L.Young / The 12th Letter

01.Introducing (interlude)
02.Sweet Potato Pie
03.We Should Get Together
04.Smitten
05.Angel
06.She Is Not You
07.Feed My Babies
08.Why It’s Over
09.Let You Go
10.You’re Gone
11.Under The Circumstances
12.Go ‘Head
13.Thank You
14.The Recipe (We Need)
15.Hillbilly Lover
16.Don’t Make Me Over
17.Rainbow

(総評)

ケンタッキー出身、以前、2004年「They Just Don’t Know」をリリースしているインディーズシンガーL.Youngが着実に二枚目をリリース!独特の楽曲センスを持つ彼なのですが、時に軽快に面白いフレーズがあったりもしつつも、基本はしっかりと歌いこめる実力派!特にフェイクのセンスが素晴らしく、ファルセットも自在に操りながら、ぐいぐい歌い上げていく歌力には、惚れ惚れとしてしまいます。このアルバムでも、多彩な楽曲が並ぶ中、素晴らしいバラードや、アップサウンドがあったりと、聞き手を飽きさせない作りをしています。サウンド的にすごい!っていうものじゃなくて、彼の歌声にかかれば、フェイクの嵐で、すごい歌へと変えれる力があるシンガーですね。 そして、この一枚断然オススメが国内版です!!なんといっても、ボーナストラックがいいんですよね~。3曲もありそのどれもが素敵なんです。15曲目「Hillbilly Lover」でキャッチーなフレーズで聞き手の耳を楽しませ、16曲目「Don’t Make Me Over」で渋くかっこいい曲を聞かせて、最後は17曲目「 Rainbow」でのやさしく美しい正統派R&Bバラッドの仕上がりといったら、近年稀に見る出来です!そして、そのボートラ以外にも5曲目「Angel」での切ない泣き節での歌い上げっぷりにはジーンと来ます!中盤の6曲目~10曲目にかけてはのメロディーラインの多彩さも、L Youngの才能の多彩さを表現しています。そのほかの曲もしっかりと彼の歌で聞かせてくれる曲がそろっていて、アルバム通してさまざまな面を見せてくれています。一枚を通して飽きがこない作りにしているのが、彼がアーティストしてだけでなくて、Producerとしても優れた才能を持っていることを証明しています。これを気にどんどん楽曲がでてくるかもしれませんね。
インディーズっていう枠にいるのがもったいない感じもするのですが、いまやインディーズという枠自体が意味を成さないものとなっている中、こういう才能がどんどんこうやって音源を出していける現状は喜ぶべきでしょう!これからもどんどん楽曲を作りそして、他の人にも楽曲を提供して言ってほしいアーティストです!特にゴスペル畑でのアーティストと組むことで、よりコンテンポラリーゴスペルの世界が広がるような気がします!オススメ:(3),(5),(6),(8),(9),(15),(16),(17)

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