Jay’ed / Gift: Just Let Me Know

01.Movin’on
02.Just Let Me Know Feat.Jazzy Blaze
03.Pop Them Bottles-English Solo Version
04.Sayonara
05.Fly Away(I-Dea Remix) Jamosa & Jay’ed
06.Shining☆Star(Hase-T Remix) Feat.Rickie-G
07.Why?
08.Lovers Medley… Nite And Day~Happy~Rock Wit’cha
09.Oh Na Na (Interlude)
10.If I… Norisiam-X Feat.Jay’ed(’04)
11.We Got It All Doberman Inc Feat. Jay’ed (’03)
12.Jam Session Doberman Inc Feat. Jay’ed (’02)
13.Sadie /Orito Session (Live@Jirokichi:’03 Orito Session)

(総評)

その見事なSOUL R&B然とした歌いっぷりが話題を呼んだJay’edの今までの客演やソロ曲などを集めた初めてのアルバム!
HIPHOPから、最新R&Bビート、ソウルまでと様々なサウンドを取り入れた曲が一枚のアルバムの中にひしめいていて、それらの楽曲に併せて、様々な色合いの歌い方をさらりとこなしていくJay’edの歌唱力の高さと歌心の素敵さに度肝を抜かれます。特に3曲目「Pop Them Bottles」での歌いっぷりはまさに洋楽のそれと見まがうぐらいに、最高級にカッコイイsoundにすんなりと歌を乗っけていくのです!そして、5曲目で魅せるI-DEAのアルバムに収録されているJAMOSAとのデュエット曲での素晴らしいバラードのフェイクの掛け合いは、まさに感涙モノです。二人ともとてもSEXYな歌声の持ち主なので、極上の愛の歌へと昇華しています。この二曲に、とてもSEXYで、Jay’edの醸し出す歌のSEXYさ見たいのがよくあらわれています。どことなく余裕を持ちつつ、様々な色合いを声に持たせながら、しっかりとビートにのって歌い上げれる彼の歌は、SEXYさというか、どっか切なげな情景をふっと思い起こさせるような素敵な歌声だし、歌い方なのです。これは、R&Bが好きなら、納得すること間違い無しですね。
そのほかの曲でも緩やかな美しいバラード4曲目「sayonara」そして、Jay’edらしいUPビートが目立つ1曲目と2曲目「Just Let Me Know Feat.Jazzy Blaze」!など、彼の魅力を様々な側面から存分に見せてくれています。さらに、他のアーティストへの客演曲も10曲目以降にDJがつなげていくスタイルで収録しているのは面白いですね!そしてJay’edを知る意味で欠かせないのが、8曲目「Lovers Medley… Nite And Day~Happy~Rock Wit’cha」で魅せるAl B.Shreや、Bobby Brownという、彼のバックグラウンドを感じさせるカバー!これを上手につないでいくのもJay’edの挨拶代わりの一枚としては、とてもよく練られた一枚だな~と感じます。そして、挨拶代わりといえば、最後のORITOさんのライブでのライブ音源でこそ彼の歌の素晴らしさをよりはっきりと感じることができます!そのスタジオ曲よりもよりソウルフルで力強い歌声に胸を打たれます。本当にいろんな面をもった素晴らしいシンガーさんの登場です!
実はこのアルバムデビューアルバムという位置付けにはなっていないのです。どうしてかといえば、他のアーティストへの客演曲もはいっていたりという今までの活動の集大成的な色合いが強いことから、正式デビュー盤は、さらに、出すことになっているようです。これからの活動も気になる、はやく新しい正式のアルバムを聞かせて欲しいと思わせるプレデビュー盤です!オススメ:(1),(2),(3),(4),(5),(7),(8),(13)

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JAY’ED / Why?

(概説)

ついに、Sphere of Influenceのアルバムでその強烈なインパクトを与えたJAY’EDがシングルをリリースした!DJ YUTAKA、ドーベルマン・インクなどのアルバムでその歌声を耳にした人も多いだろう。彼の歌声はそのインパクトの強さとは反比例に美しく心地よさを聞くものに与えてくれる。まるで聞くものを優しく包み込んでくれるかのような甘く包容力がある歌声で、傍らにそっといながら歌ってくれているようなそんな感覚になります。ただ優しいだけじゃなくて、3曲目のMAXWELLの『LIFETIME』のカバーが証明しているように、もっと自分の芯の強い部分に基づいた優しさなので、内面にもっと激しいものを感じさせます。それを示すように、シャウトやフェイクでは、唸るように搾り出すように力強さを前面に押し出してシャウトをかましています!その辺のバランスも絶妙で、聞いていてどんどん引き込まれていきます。早くアルバム単位で聞きたくなるような一枚です!
3曲どれもが、特徴をもっていて、どの曲も良い曲です。1曲目は彼の包み込むような甘いボーカルを堪能させてくれて、2曲目では軽快な曲のメロディーが彼のメロディーセンスのよさを感じさせます。3曲目でのMaxwellのカバーという彼のもとになった部分と、選曲のよさを見せてくれるのも見事です!この一枚で十分にシーンにJay’edというアーティストをアピールすることが出来ていると思います!
これは今年絶対買っておくべき一枚です!今後の日本のR&Bシーンの中でも重要な一枚になりますよ!

曲紹介

1曲目『Why?』

Sweetでやさしいイントロからゆったりと語りかけるように歌いこんでいくJay’ed、その包み込むような感覚にそっと身を委ねてしまいたくなります。そして、コトバを一つ一つ確かめるようにメロディーに乗せていき、きちんと日本語をR&Bの美しいサウンドにのせていきます。言葉が生命を持っていくように、言霊を詰め込んでいくJay’ED!まさにSOULFULな歌い方だなと感じます。温かみのこもった歌でありながらどこか儚げな雰囲気も持っていて、徐々に熱を帯びていく後半の歌いっぷりが余計に心に響いてきて、見事です!彼の優しい歌い口がよく分かる名曲です。長く聞ける一曲ですよ。
Produce:M.HIROISHI

2曲目『Shining★Star』

2曲目は、1曲目のSweetで儚げいながらも、優しく包み込んでくれる曲だったのですが、この曲では、もっとストレートにSweetな雰囲気を甘いミッドテンポの楽曲を歌いこんでいきます。このミッドテンポのメロディーが一度聞くと癖になるほどに心地よくて、たまらないです!特に日本語のメロディーへの乗せ方が絶妙で、こういう言葉がメロディーにはまった曲っていうのは何度聞いても飽きがきません!水滴の音が織り成すサウンドもたまらないメロウさと心地よさが混ざり合っていて、そこを気持ちよく押し付けるのではなくあくまで傍にそっと寄り添うように歌っていくJay’edの歌い方が気持ちがいいですよ。
Produce:M.HIROISHI

3曲目『Lifetime』

そして最後はなんとあのMAXWELLのカバー!どちらかというと、Babyfaceとか、ストレートでSweetな歌い手さんの影響を感じさせる歌い方でありながら、Maxwellをカバーに選ぶとは、彼の間口の広さを示しています。甘美で可憐なその歌い方はMaxwellのように芯が強く毅然としたうたいっぷりが元になっていて、それをもっと切なく淡い歌い方にしたものなんだと気が付かせてくれます。MaxwellのLifetimeとはまた違う味がある一曲に仕上がっていますよ!
Produce:Takashi Futatsugi

Official Site

https://music.apple.com/jp/album/why-ep/76127262