Chester Gregory / High Love

(概説)

2005年ひっそりとリリースされていたインディーソウルの名曲!High Love!Chester Gregoryというソウルフルなそのスタイルは、ちょっと忘れかけていたような懐かしささえ感じさせてくれます。低音から高音まで自在に操るその5-オクターブという素晴らしいテナーボイスを遺憾なく聞かせてくれて、常に彼の曲にはその歌声が中心にあって、まさに歌を聞かせてくれているという気分になります。本当の意味でのSingerだな!と感じさせてくれます。特にそのどこまでも伸びていくようなテナーボイスでのファルセットには、魅了されてしまいます。サウンドもどこか古い雰囲気ももちつつも、しっかりと彼の歌声を中心に据えて盛り上げてくれます。本当に1曲目「High Love」は、2005年の名曲の一つですね!そうして、2曲目以降も、彼の歌力を感じさせてくれるような振り幅の広い選曲で、ホントこれから出るであろうフルアルバムへの期待も高まります。
このChester Gregory君、実は今度ブロードウェーのミュージカル”TARZAN”にTrek役で出演するのです。こういうミュージカルに抜擢されるということは歌のうまさはもちろん表現力があるということでしょう。そのパフォーマンスも楽しみになります!
また、このシングルのプロデューサである、Dave Liangは、Carl Thomasの曲のプロデューサーの一人でもあります。
今年出るであろう、彼のアルバムが非常に気になるこのごろです。そして、なんとびっくりすることに、今年に入って、iTune Music Storeの日本のStoreにも彼の作品が帰るのです、海外のアーティストのインディーズまで手出すのは大変と思っている方も、iTunes Music Storeで買って聞いてみてください!

曲紹介

01.High Love

ゆったりと、Chester Gregoryの伸びのあるテナーボイスが響いていく素晴らしい作品!サウンドも必要以上なものはなく、さりげないギターのリフなど、しっとりと彼の歌声を中心に盛り上がっていきます。そして、シャウトしたときにみせてくれる。サビでの淡いバックコーラスと伸びやかで張りのあるGregoryのシャウトの絡み合う瞬間はたまりません!かっこいい!ファルセットもどこまでも伸びていくような心地よさもあり、何度も昇天させられます。聞けば聞くほどに曲が良さを増していく、そんなじんわりとした良さをもった本当に素晴らしいGreat Songでしょう!最後のシャウトしながら盛り上がっていくところなんて白眉でしょう!ただのバラードとは違うカッコよさももった一曲です!

02.ain’t nuthin’ goin’ on

2曲目は1曲目と違って、FUNKYなギターが全面にでた一曲で、COOLに渋く歌い上げていきます。こういう曲が歌えるのはやっぱり若い証拠でしょうね!若さが溢れています。1曲目とはまた違う魅力をもった曲でこのアーティストの幅の広さを見せてくれます。彼の曲っていうのは、単純なサビとメロっていう構成じゃなくて途中で印象的な転調が入ってきたりして、

03.Questions, 04.Lose My Self, 05.X’s

3曲目では、、もっとしっとりと深いバラードを歌い上げていきます。この曲での伸びやかなボーカルには誰もが魅了されてしまうでしょう。ただ、アルバムからのサンプルなので短いのが残念!4曲目、5曲目も全体を聞けないですが、どちらも彼のソウルフルなボーカルを感じさせてくれる良曲です!

(Producer)

dave liang:(1),(2),(3),(4) the elements:(5)

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Kozo Wit Nao’ymt / Next Morn’ feat.Nao’ymt

(概説)

Nao’ymtのWit企画第3弾!JINEの第2弾シングルAnother Manで素晴らしいセクシーなRapを披露してくれたBlack & MindのKozoを迎えて、今度はNao’ymtがfeatされる形でドロップされました。Nao’ymtのとろけるようなスウィートなボイスがしっとりと染み入り、その上をKozoの流れるSEXYなラップが曲にさざなみを与えてくれます。二人の歌声が水滴のように跳ねて様々な変化を見せてくれます。サウンド的には今までの日本的なものとはまた違うちょっと東洋っぽい雰囲気も混ざりあいっています。Kozoのラップがついつい一緒にラップしたくなるような、ゆったりしてるんだけど、ビタっとサウンドにはまっているんですよね。R&Bサウンドにビタっとはまる彼のSEXYなRapは魅惑的な力を放っています。阿吽の呼吸というか、Rapと歌が実に自然に絡み合っている一曲です。後半のNao’ymtさんが自身の声を重ねていくハーモニーの美しさは特筆ものですよ!後半では次のwitで共演するS-key-Aの歌声も少し入っています。なんか聞き進めるごとに全体のかもし出す雰囲気が癖になっていく中毒性が高い一曲です。ぜひ手にとって見てください。

Nao’ymt OFFICIAL

Interview kozo

https://music.apple.com/jp/album/next-morn-feat-naoymt/1446743583?i=1446743927

S-key-A Wit Nao’ymt / Boom Boom Boom

(概説)

Nao’ymtのWit企画第4弾!今回は夏を意識した”Nao’ymt wit’ Summer Mood”の第一弾ということで、大阪を基点に活躍する女性シンガーS-key-Aが参加!MTV Star Auditionのファイナリストでもある彼女の初となるリリース曲です。
Summer Moodという名前のとおり爽やかなバックトラックと、その上で浮遊感のあるメロディーと、しっとりと心地よいS-key-Aの歌声が混ざりあいます。サビでの”Boom Boom Boom”というかわいらしいフレーズが心に滴が落ちるように広がって残るのです。S-key-Aのフェイクとハーモニーが曲に儚い色合いを付けて行き、どこか懐かしく弾むような不思議な空気感を呼び起こします。
複雑なメロディー展開、そして見事なハーモニー!そして、その中でもしっかりと、その一つ一つのメロディーがとても色鮮やかで、印象深く、特に最後のS-key-Aのシャウトは素晴らしい!女性ボーカリストでこれほど高音のシャウトをソウルフルに美しく聞かせてくれる方はあまり聞いたことがありません。本当にこの最後のシャウトは一聴の価値はありです!美しくそして伸びやかで、しなやかな力強さも持っていてソウルフルなのです。サビの淡い感じと、最後の伸びやに絡み合う高音がドキッとさせられるほどに爽やかで、SEXYです。
なんかサビの”Boom Boom Boom”もそうですが、言葉の一つ一つが本当にかわいらしい女性をイメージさせます、聞いていて幸せな気分になってきます。そしてリリックは夏の予感を感じさせるようなパッと燃え上がるからこその幸せと、好きでしょうがないからこその切なさをもって迫ってきます。なんかぽろっと笑顔がこぼれるような歌ですね。ホントかわいい歌です。このNaoさんによる言葉選びが、S-key-Aの雰囲気ととても合っているんので、この楽曲は、彼女とのコラボがビッタリくるんですね。
この曲今までのWitシリーズの中でもアーティストイメージもすごいあっていて、もちろん楽曲も素晴らしくて、一番の傑作です!
お薦めですよ!

S-key-A Official Website

Nao’ymt Official Website

S-key-A Interview

Nao’ymt wit’ Summer Mood

https://music.apple.com/jp/album/boom-boom-boom/1446743583?i=1446744345

Yo-Hey feat.宏実 / STORM

(概説)

セクシーなテナーボイスをもつYO-HEYとNao’ymt企画でも実力を遺憾なく発揮しいている宏実の二人による一曲STORM!ゆったりと二人が歌いつぐむその優しいバラードがたまらない!二人がどんどんとセクシーに絡み合い歌い上げていく様は久々に聞く素敵なバラードです!これほどにムーディーな歌声をもった男性シンガーが現れるとは思いませんでした。こういうタイプの淡い感じの歌声をするシンガーというはなかなかいなかったので、貴重ですね。宏実との相性もバッチリで、力強い宏実の歌声とそれを包み込むほどに包容力があって淡く優しい歌声のYO-HEY!とてもゆったりとしたメロディーであるのに、激しい歌にしあがっています。このYO-HEYという方はよくしらないのですが、U-Keyというこの楽曲のプロデューサーと関係があるようです。今後注目です!

宏実 Web Site

https://music.apple.com/jp/album/storm/170180195?i=170180200

Amar Khalil / Where There’s A Will, There’s A Way

01.Where There’s A Will there’s a Way – Intro
02.Higher
03.I See You
04.Thank You
05.Prayer 4 Daddy (Jalani & Jalen)
06.Sunny Day
07.Where There’s A Will there’s a Way – Interlude
08.Can’t Stay Away
09.Solitary
10.Quickly
11.2morrow
12.Prayer 4 Daddy (Jalani & Jalen)Out-tro

(総評)

現在のTony Toni ToneのリードボーカリストAmar Khaliが、インディーズでソロアルバムを完成!歌声が似ているというあまりうれしいのかどうかわからない理由で、現在のTonyiesのリードボーカルになったAmar Khali君ですが、彼がソロをリリース!(実際はTonyiesの裏方としての長い活動暦があるので、納得の人選だったのですけどね。)Raphael Saadiqは、ソロになった途端、Tonyiesサウンドから撤退してしまったのですが、Amalの方は、きちんとソロになったあとでも、ProduceとかでTonyiesメンバーの名前は出てこないながらも、Donell JonesのProduceもしたことがあるJamie Hawkins(シンガーとしても有名です)とガッツリタッグを組み、ソウルフルでFUNKYなサウンドや心地よいサウンドが沢山詰まった素晴らしいアルバムに仕上げています。さすがプロデューサーが素晴らしいだけあるなと思わせるアルバムで、このアルバム実はゴスペルアルバムなのですが、何も知らずにす~と聞いてしまうと、それすら感じさせないほどに、サウンドがバラエティーに富んでいるし、ソウルフルでかっこいいのです。これも、Amar Khalilの歌声の艶やかさと心地よさが産むマジックなのかと思います。
どの曲も彼の歌声の良さを感じられるつくりになっています。彼自身下積みも長いので、しっかりとした実力に裏打ちされたその歌唱力には舌を巻きます。こういう声的にバリトンだとか絶対に恵まれている人ではない人がその自分の味を出して魅力的に歌う姿を見ると、とても心惹かれるものがあります!そして、このアルバムTonyiesの手法やサウンド面を取り入れてはいますが、またそれとは違う魅力を持った一枚で、とても彼が練りこんで作ったのが伝わってくる名盤です。多くの曲でゲストを招いていて、バックボーカルでプロデューサーJamie Hawkinsの奥様のSunny Hawkinsが参加していたり、元アンボーグのTerry Ellisや、Jamie Howkins自身も参加しています。
最初はインディーソウルでしか取り扱ってなかったのですが、日本ではいち早くP-VINEがリリースしたことで、日本では手に入れやすくなっています!どの曲も爽やかでカッコよくFUNKYです!2006年最初の一枚としてお薦めですよ~!特にこれからの春の時期には最高に気持ちがいいサウンドです。
オススメ:(2),(4),(6),(8),(9)

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