宏実 with Nao’ymt / OH OH

(概説)

Nao’ymtのWit’企画第2段!iTune Music Storeからのネット配信のみという新しいスタイルであり、そのクオリティーも素晴らしい斬新さな企画をさらに盛り上がるアーティストが登場!USなどでのパフォーマンスの経験ももつ女性R&Bシンガー宏実!その彼女の楽曲一発目はバウンシーなUPBEATサウンドに痛快な宏実の歌声が響き渡る!まさに、サウンドも歌声もワールドワイドなクオリティーのレベルでとてもかっこいいのです!これ目の前で歌われたたまりませんね。Nao’ymtさんがさりげなくバックコーラスを勤めていたり、見逃せない要所が詰まっています。クラブでこそこういうライブパフォーマンスが栄えそうな曲を見たいとおもってしまいます。まさにクラブ向けな一曲です。宏実さんの歌声も、ただ力強いだけじゃなくて、艶やかだったりクールにきかせたりと一曲の中で、自在に変化していき、パフォーマンス能力の高さもまざまざと見せ付けてくれます!でも、その変化の中にも芯がしっかりある歌声で聞き手の耳にストレートに入り込んできます。そして
曲自体もバウンスビートにのってはいるのですが、緩急自在に使い分けているあたり、ただのノリがいいParty Tuneとは一味違うNao’ymtさんらしい緻密なプロダクションであることを感じます。Nao’ymtさんとの曲はもう一曲あるそうなので、今後も楽しみなシンガーです!iTunesでは宏実さんの曲はCOYASSとの曲もダウンロードできます。

宏実 Interview

宏実 Official Website

Nao’ymt Official Website

https://music.apple.com/jp/album/oh-oh/1446743583?i=1446743799

名取香り / Goodbye feat.Nao’ymt

(概説)

名取香りの4枚目となるシングルに、JINEのNao’ymtが歌で参戦!それを聞いた途端買いに走ってしまいました。JINEは本当に素晴らしいグループで、その中でもSweetな歌声と、トラックプロデュースをこなす多彩なNao’ymtは、最近は安室などのトラックも手がけて、勢いがあるプロデューサーとしても有名になってきています。でも、やっぱり彼の魅力は、歌!なので、これはうれしかったです。そして、この名取香りさんは、今回始めてきちんと聞いたのですが、彼女もめちゃくちゃうまいです!日本人とは思えないほどに、SweetでSEXYな歌声に思わずドキっとさせられてしまうのです。SEXYなのですが、きちんと芯が通っていて、力強いので、その力強さと、Nao’ymtのSweetな歌声がうまく絡み合い、最高のデュエットソングへとなっています。かっこいいですぞ~!そのほかにも以前のシングルのREMIXが入ってたりと、彼女自身のアルバムの発売も待たれます。

曲紹介

01.Goodbye feat.Nao’ymt

JINEのシンガーであり名ProducerのNao’ymtを招いた一曲!Nao’ymtの作るトラックに、二人でセクシーに絡み合いながら歌い上げていくのが、かっこいい!名取香りのムードがあるセクシーな歌声と、優しくも心を打つNao’ymtの歌声、そして、センスのいいHOOKのフレーズなど、たまらない一曲です。
歌詞も面白くて、自身の名前「香り」という言葉を歌詞に織り交ぜたり、失恋の痛みを切なく歌い上げていきます。

02.Darling – Popper Mix-

原曲は聞いたことがないのですが、メロディアスでダンサブルな曲調とリリックがとても心地よい一曲です。彼女自身の魅力はこちらの曲の方がでているかもしれませんね。

03.Darling – Grow Sound Mix-

サウンド的には、これは面白いですね~。かなり軽快なハウス調なミュージックにどっぷりつかります。サックスがいい感じです。たまにこういうのがあると楽しめますよね。

OFFICIAL

https://music.apple.com/jp/album/goodbye-feat-naoymt-featuring-naoymt/1444893624?i=1444893629

Syleena Johnson / Chapter 3: The Fresh

01.The Flesh (Interlude)
02.Hypnotic (feat. R. Kelly & Fabolous)
03.He Makes Me Say
04.Special Occasion
05.More (feat. Anthony Hamilton)
06.Bulls-Eye (Suddenly) (feat. Common)
07.Classic Love Song (feat. Jermaine Dupri)
08.Phone Sex (feat. Twista)
09.Slowly
10.Time
11.Still Open
12.Another Relationship
13.Leave Me Alone
14.Apartment For Rent
15.Only A Woman
16.The Flesh – Outro

(総評)

Syleena Johnson通算3枚目となるアルバムは、2005年を代表する女性ボーカル物最高峰の一枚!1stアルバムで見せたブルージーでフェンキーでかっこいいR&B歌物の世界と、2ndアルバムで見せた現行HIPHOP, R&Bシーンでもやれるぞという力強いアピールの、ちょうど両方のバランスのとれた、今までの最高傑作と呼ぶに相応しいアルバムがドロップされました。1stアルバムのあの濃い濃すぎるほどのブルージーで味のあるボーカルスタイルというのが、僕は大好きなのですが、それにプラスアルファで、わかりやすいさというのも加わっていて、このアルバムはとても聞きやすいのに、物凄い熱くソウルフルなボーカルという絶妙のバランスで聞くほうを楽しませてくれます。彼女のフェイクは男性のシンガーにも全然引けをとらず、ある意味男性よりもセンスあるし、かっこいいのです!まさに、姉御と呼ばしていただきたいほどに、かっこいい女性です。
そんな彼女を支えるゲストと、プロデューサー陣がこれまた素晴らしい!最近のシカゴ人材の盛り上がりをそのまま持ってきたようなゲスト欄もすごいのですが、プロデューサー陣!これがすごい!R.KELLY筆頭にKay Gee、Jermaine Dupri、Keith Pelzer&Darrren Hensonなど有名どころが揃っているのに加え、ほとんどの曲を別々のプロデューサーが手がけているのです!これ凄いことです!曲はプロデューサーが違えは違うようになるはずなのに、このSyleena Johnsonという素晴らしいアーティストは、それに一本の芯を通してくれるのです。これだけバラバラなプロデューサーが関与していながら、統一感のある一枚へと仕上げているのは圧巻です。R.KELLYも歌でもProduceでもいい仕事していますが、Kay Geeがいい仕事してますね~。Kanye Westもいいしね~。あとゲスト陣では、Anthony Hamiltonとのデュエットなんていう、ソウルの・・・熱い魂のぶつかり合い見たいなデュエットもあって素晴らしいし、COMMONが温かみのある絶妙なRapをカニエのトラックの上でかましたり、TWISTAがこれでもかと、Syleenaの情念をかきたてたりと、物凄い一枚になっています。それぞれのゲストが、Syleena Johnsonという女性アーティストに尊敬の念を持って、サポートしているし、彼女も彼女が歌えば、全てが彼女中心に変わるほどに、パワフルで存在感があります!
そして、このアルバムで、目を引くのは、このジャケットのエロっぽいこと!いえいえ、SEXYなことといったら。もう、興奮させられますね。中ジャケも全て、セクシー!胸を手で押さえているところなんてたまりませんね~。いやーここまで潔くR&Bのエロスな一面を表現されたら、逆にエッチに感じるよりもカッコよく感じます、体、綺麗だしね。そして、そのジャケットを代表するような一曲の8曲目「Phone Sex」がこのアルバムのハイライトといえるでしょう~。
とにかく、曲もよければ、歌もいい!今年絶対にこの一枚を外して2005年のR&Bを語るなんてできないです!もっていなければ、ならない一枚です!
オススメ:(2),(3),(5),(6),(8),(9),(11),(12),(15)

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NICCI GILBERT / GROWN FOLKS MUSIC

01.Stop Messin Around
02.Woman In Need
03.Think Again
04.Summer
05.Can’t Forget
06.This Woman
07.Rhythm And Blues
08.Grey Skies
09.Hint Of Love
10.She’ll Never
11.My Side Of The Story
12.I Got It Bad
13.Down With This
14.It Is What It Is

(総評)

BrownStoneのNicci Gilbertが突然ソロアルバムをリリース!以前にソロ作がでるという噂は立ったのに、お蔵入り・・・ということになったものが、中身もほぼ一新してのインディーズリリース!Brownstoneの頃を知る人も知らない人も、「If You Love Me」はご存知でしょう。試聴してみてください、誰もが知ってる曲です!このソウルフルな1曲を世に残した素晴らしいアーティストのメンバーがソロデビュー!下に紹介したGordon Chambersも彼女らには曲を提供しています、ですが、最近はその活動も見えなかったので、また90年代の良質なグループがいなくなったかと悲しんでいたのですが、元気に復活!うれしい限りです。その素晴らしいセンスのよさはそのままに、よりソウルフルに力強く蘇りました!
このアルバムは、本当にどの楽曲も水準が高い!女性はこれぐらいSOULFULでかっこよいほうが、FUNKYでブルージーな雰囲気ももちつつあくまでもSOULFULでいて丁寧な歌い方に好感が持てます!そして、徐々に感情を露わにしていくシャウトがたまらない!これほどまでに吼えられたらカッコよすぎますよ、この唸るような吼え方!ステキです!長い歌手生活に裏打ちされた素晴らしい歌唱力!シャウトも絶妙だし、メロディーラインも素晴らしいし、とにかく抜群の歌いっぷりでぐいぐいもっていきます。降参ですよ、ここまでやられたら。全ての歌に魂がこもっています!
このアルバムやっぱり前半のソウルっぷりの素晴らしいさ、ドファンキードソウルなその土臭くもカッコいい歌に続いて、出てくる4,5,6曲目のカッコよさ!これがやばすぎます!4曲目では、ゆったりと切ない曲を包み込むように歌っていき、ただただその圧倒的な存在感溢れる優しい歌声に包まれ・・・暖かい涙が溢れそうになります。5曲目のメロディーの素晴らしさ!聞いた瞬間にキター!って気持ちにさせられます。あの久保田と同じカーティスの「Trippin Out」使いですよ!この緩い心地よいビートにのって、Nicciの吼えまくる様といったら、聞いているこっちも心地よくなるぐらいに、伸びやかで素晴らしい!6曲目で壮大に歌い上げていく・・・本当に胸を打つ一曲です。これほどまでに、UPもミドルもSlow Ballad素晴らしい曲を揃えているなんて、物凄い完成度を誇るアルバムだし、その曲に負けない素晴らしいNicci Gilbertの歌声が90年代のR&Bアーティスト達がいかに凄かったのかをまざまざと見せ付けてくれます。10曲目でのDave Hollisterとの絡みも見事だし!11曲目の超絶悶絶シャウトしまくりなNicciのド迫力な圧倒的な歌声にノックアウトです。もう何もいいますまい・・・このアルバム最高です、後半も前半も飽きずに聞けます!凄すぎ。どの曲も最後の最後まで水準が高いんです、絶対買いですよ!
ホントプロデューサ陣がわからないのが、もったいないぐらいにステキな曲がたんまり入っている一枚です!文句無しにインディーソウル今年の傑作の一つでしょう!2005年の女性最高峰の一枚はこれに決まりです!
オススメ:(5),(4),(6),(11),(10),(12),(13),(14),(8),(2),(1)

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Angie Stone / Stone Love

01.Stoned Love [Intro]
02.I Wanna Thank Ya feat.Snoop Dog
03.My Man feat.Floetry
04.U-Haul
05.Stay for a While feat.Anthony Hamilton
06.Lovers’ Ghetto
07.Little Bit of This, Little Bit of That…
08.You’re Gonna Get It feat.Diamond Stone
09.Come Home (Live With Me)
10.You Don’t Love Me
11.Remy Red
12.That Kind of Love feat.Betty Wright
13.Touch It [Interlude]
14.Cinderella Ballin’
15.Karma feat.T.H.C.
16.Wherever You Are [Outro]
17.I Wanna Thank Ya [No Rap]

(総評)

Angie Stoneの3枚目となるアルバム。New Classic Soulの時代から、徐々に自分の立ち居地を確かめつつ着実に踏みしめていき、彼女のSOULに根ざしたスタイルとシーンの動向が一番マッチングが取れたのが、このアルバム。今までで一番SOULFULで聞きやすくかつ姉御的な懐の深さも見せ付けてくれるすばらしい一枚です。彼女が昔から取り組んでいるソウル回帰と、最新のサウンドが絶妙にブレンドされて、前作では見られなかった艶やかなR&Bサウンドも見せてくれます!ジャケ写からしてよさそうです!この姉さんかっこいいです!サウンド的にはNeo Soulというよりは、クラシカルなSOULをHIPHOPの手法を用いてしっかりと引き立たせて、しっとりとSOULFULに時にFUNKYに歌い上げていきます。この絶妙なボーカルワークが彼女の魅力の一つでしょう!そして、今回はゲスト陣も充実していて、歌い手として、Anthony Hamilton, Floetry、Betty Wrightなど、SOULに根ざしたり、大御所を呼びがっちりと歌を聞かせてくれ、サウンド的にもJazze PhaやMissy Elliottを招いて面白い曲を仕上げてくれます。もちろん彼女によるプロデュースの曲もいい曲がそろっています。そして、なんといっても、このJazze Phaの作り出す2曲目「I Wanna Thank Ya feat.Snoop Dogg」のインパクトがこのアルバムの完成度を物語っています。ステキなメロディーと、Snoop Doggの独特のRapが絶妙に絡む名曲に仕上がっていますよ!そのほかにもBetty Wrightとの12曲目「That Kind of Love」などでは、晴れやかに軽快にFUNKっぽく歌い上げてくれるし、14曲目「Cinderella Ballin’」では、艶やかなバラードを聞かせてくれたり、15曲目「Karma」では切なげな歌声を披露したり、彼女の歌の幅の広さも存分に見せ付けてくれます。Angie姉御がたっぷりた一枚です!だ、ちょっと曲数が多すぎるんで飽きるかも!それだけが難点かな。でも、驚愕するとか、めちゃめちゃいい!ってわけじゃーないのですが、女性モノやSOUL臭い作品の中では安定感抜群で、末永く聞ける一枚です!
オススメ:(15),(14),(12),(2),(4),(5),(6),(8),(9),(11)

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