STY and Friends / MISSIN’ U

(概説)

プロデューサーSTYが中心となり、大切な仲間のartist同士で、和気藹々と作り上げた一曲「Missin’ U」!若手の期待シンガーL&JにWit企画での活躍も記憶に新しいS-key-A、TAIRA YO、宏実の女性アーティスト3名、そして大阪のTrack Maker Tazz、そして大御所のプロデューサーでもある村山晋一郎まで参加という豪華な出演陣を見るだけで、その曲に期待してしまいます!期待の若手中心に、大御所までずらっと並べたその名前だけでいっぱいになりそうですが、そんな名前だけで終わらない素敵な歌詞と楽曲の素晴らしさ!それぞれが、MISSIN’ Uという言葉に対する想いを歌詞に乗せて歌い上げるのですが、それぞれがとても切ないほどに、素敵なのです。きっちり歌いラップする5人の色が出ていて、個性的な曲に仕上がっています。 また、切ない歌詞の曲でありなトラックは爽やかで心地よい明るさに包まれ、曲全体として、とても聞きごこちがよい何度も聞きたくなるような曲なのです。なんといっても、みんなでわいわいやっている感じがでているのが、いいんです。
最初のそれぞれの掛け合いが、ざわざわした期待感を感じさせ、STYの甘い歌声でのメロディーとTaira YoのRapと歌を織り交ぜながら、さらっと聞かせてくれるのもなかなか癖になってきます。そしてなんといってもこの曲の肝は、S-key-Aの歌声が印象的なHOOK!これが最高に気持ちよく響き渡ります。また、途中からの転調がとても曲にアクセントを与えていて、そこからの宏実の見事なSOULFULな歌声とファルセットが活きてきます!ここが一番好きかもです。
そして、最後のを締めるL&Jの甘い歌声も、この素敵なキラキラした曲調にピッタリはまってます。これだけ人がいて5分ちょっとで納めているというのも驚きなのですが・・・そして、最後のSTYの語りがなんともおいしいのですが、そこは聞いてからのお楽しみって感じで、なんか~パーティーとかで流したい。そんな一曲です。
この曲は、販売などがないのがとても残念なのですが、以下で振るレングスで聞けますので、是非聞いてみてください。個人的には、こういう純粋な歌を楽しんでくれていて、水準が高いサプライズ的な曲は売らないからこそ価値があるんだろうなと思います。この曲に参加しているそれぞれが力をつけたときにはいつか違う形で皆さんの手元に届くかもしれませんよね!がんばれ!
是非最後まで聞きましょう~。 ストリーム配信

Produce and so on

track produced by STY
written by Tazz, S-key-A, STY, TAIRA YO, 宏実, L&J
performed by S-key-A, STY, TAIRA YO, 宏実, L&J
additional vocals by 村山晋一郎
special thanks : Jio, Tazz

STY OFFICIAL
L&J Official
宏実 Official
TAIRA YO OFFICIAL
S-key-A Official
S.D.P Lab (TAZZ OFFICIAL)

J Moss / V2…

01.Jump, Jump feat.Kierra KiKi Sheard and 21:03
02.Dance feat.Kirk Franklin
03.Know Him feat.Karen Clark Sheard
04.I’m Not Perfect feat.Anthony Hamilton
05.Abundantly
06.We Love You [the Live Remix] feat.Marvin L.Winans and Byron Cage
07.Praise on the Inside
08.Holding On
09.Afraid
10.Let It Go
11.Nobody
12.Operator
13.Steve Harvey Show (Interlude)
14.Florida feat.”pda” of PAJAM

(総評)

デトロイトのゴスペルシンガー!一流プロデューサーチームPajamの一員J Mossが自身二枚目となるアルバムをリリース!問答無用のプロデューサーチームPajamの素晴らしい仕事は言うに及ばず、今作では、KiKiやKaren Clark Sheardなどのおなじみのメンツから、自身もプロデュースした、21:03そして、大御所Kirk Franklin!そして、なんとAnthony Hamiltonという意外なメンツも加えて、とてもパワフルで豪快な一枚に仕上げています!Pajam全面プロデュースらしいアップサウンド中心でどんどん盛り上げてくれます!もちろんスローバラッドでもJ Mossらしい心洗われるような美しくもやさしい曲があったりと、緩急織り交ぜて聞き手を飽きさせません!
特に素晴らしいアップサウンドが、6曲目「We Love You [the Live Remix] feat.Marvin L.Winans and Byron Cage」この豪快さはすさまじかったです!もう狂喜乱舞しているような盛り上がりがこちらにまで伝わってきます!そして、 「Nobody」「Abundantly」で見せる高揚感と神々しさまである美しいスローバラード!どの曲も本当に聞けば聞くほど、とてもメロディーが練られていて、メロディーで好きになっていっています。声質には好き嫌いはありそうな気もするのですが、ストレートにここまで盛り上げ系で歌えるシンガーもそうそういないのではないでしょうか?特に14曲目「Florida」の3部作の最後の、クワイアを盛り上げるところのまっすぐに聞き手に響く歌声には感銘さえ受けます!盛り上がりたいときには最適の一枚ですよ!
ただ、どの曲も素晴らしいのですが、ちょっとしっとり聞かせるよりも、スローもアップサウンドもかなり豪快なので、ちょっと聞いて疲れちゃう人はいるかもしれませんが。でも、この豪快な歌いっぷりと盛り上がりのかっこよさは、体感した方がいいですよー!
オススメ:(1),(2),(3),(5),(6),(9),(11),(12),(14)

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CIMBA / My Dear feat.Meajyu

(概説)

東京No.1 R&Bパーティーthanxから生まれたCIMBAとイベント参加アーティストとのコラボ企画!
今もっとも勢いがあるR&Bシンガー達が、お互いの力をぶつけ合い素晴らしい楽曲を残していきます。
今回はそのソウルフルな歌声が、独特の存在感をかもし出すJunear!スムーズなCIMBAの歌声と、ソウルど真ん中のJunearの歌声という毛色がまったく違う二人の歌声をうまくまとめています。CIMBAも女性人とのコラボレーションとは違って力強い歌を見せ、そしてJunearの歌が始まったときに空気がグッと変わるのはさすがです!さらにここで注目なのが二人とも語りがあったりするところです!そして、最後に向けてお互いにファルセットとシャウトを絡めて、盛り上がっていき、男性シンガー同士ならではの面白みを見せてくれています!

特集ページ

Terrell Phillips / Elements of a Man Vol.1

01.Intro
02.U say
03.Say Yeah
04.Get On The Dance Floor
05.What A Man Wouldn’t Do
06.Radio Interview
07.We Ca Make A Date
08.No One’s Better Than You
09.Lil Bit Of Love
10.Get With You Tonight

(総評)

BlackstreetのTERRELL PHILLIPSが、ついにソロデビュー!これが相当手に入らない、希少盤!ここ最近では、Tony Grand, Gary Jenkins, Marc NelsonとのBlaysの活動が気になるアーティストですが、そんなBlayseの活動を本格化させる前に、なんと自らのアルバムをひっそりとリリース!これが90年代を生き抜いてきた、実力の高さを証明するようなすばらしい盤に仕上がっているのです!10曲と短いならも、今風のアップあり、ミッドテンポな曲があたり、ベテランとは思えない、爽快感あふれる曲、そして、ベタなバラードまで多彩な歌を一枚で聞かせてくれています!
前半のアップもいいのですが、なんといっても、9曲目「Lil Bit Of Love」のシャウトっぷりはBlackstreetを思い起こさせて、たまりません!ちょっと枯れた感じの歌声で吼えるものだから、切なさとともにグッと胸に深くえぐりこんできます!さらに最後の10曲目「Get With You Tonight」でも、しっかりと最後にはシャウトしまくってくれて、Blackstreet随一のシャウターとしての魅力を存分に発揮してくれています。そしてやはり現行のシーンでもしっかりとできるところを前半のアップサウンドで聞かせてくれていて、アルバム一枚として短いので物足りなさも感じますが、短いなりにTERRELL PHILLIPSの魅力が詰まったアルバムに仕上がっています!
これが流通がきちんとのっていないというのは、本当に残念なのですが、今のところ、Disk Unionで在庫があれば買えるかもしれませんが、流通はあまりしていない状態です。ぜひ見つけたら買ってみてください。Marc Nelson, Tony Grantの新譜といい、本当にBlayseの活動が本格的に始まればいいなーと思わせる充実作品をベテラン勢が届けてくれています!
オススメ:(9),(10),(2),(3),(7)

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Cognac / Blast Off

01. Intro
02. Blast Off
03. Teach Me
04. Never Hate
05. Lose Everything
06. Heaven Knows
07. Look So Good feat.Shiloh
08. Stranded Into (The Questions)
09. Stranded
10. I’m Open
11. For The Moment
12. So Necessary
13. Vibe Tonight feat.Farlough aka Pharaoh
14. Outro

(総評)

なんともねちっこい独特な歌い方が特徴的なインディーソウルシンガーCognac(コンウェ?)のデビュー作!CD BABYでのシングルが話題となっていたのですが、ひっそりとオンラインショップでアルバムを売り出していました!なんとも男性アーティストらしかぬその妖艶ともいえる雰囲気が癖になっていくのですが、なんといっても彼の魅力はそのシャウト!もう美しさとか力強さというよりも、そのシャウトという言葉そのままに、自制を失ったような、壮絶ささえ感じるシャウトが、鬼気迫るほどの迫力をもって迫ってきます!力強い歌声と相まって、なかなかいないシンガーとしての魅力に溢れています。
そのお洒落なJazzアレンジな曲でも少しアジアンチックな雰囲気も取り入れつつ、それが余計にセクシーで妖艶な歌を魅力的に聞かせてくれます。特に2曲目「Blast Off」で見せる、ねちっこいぐらいの歌唱方法!その搾り出すようなシャウトにグッと胸を捕まれます!のけぞりそうになるほどです。それに続いての4曲目「Never Hate」では、そのシャウトでどこまでも、苦しげにすがるようにネチッコく歌い上げていきます。他の曲でも、その激しさを増すシャウトが堪能できる曲が多くて、前半はもうその歌唱に聞き入ってしまいます、そして、後半は少しHIPHOP的な要素やレゲエぽい要素も入れつつ、きっちりとどこかレイドバックしたソウルを見せてくれています。どの曲でも、そんな中でも、6曲目「Heaven Knows」のしっとりとしたバラードでの丁寧な歌いっぷりがこのアルバムのキーポイントになっています。最後のHIPHOPトラックの「Vibe Tonight」でのシャウトとサウンドの絶妙な絡みが素敵です!サウンドもどこかJazzやアジアンな要素を入れて新鮮であり、シャウトも激しくて気持ちを持っていかれるなんとも心惑わしてくれる一枚になっています。
本当にココ最近でもオリジナリティー溢れる雰囲気をもったアーティストの登場です。シャウター好きはもちろん、ちょっと型にはまらないR&BやSOULを求めている人にもオススメできるかな。一度聞いてみると面白いですよー!ぜひぜひ!
 オススメ:(2),(4),(5),(6),(10), (11),(13)

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