J.Howell – Something About Ya (Official Video)

J.Howellはハイテナーボイスが特徴で、メンフィス出身のシンガーです。J.Powellに名前が似てるなーとか思ったのですが、特に関係はないのですが、歌声は同じくハイテナーの美しいハイトーンボイスが特徴で、なかなかこういう声はいないので、貴重なシンガーです。少年時代に失くしてしまうようなハイトーンな歌声は、心地よくストレートに響きます。

DVSN – What’s Up feat. Jagged Edge (Official Video)

DrakeのレーベルOVO SoundのR&Bデュオdvsnと、Jagged Edgeとの一曲です。シンガーであるDaniel Daleyと、プロデューサーのNineteen85からなるので、シンガーのDanielのみが注目を集めがちですが、カナダ出身のアーティストです。チルというか、哀愁漂う歌い方が特徴的なシンガーで、Jagged Edgeの安定感たっぷりなソウルフルな歌声との対比が心地よい一曲になっています。ストーリー性のあるMVもR&Bらしいですし、dvsnの伸びやかな歌声に引き込まれます、そしてさりげなく加わるJagged Edgeの重厚感も心地よく響きます。

XG – GRL GVNG (Dance Practice)

通常であれば、下のOfficial MVの方を紹介するのですが、このDance Practiceがあまりにすごかったので、こちらの紹介。これほど椅子をうまく使ったダンスは見たことがないです、一糸乱れぬところもそうですが、配置が複雑に入り組むのに、最後きちんと揃ったりと、どんだけの練習を組めばこれほどになるのかが想像がつきません。XGの楽曲はRapと歌のバランスが絶妙でいて、このRapと歌の融合の複雑さも一度聞いただけではわからないところも魅力の一つであり、さらにこのダンスの多様さも加わって、見ていても聞いていても面白いです。じっくり見てみてほしいです。

OFFICIALのMVの方では、近未来的なメタバース的な架空のキャラクターになったXGのメンバーの衣装が印象的でいて、その衣装やメイクをじっくり見たくなります。パワフルなリリックと力強いサウンド、ダンスで女性グループとしての強さを前面に出していて、自立したかっこよさを感じさせてくれます。

NewJeans / Cool With You

今回のEPの中でも最もUKガラージの要素もいれつつR&B的なメロディーの組み込み方が感じられるCOOL WITH YOUは、本当にストレートに愛を歌いながら美しいメロディーを紡いでくれます、聞いていて5人の歌声の透明感が本当に心地よいです。何よりもサビの美しさと、つぶやく様なフレーズとの対比が心地よいです。

今回のMVは、チョン・ホヨンとトニー・レオンの出演しており豪華なMVとなっていて、ストーリー性があって、ギリシャ神話の「プシュケとエロス」をアレンジしているといわれていますが、本当の愛を見るけるためにお互いを探し求める様や、突然愛する者がいなくなってしまうこの神話のストーリーをMVでも表現していて、男性姿をした愛のキューピッドでもあるエロスを女性としてチェン・ホヨンが演じ、プシュケを男性としているところも面白いですしSideAの雨で姿を見えるようになり愛するときを過ごす二人の幸せな雰囲気から、二人の恋路を邪魔をするアフロディーテをトニー・レオンとして、愛(姿)を見えなくする力を見せるところなど怪しげな力を見せるところや、チェン・ホヨンの切ない表情の雰囲気で引き込まれます、MVの構成の巧みさも何度もこのMVを見たくさせます。NewJeansはその行方を見届ける役割となっています。

Side Bでは、NewJeansのクラシカルで美しいダンスも見ることができます。さらにGet Upの曲も聞けます。衣装も曲の雰囲気にあっていて

Performance Verでは、激しくも美しい伸びやかなダンスを披露していて、こういう曲調に合わせてダンスも歌も多彩な表現をできる表現力は、一歩抜きんでているように感じます。これも人気が出そうな手を組み合わせて踊るところは、おもしろいですね。