Neo / Kissing You

(概説)

ひさびさに、バラードでいいなー!って思える出来!Neoの甘い優しく滑らかな声が、緩やかなメロディーラインの上を、撫でるように流れていきます。本当に聞いている方も、歌っているほうも、最高に心地よい!Neoの声の良さが最高に出た一曲です。無理なくこれほどのべたなバラードを歌いこなせるということは、Neoの実力がわかるというものです!
4曲入っていて、REMIXが多いのだが、どれも無駄なREMIXはない!といえるほど、完成度が高いREMIXが続きます。コレ一枚で、十分に甘い雰囲気を作り出しているので、1枚聴いてて気持ちよくなれることでしょう~!完成度の高い一枚になっています!持っていて損はない!

曲紹介

Kissing You <Original Full Mix>

最初の滑らかなシンセ音から、すんなりと歌に入っていきます・・・さすが!Producer「AKIRA」!そう、あのAKIRA君です。やっぱり、自身がSingerであるので、聞き手がバラードに集中し易いように、作ってあります。そして、歌声を邪魔しない程よいバックトラックなので、Neoちゃんの声を十分に堪能することができるのが、嬉しい。本当に彼女の声が冴えて聞こえます!途中の、ハーモニカの音も効果的に、曲を盛り上げます。その後のNeoの熱唱と、それを盛り上げるバックトラックが圧巻です!
詞も、非常に暖かい恋愛謳歌。本当に情景が思い浮かぶようなLyricです。作詞のShoko Fujibayashiさんのセンスが光ります。
そうあなたに出会う為だった 涙集め出来た記憶は 優しい歌に変わるから
是非恋人と一緒に聴いて欲しいです。Neo本人は19歳と若いですが、彼女の声で歌われると十分に説得力があるのが素晴らしい!

02.Kissing You <Home Grown Remix>

1曲目のどこか甘く切ない感じではなく、ひたすらLyricの暖かさをそのまま音にしたようなレゲエ調のバックトラック!Home Grownの音の混ざり具合が心地よい!心をホッコリとさせてくれますよ!

03.あまく危険な香り <Holy Meets Kaz “Trippin’ Out” Mix>

『Red Incognito』のカップリングとして収録されていた曲のREMIX!もちろん原曲は山下達郎氏です!これも2曲目に引き続き、ホンワカした曲調。

04.あまく危険な香り <North Sakae Remix>

2STEPのリズムを使ったハウスっぽいREMIX!これが妙にマッチングしていて、山下達郎さんの歌ってすごいなーと感じてしまいます。4曲全部聞くと、甘い恋をしたい気分になれますよ!

https://music.apple.com/jp/album/kissing-you-ep/309004896

KAANA / Dear Sweet Love-夜明けと落日に-

(概説)

メジャー移籍後第一弾。インディーズではかなり有名だった人です。独特の不思議な感覚の音楽性を持っていて、でもレゲエのサウンドのような心地よさを持った人です。一度聞いてみると面白いですよ。PUSINが好きな人なら、絶対好きです!深~い声を持った人です。

Jersey Ave. / Jersey Ave.

買いましょう、これ!ほとんど無名のグループ。4人組Jersey Ave.の1stアルバムです。なんか、わかいねぇ~って感じなんですが、この一枚。実は、今年の傑作バラードに入るであろう、一曲が入っているんです・・・
その一曲の為にかってもいいでしょう!その曲は3曲目「Beautiful Girl」!
題名がいいじゃないですか!今年の最高のバラードはcaseの「I missing you」ですが、あれが、切ない感じで、泣かせる~という雰囲気を醸し出してるのに対して、こちらは、なんか、爽やかさが残り、これから始まる恋を歌ったような心地よい歌。ほんと、一度聴いてみるべし!コーラスワークもうまいし、これからが、楽しみな感じのグループです。
その他の曲は、バラード?っと思いがちですが、UP物も多くて、全然聞き飽きないです!バラエティーに富んだ一枚で、長く聴けるんじゃないかなと思います。とくに、前半の3曲のバラード尽くしはやられます。そして、4曲目で一気にUPテンポに持っていく曲の並べ方は、本当にいいです!☆☆☆☆

Syleena Johnson / CHAPTER 1: LOVE, PAIN & FORGIVENESS

(総評)

SOULはお好き?!これは、今年でた中でも本当にSOULFULな一枚かもしれません。昔のブルース&ソウルシンガー シル・ジョンソン(Syl Johnson:)の娘シリーナ・ジョンソンのアルバムです。なにより、この一枚を通しての、ソウル臭い雰囲気がたまりません。そして、彼女の心の奥をくすぐるような、厚みのある声がすばらしい!声に深みがあるんですね、こう圧倒するというよりも、心に響き渡るような彼女の声は一度聞くと癖になります。
2曲目のR.KELLYとの一曲ですが、ぜんぜんR.KELLYである必要などなく、完全に彼女の歌になっています。押さえ気味に歌う彼女の色気がものすごく感じられます。押さえ気味なのに、十分に力強いんです。でも、あれですよ、力強いといっても、高音で張り上げて、声を誇示するんじゃなくて、もっと根本的なところで、声の質がブルージーで、ソウルフルで力強いんです!今はやりのノリノリなチキチキ系の曲なんて一つも無いですが、全然聞き飽きない魅力を持っています。彼女の声がその魅力を支えているんです。腹の下ぐらいに、グッと響く一曲です。そう、重いんですけど、その重さが心地よいんです。
個人的には、3曲目の Liberty City FlaをFeat.した一曲の絡み具合が最高です。リバティーシティーは、あくまで、Featであって、Syleenaの歌になってますし。面白い。この曲で、ホント彼女の声にはまってしまいました!
6曲目もたまらない~、なんか、懐深いなぁ~って言う印象を受けました。JAZZちっくな感じのサウンドに彼女の声が混ざると非常に心地よいものになります!
7曲目でのシャウトが、もう!いっちゃいます!思わず、かぁ~と叫んでました。ホントこの人の声って揺さぶられるんですよね~。
10曲目は、さりげないSyleenaの歌い方がすごいCoolな一曲。耳に残るフレーズは、SOUL好きにはたまらないんじゃないでしょうか?なんかね~、70年代風味の音や、さりげないギターサウンドもカッコよくて最高!これぞ、ジャズサウンドって感じですね。
11曲目は、この一枚の中でも、聞きやすい一曲!さびが印象的です!サウンドもよければ、それに絡んでくるSyleenaの声も心地よい。13曲目は、一転して、切なくSOULをこめて歌っています。胸に迫ってくるものがあります。
14曲目が、後半のキーポイント!後半の力強く歌い上げる彼女の声は、歌の面白みを俄然上げてくれます。この曲自体この後半がなければ面白くないのですが、この後半のシャウトで、歌が変わる!その事実が彼女の素晴らしさを物語っているでしょう!そんな、UPでノリノリなものはないけど、必ず心に残る一曲を見つけられることでしょう!この1枚なら、何度でも聞ける長く付き合える一枚になりそうです。皆さんもどうですか?今年のR&Bもので、本当に長く付き合える一枚ですよ!☆☆☆☆☆

F.O.H / F.O.H II

01.Intro~GOTTA LET YOU KNOW
02.It makes the world go around
03.RIDE WITH ME Part.2
04.~DENWARLUDE~
05.さよならが言えなくて
06.Do Dance
07.All I WANT
08.JUICY
09.INTERLUDE~Orgasmusiq
10.SEXY WORLD
11.my シンデレラ
12.PEEP SHOW
13.Sang for you
14.ENDING ROLL

(総評)

1年という短いインターバルで発売されたFOHの2nd。個人的にはえ!もう出すのと思いました。それぐらい1stを聞き込んでたんですねぇ~。めっちゃいいよ!これだけコンセプトがしっかりとしてるアルバムは早々ないです。最近の洋楽のR&Bらしく作り上げられています。そしてなにより3人の成長がすばらしい!いやぁ~これは長く付き合えるアルバムですね。STREET系のR&Bらしいカッコよさをこれだけ表現できるアーティストはやっぱり、彼等意外ありえません!でも、ジャケットすごいなぁ~・・・
全般的には、UPやミドルバラードの割合が多くて、楽しんで聞ける内容です。でもUPをアルバムの中で良く聞かせるというのは、非常に難しいんです。飽きられてしまうことがあるから。でも、この一枚は非常にバラエティーに富んでるんだけど、サウンド的にR&Bというまとまりがあるので、UPもの中心でもすんなり楽しんで聞くことが出来ます。
音的には、どうだろう~、う~ん、R&Bぽくない音とかも使ってて、すごい挑戦的な一枚でもあります。でもうまくFOHの歌を融合してて、FOHらしい感じになってます。ちょっと音がべたかなぁ~と思うところもあるんだけど。FOHの歌は文句無しです。これは、絶対に今年一番R&Bらしいアルバム。というか、R&Bを語る上で彼らを外して考えるなんてありえないでしょ。
これを聞かない人はR&Bを好きだとはいえないよ。本当にここ数年の洋楽でのR&Bに音や楽曲的に、追いついている珍しい邦楽だと思います。要チェック!
オススメ:(2),(5),(6),(7),(8),(10),(12),(13)

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