Various – Kloud9 Presents / The Vibe Room

01. Intro – Kendall Duffie
02. Everything You Need – 2Way
03. Didn’t Think – Kloud 9
04. Jonesin’ – Men-nefer
05. Treasure – Leza
06. Ooh Baby I – Tim Dillinger
07. I Can – Althea Rene
08. Runnin’ – Maysa
09. Sunny Day – Men-nefer
10. Get Away – 2Way
11. You Got Me – Leza
12. Feel Love – Tia Smedley
13. Chill Funk – Michael Fair
14. Outro – Kendall Duff

(総評)

Kloud 9 Kendallが監修した最近調子がいいExpansion Recordsのコンピレーションアルバム”VIBE ROOM”!その名前のとおり心地よいVibeの詰まった作品に仕上がっていいます。このVIBE ROOM!クレジットを見ればわかるとおり、Kloud9のKendallが所有しているスタジオの名前からとったものなのです。まさにそのスタジオからは素晴らしいVIBEが生まれ出でています。その素敵なスタジオの中で、Kloud 9らしい楽曲をいろんなアーティストが歌っているという感じの、Kloud 9の作品としても楽しむことが出来ます!
その参加メンバーはインディーソウルファンならかなり注目してしまうようなメンツで、メジャーからはMaysaが、そして、数年前USのみのリリースで話題となった、Tim Dillinger。そして、今年Kloud 9がfeatruingで参加した楽曲があるAlthea Rene!そして、新鋭の女性アーティスト2WayとMen-neferがいい味を楽曲でも出してくれています!そして、Leza, Tia Smedleyと様々なアーティストがいて、Michael FairやAlthea Reneのような楽器奏者が参加したインストモノまだ、楽曲的にも幅広い曲が楽しめるようになっています!特に新人の女性アーティストの出来が本当に素晴らしいです!
特に注目したいのが、Tim Dillingerとの一曲!この完成度はすばらしいです、SweetでSOULFULでかっこいいんですから。KendallとTimが二人でお互いを高めあうようにでも激しくなくうっとりとするような掛け合いで盛り上がっていきます。これほどに甘いのに盛り上げれる曲ってないですよね。ベットで流したいですわ~。あとはKloud9の新譜も彼ららしい完成されつつある形を見せてくれ、面白いのが13曲目のSAX奏者Michael Fairとの曲で最初のKendallのフレーズを口ずさむところなんか、一緒に口ずさみたくなります!
この作品から、Kloud9と一緒にDwayne A. WalkerというプロデューサーがKloud9の仲間のプロデューサーとして新たに素適な曲を提供してくれていて、今後の彼らの展開も楽しみになってきます。そして、このコンピレーション英語が話せない人たちにも意味を理解してもらおうと、詞がきちんと入っているのもうれしいところです。Kloud9の作品には全て英語詞がつけてあります。そういう心遣いもうれしいですよね。どの曲も素適なLove Songで恋人と聞いて欲しいですね。ホントコンピレーションアルバムでありながら、これほどKloud 9という個のアーティストの存在を強烈に示した作品も珍しいでしょう。これを聞くとますますKloud 9の作品が聞きたくなりますよ。
オススメ:(6),(5),(13),(3),(2),(8),(9)

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Kloud 9 / Yearning 2 Love

01. Special One
02. Crave
03. Happy
04. Gimme gimme gimme
05. A Step Away feat. Tonia Hughes
06. Can’t Be Love feat.Mitchell Jones of Commissioned
07. I like It
08. Wanna Show You Love
09. So Many Reasons feat.Incognito
10. Yearning To Love (Interlude)
11. Yearning To Love
12. The Kind of Man I Am
13. Don’t Take It Personal feat.Micheal Fair & Kirk Whalum
14. Just Another Day introducing Russell White
15. Ready Willing Wanting
16. So Many Reasons (Copyright Mix)

(総評)

Kloud9の3年ぶりとなる2ndアルバムがついにUKのレーベルExpansionからリリース!その類まれなるセンスでSmooth Jazzの要素をうまくR&Bに取り入れながら、美しくやさしくSOULに溢れた歌を聞かせてくれる兄弟デュオ!まさに極上といえるその歌のセンスには、ただただ脱帽するしかなく、往年のSOULアーティストに通じるそのセンスとJazzの即興演奏を取り入れるそのサウンドの躍動感、そして現行のR&Bよりもさらに一歩上をいくそのメロディーセンス!この三つが混ざり合い味わい深い一枚を完成させています。
 Smoothで美しい二人の歌声にうっとりさせられつつも今回は女性ボーカルとして、Tonia HughesのようなSOULFULな女性ボーカルや彼らととても相性がいいJacquelyn Desousaを招いて、男女の絡みも面白いのです、今作は特にゲストが豪華でいてそのゲストがいい味を出していて、前作に引き続きゲスト参加しているIncognitoもその個性的なサウンドでリスナーを躍らせ、CommissionedからはMichell Jonesが素晴らしい歌声を披露してうっとりとさせてくれます。さらに、Michael FairとKirk Whalumの二人のJazz Menたちが、素晴らしい演奏を聞かせるなど、ホントそれぞれがKloud 9の二人と楽しく作り上げた一曲なんだなと感じることができます。基本的にはSmooth Jazzを上手く取り入れたサウンドなのですが、それだけに終わらないグルービーで躍動感溢れるサウンドが耳をひきつけます。
 胸を締め付けるようなバラードから、一転躍動感溢れるグルービーな曲へと様々な面を繰り返しながらアルバムは進んでいきます。特に”Special One”,”Can’t Be Love””Yearning To Love”の美しさにただただ聞き入ってしまいます。そして、”Happy”や”I Like It”などのグルーヴィーで躍動感溢れる楽曲に踊らされちゃいます、特に最後のCopyrightのRemixなんて、ドライブしながら聞き入りたい一曲です!そしてJazzの要素をふんだんに取り入れた”Gimme gimme gimme”や、”Don’t Take It Personal”のSwingの素晴らしさにただただ聞き入っちゃいます。即興演奏の素晴らしさを改めて感じました。どの曲も穏やかな気持ちで聞くことができて、一枚聞いていて癒されること間違いないです!美メロも多くて、本当にどの曲も末永く聞ける素晴らしい楽曲ばかりです。本当の意味での上質なR&B Musicがここにありますよ!
本当に今年最も個性的なアルバムが登場したといってもいいぐらいに、R&Bリスナーだけじゃないもっと広い人たちにも訴えることができる素晴らしき一枚です。ライナーノーツには、リリックも載っているので、ぜひ見てみてください、ステキな愛の歌がちりばめられていますよ。ぜひ手にしてみてください!
オススメ:(1),(2),(3),(4),(6),(7),(8),(9),(11),(12),(13)

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Kloud 9 / On Kloud 9

01.Can’t Stop Thinking
02.If You Ever
03.Never Knew
04.That’s How Love Should Be
05.I’m Tryin’ To What
06.Just Like That
07.Feels Good
08.Lights Out
09.Hold Me Down
10.That’s My Word
11.Girl, Lady, Woman
12.It’s Okay
13.Brand New
14.All Because Of You
15.Freaky Man
16.Keep Me Coming Around

(総評)

2002年カマDがひそかに愛聴していた一品。これ物凄いMoodyでSmoothなアルバムなんです。イギリスのゴスペル兄弟なのですが、全然ゴスペルとか抜きで楽しめる作品に仕上がっていますし、何よりバックの楽器の演奏が超一品!素晴らしい!雰囲気がある最高の一枚に仕上がっています。まだ、イギリスではメジャー作品なので、店頭とかにはまだおいてあると思います。本当に声も抑え目で、控えめでありながら、しっかりとSOULを感じさせてくれます。この歌声の爽やかさと、艶やかさの微妙なバランスが、聞く者の耳を楽しませてくれます。兄弟の声のバランスもよくて、デュオとして有名なK-Ci&JoJoや、Ruff Endzとはまた違ったSmoothで、心地よい爽やかな歌を届けてくれます。そして、彼らは、楽器を歌に反映させることが非常にうまいんです。メンバーのKendall Duffieが鍵盤を弾いき歌っているっていうのもありますが、Saxの使い方が本当にうまいのである、最近のR&BやHIPHOP、Gospellのどの作品を見ても、これほど演奏のセンスの良さを感じさせてくれる作品には出会えません・・・
曲の雰囲気としては、どこかJazz Vocalのような奥深さも感じさせ、時にボッサのような心地よさも感じさせ、Acid Jazzっぽいおしゃれな雰囲気も持つまさに『色気』のある1枚に仕上がっています。
ほぼ全てを自分達でProduceする彼らのアルバム!持っておいて損はない2002年の好作品です。雰囲気に酔いたいときに聞きたい一枚です。
全曲オススメですが、特に4,5,7,9は絶対に聞いて欲しい作品です。

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