R.E.A.L / R.E.A.L

01.Intro
02.Star Makers
03.R.E.A.L. Rock
04.Get Radical
05.Know You More
06.Everything (Interlude)
07.Everything
08.Made a Difference
09.The Story
10.The Story Pt.II
11.Shoulda Known Better
12.Wait
13.You Are The ONly One feat.Kristyn Joseph
14.Lost feat.Marcus Cole
15.I Know
16.On The Inside (Live)

(総評)

あまり流通にはのっていないのですが、素晴らしいボーカルグループなので、アップします。Scott Forbes III, Jarmone E. Davis, Clifton Ross IIIというワシントンで活動する3人組ボーカルグループ!ゴスペルグループなのですが、21:03やJ Mossのような流れを汲むきちんとした歌の実力に裏打ちされつつも、アップサウンドを得意とするグループです。もちろん綺麗で美しいバラードからかっこよく渋い曲まで幅広くいろんな曲に挑戦して、アルバム通すし聞いても、楽しめる一枚になっています!
3曲目の「R.E.A.L Rock」からして、もうアゲアゲで盛り上がっちゃうような昂揚感の塊のようなサウンドで、聞き手に一気に迫ってきて、5曲目「Know You More」、7曲目「Everything」でそういう奇抜なアップだけじゃなくて、R&B然としているクールで丹念なメロディーとコーラスワークでボーカルグループとして実力があるところをこれでもかと見せ付けてくれます。そして、13曲目「You Are The ONly One feat.Kristyn Joseph」で美しいデュエットソングを聞かせその後も美メロで、3人のハーモニーの美しさで驚かせてくれます。本当にどの曲も個性があって、なかなか幅が広いグループで今後が楽しみになります。いかようにも、対応できる幅広さがあるので、今後どのようなプロデューサーと組んでいくかで、どんどん新しい魅力が発揮できそうです。でも、1曲目のなんかみんなでおしゃべりみたいなのはいらなかったとは思いますが。そういうところはやっぱりインディーズかなと思いますが、ぜひぜひ、手に入れて欲しい。まずはMYSPACEで動画をお楽しみください!
オススメ:(3),(5),(7),(13),(14),(15),(16)

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Baby Breath / Let Go

https://music.apple.com/jp/album/lady-go-ep/257446773

(概説)

Baby Breath、ほぼ2年ぶりとなるシングルがリリース!シンガーのSYO-KOとyucaliとRapperのizmyの3人による滋賀という土地の現場で活躍する、現場上がりの数少ないカールズグループの一つです。もちろんそのリアルなCLUBの臭いを感じさせるようなUPサウンドが得意としていますが、それ以外にも彼女達は歌を聞かせられるアーティストなので、スローバラッドから、心に染みるような曲まで、パワフルな歌と、女性らしい視点の詞の世界が、彼女達の独自の世界を生み出しています。CLUBから出てきたRapperもSingerも女性謳歌になりがちな傾向があるのですが、彼女達は女性的なかわいらしかったり、女性らしい感受性の豊かな詞の世界を見せてくれます、さらに、トラックもHIPHOPトラックから、POPSフィールドでも十分通用する聞きやすい曲まで、様々なトラックに乗りながらも芯のあるソウルフルな歌とパワフルなRapを聞かせてくれます!1Rap+2Singerという難しい構成なのですが3人のバランスも良くなって、今作では、よりアーティストとしての幅の広さを表現することに成功していています。
ミニアルバムのような構成になっていて、あえてバラードの次はアップという構成にしていることが、統一感を持たせるよりも、彼女達の音楽性の幅の広さをより強烈に見せています。特に1曲目「Re:lieve」でのかわいらしい歌と女性的な視点、さらに2曲目「I’m Lady」でのパワフルなクラブサウンド!そして、POPな曲調が耳に残る3曲目「SEASONS~夏恋~」とバラエティーに富んでいます。
ソウルフルなyucaliの歌声、ハイトーンで心地よいSYO-KOの歌声、パワフルでパンチが効いているMCからSEXYな雰囲気まで曲に合わせて様々な表情を持つizmyとそれぞれの特徴もよく出てきていて、それぞれの個性を引き伸ばしつつグループとしての成長が感じられます。聞き込めばわかりますが、どの曲でもかなりバックで、フェイクを軽くいれていたり、美しいバックコーラスがあったりと、どの曲も凝ったつくりをしていて、ソウルフルで厚みがあります。
最近多々女性グループが出てきていますが、カッコイイ女性を表現もできるし、かわいらしい女性らしさも、両方兼ね備えた歌が歌える貴重なグループだと思います。個人的にはスローからミッドテンポの曲での歌が結構好きなのですが、アップ曲もカッコよくて、どの曲も水準が高く何度でも聞ける一枚となっていて、アルバムへの期待も高まります。

曲紹介

01.Re:lieve

Baby Breathのカッコイイだけじゃなく、かわいらしい女性らしい一面をとてもよく表している一曲です。ゆったりとした雰囲気と、流れるような綺麗なメロディーラインとこの曲でリードをとっているSYO-KOの透き通る歌声がとても曲調にあっています。メロディーが本当にいいので、心地よく聞くことができます!まさにミニアルバムのリードトラックらしく引き込まれます!

02.I’m LADY

前作を知っている人ならばわかりますが、ある意味Baby Breathのイメージにぴったりな激しいアップサウンドの力強い意思を示す女性謳歌ともいえる一曲!パワフルなIZMYのRapperが豪快に盛り上げ、さらにパワフルなyucaliの歌声が盛り上げます。1曲目とまったく違うクラブで栄える、うねるように盛り上がっていく豪快さがあります。絶対ライブで聴いたら盛り上がるでしょうねー。

03.SEASONS-夏恋-

今までのBaby Breathの曲にはないとてもストレートなPOPなイメージを感じる一曲。とても切ない雰囲気で、聞きやすいメロディーに乗って、SOULFULな彼女達の歌声を聞かせてくれます。そんな歌声の深みが、普通にPOPじゃなくて、とてもパンチが効いたメロディーになって聞こえます。なかなかこういう曲でSOULFULに聞こえさせてくれるっていうのは、彼女達が現場でやってきたの下地があるからこそ、ただのPOPな曲に終わらない深みを持たせてくれているのでしょう。また一つ歌い手としまっすぐ歌に向き返る成長した姿を、見せてくれています。こういう曲が出てくるとアルバムも多様性がありそうで楽しみになります。

04.”B” got GAME

2曲目よりもさらにリアルなクラブサウンドにのったパワフルな一曲。エッジが効いたビートが、躍動感のあるYUKALIとSYO-KOのコーラスワークとIZMYのRapperの勢いを盛り立てます!

05.clove story

ゆっくりとしたテンポのバラードソング。語るように歌う丁寧な歌声に、そっと耳を傾けたくなります。スローバラードでも、うまくRapをからめていくのは本当にうまいな~と思うし、透き通るような歌声で、美しさを引き立たせるサビのメロディーといい、アーティストしての表情が広くなったなーと改めて感じさせてくれます。

(Producer)

Baby Breath:(1),(2),(3),(4),(5)
BUZZER BEATS:(1),(2),(4) A(ken):(3) THE BEAT GANG:(5)

OFFICIAL

Full Of Harmony / G.O.O.D TIME feat.Teddy Riley

(概説)

なんとFull Of HarmonyのUSのProducerとのコラボレーション作品第3弾は、あのTeddy Rileyが参加!これにはびっくりしました。言わずもがな、USのR&Bを聞く人ならば、知らない人はいない超有名な人物です!GUY、BLACKSTREETのプロデューサーでありメンバーであることは有名ですが、その他にも有名、無名問わず、数多くのプロデュース作品を残している人で、グループ作品のプロデュースに関しては安定した評価があります。
そんなTeddy Rileyとどのように繋がったのかわかりませんが(正式に頼めばこういうところとも繋がるんだなーと思いましたわ)、Teddy Rileyらしい素晴らしい作品を提供してくれました。トラック的にはBlackstreetのAnother Levelに収録されている「」と同じフレーズを使いつつも、カッコイイメロディーラインがたまらない
なんとも2曲目の英語がたどたどしいのは、収録までに時間がなかったんだろうなというのを匂わせますが、(英語の歌いこみが足りなそう・・・)英語の方がスムーズに聞こえるであろうはずのものが、日本語の方がスムーズだと、Full Of Harmonyの日本語のトラックへの乗せ方がいかにうまいかというのを逆説的に物語っています。 そのほか、Teddy Rileyにプロデュースしてもらったっていうこともあってか、3曲目にBlackstreetのカバー「Before I Let You Go」が入っているのですが、これがライブバージョンで、本当にかっこいいです!思わず、サビでは一緒に歌いたくなりますね~。最後にかけての3人の歌いこみ方が、もう素晴らしいです!素敵なカバーになっていますね~。2曲目のたどたどしさはなんなの?って思っちゃうぐらいです。
Teddy Riley一色のシングルということで、自ずとアルバムの期待も高まる一枚になっています!

曲紹介

01.G.O.O.D TIME feat.Teddy Riley

スムーズなサウンドに乗って、3人の歌声が、実に巧みにリードしていって、3人の美しいハーモニーを際立たせていきます。こういうスローテンポなカッコイイ曲っていうのはなかなか最近なかったのでうれしいですね。そしてしっかりTEDDY RILEYもボコーダーで参加していて、ファンキーな歌声を聞かせてくれます。最後の絡み合いの激しさも、最近のF.O.Hには見られなかったタイプの曲で、1stアルバムの頃の複雑なハーモニーを多用していたころを思い起こさせてうれしくなります。やっぱりボーカルグループはこういうハーモニーの複雑さで見せるのが必要ですよねー!

02.G.O.O.D TIME feat.Teddy Riley[English]

明らかに1曲目よりもたどたどしさが・・・(笑)でも、英語だとこういうかんじなのかなーと思うと不思議です。無理に英語バージョンはいらなかったのでは?

03.Before I Let You Go

美しいそのメロディーに誰もが涙した名曲。それをより生音感覚満載で、感情豊かにバラードで歌い混んで行きます。感情移入して歌い混んで行くその見事な3人の歌いっぷりに、ずるずると引き釣り困れるように聞き入ってしまいます。やはり名曲のメロディーはいつ聴いてもいいよなーと改めて感動させられますね。

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D’gree / DAYS.ep

(概説)

これほどにオールドソウルな雰囲気を体現できた日本人アーティストがいたでしょうか?オールドソウルを思い浮かばせるクラシカルな歌声を持つ、無類のソウルボーカリストjunearとソウルフルで独特なトラックメイクのセンスを持つANIの兄弟ユニットD’greeのシングル”DAYS.ep”!自分達のオリジナリティー溢れる楽曲と歌で、聞くものを掴んで離しません。
たった3曲ながら、その異彩を放つクラシカルソウルのセンスを遺憾なく発揮してくれています。安定感抜群な歌声が紡ぎ出す、ソウルフルでファンキーな歌声には、一聴しただけで、その凄さが実感できるインパクトがあって、junearさんにしか出せないSOULが詰まっています!どの曲もソウルフルなのですが、それぞれが違った魅力を持っていてファンキーなサウンドからハートウォーミングなものシリアスな展開をするものまで、たった3曲という中に、D’greeというアーティストの溢れるほどの魅力を詰め込んでいます。USソウルをこれほど自分の物として表現できるアーティストは、なかなかお目にかかれません。このCDの曲は全て英語詞なのですが、是非、自作では、日本語のオリジナルもききたいなーと思わせるほどに、素晴らしい楽曲の数々です。
このCDは、ライブ会場でしか売ってない限定品なので、そのD’greeの歌自体は、Official Siteでしか聞けないのですが、ネットを通して、その素晴らしい歌の良さは古くから話題となっていました。購入方法が非常に限られますが、是非、東京などでのライブなどで見かけた場合は、ぜひご購入ください。

曲紹介

01.Circulation

どこか懐かしい雰囲気がするSOULFULな歌声に引き付けられる一曲目!ギターのアコースティックな響きから作り出されるアットホームな雰囲気の中、伸びやかに歌い上げるjunearさんの歌声に一気に引き込まれます!ベーシックなメロディー展開だからこそ、その伸びやかな天性の歌声が心に深く響いてきます。

02.Free

1曲目よりも、もっとエッジが聞いたギターサウンドでしっかりと力強くFUNKYに歌い上げていきます。サビが二つあるような曲で、その劇的なメロディー展開の仕方が、たまらない!本当に渋い曲を作るな~と感心させられます。一緒に歌いたくなるメロディーでありながらも、junearさんにしか出せない雰囲気が存分に滲み出ていて、聞き入ってしまいます。最後のシャウトなんて、感動モノです。

03.Real Love

温かみの溢れるやわらかい歌い方と、シンプルなサウンドが、いちいち音を弄る必要がないほどに、素晴らしい作品であることを証明しています。とてもゆったりとした雰囲気で短い曲ですが、その美しさに引き寄せられます。軽やかで柔らかいメロディーがじんわりと心に染み入っていきます。

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(Produce,etc)

【Music】
ANI:(1),(2),(3)
Junior:(1)
【Words】
Junior:(1),(2),(3)
【Produce】
All songs are produce by D’GREE

Full Of Harmony / DRAMA

01. DRAMA ~Introduction~
02. MUSIC TRIBE featuring Q, KM-MARKIT
03. UTAKATA
04. YOU&I
05. Sweet home featuring マボロシ
06. Through the GATE
07. Angel
08. PARTY TIME
09. 涙の数だけ
10. himatsubushi ?Interlude?
11. FLAVA
12. another world
13. SUPERSTAR
14. Harmony

(総評)

通算5枚目となるF.O.HことFull Of Harmonyのアルバムは1st、3rdアルバムに続く傑作アルバム!Full Of Harmonyと名前を変えてから、どちらかというと歌や歌詞をメインに据え、歌が聞き手に届くことを第一に歌っているような感じで、前作のアルバムはサウンド的にも少し彼ららしさが消えてしまい、面白みが半減してしまった感じがしたのですが、このアルバムは村山晋一郎氏と、新鋭のUTA氏などのサウンドプロデューサーが最高のトラックを提供してくれていて、改めて彼らの原点であるR&Bというサウンドで聞き手を引き付けてくれます。さらに、本来の彼らのR&Bのハーモニーを大事にした部分もしっかりと出ていて、まさに、King Of Harmonyと呼ぶにふさわしい一枚です。特に14曲目でのハーモニーの美しさは今までのアルバムの中でも随一かもしれません。そして、このアルバムをさらに素晴らしいものにしているのは、2曲目「MUSIC TRIBE」で見せてくれる勢いのあるサウンドに、HIPHOPアーティストを積極的に採用したその姿勢でしょう。貪欲に新しい物への挑戦し、新しいプロデューサーを採用しサウンド面も改善していることが、このアルバムの完成度を高くしています。
このように、ファンが望む方向性に修正してきたことは、本当にうれしい!やっぱり彼らにはただの歌謡調なバラードよりも、R&Bの90年代ボーカルグループが示したカッコイイハーモニーをどんどん取り入れた曲を出していってほしいですね。それが見事に体現できる数少ないグループだと思うので。
特に注目したいのは、やはり、2曲目「MUSIC TIRBE」と14曲目「Harmony」。2曲目はTINY VOICE PRODUCTION期待のUTAと、14曲目は村山晋一郎さんのプロデュースの曲で完成度が物凄いのです・・・二人とも凄すぎです。二人とも複数のトラックを手がけており、7曲目「Angel」でも素晴らしい仕事を見せているUTAさんが音の使い方がホントうまくリズムが印象的な新しいR&Bサウンドをトータルでプロデュースし、Introや久々にいいシングル「YOU&I」を手がけた村山さんが普遍的な素敵なピアノが印象的なR&Bバラードを演出し、アルバムトータルとして、とても幅があって完成度が高いものになっています。また、13曲目では、去年なくなったLuther Vandrossへの思いを歌うなど、1stアルバムで見せてくれたR&Bへのこだわりと愛をまた再び見せてくれています。これがよりR&Bアルバムとしてのふり幅も持たせてくれて、1stアルバムに次ぐ完成度を誇るアルバムです。日本のR&Bの第一人者としてのFull Of Harmonyを改めて感じさせてくれる一枚です!
ジャケットも非常にかっこよくて、特に中ジャケの3人がカッコイイ!中が紙ジャケと分けられているのが、なんか洋楽の輸入版を意識したのかな?と思わせるのも面白いですね。前作でちょっとと思った人にこそ聞いてほしいアルバムですね。
オススメ:(2),(14),(7),(1),(13),(3),(4),(6),(11)

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