Infinity The Ghetto Child / Pain

01.Intro
02.Pain
03.Pop tha bubbly
04.24/7
05.Heat
06.In tha ghetto
07.Throw Ya Fingaz Up
08.Streets claim me
09.My life
10.I’m That feat.K-Ci
11.Picture my plans
12.Nasty boyz
13.You know you like that
14.Being A Ni**a

(概説)

Infinity Getto Childは、サウス出身のHIPHOPアーティスト。かなり硬質なHIPHOPで、サウンドがバウンスビートを多用していて、まくしたてるようなサウンドが特徴的で、かなり聞いてて爽快感があります。全体的に同じような曲が大目なのが、たまに傷ですが、サウンド的アングラ感を残しつつも聞きやすく面白い!
なによりGUESTが多いのがうれしい!なんと、あのK-Ciが「I’m That」で参加して、いい味だしてますよ。このK-Ciはこういう暗めのHIPHOPにそのシャウトが実に合います。より深いところへ連れて行ってくれる感じですね。暗く深いといえば、「Pop tha bubbly」なんて、アングラな感じがします・・・こういうサウンドがカッコいいHIPHOPもたまにはいいものですよ!おどろおどろしい音や、硬質な乾いたドラミング音、どの音も、このアルバムの色に合っていて、頭に直接響いてきます。
「My life」と、「Nasty Boyz」に参加してるNasty Boysというアーティストは半端なくかっこいいです!!
たまには、こういうの聞いてスカッとするのも良いかもしれないですね、Nellyとかが好きな人は必ず好きなはずですね。Rapのスキルやサンプリングとかよりも、サウンド重視な作りが好感持てる一枚です。
オススメ:(2),(3),(4),(9),(10),(11)

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Nappy Roots / Purple World

(概説)

ケンタッキーはルイヴィル出身の6人組HIPHOPユニット、ナッピー・ルーツのメジャー・デビュー作。サウンド的にはサウス独自のバウンスビートを主体としつつも、それにとらわれない、幅のある楽曲作りでかなり躍らせてくれますよ、それ以上にアーシーでソウルフルな印象が強くて、このサウスの人たちというのは、Rapだけに頼らず、積極的にサビで歌を取り入れたり、歌っぽくRapしたりと、とにかく聞きやすい!集団MC特有の掛け合いや合唱から生まれる楽しげな雰囲気が魅力的。難しいこと抜きで楽しもうぜ!っていう感じが伝わってきて楽しい!(RootsやGURUのような文句なしでカッコいいよ!っていう音も好きなんですけど。)そして、ビートが難しくなく、ストレートに体を揺らしてくれるので、気持ちがいいんです。彼らは、積極的に転調なども繰り返します。下のInfinityほど、激しくなく、スムーズに聞かせてくれるのもいい感じです。たまには、一緒に飛び跳ねたくなるような『Set It Out』のような曲もあったりするから面白い。基本的にノリが良くて聞きやすいPartyの時なんかに流したい1枚!ちょっとずっと聞いてるとマンネリしちゃうところもあるけど、かなり長く聞けますよ!マイク・シティやジャズィ・ファといったR&B寄りのプロデューサー陣も参加しています。どの曲も音がSOULっぽい感じで水準高い!SOUL臭い感じもあって聴き応え十分です!オススメ!

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OST / Bad Company

01. Breathe in, breathe out – Ali featuring st.lunatics
02. 911 – D12
03. B.O.B – Outkast
04. 6 milion ways to live – dub pistols
05. tonite – next
06. na na – petty willie
07. anything for you (in my mind) – jaheim featuring duganz
08. all out of love – jagged edge
09. it’s killing me (in my mind) – blu cantrell
10. to keep this life – rama duke
11. excess – tricky
12. don’t touch – ko-la featuring tricky
13. my crew (part ii) – supervision featuring blind gotti
14. bmbbo – trevor rabin

(総評)

OSTのレビュー第一弾として、去年中盤にでたこのBad CompanyのOSTです。このサントラ最近コピーコントロールがついているのが多いようで、凄い不満なんですが・・・反対だー!別にサー、自分でコンピCD作ったりするのが何が悪いってね。楽しみが一つ減ってしまう。アナログから音が取れるように機材を買わないとダメだなー。
まあ、そんなことはおいておいて、結構いいアルバムです。HIPHOPチューンが中心を占める構成になっていて、その中にNextなどの実力派のR&Bアーティストがちりばめられている一枚です。
1曲目の勢いが凄い!さらに、Nextの新曲も素晴らしい出来です。これは、最新のアルバムには収められていないので、注目でしょう!そして、Jagged Edgeの曲は新曲ではありませんが、素晴らしい一枚です。さらに、Blu Cantrellの曲もすごいいい感じです。ただ、後半はHouse系のアーティスト(Trickyなど)が多くを占めるため前半に比べるとガクッと落ちてしまうのが難点ですね・・・でも、サントラとしてはいいほうでしょう。

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Mobb Deep / Infamy

01.Pray For Me feat.Lil Mo
02.Get Away
03.Bounce
04.Clap
05.Kill That Nigga
06.My Gats Spitting featuring the Infamous Mobb
07.Handcuffs
08.Hey Luv(Anything) featuring 112
09.The Learning(Burn) featuring Noyd
10.Live Foul
11.Hurt Niggas
12.Get At Me
13.I Won’t Fall
14.Crawlin
15.Nothing Like Home Featuring Little
16.There I Go Again Featuring Ronald Isley
17.So Long

(概説)

これは、たまらん・・・HIPHOPのトラックにR&Bの歌がのっているっていうのは、すごいカッコいいんですが、なかなかいいものが出てこないのが現状。R&Bのトラックの上で、RAPすることは多いのですが。この人たちは、それを上手いことできる数少ないHIPHOPアーティスト。featuringがある曲の完成度がめちゃくちゃ高い!なにが凄いってFeaturingアーティストである、Featuringの天才LIL’MO(次回作は頑張ってね。)や、112しまいには、Ronald Isleyまで引っ張り出して、えらいことになってます。全般的に硬質な音で、BADBOY的な音に近いんですが、しっかりこちらは、HIPHOPしています。ドープで、暗いサウンドなんだけど、ドラム音は鋭く聞くものに、常習性を与えます。癖になるドラムリズムなんです。そして、しっかりとしたサビがあるのが、非常に聞きやすくなっています!どこか、暗いんだけど癖になるリズムに身を任せてみましょう~!
本当に聴き応えたっぷりな一枚!もちろんHIPHOP初心者でも十分楽しめるないようです!

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Cee-Lo / cee-lo green and his perfect imperfections

01.bad mutha
02.close encounter (break)
03.bid ole words (damn)
04.closet freak
05.live(right now)
06.el dorado sunrise (super chicken)
07.a thug’s concern (break)
08.one for the road
09.Interlude
10.spend the night in your mind
11.suga baby featuring big gipp & backbone
12.gettin’ grown
13.bass head jazz
14.microhard featuring jahalla & kirkland underwater
15.under the influence (follow me)
16.medieval time (great pretender)
17.country love featuring john popper
18.awful thing
19.Interlude
20.young man (sierra’s song)

(概説)

サウスHIPHOPの中心的存在Goodie Mobbの中でも取り分け異彩を放つ個性派RapperのCee-Loのソロデビュー盤!とにかく聴いてみて欲しい!聴けばわかります!っていってしまうと、レビューにならないので・・・このアルバムCee-Loが自身を表現するために、いろいろ工夫をして、まるで周りから見ると好き勝手やったように見えるが、聴けば聴くほどその絶妙なSOULとFunkinessの混ざり具合や、Rapperと、Singerとしての自分の使い分けなど、細かいところにも気を配り絶妙なサウンドを作り上げています。サウスだとか、そんなのに縛られない、すばらしいアルバムが世にでたなーと感じます。きっと最近はいいアルバムがたくさん出ているのであまり注目されていないかもしれないが、こういうアルバムこそ長く楽しく聴けるアルバムだと思います。それに、HIPHOPやR&Bという垣根に全然とらわれない姿勢もすばらしい、R&Bしか聴かないって人にもお勧めできるし、必ず聞いて欲しい一枚です。永遠の名作です。
Cee-Lo自身コスプレというか70年代Funkや、P-Funk、SOULを音的にも映像的にも再現することが好きで、今作もそれに乗っ取って、作っています。特にP-Funkの代表ファンカデリックの影響が色濃く出ているし、シングル曲『Closet Freak』のPVを見ても、その辺の影響を受け、それをCee-loらしい楽しい視点で再現していることが、親近感を沸かせてくれる。見ていても面白いアーティストです。「個性」という言葉は彼のためにあるような言葉です。
そんな彼のアルバムですが、これがたまらないほど、すばらしい出来です。バリバリFunkなUpperチューンあり、ネバッコイSlowありで、まったく飽きさせることなく、次々とかっこいい曲を聞かせてくれます。彼の背景にあるP-Funkや、SOULや、ハウスや、様々なものを背景としたミクスチャー感覚が素晴らしく、唯一無二のCee-Loのサウンドを聞かせてくれます。この独特のネバッコイFunkにSOULが混ざったサウンドと歌い方は、ステキです。Singerとしての評価も非常に高いです。Lyricも、『Closet Freak』みたいにいっちゃってるのから、奥さんへの敬意を歌った『country love』や、『bid ole words (damn)』のように自分を奮い立たせるようなLyricなど、変化に富んだその世界観も素晴らしいです!
これを聴いてさらに深い深いDeep Soul&Funkな世界を堪能してください。はまれば、はまるほど黒さが増す素晴らしい傑作!Rapheal Saadiqと同様に今年の最重要アルバムです!
オススメ:(1),(4),(5),(6),(8),(10),(11),(12),(14)

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