JiN / Notes of Soul

01.Intro “Sweet Love”
02.Interlude(PART1)
03.Real Love
04.MORE THAN WORDS(SOUL BROTHERS MIX) feat.TAKE
05.OVERTURE “BAD BOY FROM THE EAST “
06.ONE LIFE (PROPS REMIX)
07.WANNA BE YOUR LIGHT (DJ OSSHY REMIX)
08.JIN’S LOVE MACHINE
09.TELL ME…
10.Song For You
11.LUV SONG feat. AI (REO’s Prophet Mix)
12.Tonight feat. U-ZI , WORD SWINGAZ , GM YOSHI , DJ $HIN (West Side Story)
13.Interlude (PART2)
14.What You Won’t Do For Love
15.Real Love (Triplebarrel Mix)
16.Precious

(概説)

R&Bシンガーであり、RapperでもあるJiNの待望の1stアルバム!延期に延期を重ねてやっと出たという感じが非常に強いんですが、その分熟成された味があるアルバムに仕上がっています。どうしても、韓国でのデビューアルバムと比較してしまうのですが、その韓国でのデビューアルバム「Noctune」は、R&B SingerとしてのJiNにスポットライトを当てて作った作品で、こちらの日本でのデビュー作「Notes of Soul」は、JiNの全ての面を注ぎ込んで作ったアルバムといえます。つまりJiNそのものがかいま見れるような一枚になっています。RapperとしてのJiN、SingerとしてのJiN、そしてアルバムコンセプトの段階から入念に練りこまれた作りになっていると思います。無論無二の親友であり、ProducerのSadaの力も存分に発揮されています。
HIPHOPとR&Bの要素をうまく融合し、今後のJiNのスタイルを決定付ける素晴らしいアルバムでしょう。このバランス感覚は素晴らしいなと感じました。トータルとして一枚に仕上がっていて、HIPHOPに寄りすぎず、かといってR&Bだけになっていないこのバランスがいいんですね。そして、1年以上も前のシングルなども入っていて、既存の曲が多いなとは、感じますが、その曲たちも、リメイクされて前よりも十分カッコよくなっていますし、新しい曲達は、アルバムの構成上重要なところに散りばめられており、飽きさせません。あえて、今までの曲を多めに入れたのは、JiNという存在をこの一枚で表現したかったからでしょう。何より愛が詰まっています。このアルバムを聞けばJiNの伝えたいもの、これからやりたいことがわかるそんなアルバムに仕上がっている。今後の活動の基点になっていくような、重要なアルバムだと感じました。そして、やはり韓国でのデビューアルバム『Noctune』をこのアルバムを聞いた後に聞けば、JiNの持つ様々な面が、さらに深く理解できます。JiNの声は非常にいろいろな形を持っていて、一つじゃないというのも、面白いと思いますし、これはSingerとして非常に重要だと思います。さらにRapまでできるんですから!そんな素晴らしい声をもつ彼のデビューアルバムをぜひ買って堪能してみてください。
オススメ:(3),(4),(6),(8),(9),(10),(14),(16)

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Cornell Stone / Stoned

01. Til You Come Back To Me (Interlude)
02. Super Star (Long Version)
03. The Party
04. She So Beautiful
05. I Wanna Know
06. Quality Time (Interlude)
07. Stoned
08. Bubble Bath (Interlude)
09. The Whole Nine
10. Let Me
11. When You Need A Little Somethin’
12. Who Would Have Ever Thought
13. Lesson Learned
14. Nature’s Conviction
15. Super Star (Short Version)
16. The House Of Stone (Interlude)
27. Funked Up
28. Damn I Wanna Hear Dat 1 Mo’ Gin!

(概説)

2002年度最高峰のインディーズ作品で、決してメジャーに引けをとらない音使いと、歌いっぷり。力強くシャウトし、高音の素晴らしいファルセットを持ち、低音ではバリトンでどんどん押してくる、この独特の歌声と圧倒的な歌唱力、そして、さりげない楽曲の良さ、どれをとっても今年No1であることは疑いの余地がない、作品です。本当に伸びやかな歌声で聞きほれてしまいます。Cornell Stone、彼は自主制作で6000枚という途方もない数のCDを売りさばいた実績があるらしく、そのCDが元でインディーズのレーベルと契約にいたったわけですが、これがメジャーにでないなんて、もったいない・・・それほど、多くの人に聞いて欲しい歌声を持っています。各方面では話題となっているアーティストみたいですが、まだまだ無名。ワシントンDC出身の28歳です。
この一枚相当やばいです。このスムーズな歌声で、Moodyにじわじわっと聞くものを魅了していくんです。聞いていて、気持ちよくて目を閉じてしまう・・・そんな普通のことがこのアルバムを聞くと、何度も何度もやってしまうのです。Luther Vandrossを意識した歌いっぷりや、選曲(Super Starは、Luter Vandrossのカバーです。もとはカーペンターズみたいだけど・・・)も最高だし、何より、自らProduceやWritteningに積極的に参加しているのが、いい!素晴らしいアーティストの誕生です。
本当に声も素晴らしいが、楽曲がいい!捨て曲なんて、存在しないし、Interludeの一つとっても無駄がない!そして、ちゃんとSoul→マッタリしたラブバラード→Funkという流れがしっかりあって、一枚として聞ける統一感があるアルバムです。その全体を支配してるのは、やはりこのCORNELL STONEの歌声なのです。是非聞いてください!この一枚聞かずに今年のR&Bを語るべきじゃないです。
今年No1は、これでしょう!といいたくなるほどいい一枚です。通販などでお求めになるといいと思います。こことか!
オススメ:(2),(4),(5),(6),(7),(9),(10),(11),(12),(13),(27)

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Tyrese / I Wanna Go There

01.How You Gonna Act Like That
02.U Don’t Give A Damn About Me
03.How Do U Want It
04.I Must Be Crazy
05.She Let’s Me Be A Man
06.Signs Of Love Makin’
07.Somebody Special08.Girl I Can’t Help It featuring Jermaine Dupri
09.Kinna Right
10.All Ghetto Girl
11.I’m The Other Man(Interlude)
12.On Top Of Me
13.I Wanna Go There
14.Taking Forever

(総評)

俳優兼シンガーのTyreseの早くも3枚目!今作品は、一枚目の手触りに近いバラードを主体としたアルバムです。彼のシャウトは、それだけで空気を変える力を持っています。本作では、本当にバラッダーらしい一面を惜しげもなく出しており、彼らのバラード!(特に二枚目の「For Always」は名曲!)は、名作が多いので、期待していたら、期待通りのバラードアルバムです。多少あるミドルUPも、まったく雰囲気を壊すような感じではなく・・・Bedで、流しながら聞きたい曲たちが多いのである。雰囲気のアルバムというのは、こういうのをいうんでしょう。2002年出た、バラードアルバムの中でも、かなり素晴らしいできのアルバムです!ただ、もう一押し、『For Always』のようなガツンと繰るようなインパクトのある一曲があると、アルバム全体として、しまりがあったとおもいます。UPも、もう少し印象に残るようなメロディーとかだとさらによかったです。3枚目としては、素晴らしいできですが、2枚目のUPの良さと、1枚目のバラードの良さの中間のアルバムが出せれば、彼の最高傑作となるでしょう。
そして、やっぱり、ジャケットは裸なんですね(笑)もちろん、筋肉美でうつくしんですが。
1~2枚目よりもずいぶんリリースペースが速いですね。
オススメ(1),(6),(7),(12),(13),(14)

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Lathun / FORTUNATE

01.Love Won’t Let Me
02.When Love Came In feat. India Arie
03.BBQ
04.Sweetest Thing
05.Miss Sally
06.Find Somebody Else
07.Closer
08.Forever Due Flesh
09.Fortunate
10.Would I Lie
11.Didn’t I
12.Official
13.Not Ready

(概説)

今年一番CD屋からのPUSH!が多かった新人が、このアーティストだろう。新人離れした音作りと歌唱。なにか、新しいものを求める人には、これほど、今までの伝統的なものを残しつつ新鮮味をもたせたアーティストはいないだろう。フィリー系のアーティストっぽいのですが、それとも若干違うし・・・基本的な歌い方はSOUL臭いものだが、サウンドが変わっているのである。生音とも若干違うし、生音っぽさの中にちょっとした電気的なものをいれているおもしろいサウンドである。SOULっぽいといえば、そのままであるが、ちょっとピアノの音が少なめで、スネアの効いたドラムが主体のサウンドで、ドラムっぽい音がバラードでもバシバシ入ってくるのは、ちょっと気に食わないけど、でもサウンドが非常に特徴がある。肌触りが暖かい音が多く、聞く耳に優しい曲たちがいっぱいあります。
渋い感じの曲が多いです、ただ、渋いといってもFUNKっぽい渋さではなくて、New Classic Soulをもっと俗っぽくした感じなんですねー。アルバム全体を通しての雰囲気はすばらしいです。渋い雰囲気をプンプンとさせた一枚に仕上がっています。
ただ、バシ!と盛り上がる瞬間がないのが・・・ちょっとなー。これだ!っていう曲がないので、押しが弱いかなー。でも、その分長く聞ける一枚ですよ。味がありますね、このアーティストは。個人的には最後の方の曲が好きー。
でも新人の一枚目としては、インパクトは十分ですね。聞き込めば、聞き込むほどに味が出てきます。
オススメ:(1),(2),(6),(7),(9),(11),(12),(13)

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Charlie Wilson / BRIDGING THE GAP

01.Absolutely
02.Another Man featuring Case
03.Without You
04.Would You Mind
05.Big Pimpin’ featuring Snoop & Nate Dogg
06.Can I Take You Home
07.For Your Love featuring Marc Nelso
08.Now Ya Sayin’ Bye
09.Him Or Me
10.Sweet Love featuring Marc Nelson
11.Come Back My Way
12.A Wonderful One featuring Angie Stone
13.Charlie’s Angel
14.Absolutely (REMIX)

(概説)

『Without You』この曲に限りますよ!めちゃめちゃカッコいい!このアルバム自体は2000年発売で古いのですが、この名曲は色あせない。もう、ベテラン中のベテラン!Charlie Wilsonのソロデビューの最新作です。うん?聞いた事ある名前だなと思うかもしれません。そう、あのCaseの隠れた名曲『No Regrets』で、Caseと絶妙の掛け合いをしている人物こそこのCharlie Wilsonなのです。彼は、ファンクバンド”ギャップバンド”のリードヴォーカルとして、70年代に活躍しており、92年ソロデビューしているという、ベテラン。決してこのアルバム古いなどと感じることはないのです!
むしろ今でも十分に通用するほどの新し目の音の中、臆することなく吼えまくるCharlie Wilsonは、カッコいいです。ベテランだとかそういうのは抜きで、十分に熱く胸に迫ってくる、男気溢れるアルバムです。
Funkyな歌声で、ゴリゴリと押してくるその姿には、感動すら覚えます!男気溢れるアルバムに仕上がっていると思います。温度を直に感じることができるボーカルを聞いてみてはどうですか?
オススメ:(1),(3),(6),(7),(8),(10),(12),(13)

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