Jose James / The Dreamer

01.Love
02.Spirits Up Abobe
03.Moanin’
04.Park Bench People
05.blackeyedsusan
06.Nola
07.Red
08.The Dreamer
09.Velvet
10.Winterwind
11.Desire
12.Body + Soul

(総評)

今年新星のごとく現れたJazz界のシンガー!そのソウルフルな歌声はジャンルレスで多くの人を魅了していきます。Jazzシンガーには、雰囲気があったり思いっきりJazzっぽいシンガーもいますが、この人はもっとソウルフルな歌で声で聞かせるシンガーなのです。なので、その歌声にぐいぐい引き付けられていきます。そして、JazzらしいフェイクやSwingもすばらしく、SOULに通じるものを感じずにはいられません。バックミュージシャンも素晴らしくライブ感たっぷりに演奏をしてくれていて、一発撮りの凄さをここでは披露してくれています。こういうJazzのアルバムって今は普通にやっているトラックをいじったりつぎはぎしたりとかは、逆に少なくて、セッションミュージシャンが集まってさぁ!やろうって感じでとっていくので、演奏も歌も生き生きした躍動感が違います!
カバーなんですが、そのカバーって言うことさえ忘れさせるJose Jamesの声の魅力に溢れた3曲目「Moanin’」で完全に一聴して、魅力にやられてしまいます。その後も思いっきりJazz風味な曲からSOULテイスト溢れた曲まで曲に合わせつつもそのソウルフルな歌声の魅力を存分に見せてくれます。12曲目の「Body+Soul」での声を楽器にして演奏していくところなんてさすが!って思ってしまうし、もちろんそれを支えるバックミュージシャンの魅力も詰まったアルバムになっていて、11曲目「Desire」のSwingっぷりなんて見事ですし、2曲目「Spirits Up Abobe」での大御所ジュニア・マンスっていう人の演奏も見事すぎます。
思いっきりJazzシンガーではありますが、これからジャンルレスに多くのアーティストに引っ張りだこになるのは確実なsingerの登場でしょう。今後の活躍がとっても楽しみな逸材です!たまにはR&Bばかりじゃなくこういう音楽も触れてみると、Black Musicの共通するものとか、歌い方のシャウトやフェイクがSwingからきていることとか、いろいろ解って面白いですよ。オススメ:(2),(3),(4),(6),(9),(11),(12)

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