DJ HAL feat.Full Of Harmony, LL Brothers, 三浦大知, HI-D, LEO / Sugar Shack

01. SUGAR SHACK/Full Of Harmony,LL BROTHERS,三浦大知,HI-D,LEO
02. BABY GIRL-TinyVoice,Production Remix/ZEEBRA Feat.Full Of Harmony
03. Baby Girl/HI-D
04. Girlfriends feat.ZEEBRA/HI-D
05. Stand Up/LEO
06. Open Your Heart/三浦大知
07. Good Music Good Vibration feat.A Hundred Birds/Sweep
08. Keep It Goin’ On/三浦大知
09. Movin’ On/JAY’ED
10. Let’s Get Together(remix)/HIRO & DOUBLE
11. Full Of Harmony SKIT
12. Sweet home featuring マボロシ/Full Of Harmony
13. This Summertime/JAY’ED
14. Baby,Baby Feat JAY’ED/“E qual”
15. スキナキモチ/HI-D
16. HI-D SKIT
17. Baby I Love U/TEE
18. Anniversary/TSUYOSHI
19. Song For You/真之介
20. Precious Girl/MICHIYA
21. Gotta Roll/MICHIYA
22. Tell Me/LEO
23. Hypnotic Superstar/L&J feat KM-MARKIT
24. Like a tattoo/URATA NAOYA
25. Our Place/LEO
26. G.O.O.D TIMES feat.Teddy Riley/Full Of Harmony
27. SHE’S SO AMAZIN’/LL BROTHERS
28. Perfect Man/JAY’ED,LEO,TSUYOSHI,L&J,MICHIYA,真之介/Exclusive Brand New Track

(総評)

ついにで、Sugar ShackのオリジナルCDがリリースとなりました。 主催者であるFull Of Harmonyを筆頭に、HI-D, LL BROTHERS, 三浦大知, LEO, Jay’ed, Tsuyoshi, L&J, MICHIYA,真之介のShagar Shackメンバーに加えて、Sweep, TEE, URATA NAOYAなどのイベントの主催ではない現行のR&Bシーンを牽引しているアーティストたちも多く参加しています。まだまだ日本のR&B男性シンガーが全員が集合したとは、いえないですが、これほど多くのアーティストの曲が聴けるCDはそうそうないでしょう!一枚で多くのアーティストの曲を楽しめるという楽しみだけではなく、男性R&Bだけがもつソウルフルで、セクシャルで、聞かせる魅力を存分に味あわせてくれます。そんな中でも、特にオリジナル曲である「Sugar Shack」と「Perfect Man」の出来はすばらしいものがあります!どちらも、アップとスローバラッドを織り交ぜてくれていて、見事にこのアルバムの特色を作り出していて、何よりもそのメンバーのすばらしさにはうっとりとさせられます。
真之介の新曲が入っていたり、LEOなど、まだCDリリースまでいっていないけど、実力があるシンガーたちの楽曲が聴けるのも、このアルバムの楽しいところではあります。DJ HALによりMIXも実にスムーズで、一枚を通して聞けるようなつくりになっています。
今のシーンの動向がわかる感じに仕上がっています。これだけでは、まだまだ日本のR&Bシーンを語りつくせないほど、今は深く広くなっています。まずは、日本の男性R&Bの入門辺として、このCDをお勧めします!オススメ:(1),(28)

(曲解説)

01.SUGAR SHACK – Full Of Harmony, LL Brothers, 三浦大知, HI-D, LEO

男性R&BイベントSugar Shackのタイトル曲でもある素晴らしいアーティストが大集合した一曲!このパワフルな爽快感は聞いた人を、躍らせずにはいられます。思わず手を上げて、反応したくなるようなかっこよさで、それぞれのアーティストがそれぞれの良さを魅せてくれていて、さすが一級品のアーティストが集まるとこうなるんだなって感じさせてくれます。個性が埋もれてしまうことなく、それぞれが良さを出せているっていうのは、こういう大集合的な一曲ではとても珍しいのです。それぐらいに、絶妙なトラックのシンプルな良さと、どちらかというとみんなアクが強いアーティストの掛け合いが、見事に混ぜ合わせた名曲です!存在感があるLL Brothers, Full Of Harmony、HI-Dにも負けない三浦大知のリズミカルな歌い方とLEOの歌声、この一曲の中でも、日本を代表する新旧の一級品のアーティストの掛け合いがきけるってだけでも、聞く価値はありますね!

28.Perfect Man – Jay’ed, Tsuyoshi, L&J, MICHIYA, 真之介

Sweetなスローバラッドを新しいR&Bの担い手の5人が、見事に歌い上げています。広がりがある壮大なバラッド曲を、特徴のある5人の歌声が絡み合いながら盛り上がっていく様は、正統派なR&Bを感じさせて思わず聞き入ってしまいます。やわらかい歌声のシンガーが多いので、彼らならではの艶やかな一曲に仕上がっていて、Sugar Shackとはまた違ったよさを感じさせます。あえて、この2曲のみがオリジナル曲っていうのも面白いかもしれませんね。最後の壮大な盛り上がりっぷりは見事ですよ!

(Producer)

UTA:(1),(28)

(LINK)

SUGAR SHACK OFFICIAL
☆☆☆☆☆

三浦大知 / Southern Cross

(概説)

シングル3作目となるこの作品は、今までのR&Bサウンドをより進化させたUPテンポな軽快な一曲!実は、復帰後最初に見たライブで披露されている曲なのですが、かなりかっこよかった記憶がありしたが、それ以上に完成度も高い一曲へと仕上がっていました。
もう、彼を歌謡曲の世界で語るのは無意味でしょう。まさに、日本のR&Bのシーンをしょって立つ、逸材の一人としての十分な成長を見せてくれます。それは、プロデューサー陣が決してR&BやSOULオンリーな人たちでないにもかかわらず、これほどに完成度の高いR&Bを聞かせてくれていることから、歌詞の一フレーズや、メロディーなど、節々にR&Bを感じさせる要素がいかに高いかを証明しています。
1曲目はUPテンポに躍動感溢れる曲で心躍らせてくれて、2曲目は、かわいらしい感じを残しつつ、軽快なステップを踏ましてくれる小気味いい一曲となっていて、2曲でありながら、違う良さが詰まっていて、楽しめます、そうして、最後には、Southern CorssのPVがEXTRAで見れるようになっています。このダンスがいいですよね!やっぱり、R&Bはダンスも出来ると、見栄えも相当違いますね。もちろんできなくてもいい味出せるシンガーもたくさんいますが、こういう本場のR&Bシーンを意識してる人たちは、ダンスもやってくれると盛り上がります。
アルバム単位で聞いたら相当面白いもの作ってくるだろうなというのが、今からわくわくさせてくれます。きっと来年出るであろう、1stアルバムが楽しみですね。

曲紹介

01.Southern Cross

K-Mutoによるプロデュースと、ZOOCOの作詞という三浦大知の作品では、常に登場するクリエーターに、さらにSteve Duberry, Ricki Wildeという本場のサウンドメイカーの色を加えた作品。今までの本場のサウンドを周到しつつ、華麗にステップを刻みダンスを踊る様は、かっこいいです!そして、突き抜けるような歌声が、こういう唸りをあげるような躍動感溢れるUPテンポなサウンドにぴったり合っていて、心躍らせてくれます。ZOOCOも、大知くんの若さをよく表している歌詞でしっくりきますね。

02.One Step Closer

JAMの作詞とゴスの黒沢氏による一曲で、爽やかに小気味よく歌いつないでいきます。軽めのダンスが似合いそうな心地よさがたまりません。思わず一緒にStep踏んでしまいそうなそんな気分にさせてくれます。三浦大知君がいかにR&BやSOULがすきかっていうのが、よくわかりますね、こういうさりげない英語の歌詞のフレーズの使い方とか、さりげない音への歌詞への乗せ方とかが、かなり工夫されています。単調なPOPに終わらないところがいいですね。貸しもなんか、かわいらしさもあって、微笑ましくなります。

OFFICIAL

三浦大知 / Free Style

(概説)

三浦大知の第二幕は、今井了介、HI-D、Patrick “J.Que”Smithの最強布陣で固めた、爆発力溢れる2曲入りのシングル!「Free Style」!1stシングルはちょっとR&Bを機軸としながらも、POPよりな雰囲気をもっていて、現在の三浦大知の音楽性を十分に生かしきれていない印象があったのですが、この2ndアルバムではそんな心配を払拭する素晴らしいR&Bが二曲収められています。Usherなどのソングライトで有名なPatrick J.Que Smithという人物を招いてUSのビートを取り入れていて、これが三浦大知の歌声がのることで、本当のR&Bを感じさせる出来になっているし、今井了介氏とHI-Dが絡んだ、一曲は、まさに、三浦大知の今を描ききった、若さ溢れる一曲になっていて、リリックではHI-Dが、Musicでは、今井氏が素晴らしい仕事をしています!これは絶対に必聴です!ますますアルバムが楽しみになるシングルですよ!

曲紹介

1曲目『Free Style』

彼が作り出した人脈の中でも、モロにUS直結な人物Patrick “J.Que”Smithがプロデューサーを務める、Upper Dance Tune!Usherのような踊れるシンガー向けな曲で、三浦大知でしか歌いこなせないかなって感じがします。日本語の選び方も、Jamという人物が絶妙な日本語を配列して、USの定番のビートの音に、上手いこと日本語がのっています!これは素晴らしい!音楽シーンへ、今までの自分のイメージを払拭するような力強い宣言!「本当のスタイルはオリジナルであること」と自分のこれからの向かう先を強烈に指し示しています!心地よい踊れるUPPERソング!これを聞いて踊りましょう!やっぱりサウンドがいいと声も栄えますね!

2曲目『Be Shining』

そして、このシングルはこっちの方がある意味メイン!なんと今井了介氏と、HI-Dという、現在までR&Bシーンを独自の視点で引っ張ってきた第一人者とR&B Singerとしては新人の三浦大知との強力な化学反応をおこすコラボレーション!HI-Dと大知とのセクシーに絡み合うイントロから、軽快なギタービートにのって、疾走感溢れる一曲が展開していきます!先へすすむ不安と、楽しみを見事に描ききった歌詞!これからの三浦大知をまさにあらわしたこのリリックはさすが、HI-Dといえる素晴らしいリリックです!そうして、Musicはもちろん今井さん!若さ溢れるイメージを強烈にリスナーに焼き付けていきます!これ聞いたら絶対前に進んでがんばろうって思えますよ。若さを感じます。

OFFICIAL WEBSITE

三浦大知 / Keep It Goin’ On

(概説)

長い間沈黙を守りつつ、その歌声とリズム感を育ててきたFOLDERの三浦大知がついに、再デビューを飾りました。突然の引退をしてしまったのですが、その歌声の復活を望む声は多く、まだ歌っているなど、アーティスト、音楽関係者からその近況を聞くことは多かったのですが、ここまで派手に復活するとは思いませんでした。どちらかというとファンよりもその周りの音楽関係者から復活を望まれることが多かったのでしょう。MTVとAvexをバックアップに、完全復活を遂げたのです。以前のFOLDERで培ってきた広いネットワークを生かし、今回は、ゴスペラーズの黒沢薫、SOYSOULのK-Muto、ZOOCOなど、安心して任せられる人たちをプロデューサー&作詞作曲家として招き、ずっと暖めてきたその歌声をダンサブルに聞かせています。
 本当にリズム感がよくて、伸びる声でいながら、ちょっと耳に残る感じもあります。17歳らしい若さとさわやかさを持っている声で、伸びやかな中にも、その中に芯の強さを感じさせます。音楽的には、今回のシングルは、POPSよりなR&Bといった感じなのですが、特に2曲目では、普通の人が歌ったらただのPOPSになりそうなところを、彼のリズム感とフェイクなどのうまさでしっかりとR&Bとして成立させているところに彼のすばらしさを感じます。楽曲的にはもう少し先鋭的な、L.L.Brothersや、今井了介さん、Wada MasayaさんやHI-D、DAISなど、思いっきりR&Bを主体としているライターやプロデューサーに総合プロデュースをしてもらえば、もっと先鋭的な音楽が出来たのではないのかなと思いますが、まずは力強い一歩を踏み出すために安定した実力を発揮できるプロデューサーチームでそろえたなという感じです。今後はそういう人たちとの仕事も増やすしていくことになるはずなので、それを生かしきれる実力と力をもったアーティストであることをこのシングルで証明しています。一曲目は、非常にノリがいい素晴らしいR&Bソングで、心地よく聞き込むことができます!サビでの伸びやかな歌声などたまりません。歌詞も前に進みだす若さを上手く表現しています。
HIPHOPなサウンドや思いっきりR&Bな曲や、Slow Balladなど、CLUBで、栄える曲たちを歌って欲しい!ライブを見たのですが、実はこれほどPOP色が強い曲の方が少なくて、モロにR&Bっぽ曲がほとんどを占めているのです、しかもダンスもめちゃくちゃうまくて・・・これは凄いアーティストが出てきたな・・・と正直に思いました!本当にアルバムが楽しみになってしまいました!心配しなくても若手のTOPとして、引っ張ってってくれそうな力強さを感じました。ぜひ彼の今後の活躍を期待したいと思います。

曲紹介

1曲目『Keep It Goin’ On』

爽やかなIntroから、伸びやかな歌声で、しっかりとリズムを取りながら歌い上げていく感じは流石!サビに向けて徐々に盛り上がっていく感じは、R&Bの定番で、K-MUTOさんの力を感じますね。この曲では、メロディーをゴスペラーズの黒沢さんが作っていて、総合プロデュースをSOYSOULのK-MUTOが担当するという、SOUL好きがピン!と来るような分かりやすいメロディーと、三浦大知君が相当影響を受けたと思われる、現在のR&Bシーンの歌い方が絶妙に混ざり合い、素晴らしいハーモニーと紡ぎだし、ダンサブルでいて聞きやすい楽曲を生み出しています!詞の世界も、これから旅立つ彼のためのような歌詞で、デビューにふさわしい一曲です。

2曲目『You’ll Be Mine』

ちょっとこの曲は1曲目と違って、POPな雰囲気をより前面に出している曲です。この曲でもK-MUTOとZOOCOという大物をソングライトに持ってきて、彼らのセンスが前面に出ていた一曲です。どうせなら、若いもの同士のコラボレートで、若いセンスの楽曲で、特にHIPHOP寄りなものも聞いてみたかったです。でも、ZOOCOの作り出す詞の世界はステキだし、K-MUTOのメロディーラインはとても聞きやすく且つ力強さもあり、覚えやすくPOPなんですが、個人的には、もう少し複雑なR&BのリズムでR&Bの歌声を聞かせて欲しかったかな。Slow Balladも聞いてみたかったです。

http://www.avexnet.or.jp/daichi/