01.Give You All My Lovin 02.Can’t Get Enough Of This Groove 03.He Could Never Love Love You 04.Just You & Me 05.When I Think About Your Love 06.If I Was Your Lover 07.Lies 08.Let Me Take You To A Place 09.L.O.V.E. 10.Momma
(総評)
Luther系と宣伝されていたインディーソウルシンガー!これが3枚目で、すっかり見た目はおじさんですが、その素敵なアーバンっぷりは、まさにLutherやWill Downingを髣髴とさせるすばらしい作品なのです!ここまでの作品を出せるアーティストが今まで無名で過ごしていたというのも珍しいといえますね。 1曲目「Give You All My Lovin」からのWill Downingのようなしっとりとしたすばらしい歌いっぷりと、見事なアーバンなメロディーラインのすばらしさに度肝を抜かされます。本当にいい曲でこれからもずっと聞けそうな一曲からアルバムが始まり期待も高まります!そして2曲目もアーバンな「Can’t Get Enough Of This Groove」でセクシーにしっとりと聞かせてくれます!適度なファルセットの使いっぷりなど見事ですね。そして、Sweetで壮大なバラッド3曲目「He Could Never Love Love You」も美しい。そしてなんといっても、4曲目「Just You &Me」は、本当にアーバンでSmoothで、しっとりと聞き入ってしまいます。ピアノのバックも曲をグッと締めてくれて、お洒落で心地よいWill Downingのような世界観を感じさせます!徐々に絡みつくように情熱的になっていくボーカルもたまりません! 5曲目「When I Think About Your Love」でも実に情熱的でセクシーな歌いっぷりを見せてくれたり、最後の「Mamma」での熱唱の激しさは、彼の歌のうまさを思う存分味わうことが出来ます!このアルバム特に前半のSweet アーバンな世界観は、ここ数年のアーバンソウルものの中でも傑作といっても良い出来になっています。後半が少し特徴がつかみづらい曲が多かったりもしますが、それはアーバンソウルという範疇の真ん中を行く上ではなんとなく避けて通れないものでもあるので、アルバム全体としての統一感という点では、インディーソウルとは思えないすばらしいプロデュース力です! インディーズでありながらも、極上のアーバンソウルな世界観を構成しているアルバムで、本当にいい曲を聴きたいなと思っている人にはオススメな一枚です。オススメ:(1),(10),(2),(3),(4),(5)
01.Shut It Down 02.Do It Again 03.She Wants Me 04.Whatcha Do 05.Below Zero 06.Can’t Stop 07.Remain Silent 08.Makin Luv 09.State Of Emergency 10.Back To The Future 11.Love MD 12.Away 13.Rule The World (Tears For Fears)
(総評)
90年代を代表する超絶グループがついにシーンにカムバック!sisqoのソロ活動なども収縮して、最近は過去のグループとして語らえていた彼らがついにシーンにカムバック!しかもあの頃の情熱のまますばらしい歌を、披露してくれています。Dru Hillというと、Jodeciと並びしょうされるほどの、R&Bシーンのボーカルグループのストリート寄りなぐループとしては、一番の実力をもっているグループで、90年代のボーカルグループといえば、Boyz II Men, Jodeci, Dru Hillという3大グループをあげる人は多いでしょう。そんな彼らですが、濃い歌声を持ちつつもsisqoというヤンチャなボーカリストを抱えていたからか、90年代のソウルフルな面も持ちつつも、常に新しいサウンドも斬新に取り入れてきたのですが、それはこの2010年という時期でも変わらず、今の最新のサウンドを軽くいなしながらも、決して薄くなることはなく、ますますかっこよく濃く熱く盛り上がっていく様が、本当に見事ですね。 なんといっても、先行シングル11曲目「LOVE MD」の激唱っぷりにやられること間違いないです。さらにその一曲前「Back To The Future」の5 Stepsを思い起こさせるような爽やかで力強いDru Hill節とも言えるバラッドにうわ!帰ってきた!と思わずうれしくなります。そして、現行シーンにも本当にかっこいいR&Bのアップとはこれだ!と問い正さんばかりの1曲目「Shut It Down」~3曲目「She Wants Me」のアップサウンドでのシャウトっぷりには目頭が熱くなります!8曲目「Makin’ Luv」での熱く情熱的でセクシーな歌いっぷり、9曲目「State Of Emergency」での熱く疾走間を感じさせるかっこいいミッドテンポの曲など、どの曲もDru Hillらしきありカッコいい楽曲が詰まっています!どの曲もR&Bとしての水準が高いのです!ここまでなりふり構わない熱いシャウトを見せてくれるアルバムはここ最近では、Terrell Carterの「Finally」ぐらいでしたので、本当にうれしい限りです! このアルバム実は13曲目までなんです!14曲目以降の曲はTAOが組んでいるROCKグループの曲をサンプル的にいれていますので、惜しからず。それを差し引いても、本当にすばらしいアルバムに仕上がっています。Sisqoのシャウターとしての見事さとDru Hillのボーカルグループとしての半端じゃない実力をこれでもかと感じさせてくれるアルバムです。オススメ:(11),(10),(9),(1),(2),(3),(7),(12)