silk / LOVE SESSION

01.We’re Callin’ You 02.Love Session 04 05. 06.Ebony Eyes 07.Treated Like A Lady 08. 09. 10.Don7t Go feat.Tamar Braxton 11. 12.Interlude 13.After Play 14.We’re Callin You Dance Remix

少し前に、Silkの「Tonight」を紹介しましたが、今年の7月に新譜が出たのでご紹介。これも、いいです!(silkは1stと、3rdは必ず聞くべし!)Silkお得意の絶妙なコーラスワークによるバラードを展開していきます。
彼らのコーラスワークは、本当に神がかり的で、あのBOYZⅡMENでもかなわないでしょうね。本当に実力があり、コーラスワーク自体に、Silk独特な感じがあるんです。絶対彼らのCDはもっておくべきだと思います。
のっけのInterludeの絶妙のコーラスで、この世界に引きずり込まれます!「WE’RE CALLIN’ YOU」でも、彼らの語りから、ゆったりとした中に、厚みのあるコーラスが冴え渡ります。タイトル曲「LOVE SESSION」は、ボトムのしっかりした、音からコーラスが始まります。こうなんていうんだろう、この人たちの特徴なんだけど、一人がリードを取って、そのあとを追従するようなコーラスは、本当に信じられないぐらい絶妙で、すごいなぁ~と思います。
5曲目のバラードが哀愁漂ってて、ええんですねぇ~。大人なムーディーな感じを出させたら、この人たちにかなう人はいませんね!
6曲目「EBONY EYES」の爽やかなバラードもこなせるのも、いろいろできるという意味で、すばらしいと思います。この曲もボーカルがすばらしぃ~。7曲目「TREATED LIKE A LADY」は最高に踊れる曲!このアルバム唯一のUPテンポな曲です。実は、どのアルバムでも数が少ないUP物でこそ、彼らのすごさが身にしみてわかるんですね。リズムに乗せて、コーラスをすることで、より難解なコーラスワークが引き立つんです。8曲目も、お得意なコーラスをうまく使ったバラード!サビが心地よい。10曲目「DON’T GO」はあのTAMAR BRAXTONをfeat.しています。いい感じに絡んでいるんですが、この曲の聞き応えがあるのは、最初のコーラスワークです。なんかね~神々しいんですよ。TAMARの後ろで歌うSilkのコーラスワークはいいっすねぇ~。どうしてもそっちに耳がいってしまいます。
11曲目の語りがやらしいんですよ。いやぁ~、この低音の語りは反則です。正統派のバラードです。かれらの厚みを感じることが出来ますよ。12曲目のInterludeも、Interlude?というぐらい濃い内容。でもいいアルバムというのは、こういうInterludeに凝ってこそできるんですよね!
13曲目は最後にふさわしく、とっても、これを聞いて寝れるという一曲。でも曲名が「After Play」ですよ!わかります?意味。そうそう、そういうこと、SEXの後って意味ね。やらしいぃ!っちゅ~ねん!つまり、夜のベットで使えよ!ってことですね・・・基本的に彼らの歌詞は・・・大人な・・・簡単に言うとやらしいんですけど。だから、僕は日本版を買うようにしています・・・というのは、ウソですけど。これも日本版が出るまで待ったんです。どうしてか・・・それは、最後のBONUSTRACKに関係しています。今回は、「WE’RE CALLIN’ YOU」のDANCE REMIXが入ってるんですが、ボーナストラックは今まですべてカッコいいんですよ。絶対損はしないんです。今回のこのDANCE REMIX最高にかっこよく踊れます。バラードアルバムとして仕上げてるので、あまり、突拍子もないノリのいい曲というのは、US版では入らないのですが、日本版では惜しげもなく踊れるREMIX曲が詰まってるんです。この本編とのREMIXの違いを楽しむのも彼らのCDの楽しみ方の一つです!バラードアルバムとしての完成度の高さは、前作には及ばないのですが、やはり、このコーラスワークはすばらしい!気持ちいい!
絶対夜に聞きたいぞ~!やらしいぃ~ぞ!口説きが入りそうですが・・・
僕が好きなボーイズブループは、BOYZⅡMENでもなく、ジャギッド・エッジでもなく、このSilkか、Soloでしょうねぇ~!
☆☆☆☆

Koffee Brown / mars/venus

(総評)

最近出た男女の一人ずつという珍しいユニットです。ですが、この男女という強みを最大限に生かしているんです!男だけだとどうも・・・女性だけの声だと聞いてて辛くて・・・と言う人に絶対お薦め!彼らは男女の声の絶妙なバランスで歌い上げます。さらに、かれらの優れている点はUPの完成度の高さです!聞き易いUP物を聞かせてくれます。聞いてても疲れないUP物というのは、ありそうでないんですよ。長く聞いていく上でUPものを聞いてて疲れないというのは、重要な要素です!絶妙な男女のバランスを味わってみませんか?
曲はシングル曲「After Party」はもちろんすばらしいですが、7曲目「blackout featuring lady luck」が上げ目ですごい聞いてて心地よし!

☆☆☆☆(なかなかの佳作!)

silk / Tonight

数々のBOYZグループが出ては消えしていた90年代の中で、生き残った彼ら「silk」。特徴的な顔した5人組です。そして個性的な声の方が何名もいるという結構変わっているといわれれば、変わってるグループ。そんな彼らの3rdアルバムがこの「Tonight」赤と黒のジャケが非常に印象的でカッコいい一枚!一枚目をKeith Sweatにプロデュースしてもらい、ヒットを飛ばした彼らなのですが、この一枚も凄い、いいんです!そう・・・一見タイトル曲でUPナンバーの「Tonight」に目が行きがちで、その後のバラードも絶妙ともいえるコーラスで素晴らしいのですが・・・この一曲!この曲のためだけに買ってもいい!と思わせた一曲があるんです!
13曲目「Please don’t go」普通の人なら、バラードの一曲だなと言う印象で、聞き流すかもしれません。ですが、よく聴いてください・・・。これほど、感情豊かに唄ってる曲は聞いたことがありません。泣きそうなぐらいの勢いで歌い上げる、silkの面々の激情が声に乗ってるような感覚を受けてしまいます。そう・・・本当にすごい!僕は、この歌聞いて、泣けました・・・この一枚を持ってたら、本当に泣けますよ・・・絶対に、持ってて欲しい一枚。
決して、バラードだけに頼らず、アップテンポな曲も多彩で、「IF YOU」という曲はリミックスがたくさん入っており、このリミックスが秀逸です!そして、歌詞がね~、すごいやらしいのよ!直接的!でも、それが彼らのコーラスにかかると全然やらしく聞こえなく、逆にいとおしい気持ちになってしまいます。愛情を感じれる歌が詰まったアルバムです。
アルバム全体を通して、泣かせるな~こいつら!という印象を受けます!本当に素晴らしいアーティストです。 そんなかれらの、4thアルバムがこの夏でます・・・どうですか、そちらも・・・でも、まずは、「Please don’t go」を聞いてください。☆☆☆☆☆

Public Announcement / Don’t Hold Back

3月に出た新譜です。最近になって、自分の中で非常に評価が上がってきたので、ちょっと取り上げてみようかなと思います。
もともと、彼らは、R.KELLYと一緒のデビューとなっています・・・詳しくはわからないのですが、R.KELLY and PUBLIC ANNOUNCEMENTという名前で、お互いの1stは、この名義のアルバムが1stとなっています。R.KELLYが属していたグループという紹介をされる場合もありますし、R.KELLYがいなけりゃ~つまらないグループだな・・・といわれていたころもあります・・・
ある意味、かわいそう・・・な人たちやったのですが・・・
今年になって、シングル曲「MAMACITA」のブレイクをきっかけに、またシーンに返り咲いた感があります!この曲は本当にノリが良くて最高!ラテン系のリズムを取り入れつつ、彼らのもつ濃いグルーブ感が前面に押し出されていて、今年必聴の一曲になっています。
そんな彼らのアルバムです・・・当初は「MAMACITA」のためだけに、買ったのですが、その他の曲もノリノリで、かっこええんです!でも・・・バラードが少なかった。ということで、アルバムレコメンドには上げてなかったのですが。この前聞きなおすと、意外といい!
前半の絶好のUP物の並びがあって、初めて、後半のバラードが栄えるんです!実は、12曲目「WHEN I SEE YOU」が本当にすばらしい、バラードなんです。この人たちのコーラスワークのよさが良く出ています!さすが、R.KELLYとグループを組んでいただけあって、一人一人の歌唱力がハンパじゃないので、コーラスもすごく厚みのあるコーラスなんですね。かれらのコーラスは、すごく強さを感じるので、やっぱ、このコーラスを生かすのは、UP物だな~と思うんですが、いやいや、バラードも一人一人のうまさが良く出ていて、いい感じでした。なにより、バラードの楽曲の完成度の高さが、すばらしい!
バラードばっかりは、ちょっとなぁ~、UPもの聞きたいなぁ~と言う人にも、お薦めできるし、バラードが聞きたいって人にも、ちゃんとお薦めができる。
Caseのアルバムもすばらしいアルバムでしたが、アレは、どちらかというと、バラードアルバムなのです。こちらは、もろR&Bのアルバムという感じで、両極端で、好対照のいいアルバムといえるかもしれません。R&Bのアルバムとしての完成度の高さは、こちらの方が上だと思います(caseのバラードのすごさは、このアルバムを圧倒的に凌駕していますが・・・)。
今年の洋楽の中でも一枚としての完成度が非常に高いアルバムです。☆☆☆☆☆