Shola Ama / supersonic

01.emancipation
02.my future
03.sym4ony (feat. danny k)
04.u & me
05.This I Promise U
06.here on earth
07.electro high (supersonic)
08.my name is… (break)
09.blood from a stone
10.b 2getha (feat jason jermaine)
11.like 2 watch (feat. ray-da)
12.granny’s yard

(概説)

UKソウル界のトップ女性シンガーShola Amaの待望のサード・アルバム。今作は、UKといえば、こいつらディー・インフルエンスが全面バックアップしています。これがかなりいい感じに仕上がっています。UKっぽい軽さも持ち合わせつつ、十分にUSの濃い作品にも負けない素晴らしい内容です。へたしたら、Ashatiとかとも、肩並べるぐらい素晴らしいと思います。特に男性アーティストと絡んだスローバラードは素晴らしい!そして、スムーズなUP、心をしんみりさせるバラードと、曲のバラエティーも多く楽しめます。そして、彼女の声の特徴はファルセットの美しさである、女性は総じて声が高いので、ファルセットは、高音になりすぎて聞けたものじゃないんだが・・・彼女はうまく使いこなしていると思う。普段歌う声が低いというのもあるが、この女性が使いこなすファルセットというのは、なんか引付けられるものがあります。
しかも、Featuringした男性が素晴らしいあまりしらないのだが、Danny Kと、jason jermaine!この二人の歌声は、癖があるけど、素晴らしい!ホントステキである。それに、この声をもってくることで、彼女のしっかり基礎ができた歌声が栄えるんですねー。
なんといっても、「Sym4ony」!ひさびさに名曲といっても過言じゃない内容。クラシック的なセンスがぶっ飛んでる斬新なトラックと、Danny Kの味のある声が曲を引き立てます!
最新のトラックでのバラエティー豊かなR&Bを聞きたい人には特にオススメ!絶対Ashantiとかよりも、曲のバラエティーがあって、アルバムとしての完成度は高い(Ashantiは、シングルだね、あの方は。)
彼女の最高傑作となること間違いないいい出来です。聞き込むほどに良さが増してきています。

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Tyrese / I Wanna Go There

01.How You Gonna Act Like That
02.U Don’t Give A Damn About Me
03.How Do U Want It
04.I Must Be Crazy
05.She Let’s Me Be A Man
06.Signs Of Love Makin’
07.Somebody Special08.Girl I Can’t Help It featuring Jermaine Dupri
09.Kinna Right
10.All Ghetto Girl
11.I’m The Other Man(Interlude)
12.On Top Of Me
13.I Wanna Go There
14.Taking Forever

(総評)

俳優兼シンガーのTyreseの早くも3枚目!今作品は、一枚目の手触りに近いバラードを主体としたアルバムです。彼のシャウトは、それだけで空気を変える力を持っています。本作では、本当にバラッダーらしい一面を惜しげもなく出しており、彼らのバラード!(特に二枚目の「For Always」は名曲!)は、名作が多いので、期待していたら、期待通りのバラードアルバムです。多少あるミドルUPも、まったく雰囲気を壊すような感じではなく・・・Bedで、流しながら聞きたい曲たちが多いのである。雰囲気のアルバムというのは、こういうのをいうんでしょう。2002年出た、バラードアルバムの中でも、かなり素晴らしいできのアルバムです!ただ、もう一押し、『For Always』のようなガツンと繰るようなインパクトのある一曲があると、アルバム全体として、しまりがあったとおもいます。UPも、もう少し印象に残るようなメロディーとかだとさらによかったです。3枚目としては、素晴らしいできですが、2枚目のUPの良さと、1枚目のバラードの良さの中間のアルバムが出せれば、彼の最高傑作となるでしょう。
そして、やっぱり、ジャケットは裸なんですね(笑)もちろん、筋肉美でうつくしんですが。
1~2枚目よりもずいぶんリリースペースが速いですね。
オススメ(1),(6),(7),(12),(13),(14)

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THE ROOTS / PHRENOLOGY

01.Phrentrow
02.Rock You
03.!!!!!
04.Sacrifice (feat. Nelly Furtado)
05.Rolling With Heat (feat. Talib Kweli)
06.WAOK Roll Call
07.Thought @ Work
08.Seed 2.0, The (feat. Cody Chestnutt)09.Break You Off (feat.Musiq)
10.Water
11.Quills
12.Pussy Galore
13.Complexity (feat. Jill Scott)
14.Something In The Way Of Thing ( In Town) (feat.Amiri Baraka)
15.Rhymes and Ammo/Thirsty

(概説)

ついに長い沈黙?を破りリリースされる待望のRootsの最新作。実は、僕はこのアーティストのおかげでHIPHOPを聞けるようになったので、とても崇拝しているアーティストです。後で述べるCOMMONとともにいつも斬新な切り口でHIPHOPを提示してくれる彼らのスタイルは、素晴らしい!そして、今作では、彼らを唯一HIPHOPでのNew Classic SoulのアーティストたらしめていたSOULやJAZZYさというのが影を潜めROCKなサウンド満載のアルバムとなっています。これは、彼らがSOULやJAZZに求めた古さや今聞くことでの斬新さというのが、現在のフィリーに代表されるアーティストが乱立してきたことで(実際今までのフィリーサウンドを引っ張ってきたのは、紛れもない彼らですが。彼らのライブアルバムでのJagure Wrightや、Bilalなどの活躍は目覚しい)New Classic Soulと似たアプローチを持つフィリー的な手法では、彼らの中に斬新さがなくなってきたのでしょう。そこで目をつけたのが、今作のRock的なサウンドとアプローチということなのでしょう。もともと?uestloveのドラムなんかは、Rockをイメージさせる音使いが多かったのが事実ですし、今作品で突然出てきたわけじゃないので、前作での薄暗いモロアングラなHIPHOPのアプローチよりもずいぶんサウンド的に垢抜けているのが、印象的です。でも、決してそっち方面だけじゃなくて、ちゃんと後半では、フィリーサウンドともいえる、彼らの味のあるドラムや、Rapも聞かせてくれていて、独特の癖になっていくようなLoopや、繰り返しの絶妙さも見せてくれています!彼らのLoopに引き込まれる音使いや楽曲のFlowは聴くものを徐々に気持ちよくさせていきます。ただ、若干アルバム全体としてのマトマリが前作よりも感じられないところもありますが。Soulquariansとして、活躍する?UESTLOVEとしても刺激が欲しかったんだろうなー。
秀逸なトラックとしては、やはり、MusiqをFeaturingした、『Break You Off』や、『Rock You』、『Water』の前半、『Complexity (feat. Jill Scott)』と、ボーナストラックである『Rhymes and Ammo/Thirsty』でしょう。どの曲も彼ららしさや、斬新さがあってお勧めです!そして、後半の凄まじい畳み掛けるようなCLUBサウンドには度肝を抜かれますが、これがめちゃめちゃカッコいいんです!これのために買ってもいいなー。個人的には、この後半での低音の腹に響くようなVoiceのサンプリングがなんとも印象的でたまりません。
あと、なんかJacketも、こういうパズル的にするのが、Okaplayerの流行なんでしょうかねー・・・
現在のメンバーは、BLACK THOUGHT a.k.a RIQ G’S (Head Voice), ?UESTLOVE a.k.a A SCRIBE CALLED QUEST (Drums and Thangs), LEONARD HUBBARDK a.k.a. LENNY FLYNT (BASS) , KAMAL a.k.a. MALDOG (Keys and Klangs), SCRATCH a.k.a. KALZONE (TURNTABLE AUDIOTISTICS), BEN KENNEY a.k.a. BEN (vereenbanikergayladin-franklinhanna …take pick),(以下今作には直接関与せず) RAHZEL a.k.a THE GODFATHER (KING OF THE BEAT JR), MALIK B a.k.a. SLACKS (SPIRIT)

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