SIRUP – Hotel cure Launch Live (Full Ver.)

hotelを舞台にライブが展開されるという本当にコロナで配信ライブ全盛となった新時代に新たな風を吹き込むライブです。

SIRUPのライブでの生音感覚も感じさせながら、目で見せて楽しませてくれます。アルバムCureからの楽曲が聞けるのですが、「R&W」の伸びやかな歌声に一気に引き込まれていきます。

「Overnight」のサビの心地よく耳に残るコーラスにうっとりとさせられます。

このホテルの部屋がどれも青を基調としつつもアクセントがあり曲と絶妙に合わせているのですが「Keep Dancing (feat. Full Crate)」ではどこか浮遊感がある曲調と合わせたホテルっていうよりも夜のビーチのような現実を忘れられるような雰囲気が素敵な部屋です。

そしてシングルカットもされている「HOPELESS ROMANTIC」の切なく哀愁漂う雰囲気が染み入ります。この曲の後半での難しいメロディーでの歌声の見事な調律は素晴らしいです。

「I won’t be」では緩やかな雰囲気で体を横にしながら聞きたくなるようなゆったり聞き入ることができます。

「Online (feat. ROMderful)」では部屋に女性がいて、掛け合うわけじゃないんだけど、周りで空気のように歌いつないでいくのですが、二人の間をカメラが動いていくのが見てて面白いです。ミッドテンポなビートでそっと寄り添うように聞かせてくれます。

このアルバムの中でも一番イントロのサンプリングが印象的な「Keep In Touch (feat. SUMIN)」韓国のプロデューサーでもありSUMINの美しい歌声はサウンドのみですが、お互いを引き立てていてこの二人の掛け合いは絶妙ですね。イントロのフレーズが印象的でR&B好きにはたまりませんね!

軽快な「Journey」の部屋にはStevie Wonderのジャケットがあったりしてソウルな強さを感じさせてくれます。軽快なサウンドに体を揺らさせていきます!

優しく歌い上げる「Trigger」へと切り替わるところも緩急のつけ方が絶妙です。

「Runaway」では力強く歌い上げてくれます。アルバムらしい雰囲気を色づけるような一曲になっています。

「Sunshine」というタイトル通りに包むように照らしてくれるサウンドになっています。

最後は「Thinkin about us」緩やかだけど徐々に盛り上がりながら歌い上げていってくれます。やさしく思いが詰まった歌い方が強さも感じさせてくれます、さらにフェイクもじっくりと聞かせてくれてます。最後のアカペラの歌声が、SIRUPらしさ全開でSOULなフェイクもシャウトも存分に聞かせてくれる真骨頂です。

ホテルのフロアを一つこのアルバムのコンセプトに染め上げる新たな試みは驚きですし、行ってみたくなりますよね。

eill | ただのギャル (form “BLUE ROSE TOUR 2022” at 豊洲PIT)

eill 1st Album「PALETTE」に収められている注目の楽曲である「ただのギャル」のライブバージョン。絶妙に音の使いの違いや、ダンスに合わせた楽曲のリズミカルで重いビートがきいた感じもカッコよくて、アルバムとはまた違ったカッコよさを感じることができます。eillちゃんのダンスのキレもよくて、いつものGANMIを従えてのダンスがこの曲をよりシャープでカッコよく盛り上げていきます。特にイントロの音使いがR&Bっぽいシンセな音がたまらなく大好きなんですよね。こういう80年代から90年代のR&Bが多用した音をまた使ってくれているのも、なんかたまりません。最初のコメントから最後の笑顔まで見ていて聞いていて楽しい一曲です。3大都市以外でのライブはまだあまりないのですが、今後ツアーも予定されているので、ライブが楽しみになりますね。

こちらは、アルバムが出た後に公開されたMV。eillちゃんらしさが感じられるコケティッシュな雰囲気も感じさせつつ、可愛さとダンスでのクールがうまく混ざりあっていて、素敵なMVになっています。周りのダンサーさんも個性的でみんなに視点が移るところも、何度も見たくなります。

【302】[feat. Tani Yuuki, 菅原圭] Cheers / MAISONdes

MAISONdesのあたらしい住人はすでに有名などこか情緒的な歌声のTani Yuukiと、どこかボーイッシュな歌声が魅力的な菅原圭の二人による軽快な乾杯ソングです。楽しい乾杯というよりも、ゆるくお互いの疲れや重しを置いて乾杯しようという、今の閉塞的な世の中での乾杯にあっているような逃避的な面もある癒しを求めたような楽曲で、この二人のちょっと気だるさや情緒的な歌声がこの楽曲の雰囲気によくあっています。本当にこういう人選の妙を毎回感じさせてくれるがこのMAISONdesの企画のすごさだなと思います。

米津玄師 – M八七  Kenshi Yonezu – M87

ひさびさの米津玄師の一曲は、映画の主題歌ということで、タイトルもそれに合わせたつけ方になっていて、米津さんなりの主人公像を歌っているんだと思います。こういう荘厳な雰囲気のメロディーは、米津さんの世界観が良くでていて、感動させられます。映像も映画的な雰囲気で現実ではありえない部分もありながら、映像としてのクオリティーが高い作品に仕上がっています。

くじら – 抱きしめたいほど美しい日々に(Official Video)

ボカロPのくじらさんのセルフプロデュースです。柔らかい歌声のくじらさんの作り出すメロディーが心地よく耳に残ります。プロデューサーとして有名にはなりましたが、シンガーとしてのポテンシャルの高さにびっくりさせられます。サウンド的には軽快さの中に美しい音遣いが織り交じっていて、勢いと清廉さも感じるような曲です。
かわいらしい女の子のキャラのMVもなんかずっと見ていたくなりますね。