three NATION / Honey B

(概説)

three NATIONの二枚目となるシングル。なんとカップリングにはあのインディーズでの名曲『Hey Now!』がしっかりと入っています。ダンサブルなビートで、JUNの力強い歌声が印象的な一曲で、ライブ栄えするだろうなという一曲で、カップリングの『Hey Now』も、UPPERな一曲なので、この一枚聞くと盛り上がれます!3人の組み合わせというのは絶妙でいながら、3人のキャラがきっちり立っていて、JUNの歌声でしっかりと聞き手を引き込みます。車で聞きたい感じの一枚です!

曲紹介

1曲目『Honey B』

かなりビートの効いたIntroからJUNの力強い歌声が聞こえてきます。そして、なんとも魔性な恋の駆け引きをしった女性を歌った一曲です。EIGOとZANEのちょっとだめっぷりを感じるラップが面白いです。なんかこういう風に、歌詞の意味合いを重視したRapってなかなかありそうでないので、面白いと思います。

2曲目『Hey Now (what U wanna do?)』

いやーやっぱりいい曲です!ノリが最高ですね。この曲ではちゃんと歌詞が確認できるのが、インディーズとの違いです。バックのJUNの声と、Main メロディーのJUNの声が合わさるときがなんともいいんです。EIGOのハッキリしたフローと、ZANEのちょっと変わったフローが作り出す雰囲気が、決してHIPHOPとは思わせない

3曲目『Honey B -MASTERS OF FUNK Remix-』

?もしかして、MASTERS OF FUNKってあのMASTERS OF FUNKですかー!?そりゃーかっこいいわ!。1曲目よりも少しシックで落ち着いた感じに仕上げており、JUNの歌声の大人っぽさが引き立っています。

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AVANT / Private Room

01.Private Room Intro
02.AV
03.Read Your Mind
04.Heaven
05.Don’t Take Your Love Away
06.Have Some Fun
07.Hooked
08.Phone Sex [That’s What’s Up]
09.Feast
10.Seems To Be featuring Olivia
11.You Got Me
12.Wanna Be Close
13.Everything About You
14.You
15.Read Your Mind -Part II The Remix-
16.Flickin

(総評)

AVANTの3作目となるこの作品は、前作でのセールス的不振を受けてか、単純なエロエロ路線を止め、SOULよりな1stの毛色に近い、アットホームであり、エロさもあるSOULFULな作品に仕上がっています。JOEや、Musiqよりも個人的にはオススメです!とても、聞きやすい感じがします。AVANTは2作目はセールス的にはどうだったのかなーという心配もあって、ちょっとどうなるか心配していたのですが、いい意味で改善してきてくれていて、今回もSteve Huffとのがっちりのコンビネーションで、いい作品をたくさん作り出してます。
前作は、Sweetで、Sexyでよかったのですが、極めの一曲がなかったのです!でも、今作では6曲目「Have Some Fun」は、もう名曲です!一度聞いたら耳を離れないほど強烈でいて、メロディーラインが素敵です!その他にも、あのSexual Healingを大胆にサンプリングした「Heaven」など、かなりインパクトがある曲が多く、聞き飽きさせません。もちろん、AvantのSexyな歌声とファルセットは健在で、今作でもいい雰囲気の曲を聞かせてくれますが、それよりもよりSOULFULになった歌声を今作ではより堪能できます。ここまでSOULFULに歌えたのかとびっくりすることでしょう。ただし、単純にSOULFULじゃなくて、SOULFULさと斬新さが入り混じった非常に、聞き所たっぷりな作品を届けてくれました。これも、相方のSteve Huffががんばったんでしょうねー。
また今作からデュエット相手が、Oliviaに変わったんですが(前作までは、Keke Wyatt!)、これがうまいこと機能しているのも、見逃せません。やっぱり女性との絡みで、光る人なんですねー。OliviaもAvantの歌声に合わせて、あまり張り上げることなく歌っているのも好感が持てます。全体的にSOULFULなサウンドの作品が多く、それに影響を受けて、AvantもSOULFULに歌い上げています。あまり時代の潮流に流されないいいSOUL作品だと思います。2003年最後にでたんですが、オススメですよ。
オススメ:(2),(4),(5),(6),(7),(8),(10),(12),(13)

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Dwele / subject

01.Poppa You (Intro)
02.Truth
03.Find A Way
04.Twuneanunda
05.A.N.G.E.L. (Interlude)
06.Day At A Time
07.Subject
08.Sho Ya Right
09.Money Don’t Mean A Thing
10.Hold On
11.Kick Out Of You
12.Without You
13.Whoomp (Interlude)
14.Lody At Mohogany
15.A.N.G.L. (reprise) feat.Slum Village
16.Let Your Hair Down

(概説)

Dweleは、Slam Villageのアルバムにその名前が載っていて、素晴らしい歌を披露していたことから、デビュー前から注目を浴びていたのだが、現在流行ってクオリティーが落ちてしまった、オーガニックソウルやフィリー系に対する強烈な爆弾となる素質を備えたアーティストである。Dweleのスタイルは、最近流行のフィリー系とはちょっと一線を課し、Jazzの素養も感じさせてくれるアーティストである、性格にはオーガニックソウルというよりも、New Classic Soulに肌触りは近くて、でも、D’Angeloとか、MAXWELLなんかよりも薄い感じで、もっとJazzよりで素直な音と、少しかすれたような爽やかな声質が特徴です。ドラムの音がなんとも印象的で、スネアが聞いていて乾いた感じがたまりません、それに合う声をしているDweleも素晴らしいです!
全体的に薄い感じの楽曲が多く、強烈なインパクトがあるという曲はないのですが、アルバム全体としての雰囲気が素晴らしく、聞いていて本当に心地がいいです。Jazzyな雰囲気がそこはかとなく入っているので、まるで、カフェで流れているような音楽もあるし、昼間や夕暮れが似合うR&Bもあります。特に中盤の7~10曲目にかけては、怒涛の勢いでいい曲が流れ、全体としてのまとまりを良くしてくれています。最近フィリー系や、オーガニック系などいろいろ出てて困るなーと感じたら、これを買ってみるといいでしょう。適度な聞きやすさをもっているので、そういう系統が苦手な方にもおしゃれな音楽として映ると思います。
ただし、このCDの輸入版は、なぜかMDへのダビングも禁止している・・・そこまでする意味はあるのであろうか~。結構持ちあるいて聞きたい人には、ちょっとかわいそうな気がする。国内版の方が、あのBahamadiaも一緒にやっている曲が入ってるので、オススメである。
オススメ(3),(5),(7),(8),(9),(10),(15),(16)

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Lil’Mo / Meet The Girl Next Door

01.Intro
02.Why Do We Fall In Love
03.Doing Me Wrong
04.4ever feat. Fabolous
05.The Commandments feat.Lil Kim
06.Ain’t No Reason
07.Heaven (Interlude)
08.Brand Nu
09.1st Time
10.So Lost Without You
11.Shoulda Known
12.Disturbing Phone Call (Interlude)
13.Get Over It
14.It’s Your World
15.Letter From My No1 Fan (Interlude)
16.Letter From My No1 Fan

(概説)

ソングライターや、Featuringアーティストとしてとても有名で、個人的にFeaturingの女王と呼んでいるのですが、ホント、Featuringでは、その曲を物凄い素晴らしい曲にしてくれるアーティストで、歌唱力にも定評があります。そして、何よりソングライトで、力を発揮してくれます。そんな彼女の2ndですが、こういう地味な実力派なアーティストがずっとがんばり続けてくれていることはすごい嬉しい限りです。ちょっと1stの出来は、いまいちだったのですが・・・それが余計Lil’MoはFeaturingだな・・・と思わせてしまったのですが、それを打破するような素晴らしい作品を出してくれました。HIPHOPアーティストとの相性も昔から抜群で、今回はFabolous、Lil Kimともいい感じの相性を見せつけています。HIPHOPトラックでも、SOULな歌声を聞かせる技術をもっているアーティストで、今回の作品では、そのSOULFULな歌声をこれでもかと聞かせてくれています。
全体的には、SOULFULな楽曲が多く何よりもそのメロディーラインの綺麗さが際立っています。トラックメイカーとしての実力をいかんなく発揮しており、聞き込むほどにいいなーと思わせる手腕は見事なものがあります。中盤のバラードのよさは折り紙つきです!売り上げもそこそこであるから、一応2ndとして、トラックマスターとして世間に曲の良さを知らしめるのは、成功したといえるでしょう。これから、裏方としても活躍が楽しみな人物です。
オススメ(4),(8),(10),(11),(14),(16)

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