韻シスト / Hereee we go

01.真夜中のカーニバル
02.SHURE SHOT
03.Hereee we go
04.独
05.My style your style is…

(概説)

あの韻シストがついにメジャーデビューしました!Epic Sonyから!2MCから3MCへとなり、6人から7人バンドになった韻シストの3枚目のミニアルバム新作!メンバーは、MCのサッコン、BASI、FUNKYMICに、BASSのSHYOU、DRUMSのクーマ、SAXOPHONEの林未来彦、GUITARのOkehの3MC+バンド形式!今作でもFUNKNESSと、ほんわかした雰囲気の中間を悠々と歩んでいっています。彼らのバックにはJazzとFunkというのもが確実にあるのですが、それを追求するのではなく、利用したHIPHOPという形でわかりやすく聞きやすく表現している点が、素晴らしい!生音主体で、バンドの楽しさを追及している!
どの曲もちょっとお調子者っぽい雰囲気を残しつつ、FUNKYで、FREAKYなサウンドを心地よく聞かせてくれ、バンドとしての素晴らしい演奏が心地よい。このバンドの演奏能力はかなり高度でいて、聞き手に優しい!楽しい気分にさせてくれること間違いなしである!3MCが織り成す世界観も楽しげで特に三人がうまく絡み合った『SHURE SHOT』でのハマり具合は、あー3MCで新しい可能性が広がったなと思わせてくれます。どの曲も完成度が高く、「真夜中のカーニバル」はまさに最初らしく勢いがある一曲であり、『SHURE SHOT渋く決めつつも勢いのあるMCでたたみかけ、「Hereee we go」で、最高潮の盛り上がりを見せると同時に演奏陣の完成度の高さもまざまざと見せ付けてくれる。「独」で、ちょっとおふざけを見せつつも演奏陣に注目を集め、最後『My style Your style is…』で、最後を締めるに相応しい韻シストのこれからを感じさせてくれる!HIPHOPバンドとしての完成度の高さと聞き手に優しい楽しさを感じさせてくれる。
インディーズでも要注目だったが、メジャーにいっても要注目である!聞き逃すなー!
オススメ:(1),(2),(3),(5)

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韻シスト / Relax Oneself

01.66
02.Let’s ☆ Dance
03.Slow Jam, Slow Down
04.アンタラハドウヤ?
05.Word Art
06.Relax Oneself

(概説)

大阪インディーズシーンで有名なHIPHOPユニット”韻シスト”!その2ndアルバム(といっても6曲入り)がこの「Relax Oneself」!ホントはもっとあとで、ご紹介する予定だったんですが、買ったら内容がマジで素晴らしかったので、急遽ご紹介!生楽器を使ったという日本ではまだまだなHIPHOPのジャンルなんですが、洋楽ではこの生楽器を使ったアーティストとして一番有名なのが、The Roots!彼らは、めちゃめちゃカッコいいSOULやJAZZを取り入れて、口スクラッチといわれるHumanBeatBoxを多用し、カッコいいサウンドを展開しているのですが、どちらかというとSOUL寄りで、いまいち日本人がやるのには形式ばっていて馴染まないじゃないかといわれていましたが、彼らは、JAZZやSOULの他に、スカの要素を加えて素晴らしいアルバムを作り上げています!こんな渋いHIPHOPを作れるなんて・・・日本のHIPHOPも進化したなーと感慨深くなりますね。(The Rootsが大好きな僕としては、すごい嬉しいです。)
このアルバムで2ndアルバムとなるのですが(1stは聞いていません)、生音で作る音の独特の生々しさと、スカっぽい軽快なバックトラックが素晴らしい。地味に客演も多く、特にAFRAのBeat Boxはヤバすぎます!これは、特筆モノです。他にもオーサカ=モノレールなど、地元のアーティストが多数参加して軽快でいて濃い味の一枚に仕上げています。
そして、なんといっても!「Let’s ☆ Dance」!めちゃめちゃ軽快なParty Tune!ひさびさに来た!って感じです。KICK THE CAN CREWの「GOOD TIME!」以来の日本のHIPHOPでは、文句なしに楽しめる最高のParty Tuneに入るんではないんでしょうか?それほどまでに楽しいカッコいい曲です。これを聞かずにHIPHOPを語るな!って感じです。この一曲のためだけに買ってもいいぐらいですが、他の曲も素晴らしい!全曲オススメ!
オススメ:(2),(4),(5)

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