KUBOTA meets KREVA / M☆A☆G☆I☆C

(概説)

久保田利伸が、KREVAのトラックの上で自在に歌い上げる一曲「M☆A☆G☆I☆C」がリリース!HIPHOPでは売り上げ面的にもそのスタイルでも一番メジャークラスに位置するKREVAと、日本のR&Bの王道ともいえる久保田のコラボレーションということで、話題になりましたが。それ以上に、このコラボレーションを皮切りに、ツアーまで組んでくれたことが、とてもうれしく思いました。USでは、よく複数のメジャーアーティストが、ツアーを組んで回ることはよくあるのですが、そういうことをはじめてやってくれたからです。その中で一曲一緒に歌ったり、彼らの場合は、それ以上にコラボレーションして一緒にレベルの高いライブを完成させてくれていました。
楽曲的にもシンプルなKREVAのトラックに躍動感ある久保田のメロディーラインがのっかり、とても前向きな歌詞とあいまって、ノリにのって聞ける一曲になっています。何かが起こりそうなそんな期待感がたっぷりと詰まった一曲になっていて、MAGICというタイトルがとてもあっているなーと思わせてくれます。もう少し歌部分とラップ部分も部分もバランスがよく混ざり合っています。掛け声的にいろんなところで、合いの手をお互いにRapと歌でいれたりと、なかなか無駄なくフェイクで盛り上げてくれています。新たな久保田の挑戦としては面白い仕上がりになっています。これを期に日本のRapperとももっとコラボレーションで取り上げられると面白いかなと思います。
こういう遊び心溢れる企画を真面目に、高い水準でやってくれる久保田は素晴らしいですね。もうそろそろ、USの4枚目も期待してしまいますが、ゆっくりとじっくりと水準高い作品を制作してほしいものです。

(曲紹介)

01.M☆A☆G☆I☆C

ホント聞いただけで元気がでる疾走感と跳ねるmelodyがカッコイイ!素晴らしい一曲!KREVAのRapも自在に見せてくれますが、そこにテンポよく合いの手をいれたりする久保田も素晴らしい!何より、3曲目のインストを聞いたらわかりますが、このシンプルなトラックにこれほどドラスティックで勢いがあるサビのフレーズを思いついた久保田は素晴らしいですね!そして、どんどんmelodyが追加されていき、MELODYの変化も楽しめます。最後のちょっとふざけたような掛け声とかも面白い!ひたすらに、元気よく二人が掛け合いを見せてくれて、自然と盛り上がってしまいます!ホント軌跡のようなコラボレーションだと思います。久保田自身ももっとコアなRapperとコラボレーションしてもよかったんですが、KREVAぐらいメジャーな方が、いい意味で、派手さが出てて、楽曲のバランスとしてもいい感じに仕上がっています。この力強いトラックもKREVAのトラックメイカーとしての力を見せてくれていますね~。

02.Cymbals ’07 – JAM MASTERSIX –

Cymbalsの新バージョンを収録!とてもシンプルな原曲を少しリズミカルにしたような感じで、切ないほどに歌い上げる原曲と違い、どこか優しげで、安心して聞けるようになっています!久保田の事務所の後輩の森大輔くんがアレンジに携わっていて、彼らしい穏やかな曲調が、新たな息吹を吹き込んでいます。1曲目の激しさといい感じにバランスがとれていていいですよね。ツアーでよく一緒に回るYURIさんのボーカルが入っていて、すごいセクシーに仕上がっています。

久保田利伸 / For Real?

01.Vibe for rela -Foreplay-
02.Dr.Party
03.Riding to the Sight
04.U drive me crazy
05.a love story
06.It’s Time to Smile
07.君にあうまでは
08.Slow Jam Loving
09.Vibe for real -The play-
10.君のそばに
11.Sign of Love -Soul Response Version-
12.Club Happiness -Brothahood Version feat.KM-MARKIT-
13.隙間

(総評)

久保田利伸待望の国内盤最新作!2004年にTime To ShareというUSでも評価の高い作品を届けて、それを踏まえて、国内盤としてどんなものを出してくるのかな?と楽しみにしていたのですが、US番とはまた違う久保田の日本語だから出来る言葉遊びや、陽気さみたいのが出てて、それでいて曲の水準はすでにUSレベルの作品に仕上がっています。
久保田らしいフレーズの楽しさや、楽しい雰囲気が、このアルバムでも存分に味わうことが出来ます。なんといっても、久保田らしいのが2曲目「Dr.Party」!文句なしの久保田印のFUNKYサウンド、ぶりぶりに踊れるそんな気持ちよさとカッコよさをもった一曲です。ただこのアルバムではこういうFUNKYさよりも、「U drive me crazy」の心地よく響くミッドテンポなサウンドにのった言葉遊び的な雰囲気,「It’s Time to Smile」で見せるようなスローでの、哀愁漂うしっとりとしたバラードでしっかりと聞かせてくれるのが、日本で作って、日本語を大事にしたのかな?という雰囲気を感じさせます。そして、前作”Time To Share”で見せてくれた斬新さは、7曲目「君にあうまでは」で感じることが出来ます。このアドリブ感満載な楽しいJam Sessionのような一曲で一番気持ちよくGrooveに乗ることが出来ます。シングル曲もあえてアルバムに載せないことが多かった久保田ですが、このアルバムは最近発売された3曲が収録されています。でも、アルバムの色にきちんと馴染んでいるのが、このシングルの完成度が高いことの証明でしょう。「君のそばに」の切ない雰囲気はいつ聞いてもたまらないし、「Club Happiness」では、なんと新鋭のRapper、KM-MARKITが参加していて、このKM-MARKITのRapは女性と合う感じなのですが、そのセクシーさがうまく久保田の楽曲と合わさって、とても面白く違った雰囲気の一曲になっています。地味にこのアルバムで一番好きです!そして、参加アーティストも国内に絞ってて、KM-MARKITを筆頭に森大輔、SAKURAと本当の意味で国内でいかに水準の高いものが作れるかというところを、久保田なりに見せてくれたのかなと感じました。
アルバム単位でも、非常に完成された作品で、Time To Shareで見せたような驚きと新鮮さと斬新さという点では、劣るのかもしれませんが、どの曲も一回目よりも二回目と聞くほどに、聞きつづけるほどに、深みを増していくような素適なJam Sessionが満載の一枚です。じんわりと心に響いていきますよ。ぜひ、手にとってみてくださいね。
オススメ:(2),(4),(5),(6),(7),(8),(10),(12)

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SunMin thanX KUBOTA / Keep Holding You

(概説)

韓国に新人シンガーSunMinと、久保田利伸が、映画「日本沈没」の主題歌を一緒に歌った企画曲!SunMinは韓国でもデビューしていない新人で大抜擢となるのですが、その歌声の素晴らしさでこの大役をかくことになり、久保田が総合プロデュースした楽曲!こういうの自体が久保田はひさびさなのですが、本当にいいバラードに仕上がっています。そして何よりびっくりするのが、SunMinの日本語のうまさと、そして、久保田と対等にフェイクをかますところ!これにはびっくりでした。久保田のフェイクって、よく聴く人ならわかると思いますが、とっても独特なものがあり、難しいのです。それに対抗して歌い上げるのには、感動しました。この曲だけでは終わらず、2曲目も久保田の事務所の後輩の森くんがプロデュースを務め、1曲目とはまた違ったストレートなバラードに仕上がっています。無理して日本語で歌っているという雰囲気があまりないので、すんなり聞けますね。バラード向きな広がりがある歌声をした女性ボーカリストですね。久保田も1曲目で、本当に素晴らしい力強い歌声を披露してくれて、彼の歌としても素晴らしい一曲であります。
そして、この曲ただのボーカルレスではなく、それぞれのソロが入っているので、一緒に歌ってみるのも面白いかもしれません。

曲紹介

01.Keep Holding You

バックの美しいキーボードの音色と、二人の絡み合う歌声にうっとりさせられます。二人のバランスというか、掛け合いも絶妙で、とても難しいのですが、それを見事に二人とも歌い上げ、サビでの思いっきり歌う場面は感動します。そして、やっぱり久保田が前面に出ている2番でやっぱりうまいな~とうなってしまいます。気持ちがいいぐらいに盛り上がり、最後の二人のフェイクの掛け合いでは、これでもかと聞かせてくれます!これほど複雑なデュエットはひさびさじゃないでしょうか?美しいバラードというだけじゃなく、二人の実力を遺憾なく発揮できる実力があるからこそ出せる味を存分の味あわせてくれる名曲ですね!

02.ふたりぼっち

森大輔くんのプロデュースによる一曲。ちょっと1曲目とは違う面をもったバラードなのですが、こちらでのSunMinの日本語がうま過ぎる(笑)韓国のアーティストが無理して日本語で歌うのは、あまり好きではないのですが、彼女の歌声はとてもスムーズで素敵ですね!こちらは、彼女の若い女性らしい面をなんかうまく出せている曲ですね。

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久保田利伸 / 君のそばに

(概説)

来年にひさびさとなるツアーを控えた久保田利伸の久々のSweet Ballad!ストリングスとピアノが絶妙に絡み合うバックサウンドが、心地よく響き、その上を流れるようにストレートに歌い上げる久保田の歌声の素敵さに、心が熱くなります。とても、切ないんだけど、芯がしっかりと通っているようなそんな力強いバラードソング!久保田さん自信の愛情の深さを感じさせてくれますね。久々に邦楽のバラードでいいものだしたなーって感じです!そして、カップリングは、昔のレゲエ調な曲を思い起こさせるような、一曲!それを今のUSでの経験なども踏まえて、心地よく聞ける一曲にしてくれています。この一枚で違う側面を見せてくれるのもさすがって感じです。これは来年のツアーが楽しみになってきました!来年のツアーはぜひ、こういう日本でのいい曲と、USでのいい曲ごちゃまぜでやってほしいですね~!まずは、ツアーまで、これを聞いて待ちましょう!

曲紹介

01.君のそばに

どこか、切なげで影のある曲でありながらも、しっかりとした芯の強い、力強さを感じさせるそのの言葉一つ一つが、心に心に染み込んできます。様々な悲しいことを乗り越えて、今ここであなたと愛し合っていくその誓いを、情熱的に歌い上げます。エレピのステキなバックサウンドがHOOKを煌びやかに盛り上げていく!そうして、ピアノとストリングスの美しいバックサウンドにうっとりとさせられながら、久保田お得意の変幻自在なフェイクを交えて、最後は上手く閉じていきます。決して長々と歌うのではなくて、ちょうど良く締め上げるところも素晴らしい!名バラードの誕生ですね。

02.Rock Wit Me Poh’!

レゲエ調なリズムで、ホッコリとさせながら、ちょっとコミカルな歌詞がかわいらしい。久保田のテーマの一つでもある、Peaceful! One Nationをテーマにしたホッコリして、暖かい気持ちにさせてくれる一曲です。初期の頃に一時期レゲエを意識した曲をかなり作っていた久保田の面影をここで感じることができます。ジャマイカやどこか南国の心地よい風に吹かれながら、聞いているようなそんな気分にさせてくれて思わず体をゆらしたくなります。
「滅多に泣けない男 切ないモンです」って歌詞がなんとも久保田さん自信なのかなと面白いです。

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久保田利伸 / Club Happiness

(概説)

なんとも久保田らしいシングルが出ました。ちょっとPOPなセンスを織り交ぜつつ、今まで積み上げてきたR&Bや、FUNKの良さを随所に感じさせる一枚!元気がでるような感じで、心に響いてきます。これだけキャリアを重ねて、より濃いブラックな世界を表現できるようになっているのに、こういう以前のままの曲も今までの積み上げたものをプラスαして表現できるなんて、彼のセンスの幅の広さ懐の大きさを改めて感じさせてくれます。ただ、戻るのではなくて、今までのUSで積み上げたものもしっかりと感じ取ることができるのです、おもいっきりフェイクも合いの手も、全部が久保田流であり、R&BしててFUNKNESS!そして、リリックもとてもハッとさせられるような素敵なリリックです。カップリングも、久保田お得意の夏の終わりを感じさせるSummerシリーズの最新作で、切ないけどやさしい一曲です。このハミングする歌い方がたまらないんですよね。最後は、最近のシングルではよく見かける管楽器を使ったバージョンで、ただのインストにならず、語りやコーラスもあったりして、かなりこれだけでも楽しめるつくりになっている、3曲ともが楽しめる一枚です。
来年に予定されているツアーへの期待をいやがおうにも募らせてくれる、素敵な一枚ができました。来月もシングルがでるし、アルバムももうすぐかな?

曲紹介

01.Club Happiness

とても心地よい久保田らしい一曲!爽やかで元気がでるようなこの雰囲気は彼独自のものですね。SweetでFUNKYなTOSHIの曲もいいけど、日本語独自の心地よさを持ったこんな暖かい曲もできるから素晴らしい!でも、完全なPOPSになるのではなくて、どことなくFUNKYなフェイクや合いの手が、ところどころに入ってきて、HOOKでの体が揺れるようなリズミカルなメロディーは、これまで彼が積み上げてきたものを感じます。やっぱりすごいねー。サックスとの一緒にSwingするところなんか、最高!そして、やっぱり最後のフェイクがやっぱり久保田だって安心させてくれますよ。歌詞も、「しあわせとは ふと気づくもの つかむもんじゃない」ってところがすごい説得力がありますね~。そうだよなーと思わせてくれます。

02.Summer Sweet

Summerシリーズとも言うべき、久保田の切ない淡いバラード集の最新版!夏の恋の終わりの切なさをやさしく歌い上げる久保田の言葉にギュッと胸を締め付けられます。ハミングするような歌い方がなんとも心地よいのです。いい曲ですね~。こういう久保田のバラードは大好きです!

03.Club Happiness ~Moogie Woogie Mix~

最近の久保田のシングルには必ずはいっているフルートやサックスなど管楽器だけのバージョン。これが地味にいいんですよねー。これには、さらに久保田の語りや、さりげないコーラスが入っていてアーバンなカッコイイバージョンに仕上がっています!カフェとかでながれてもいいぐらいのかっこよさですよ。まさに久保田流のいかしたOld School Saxophoneでしょう。(リリック参照!)

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