PHONES / 8mmフィルムに映る終わることないドラマ/Black Coffee

(概説)

500円とかなり良心的なお値段の一枚!PHONESのシングルは、この安い値段で提供するためにわざわざインディーズレーベルから出してくれるという、とてもファン想いな人たちです。そうして、このシングル両極端とも言える雰囲気が全然違う曲が二曲入ってて楽しめます!一曲目の方が、今までのPHONESらしさに生音も混ざっている感覚が、心地よい一曲です。2曲目では、今まで以上にJazzyな雰囲気をかもし出している曲で、新たな挑戦というイメージが強いですねー。PHONESは、こうやって新しい面をどんどん見せていってくれるので、既存の曲とはまた違うぞっていうところを見せて付けてくれて、飽きがこないので、常にリスナーに新鮮なものを届けてくれる努力には感服します。本当に今作でも2曲ながら存分に楽しませてもらいました。あ、Black Coffeeはちょっと~遊び人が入ってますねー(笑)

曲紹介

1曲目『8mmフィルムに映る終わることないドラマ』

PHONESらしい、竹本さんの歌声が生きている一曲で、かなりシックな雰囲気の一曲で、しっとりと包み込んでくれます。彼らの特徴でもありドラムとベースのリズムがしっかりと入ってきているので、体が自然と揺るてしまうんですねー。こういうゆる~い感じの曲でもしっかり体を揺らしてくれます。そして、ギターのサウンドが最後にさらにこの曲の別れに哀愁を漂わせてくれます。

2曲目『Black Coffee』

かなりJazzyなイントロで、新たなPHONESの一面を見せてくれている一曲!Swing Jazzのかなり80年代風のCafe Jazzと呼ばれている頃のアレンジなのですが、お店でさりげなく流れている感じを上手く引き出していて、ボーカルの竹本氏もさりげな~くおしゃれに歌い上げていきます。リリックがなんとも淫らなのですが、誰の経験談かしりませんが(笑)僕はなんかこういう詞は好きでーす。なんかこういうのも歌えるっていうのが、彼らの懐の深さを見せ付けてくれていますね。

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PHONES [夜風 / Family / Sister]

(概説)

1stアルバム後の初シングルは、夏を涼しく気持ちよく過ごさせてくれるような「夜風」という曲。タイトル通りの風が流れていくようなそんな艶やかで涼しげなサビが美しい!ボーカルの竹本さんの歌声はよるSOULFULさを増し、バックも安定感を増しています。1曲目ではPHONESの得意とするノリがいいんだけど、切ない曲というのをやってくれて、Feel So Lonelyにどこか通じるような、そんなステキな曲です。そして、2曲目ではPHONESの十八番ともいえる、SOULFULな楽曲を用意してくれていて、そして最後にはさらに暖かい気持ちにしてくれる優しい曲と、彼らの魅力がたっぷりと詰まった一枚になっています!特に1曲目はじっくりと歌詞を見ながら聞いてもらえるとまた違った感想をもたれることだろうと思います。「夜風」も「Family」もCDとライブではまた違った感じになるんだろうなと感じさせてくれる楽曲で、ライブで聞くのが楽しみになってきます。まさにPHONESの第二幕を開くには、ふさわしい彼らの魅力溢れる一枚になっていると思います。ぜひ一度は耳にしてみてくださいね!

曲紹介

1曲目『夜風』

夜風というタイトルとHOOKのメロディーがシンクロする涼しげな曲は、その涼しげな雰囲気とはウラハラに、切なげなメロディーが胸を打ちます。失恋の歌ってこれぐらいの相手との距離感になったときの歌が一番胸をギュッと締め付けられます。しかもその歌詞をこの流れるような美しいメロディーにのせてスマートに歌っていきます。過去を振り向くその切なさに存分に落ちていってください。語り返るように「あなたは覚えていますか?」と聞くケンボーの声にやられてしまいます。そして転調からの苦しげな歌い方が心にスーと入ってくるんですねー。個人的に「きっと誰にでもあるんだろう」その一言がすごい共感できていいなーと思いました。今は傍らにいない貴方というシチュエーションに弱いです・・・貴方のいない助手席とか、貴方のいないソファーとかね~。胸を苦しくしつつもメロディーの美しさに救われる曲ですね~。メロディーがノリがいいので、すんなりそれを聞けるのがまたいいんですね。これで本当に重かったら聞けないですから。
Written:竹本健一, Arranged:PHONES&Maestro-T

2曲目『Family』

1曲目とはうってかわって、かなりSOUL臭い~感じのメロディーが暖かくて、いかにもPHONESらしい一曲です!暖かいピース!って叫ぶのがなんともかわいらしい曲です。こういう泥臭く70年代SOULのエッセンスをもっている感じの曲がもっともPHONESらしいなと感じます。この曲はライブ栄えする一曲で、気持ちがいいぐらいに一緒に叫んだりできますよー!絶対ライブでは歌詞を覚えていきましょう!

3曲目『Sister』

albumにも収録されたSisterの別バージョン。いい曲ですよ、この曲は。特に妹が3歳っていうのを聞いてからますますいい曲だなと思うようになりました。こう曲と実際の竹本さんと妹さんの関係がリンクして、かなりリアルに現実味を帯びて、この曲の優しさを暖かさを感じることができるようになりました。歌詞は少ないのですが、その言葉言葉に込められた思いはすごい大きいなとこのアレンジで改めて感じながら聞き入ってしまいます。

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PHONES / Givin’ You My Love

(概説)

PHONESのメジャー第一弾となるミニアルバム。Vocal&Programming竹本健一と、Bass安藤啓介、Drum滝川岳の3人からなるPHONES!メジャーデビューに相応しい力強いこれからを感じさせてくれる曲が満載です。そして、ボーカルアレンジが非常に新鮮なのが、この人たちの特徴です。あまりこいう歌い回しとか聞いたことないなーと思うことが多いんです。これはすごい重要で、最近の音楽はサウンド的には面白くても歌い手が似たりよったり・・・というのが多いので、個人的にも面白いアーティストが参上したな!と思わせてくれます。いろんなジャンルの音楽の要素を吸収しつつ、ちゃんとバックグラウンドにBlack Musicやゴスペルがあるんだなーと感じさせてくれます。そして、男臭さを感じさせてくれる雰囲気もいいですね。彼らはこの曲達で示していますが、DrumとBassですが、ピアノや、Stringsの使い方が非常にうまいのも特徴です。いったんライブになると、このDrumとBassがさらに輝きを増します。特にDrumはめちゃめちゃいいですよー。Vocalの竹本氏もライブのほうが、声が力強くて聞いていて気持ちがいいです。
まずは、ライブを見てみてください。絶対買いたくなりますよー。

曲紹介

1曲目『Givin’ you my love』

最初のボーカルの入り方がなんとも印象的な一曲です。そして、Trumpetがうまく絡み合いFUNKYなサウンドを聞かせてくれています。さらに、StringsとKeyboardがうまく絡み合いゴスペルっぽくもあり、さらにR&B的な要素を昇華してPHONESの音を作り上げています。何よりも、このVocalの時に激しく力強く、優しく包み込むような歌声がいいんですよねー。そして、この方のボーカルアレンジ能力は凄まじいなーと感心させられます。ありがちな、フレーズとかがなかなか出てこないんです。フェイクとかってあーやっぱこうしたか~というのが、普通はあるのですが、すごい全てのフレーズが新鮮に感じます。最後の終わり方も、完璧です!詞もストレートな男の思いが、心地いいっす!

2曲目『Feel so lonely』

ピアノの美しいメロディーと、印象的なMain Vocalのメロディーがたまらない名曲です!高音域での声の出し方や、声のとめ方とかが、本当にうまいんですよねー。最後の転調の前に一瞬音がなくなる瞬間なんて、グッと来てしまいます。遠距離の歌なんだけど、あー、いたいわー心に染みる~という感じです。マジでこの曲はオススメです。最後に違うメロを持ってきているのも、素晴らしい!最後のフェイクも聞き所です。

3曲目『Lovers is the city』

FUNKな要素をふんだんに取り入れた一曲。JazzyなDrumがカッコいいですねー。このドラムのよさからして、彼らのライブの雰囲気が一番伝わる一曲かも。CDとはまた違った、FUNKYで力強い魅力があるんですよ。最後にかけてのDrumがかなりJazzyな雰囲気になってきて、それにPianoが絡んでいくと、Vocalの歌声もグッと引き締まっていきます。いい大人な雰囲気の一曲です。

4曲目『昨日の夢』

美しいメロディーを奏でるVocal・・・なんかすれ違いを描いた世界観がしっとりと寂しく空気を包んでいきます・・・。Saxのさりげない演奏がたまら~ん。徐々に押さえ込むように盛り上がっていく感じが、たまらんです・・・そして最後のシャウトは、凄まじいです!さすがゴスペルをやってただけあるなーと思ってしまいます。大人なLove songっていう感じが似合う曲ですね。

5曲目『目を閉じて見えるもの』

本当にStringsの使い方とかうましですし、詞もすごい男らしいし男性の心理をうまく表現しているので、たぶん男性は共感できるし女性には伝わる歌詞になるんでしょうね。この曲では、質素なアレンジなので、より歌詞が伝わってくると思います。シャウトに入る一瞬の間で、心奪われてしまいます・・・

PHONES / 遠く空へ

(概説)

Vocal&Programming竹本健一と、Bass安藤啓介、Drum滝川岳の3人からなるPHONESのインディーズの二枚目となるミニアルバムです。かなり内容的に素晴らしい作品で。名曲として今後も彼らのライブで何度も披露されるであろう曲のオンパレード。今後活動を続けていく彼らの名盤なっていく一品かもしれませんね。
 全体的にBlack Musicの要素を色濃く感じさせる曲が多く、特に「VOX」なんかは、FUNKをBASEにしていますし、それでいて、日本語の響きとかそういう和の要素をしっかりと取り入れてあり、タダの真似事になっていないのが、素晴らしい!ベースはBlackだけじゃなくROCKとかいろんなものなんだなというのを感じさせる音作りです。そして、Vocalは、ゴスペル仕込みということで、声の出が素晴らしいです。特に『儚きは、散りゆく花』、『遠く空へ』の完成度は物凄いものがあります。
 まずは、ライブを見てみてください。絶対買いたくなりますよー。

曲紹介

1曲目『夕日の方』

暖かい質素なピアノメロディーからコーラスがグッと引き立つ感じで盛り上がるHOOKが素晴らしい!Main Vocalと、コーラスの声質の違いが面白く掛け合いのように聞いてるうちにぐいぐい引き込まれてしまいます。ボーカルのラフなアレンジが、この人の声質にあってるんだなー。楽曲のメロディーをちゃんと大事にしながらも、様々な発見を聞くものにさせてくれるボーカルです。ここで、こう歌うか~と思ってしまいます。ドラムの感じとかが、ライブ栄えしそうな一曲である。

2曲目『遠い空へ』

疾走感たっぷりなカッコいい一曲!ドラムがココでは今までと違い、ちょっと刻むような感じになっていて、リズムをしっかり作り上げてその中をPianoが綺麗に響いていきます。サビでの風を切るような疾走感は、たまりません。PHONESのライブでは必ず演奏される一曲ですね。カッコいいですよ~踊れますし、最後のドラムの激しさはすごいですねー!オススメです。

3曲目『VOX』

Introは一瞬爽やかなのかなー・・・と思ったら、いきなりFUNKな雰囲気に・・・Bassのサウンドがカッコいい鳴り響きます。コーラスがMainのメロディーを歌い出し、それにVocalがフェイクで絡んでいく・・・という定番なんだけど、それがシャープで切り味が新鮮でカッコよく感じます。歌詞的には一番面白いですね。

4曲目『儚きは、散りゆく花』

そして、これがPHONESのバラードの名曲です。胸を打つ歌詞に、Vocalの「だけ~」という音の抜けるときの瞬間が最高にSEXYでカッコいい曲です!サウンドは音数少なく、PianoとDrumだけで、VocalのSEXYさが引き立っています。最後のラフに語りかけるような「そばにいたいだけ~」という歌い方がいっそう寂しい思いを感じさせます。

5曲目『遠い空へ Hiroaki Ohno-Remix』

ちょっと2曲目よりもSEXYな雰囲気をもったIntroから。ちょっと、サウンド的に音を付け加えたって感じのREMIXですが、声を暈していたり、これはこれで面白いです。