NewJeans (뉴진스) ‘Supernatural’ Official MV (Part.1)

NewJeansの日本デビュー曲はSupernatural!R&B好きにはたまらないNew Jack Swing全盛なGuyのWanna Get With Youのビートを感じさせて、Keith Sweat I Want Herをほうふつとさせる音色で始まります。これをPharrell Williamsを招いて、NewJeansっぽさをうまく出すプロデューサー250の手腕が素晴らしい!
NewJeansっぽさとNewJackSwingの融合が彼女たちらしい淡い感じにも仕上がっているのが不思議で引き込まれました。楽曲のレトロさと淡い感じの雰囲気とは対照的にダンスはもろHIPHOPなダンスに仕上がっていて、彼女たちのかっこよさがでています。この辺のバランスの良さが本当に素敵です。MVも、最初の自己紹介が90年代風でいて、ダンスのHIPHOPな雰囲気もあって、90年代後半のオリエンテッドでアンニュイな雰囲気を感じさせます。歌詞も男女がまた会えるために試行錯誤するような儚い感情も感じさせます、特にHyeinもダンス以外で参加していますが、本当にそんな気持ちの表情の作り方が上手ですよね。

もともとは、Manami – Back Of My Mindという2010年の日本人アーティストへPharrell Willamsが提供した楽曲がベースになっています。
Rignt Nowもそうですが、日本デビューとなりますが、無理に日本語を使いすぎていないのが個人的には素敵だなと思っています。ハングルはハングルの響きの良さや英語は英語の響きの良さがあるので、バランスの良さがこんなところにも出てくるところが狙ったのか狙っていないのか、さすがと思わせるのがミンヒンジがトータルプロデュースだけあるなと思わせてくれます。
無理な日本語にすることで曲の雰囲気が崩れることが多いので、ハングルや英語が浸透してきている昨今、歌詞はある程度難しくはなっても、響きも大事にする方が個人的にはありだなと思っています。MVでは自動で翻訳して表示してくれたりしますしね。

NewJeans (뉴진스) ‘Right Now’ Official MVNewJeans / Right Now


New Jeansの日本デビューのSupernaturalのカップリングのRight Nowは、Hot Sweetから続くアンニュイな雰囲気が心地よいグルーブを生む曲で、タイトル曲とは違う音色を奏でています。Hanniちゃんが好きな人とのLINEのやりとりで、悩むところなど十代の女の子らしい雰囲気のMVで、そのドキドキした感じと村上隆のつくるかわいいキャラがいい感じでマッチしていて、彼女たちの特徴をとらえててかわいいです。いつものPowerPuff Grilsも元気いっぱいに盛り上げます。吊り目のへリンちゃんがかわいいんですね。
爽やかな花の絵が表すように、どこか春めいた今の季節にもあっている、曖昧な関係から抜け出し、今を生きる勇気を歌っていて、希望と愛情やトキメキを歌う恋の歌です。
明るくてアップテンポなリズムでいながら、どこかメロディーはアンニュイなのも面白いです。
HANNIちゃんの口をプルプルさせたり彼女らしい表情が溢れた面白いMVですね。

Producer: MIN HEE JIN Music Video Director: Youngeum Lee

NewJeans / How Sweet

NewJeansのもう一曲の新曲はHIPHOPテイストと激しいダンスが特徴なのですが、あくまで彼女たちらしいどこか幻想的な雰囲気とPOPな絶妙なテイストのMVとなっていて、彼女らしさも感じさせるカッコよくてかわいらしいMVになっています。ダンスの完成度も高くて、下のPerformance Videoも見てて複雑なHIPHOPらしいダンスでいてPOPさもあってみてて楽しいです。絶妙なR&BやHIPHPOの要素を取り入れ方や、アーティストとしての自然な魅力をみせてくれる曲調やMVのテイストなど釘付けにさせてくれます。

メンバーのへインちゃんがけがをしているので、4人でのダンスとなっていますが、5人のダンスも見てみたいですよね。個人的にはへリンちゃんの歌とダンスがカッコよくて好きなんですが、このPVではショートのハニちゃんの溌剌とした感じが魅力的なVideoです。4人ともダンススキルが高くて、HIPHOPをベースにしてはいるんですけど、ゴリゴリなHIPHOPにならないところがいいんですよね。

NewJeans – Bubble Gum

NewJeansの新曲は日本デビュー曲でもあるBubble Gum!まずは日本語じゃない方のバージョンから。響きがこっちのほうが自然で好きですね、柔らかい中に溌剌とした彼女たちらしい歌声が適度に混ざり合うイントロ前のメロディーからどこか幻想的で美しいサビへのメロディーへの流れが心地よいんですよね。そして、MVでの自然な楽し気に遊ぶ彼女たちの豊かな表情が思わず見惚れてしまいます。何度も見たくなる中毒性があるMVになっています。この世界観が生み出す映像の質感も、歌の作り出す雰囲気もNewJeansだけにしか出せないと思わせてくれます。

[Meteor] / Cosmic Pleasure

Meteorの今までの楽曲のイントロや音を再構成したEPがリリースがされました。どの曲もR&Bの楽曲としての水準が高くて、スローでセクシーな楽曲に濃密なハーモニーが絡み合います。3人がそれぞれの異なる声質をうまく引き出していて、重厚な楽曲の雰囲気がR&Bとしての魅力をより強めてくれます。さらに、ゲストが豪華で、まずはJineからNao’ymtさんとJunさんを招いて、プロデューサーとしても有名なShingo.Sさん、MANABOONさん、Daisuke ”D.I” Imaiさんとさらに、Neighbors Complain、同じ所属のChronostasisと、多彩なゲストを招きサウンドプロデュースも多彩で、3人の濃厚なコーラスワークの圧倒的なパワーに負けないサウンドの多彩さがアルバムの骨格となって一気に1枚を聞けてしまいます!曲間も考えられていて、シングルとは違って、スムーズに次の曲にいくように曲間をなくすなどついつい通して聞いてしまう工夫もされています。

1曲目「Reincarnation」のというスムーズなメロディーが心地よい一曲!艶っぽさの中に熱を込めた3人のコーラスワークと、シャウトを絡めながら盛り上がっていくところは胸を締め付けられます!まさに直球なR&Bを届けてくれる最高のグループですね。Shingo.Sさんにプロデュースで、90年代後半から2000年代のボーカルグループを地で行くような熱唱に胸が熱くなります。
2曲目「Magnetic」では、日本のボーカルグループの中でも過去最高のR&Bグループのメンバーであり最高のR&BプロデューサーであるJINEのNao’ymtさんを迎えて新しいR&BグループMeteorが一緒に歌うというのが心を熱くさせます。Nao’ymtさんらしいプロデュースの楽曲で、Nao’ymtさんの特徴的な流麗なファルセットとシャウトが心地よく響き、そこに3人の厚みのあるハーモニー重なり4人の歌声によって素晴らしい楽曲へと昇華させていきます。
3曲目「My Dear Love」でも実力派R&BバンドNeighbors Complainと作り出す熱すぎるボーカルが絡み合うスローバラッドを聞かせてくれます。情熱的なボーカルの掛け合いの中を、スマートに演奏を聞かせるサウンドのクールさも相まって、ボーカルの熱がますます熱く盛り上がっていく最高のR&B Balladです。
4曲目「Free To Try」では、重厚なミッドテンポなサウンドに濃密なボーカルが絡み合うハーモニーが唯一無二の魅力をたっぷり見せつけてくれます。ここまで濃厚に絡み合うハーモニーをきかせてくれるグループは今USでもなかなかいないんじゃないでしょうか。
5曲目「Crazy」彼らのデビューシングルでもある一曲で、コーラスワークがとても丁寧で濃厚でボーカルグループとしてのデビュー曲からの完成度に驚かされます。Talk Boxの使い方がR&Bらしくて痺れますね。シンプルなサビのメロディーが心地よい一緒に歌いたくなるような伸びやかなシャウトも最高ですね!
6曲目「Not Again」こちらは、Jineの熱きボーカリストJunさんを迎えての一曲です。Nao’ymtさんとは違って、4人とも熱い熱唱するボーカリストなので、この4人で濃厚な競演には唸るしかできませんね。熱唱する4人のシャウトの応酬には圧倒されます。ただただ聞き入るしかない心地よさがありますよね。
7曲目「Take It Slow」美しいサビのメロディーに耳を奪われるような一曲です。 サウンドプロデューサーでもありピアニストでもあるMANABOONさんを招いて作り上げる美しいサウンドプロデュースがこのメロディーの美しさを引き立てています。どこか苦し気に切なく歌い上げる最後にかけての圧倒的な重厚なコーラスワークには心を奪われます。
8曲目「Yes, No, Maybe So」同じく所属のボーカルグループのChronostasisが参加しています。手紙のやり取りというシンプルで恋愛を歌い上げていますが、心地よくその歌声が響きます。爽やかな雰囲気の歌になっていて、どこか初々しさを感じさせる歌声も詞の世界観とうまくマッチしています。
9曲目「Thankful For You」トラックメイカーとしての活躍しか最近はないDaisuke ”D.I” Imaiさんをボーカリストとして招いているのがうれしいですね!昔のalbumをついつい聞き直してしまいました。こちらもシンプルなサウンドで濃厚なボーカルを支えるようなトラックメイクとなっていて、4人の歌声が魅力的に響きます。

どの楽曲もR&B Balladと言えるような濃厚なコーラスとシャウトやフェイクをMeteorの3人が聞かせてくれて、アルバムを通して濃密な時間を過ごすことができます!こんなR&Bボーカルグループのアルバムが2024年にでるというのもうれしいですね。