思える言葉選びが本当にeillちゃんは秀逸だし、それを盛り上げるメロディーはスローバラードでも魅力的でセンスがあります。映画『夏へのトンネル、さよならの出口』の映像を使ったMVで、まっすぐな恋の歌を、映像も合わせながら盛り上げていき、蒼いまっすぐな想いを感じさせる若い二人ががむしゃらに進むような思いを感じます。イントロの美しいストリングスと切なげなピアノの音色で盛り上げる壮大なバラードソングになっていてます。いろんなインタビューでいろんな海の音などをとって散りばめたといっている通り、聞くごとに耳に馴染んでいくような雰囲気を感じることができます。ここ最近のバラードの中でも、すべての人に響く心に染みる歌詞の世界が素敵です。最後に向けてすごいまっすぐで盛り上がる詞なのに、最後に「味気ないね でもそれがね 二人の幸せ」といってしまうところが、危うさを持つような気持ちの若さとその浮き沈みを感じさせてくれて、大好きなところです。