Chico Debarge / Addiction

01.Addiction Meeting (Interlude)
02.Nefertiti/Center of My Universe
03.Oh No!
04.Tell Ur Man feat.Joe
05.Math feat. Talib Kweli
06.Do My Bad Alone
07.Slick (Addiction)
08.I’m OK
09.Medication (Interlude)
10.She Loves Me
11.I Want You
12.I Forgot Ur Name
13.Hey You
14.Chico’s Prayer (Interlude)
15.Change

(総評)

ネオソウルを更なる次元へと高めている唯一のアーティストChico Debargeの新譜!独特の味のある歌声はそのままに、アーバンでいながらソウルフルなサウンドはまさに現状のR&Bシーンの中でも稀有な存在といえます。
なんといっても2曲目「Nefertiti/Center of My Univers」で見せる渋い味のある歌いっぷりにはノックアウトされます。そして、イントロから引き込まれる「Oh No!」こういうアーバンでいて癖のある曲っていうのを、さりげなく歌えるシンガーはもう他にはなかなかいなくなってしまいましたね。この一曲のためだけでも買ってもいいほどに、クールでかっこいい歌いっぷりです!サビのフレーズがなんとも耳から離れません! 4曲目「Tell Ur Man」では、盟友Joeを招いてのアーバンな一曲です。Joeらしいねちっこくも美しい美声を存分に感じさせ、特に後半のフェイクとシャウトを繰り返す盛り上がりっぷりは、ここ最近のJoeの歌としてもとても熱い一曲になっています。Joe好きにも聞いてほしい一曲になっています!これは、ひさびさに聞く名曲ですね!さらに、Talib Kweliというなかなかなかったコラボ作品を披露します!ダークネスな雰囲気がChico Debargeの影の部分とうまく合わさって更なる魅力を見せ付けます。さらには、Jazzを相当意識した7曲目「Slick(Addiction)」では、まさにChicoDebargeにしかできないJazz R&Bともいえるサウンドを堪能させてくれます。マービン・ゲイの見事なオリジナリティーあふれるカバー11曲目「I Want You」では、オリジナリティーを確固たるものとした部分をみせてくれています。生楽器主体で、JazzとR&Bとアーバンのまさに中庸をいくような、本当に見事なアーティスティックな作品に仕上がっています。
一味違うR&Bを聞きたい人にはまさにうってつけな作品に仕上がっています。 オススメ:(2),(3),(4),(5),(7),(11)

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Chico Debarge / Slick (Addiction)


実に大好きな一曲です。
Jazzy R&Bというジャンルがあるならば、この人を真っ先にあげたいですね。
New Classic Soulともまた違う独自の世界観を築きつつあります。
JazzのカバーをするR&Bアーティストはよくいますが、ここまで自分のものとして、R&Bの歌にJazzを乗せて表現できているのは、1stのLedisiや、初期のFrank McCombぐらいじゃないかなー。それぐらいいい曲です。
まさにJazzy R&Bというにふさわしい名曲でしょう。
去年でたアルバムの中でも隠れた名盤といってもいい作品がこの曲が収録されている
Chico Debarge / Addiction

Joeとの曲も収められているし

そして、この曲が最高!

持っておいて損はしない、そんな一枚です!

Chico Debarge / Free

01.IT’S COOL
02.FREE
03.SMILE(INTERLUDE)
04.SMILE
05.THE UNLOVED
06.STYLE
07.HOME ALONE
08.VIRTUOUS
09.PAGE FROM THE JOURNAL
10.QUESTIONS
11.AVAILABILITY
12.NOT 2 GETHER
13.NEXT TIME
14.LOYALTY(OUTRO)

(概説)

Chico Debarge久々の新譜!Chico DeBargeといえば、顔からはあまり想像できませんが、あの有名なグループDeBargeから活躍し続ける大ベテラン!彼は、ファルセットをうまく使いこなすアーティストとしても、有名ですが、ほぼセルフプロデュースということもあり、オーガニックな雰囲気をうまく引き出したアルバムをリリースし続けています。その彼が、レーベルを移籍して、新たに挑む新作!
今作では、よく一緒にやっているJoeも参加し、オーガニックというよりも、ストイックな感じの儚さを醸し出すサウンドに仕上がっている。そして、そのストイックなサウンドに彼の繊細なファルセットが、消え入りそうなほど敏感な歌の世界を生み出しています。これは、新たなSOUL MUSICといえるほど、新鮮でいて驚きに満ち溢れた作品です。特に、「FREE」での、幻想的な雰囲気は、なんともいえない普段押し殺している悲しみの感情を引き立てるようです。今年のもっとも問題作かもしれませんね~。Joe参加の「NOT 2 GETHER」「NEXT TIME」では、Joeの歌声をうまく使って作品を作り上げています。曲の完成度としては、この2曲はぬきんでています、さすが、Joeという感じです。でも、前半のほうが、Chico本来のファルセットの良さが堪能できる作りになっていますし、全体的に見ると、どの曲も彼のボーカルをうまく捕らえた好楽曲です。今年前半の隠れた名作ですね!清涼感溢れるボーカルを堪能してください。
オススメ:(1),(2),(5),(6),(7),(8),(11)

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