新譜情報 2011/02/24

Tracy / Unconditional Pleasures

Tracy: Unconditional Pleasures

歌えます!
Marcell / Marcell Unplugged – Live @ the Senator

Marcell: Marcell Unplugged - Live @ the Senator

これは、いいライブ盤です。本気でいいシンガーです。ソウルフルでパワフルです!
Brandon Joseph / “Higher Calling”

Brandon Joseph: "Higher Calling"

かなりかっこいい作品です。ジャケ写どおりの作品ですね。
FEL Davis / Secret

FEL Davis: Secret

非常に歌がうまいシンガーの登場です!
Fred Jr / Dope Girl

Fred Jr: Dope Girl

聞きやすい実力のあるシンガーです。
Prince Young / My Baby

Prince Young: My Baby

いい感じに渋いシンガーです。
Romiah Armstrong / Upright Soul

Romiah Armstrong: Upright Soul

さわやかな感じのシンガーですね。
Joe Barrino Aka Teeny / Space Age Riden feat. Snoop Dogg

Joe Barrino Aka Teeny: "Space Age Riden" (feat. Snoop Dogg)

いい感じにストリートの雰囲気のある作品です。
NYSE / I Can Be (feat. Metaphor)

NYSE: I Can Be (feat. Metaphor)

若手のシンガーです。アップテンポをそつなく歌います。
Kenney Garmon / Brighter Day’s

Kenney Garmon: Brighter Day

味わい深い歌を歌います。
Daddy K / GetchaHandzUp (feat. Kevin Mengi, Baïf)

Daddy K: GetchaHandzUp (feat. Kevin Mengi, Baïf)

話題のKevin Mengiをfeatしています。
Matthew “Mdot” Finley / Miss Valentine

Matthew "Mdot" Finley: Miss Valentine

多くのシングルをリリースしているアーティストです。けっこういい歌声しています。
Steve Kelly / The Collective Works Of Steve Kelly

Steve Kelly: The Collective Works Of Steve Kelly

懐かしいJoyaが参加です。
Joint Heirs / If We Stay True

Joint Heirs: If We Stay True

これaなかなかいいグループですよ。
James Day / Natural Things – US Digital Edition

James Day: Natural Things - US Digital Edition

James DayのUSバージョンです。
Lamorris Williams
/ Sexy Soul Songs”

Lamorris Williams: Sexy Soul Songs

LaMar B / Lamorris WilliamsPancakes In the Morning

LaMar B: Pancakes In the Morning

しっとりと歌い上げるシンガーです。
Vick Jones & DaFlow Entertainment / DaFlow Entertainment Presents Vick Jones

Vick Jones & DaFlow Entertainment: DaFlow Entertainment Presents Vick Jones

見た目とちがってスムーズなシンガーですね。
Uncommon / Grown Man

UnCommon: Grown Man

なんかCommonに似ていますが歌はネオソウルです!渋いですよ。

V.A. / Urban Next J-R&B selected by Shintaro -Nishizaki

01.RAYS / music life
02.Dym-T a.k.a 仲程秀貴 / Keep It Smooth
03.LEO / Dream of Love (Part1)
04.Junear / crazy love
05.TATSUYA / 今夜
06.DAICHI MIURA / YOU & ME
07.Jine / If I Said
08.Full Of Harmony / はなびら
09.Sweep / Once in a life time
10.JAY’ED / Movin’ On
11.HI-D / 騒がしい太陽
12.L&J / Deep Inside – Extended ver –
13.HIROKI / HUMAN
14.Samuelle / 願い
15.MIHIRO~マイロ~ / Happy Birthday To You
16.one da 4side / 4-seasons
17.LEO / Dream of Love Part2

(総評)

HMVバイヤーだった、西崎氏によるコンピレーションアルバム!しかも、1stはインディーソウルの爽やかな楽曲を集めたのにたいして、こちらは日本のまだ無名なアーティストを多く集めたコンパイル集!こういうものを現場の人が作り出すというのは、非常に意味のあることですね。なんといっても、リスナーに近い側での意見が多く取り入れられたコンピだと思います。きちんとコンセプトにたっていて、辺に売りに走ってしまって、誰でもしってるじゃんみたいな曲が多く入っているようなコンピレーションとは一味も、二味も違う味わいを感じさせる一枚です!
その参加のメンツも、メジャーやベテランから、インディーズやまだ音源リリース前のアーティストなど、多彩な顔ぶれがそろっていて、日本の男性R&Bシーンが深さを増してきていることを感じさせてくれます!やっぱり、まだまだ知られていないアーティストをこれほどピックアップしてくれているのは、本当に現場の売り手さんだからできる仕事だよなと感心するのと、ここまでのコンピレーションを発売したHMVに拍手を送りたいです。インディーソウルバージョンが前作だったのですが、日本のR&B男性シンガーは今まさにこれからという時期にうまく合致したすばらしい企画だと思います。もちろんJunearさんやJineなど、隠れた実力派も収録され、三浦大知くん, Full Of Harmony, HI-D, Jay’edなど第一線で活躍するメジャーアーティストまで収録し、これから出てくるRAYS, HIROKI, TATSUYAなどの若手の実力派をそろえていて面白い一枚に仕上がっています。LEO, L&J, MIHIROなどのSugar ShackファミリーやSweep, Samuelle, One Da 4sideなどのポップ要素の高い曲も入って幅広い年代にも訴えるアピール力ももった作品になっています。
なんといってもその中でもJunear, Jineの収録はうれしいところですし、RAYS, TATSUYAの若手実力派の曲がCDという形で広く聞かれるというところはうれしい限りです。さらにDown 2 EarthのHIROKIの収録も見逃せないころです。どの曲もいろんな要素をもっていて、アルバム一枚を通していろんな楽曲を楽しめるコンピレーションとしてうれしいつくりになっています。
改めて、西崎さんにすばらしいコンピを作ってくれてありがとうといいたくなります。オススメ:(1),(7),(3),(4),(5),(6),(9),(13)

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Naturally 7 / Vocal Play

01.Jericho (Break These Walls)
02.SOS (Anybody out there?)
03.768
04.You’re Beautiful
05.Catchy
06.Is There Nowhere For Me To Run?(Come get me)
07.Wall Of Sound
08.If You Love Me09.All I Ever Wanted
10.Relax Max (Featuring Michael Buble)
11.Ready Or Not
12.Don’t Shoot The Messenger
13.Run To You
14.And That’s When You Love Me
15.Be Still, My Soul
 

(総評)

Naturally 7オリジナルアルバムとしては、通算4枚目となるアルバムが実はひっそりと2010年にリリースされていました。今回ももちろん全部アカペラで織りなす、各楽器の音が、本物とまったく聞き分けれないほどにすごい一枚に仕上がっています。もちろんそんな奇抜さだけではなくて、R&Bコーラスグループとしても、現在最高峰といってもいいほどに、正統派なボーカルグループとして唯一無二の圧倒的な存在感を感じさせてくれます。それぞれの音の安定度はもちろんですが、音のバラエティーもより増えているように感じます。
楽曲的には一番おもしろかったのが、ダンクラ風味を感じさせるフロアダンスチューン11曲目「Ready Or Not」!これは本当に思わず踊りたくなるような軽快で一度聞くと忘れない面白い一曲でした。そのほかにもアルバムのほぼすべての曲がシングルカットされてもおかしくないようなアップサウンドでかっこいい曲がたくさんあって、1曲目「Jericho」や、3曲目「768」、5曲目「Catchy」など、適度な遊び心を加えながら、さまざまなビートやサウンドを聞かせてくれます。手のうちの多さというか、懐の深さを感じずにはいられません。これが口とはと改めて驚愕せざるおえません。もちろんミッドテンポな楽曲でも2曲目「SOS」などに代表されるようなボーカルグループ然とした楽曲もあったりとして、個人的には9曲目「All I Ever Wanted」のような淡い感じの切なげな曲でも名曲を残してくれているのが、うれしい限りです。 さらに、10曲目「Relax Max」のようなJazzシンガーを招いた今までの雰囲気とガラッと変わった曲もやるなど、アーティストとしての可能性の高さも感じさせてくれています。
15曲ですが、本当にお腹いっぱいな気分になるのですが、それほどにどの楽曲もパワーがあるんですよね。いい曲の宝庫だと感じます。
Naturally7は今までもアルバムのはずれはありませんでしたが、この4作目も充実の名作です!
基本的にライブがメインのアーティストでもあるので、実力にもムラがなくて、今後にも十二分に活躍が期待されるボーカルグループです。2010年是非手に入れておくべき一枚です。オススメ:(11),(9),(8),(13),(1),(2),(3),(5),(10)

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KeKe Wyatt / Who Knew

01.Who Knew
02.Never Do It Again
03.Without You
04.Daydreaming
05.So Confused
06.Weakest
07.Peace On Earth
08.Got Me One (Good Man)
09,Getting It
10.Never Give Up

(総評)

さまざまな問題を乗り越えながら、ついにリリースされたKeKe Wyattの2nd Album!これが2010年女性アーティストのアルバムとして最高傑作ともいえる充実した作品に仕上がっています。先行シングル「Who Knew」でその歌声の迫力と存在感をこれでもかと見せつけてくれましたが。その先行シングルを裏切らない素晴らしく充実した作品に仕上がっています!1stアルバムの時もAvantとのデュエットで話題をさらいましたが、もっとうまく、情熱的な歌唱ができるようになっていて、今後のシーンを引っ張っていくアーティストの一人であることを、証明してくれています。
ネオソウルやオーガニックなシンガーは最近の女性シンガーの主流ですが、彼女はパワフルな正統派なR&Bシンガーとしての魅力を存分に見せてくれている貴重な存在です。Angie Stone, Kelly Priceぐらいしか最近では思い浮かばないようなタイプのシンガーなので、SOUL SINGERとしての今後も期待したいところですね。
アルバム全体と通して彼女の得意とするオーソドックスなR&Bバラッドが詰まっていて、そのオーソドックスなバラッドの中で見せる見事すぎるシャウトの応酬に聞くものは胸を熱くさせられてしまいます。なんといっても、3曲目「Without You」の最後に見せるシャウトも見事ですし、それ以上にオーソドックスな名バラッド5曲目「So Confused」でのシャウトは、彼女の真骨頂といえるでしょう。この5曲目だけは、絶対に聴いたほうがいいです!
さらには、8曲目「Got Me One」10曲目「Never Give Up」でも、オーソドックスなバラッドをこれでもかとシャウトして聞かせてくれます!ここ最近はこれほど歌える女性シンガーに会ったことがないので、これほどに力強く全うなR&B然として歌声を披露してくれる彼女の実力には、圧巻としかいいようがありません。この以外も、6曲目「Weakest」では正統派R&Bを見事に歌いきり、7曲目「Peace On Earth」ではアコースティックサウンドで彼女の歌のパワフルさに圧巻させられます。「Never Do It Again」では、艶やかに伸びのある歌声を見せたり。4曲目「Daydreaming」ではやさしく歌い上げたりと、1stアルバムでは見せなかった面も存分に感じさせるKeke Wyattの成長を感じさせるアルバムの内容になっています。 あまりにすばらしいバラッドが多くて、前作の彼女が見せるような9曲目「Getting It」のようなHIPHOPトラックが逆に邪魔に感じてしまうほどに完成されたアルバムに仕上がっています。何よりも、彼女にオーソドックスなR&Bを歌わせてシャウトさせると、本当に見事で、低音な歌声もあいまって、非常にかっこいいんですよね。この楽曲たちを聞くだけでも、十分に意味がありますし、それに今回は9曲目以外は、本当にR&Bとしっかり向き合っている楽曲が多くて、どの曲も完成度が高いので、R&Bアルバムとしての完成度の高さに、息を呑んでしまいます。2010年聞き逃した人にはぜひとも聞いてほしい一枚です。オススメ:(5),(3),(1),(4),(6),(7),(8),(10)

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