N2U / Issues

01. Intro (Because Of You)
02. Freakin You (Set The Mood)
03. Baby Mama Love – (with Jermaine Dupri)
04. Pillow Talk
05. Breakin’ The Law
06. Coming From The Heart
07. No… Say No
08. Ain’t That Bad
09. Don’t Take Your Love Away
10. Issues
11. Beauty
12. Don’t Leave
13. I Promise You

(総評)

最近R&B方面での活躍が目覚しいJurmeine DupriのSo So Defが面倒を見てきた、爆発力のあるボーカルスタイルが魅力的なボーイズグループN2U!デビュー前から、話題となっていた、Asa,Don Lee, Chris Buck, Mark Richardの四人から構成される、灰汁がある情熱的な歌い方が聞くたびに味を増していき、どっぷりとはまってしまう素晴らしいグループです!最近のボーカルグループは、芯の弱い感じのボーカルスタイルをしている人たちが多かったのですが、彼らはしっかりと吼えまくり、情熱的に歌い上げていきます!これが気持ちいい!聞けば絶対にはまりますよ!なんといっても、彼らが合わさったコーラスでのUP物のかっこよさといったら、もう鼻血モノです・・・そういう力で押し切れる若さもありながら、妖艶な曲でもしっかりと歌うことができます。ただ、若さ溢れる愛すべき歌バカ風味が抜けきれないもの、彼らを愛してやまない理由でしょう。絶対生で見たらすごいぞ、こいつら!曲的にもイントロから神妙に盛り上がりを見せ、2曲目、3曲目、4曲目で妖艶な雰囲気も漂わせつつ、しっかりと盛り上げていってくれます!5曲目や6曲目も若さをエロさを両方兼ね備えた、素晴らしい曲を聞かせてくれます。そのままの勢いで、12曲目ぐらいまで持っていってしまい、この12曲目で豪快な歌いっぷりを魅せてくれます!全ての曲が捨て曲じゃない!ものすごい一枚です。そうして最後に最高のUPサウンドを、ボーナストラックも交えながら見せてくれます!この最後の13曲目とボーナストラックは絶対に聞くべき一曲です!凄すぎます!
それに、プロデューサー陣がさすが、Virgin Recordsが押しているだけあって素晴らしい!3曲目でJermain Dupriが彼らの力強さとメロディーの良さを見事にプロデュースしてリスナーに訴えてきます!しかもBryan Michael Cox!が絡んでいます!そらーメロディーがいいわけですよ!いやー素晴らしいです。美メロメイカーですもん!そのほかにも、Uderdogsも、近年稀にみる最高の仕事をしているし、そして、Marques Houstonがかなり重要な役割をしていて、UPPERな最終曲を提供していたり、彼らのアルバムの完成度を+アルファすることに成功しています!これで彼はプロデューサーとしても全然やってけますね。最近R&B仕事でいいものを残している、Rufus Blaqもいい曲書いているし!曲にも恵まれていて、それ以上にそれぞれの歌が歌心に溢れていて、めちゃくちゃ歌えるので、コーラスが太い太い!安心してメインが歌っているのがよくわかります。ボーカルグループとしての力量がめちゃくちゃ高いやつらです!
歌いっぷりも、エロさと熱さを兼ね備えている近年稀にみる曲も歌も素晴らしいボーカルグループの登場です!2005年これを聞かずにR&Bは語れないですよ!激オススメ!
オススメ:ボーナストラック, (13),(5),(4),(2),(6),(12),(3), (9),(10),(11)

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Fella Fella / 2NITE [Back To The Bedroom]

01.TEASE
02.HUMP
03.2NITE
04.TASTE TEST
05.STILL
06.ONE DAY
07.COME & GET IT
08.SATISFY YOU

(総評)

2005年最高峰のインディーソウルグループFella Fella!Sleepy Wonderというアーティストが中心となって、本当に色濃い重圧なコーラスと歌声をガシガシと聞かせてくれます。90年代後半によくいた濃厚なコーラスの絡み合いとそこを駆け抜ける重圧で濃密なバリトンボイスという最高の組み合わせで聞くものを本物のR&Bの世界へと誘います!30分弱と短いアルバムでありながら、その歌声と、コーラスワークの素晴らしさで、2005年最高峰のグループモノアルバムの呼び名が高い一枚に上げられているのです。バラードだけではなく、UPでも現行R&Bでも十分にやれるカッコよさと、どこか90年代を思い起こさせる懐かしさを持ったサウンドでグッと聞き手をひきつけて躍らせてくれます!彼らの濃厚なコーラスワークは、UPでこそ冴え渡ります。そして、ひきつけた後で、メインのバリトンリードが濃密で激濡れ必死の悩殺バラードの2NITEで全てを持っていきます。いやはや、さすが、インディーソウルの帝王Michael J.Powellがプロデューサーだけありますよ。この1曲だけでも買う価値が十二分にあります!それほどにSweetで濃密なバラードであり、その濃密なバラードをこの濃いコーラスと熱いバリトンが絡み合い歌うんですから・・・もう悶絶モノです。
曲もどの曲も水準が高いですが、やっぱり一番はコーラスワークとメインのバリトンボーカル!これにつきますね~このグループは。本当に濃密な歌の世界を見せてくれます・・・
唯一の難点は、8曲入りととても短いことと、CD-Rなこと。ちょっと7曲目で雑音らしきものがありますが、気にしないっていうのであれば、絶対に買ったほうがいい一枚です!2NITEは、2005年のバリトンが吼えまくるという現在では少なくなったスタイルの名バラードの一つでしょう!
オススメ:(3),(4),(2),(1),(5)

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Full Of Harmony / YOU & I

(概説)

Best盤をリリースしたFull Of Harmonyの、発売後初のシングルは、今までのバラード路線を周到しつつも、よりR&Bサウンドよりに舞い戻った感じがする名バラード!HIROやYUTAKA, ARATAの歌声もスムーズに入れ替わり、綺麗にハーモニーを奏でていきます。ここ最近は、純粋なバラードに偏っていて、カップリングでR&Bサウンドを聞かせるってパターンが多かったのですが、そのパターンを周到しつつも、今度は、そのバラードもよりR&Bな雰囲気な、メロディーやリズムを交えてうまく聞かせてくれます。そして、カップリングでは、1stアルバムを思い起こさせてくれるようなR&Bの歌い方を意識した一曲!リズムにあわせて英語っぽく発音していくところなんて、さすがです。それに、ミッドテンポでありながらも、エッジが聞いているサウンドがテンションを上げてくれます!詞の内容もぴったりで、これぞ、本来のF.O.H R&B!といえる出来です!どちらも、型が違う魅力を持っていて、十分すぎるほどにF.O.Hの本来の魅力を堪能できる一枚となっています!ひさびさの名作です!

曲紹介

01.YOU & I

ピアノの美しいメロディーから、華麗なリズムトラックにのってやさしくHIROの歌声が響きます。ひさびさとなる、R&B調なリズムやメロディーが、F.O.Hの良さを改めて感じさせてくれます。美しさと流れるようなスムーズさを両方兼ね備えた名曲です!HOOKに入る前の、メロディーラインが、英語のフレーズがすごいマッチしてて、心地よいスムーズさを持っています。HOOKは、I BelieveやRhythmで、培ったバラードの力を感じさせてくれます。美しいメロディーを作り出していて、やっぱり日本の中でも美メロを作らせたら、屈指の実力を持つ村山晋一郎がさすが、プロデュースと作曲を行なっているだけあります!この曲、HIROとYUTAKAが、作詞なのですが、確かにARATAの声が目立たないのですよね、ちょっとそれが寂しいかな。でも、Full Of Harmonyに変わってから、初めてR&Bらしい失恋を題材にした切なくも情緒的で素敵なバラードを完成させてくれました。

02.FLAVA

ミッドテンポなR&Bビートに乗ったカッコイイ曲を披露してくれます。この曲1stアルバムの雰囲気に凄い近い曲で、その英語を意識した日本語の発音の仕方など、昔を思い起こさせてくれるような要素がぎっしりと入っています。発音をリズムに合わせて、英語っぽい発音にしていくのなんて、かっこいいな~、なかなか実力がないとできない芸当です。ここでは、ARATAの歌声がいいアクセントになっていて、ミッドテンポでありながらも、UPな雰囲気のカッコイイR&Bビートが炸裂しています!詞の内容もSEXY WORLDなみに、一夜の関係を感じさせてくれて、R&Bらしい詞の世界にどっぷりはまれます!

OFFICIALamazon order, HMV order

faith / Sweet Way

(概説)

とても綺麗な1MC+1Singerという珍しいスタイルの女性デュオ!(BENNIE Kぐらいですからね。)しかもしかもさらに珍しいのが、ピアノをしながらRapするというJamというRapper兼プロデューサーのメンバー。しかもピアノはクラシカルピアノを本格的に習っているというんだから、凄いです。もう一人のWEEVAの歌声も非常に美しくて、ダンスもできるという多彩な二人組み!ぜひそのラップをしながら、ピアノを弾くというのをライブで見たみたいですね。本当に楽しみなアーティストが出てきました。1stシングルでもそのピアノのセンスに歌打ちされたメロディーの良さで、話題になり注目していましたが、この2ndシングルで、Upperでありながら、美しいピアノのメロディーと歌声、そして、Rapと歌が絶妙に絡み合うラストの盛り上がり方!本当に素晴らしいシングルに仕上げてきました。これは、もうアルバムに注目せずにはいられません。聞きやすいメロディーを作ることにも長けていて、今後が非常に楽しみなアーティストです!お薦め!

曲紹介

01.SWEET WAY / by produced JAM

Jazzyなピアノループがなんともかっこいい名曲が登場!CoolなRapと、美しい歌声が絶妙な混ざり合いを見せて、テンポがいい美しいメロディーで一気に盛り上がります!この人の歌声もRapのかっこいい声もどっちも好きですね。しかも彼女らのすごいところはプロデュースまでしているところ!これには驚きでした。JamというRapを担当している人がPianoの美しいメロディーを考えているのです。もともとはクラシックを学んでいたというところから納得がいきます。この作品では少しJazzyな雰囲気のPianoが随所に入ってて、それがかっこいいんですよね~。ピアノやストリングなどのサウンド、美しくも力強い歌、Coolに切り裂くような切れ味の鋭いRapどれもに、耳を奪われます。そして、最後にRapと歌が絶妙の絡み合いをしながら、お互いにもりあがっていくところなんて最高です!Party Tuneってフレコミですが、こういう盛り上がりの中にあるクールさや、切なさとかの方が、グッときますね。

02.ストーク by produced JAM

カップリングも二人の息がぴったりあった、一曲。あえて歌を前面にだし、Rapは、あくまで補助てきな役割をしていた一曲目とちがい、こちらでは、どちらも1対1でがっぷりと組んで曲を盛り上げていくイメージです。こういうカップリング曲の水準も高いと、うれしいよね~!

OFFICIALレーベル

https://music.apple.com/jp/album/sweet-way-single/217413898

HEAT / Fahrenheit

01. Intro
02. We Came To Party
03. Tonight
04. Hey Yo
05. Let Me Have This Dance
06. At The Club
07. Down To Ride
08. Down With You
09. Let Me Be The One
10. Virtual Heat
11. Say Lady
12. Freak With Me
13. Innermostess Moistness
14. Your All I need
15. Erotic Bliss
16. Deja Vu
17. Storms Message
18. Scandalous

(総評)

今年はグループものが威勢がいい!特にインディーソウルではその力強い息吹を、肌で耳で感じずにはいられません。その勢いをもう今年決定付けたのが、先に紹介したCRAVEと、このHEAT!両グループとも水準的にはもうゲストもしっかりしててメジャー級!そして、彼らは、インディーソウル好きは知ってる話ですが、3年前ほどに同じくインディーソウルでアルバムをだしているのですが、それを遥かに凌駕する名盤をドロップしてくれました。まさに、HEATというアーティストネームが、ぴったりといえる、ものすごい熱い・・・うっとしいほどに熱い熱気むんむんな素晴らしい歌声を聞かせてくれています。最近ここまで若さむき出しで歌いまくるグループでしかもこんなに歌がうまいやつらは少なかったので、聴いた瞬間思わずガッツポーズが出てしまいそうでした。
 若い男性4人からなるグループですが、一人プエルトリカンがいたり、かなり個性的なグループであり、これほど熱ければバラバラになりそうなものですが、そこをうまくプロデューサーの力で素晴らしい作品を作り上げていっています。彼らを完全に掌握するSean Saga Jordanというプロデューサーの力が物凄いのです。なんといっても、メインボーカルの熱くほとばしる直情的なシャウトが、もうたまりません!感情を押さえられないように、思わず吼えてしまっているって言うぐらいに勢いがある歌の力!本物の歌力を見せ付けてくれます。コーラスもそのメインをじっくりとというよりは、熱く対抗するかの如く拮抗してくるのが最高です。でも、ミッドスロウで見せるコーラスワークの素晴らしさは特筆ものです!美しくも熱くも自在に操るそのコーラスハーモニーは素晴らしいものがあります。
18曲も入っているわりには、あっという間に聞き終わってしまう内容のよさが、見事です。前半はあくまでもUPでガンガンに攻め上げる姿勢が物凄すぎるし、中盤はミッドテンポにそこ力を見せてくれます。さらに、後半では音数が少ない曲が多く、彼らの歌の本質的なうまさを存分に感じさせる内容になっていて思う存分に彼らの魅力が詰まった一枚になっています。まあなんといっても前半5曲の勢い!これに限りますよ!この一枚は!一緒に吼えまくりたいですもん!絶対に2005年に手に入れるべき一枚。ボーカルグループ好きは絶対にお薦めです~!
TOWERHMVでも2005年7月から取り扱っているようなので、ぜひ手にとって聞いてみてください!
オススメ:(2),(3),(4),(5),(9),(11),(12),(14),(15)

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