Diversiti / Diversiti

01.Girlfriends
02.There For You
03.Lady in My Life
04.Love’s Alright
05.She Used To Love Me
06.Do You Wanna Be With Me?
07.Don’t Wanna Live (Without You)
08.What Would You Do?
09.First Love
10.Believe In Love
11.The Story Begins
12.Still In Love
13.Gone Away

(概説)

去年や、その前の年は、112、Profyle、Jagged Edgeに始まりJersey Ave.や、Leberty City Fla.や、The Transitionなど、グループものが充実していたのですが、今年に入って、パッとしたグループものは、Boyz 2 Menぐらいで、あとは、B2Kと、非常にお寒い様子だったのですが、ついに、これだっていうグループがでてきました!最初の3曲もバラード攻めでやられてしまいます!
その名は”Diversiti”その甘いボイスがステキなんですが、彼らまったくの新人というよりは、苦労人ですね。90年代前半に5人組ヴォーカルグループ”Me2You”として、デビューしたのだが、その元メンバーでもう一度再デビューという形みたいですね。このアルバムが素晴らしい!つぼを押さえた美しいバラードアルバムに仕上がっています。なんといっても、マイケル・ジャクソンのカバー「Lady In My Life」での歌いっぷりが素晴らしい!あまりの素晴らしさに、マイケルの歌だって忘れてました。ほんとにステキな高音ボイスをしたメインボーカルで、112見たくなよっとしてるのではなく、Boyz 2 Menほどキレイすぎもなく、適度な癖がある声で気持ちがいい。甘くメローな世界を作り出すのに、成功していて、R&Bの王道を行っています。だけど、べたにならずに、嫌味がないのが、一番素晴らしいですね。バラード主体ですが、そのバラードを崩さない程度に、ちょっとマッタリ目なミドルテンポのUPも入っていて、アルバムトータルとしての完成度が素晴らしいです。部屋で二人でとかいいんじゃないかな。落とし用につけますねー。これ一枚で。グループものが好きな人にはオススメ!地味な良曲が多いアルバムだけど、オススメです。作り方が丁寧ですよ。引きの終わり方が多いので、曲の間はマッタリして、曲が終わると後味あっさりって感じですね。ただし、インディーズ扱いになっているようで・・・なかなか流通にはのっていないようです。通販をオススメします。たまには、これぐらい甘めもいいねー。あとは、エロエロっぽくなれば、名盤になれるかな。でも、十分素晴らしい。
オススメ:(1),(3),(5),(7),(11)

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F.O.H / I Believe

(概説)

アルバムを出したばかりのF.O.Hの新たな局面を見せるシングル!彼らとしては、『さよならが言えなくて』以来の、王道ともいえるストレートなLove Songです!韓国映画「猟奇的な彼女」の日本語版主題歌で、もちろん、原曲は韓国のアーティストによるもので、Lyricsだけでなく、Musicも韓国のKIM HYUNG SEUK, SHIN SEUNG HOONというアーティストが手がけていて、それに、Natsumi Kobayashiさんの歌詞をつけて、F.O.Hと今井了介さんのプロデュースにより手がけられています。でも、十分に彼らの曲として歌い上げています。
 曲としては、最初の一音から引き寄せられるような音に魅力がある曲で、音も3人の声も優しさが溢れていて、かつ、リリックが素晴らしい・・・胸にスゥーと沁み込んできます。カップリングの『Love Song』も素晴らしいバラードで、この一枚で、かなりシットリとした気分にさせてくれます。『I Believe』のようなバラードが出せ、『S.E.X』のようなHIPHOPStyleの曲も出せるF.O.Hは、本当に懐が広いアーティストに成長したなーと思います。これからも、日本のR&Bを引っ張っていくことでしょう!

曲紹介

1曲目『I believe』

何といっても、String(バイオリンとかね(笑))の音が素晴らしいし!最近の日本のR&Bでは、Stringや、Pianoなどの綺麗な音を使いこなせる人が少ないので、これは評価すべきでしょう。なかなかこういう音はF.O.Hにはなかった感じなので、新鮮でした。さすが映画主題歌といえる感じで、曲の構成とかも押し付けがましくない考えられたバラードだなーという印象を受けました。歌詞も、自分の作ったリリックではないが、十分に自分の言葉として伝えることができるようになってきていますね。YUTAKAのちゃんとした歌い方を聞いたのも久々な気がします(笑)

2曲目『Love Song (Acoustic Ver.)』

Tiny Voice Production(今井了介)によるProduceのアルバムのVersion違いの一曲。この曲の素朴さをAcoustic Ver.にすることでより鮮明にしています。ギターとピアノというシンプルなスタイルで、進む歌は、F.O.Hのコーラスワークのうまさをまざまざと見せ付けてくれます。

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Julie Dexter / Dexterity

01.Intro
02.Keep A Vibe
03.Love
04.Faith
05.How Can You Feel
06.God Bless The Dub
07.What Do I Do
08.That’s Livin
09.Walk With Me
10.I Dream
11.Judgement Day
12.How Long
13.Moving On
14.Walk Reprise

(概説)

R&Bというよりも、JAZZのアルバムです。最新のオーガニックソウルを追求した完成形の一つがこのアルバムでしょう。JAZZの要素がふんだんに取り入れられて、すさまじい出来!この人の独特な感覚と世界観が充満したアルバムとなっていて、思わず取り込まれてしまいます。どこか浮遊感を持つJAZZサウンドとコーラスと、美しく優しいJulie Dexterの歌声が壮言な世界を作り出しており、素晴らしいアルバムを作り出しています。
彼女の歌声は、すごい包み込むような広く深い声をしていて、どこか妖艶な感じももっている不思議な声の持ち主で聞いているだけで引き込まれてしまいます。そして、幻想的で浮遊感が漂う即興が多用されたJAZZのサウンドにこの歌声が見事にマッチングしているのです。そして、このアルバムは聞くたびに変化していく、もう生物のような、生き生きとした力を持った不思議なアルバムです、是非JAZZが好きな方や、ちょっとJAZZが気になる人は、是非聞いてほしい逸品です。
インディーズで話題となり、ついに、日本でP-VINEが日本盤を発売するまでになりました、現在ならどの店舗でも彼女のアルバムがおいてあるはずです、是非このオーガニックともJAZZともつかない不思議な感覚を耳で味わってください。そして、これが母国アメリカではインディーズ扱いだということに、驚いてください。インディーズにはこういう素晴らしい才能が溢れているんですよ。
オススメ:(2),(3),(5),(6),(7),(8),(13)

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KICK THE CAN CREW / VITALIZER

01.THE THEME OF “KICK”
02.スーパーオリジナル
03.マルシェ
04.ONE WAY
05.カンケリ02
06.キックOFF
07.イツナロウバ
08.C’MON EVERYBODY(REMIX) feat.INNOSENCE
09.VITALIZER
10.ONE FOR THE WHAT, TWO FOR THE WHO PART III
11.?WHATCHANAME?
12.神輿ロッカーズ feat. Rhymester
13.LIFELINE(version2)
14.HANDS

(概説)

KICK THE CAN CREW待望のメジャー第一弾アルバム。且つ!2ndアルバム!
ちょっと切なさと尖った感じがする1stとは、うって変わって、ガンガン上がっとけ!っていう一枚!KICKがメジャーでデビューして、去年ライブを山のようにやって、いろんな人に会ってきた結果がコレ!なんだなーっていうのが、感じられる一枚。 KICKの3人の気持ちが感じられるLyric・・・ そして、どこか優しさとカッコよさをもったサウンド。 どれも、すごい成長してる。 どこか、ギスギスしたCOOLさ(カッコよかったけどね)があった前作と違い、何か優しさを感じちゃってます。 今回は、結構笑わしてくれる内容の曲も多いのが特徴です。やっぱり、KICKはおもしれー。サウンド的には、KREVAのトラックメイカーとしての力が上がっているので、面白いトラックが目白押しである。そして、Lyricは、どこか自信に満ちた力強さと、おもしろさがある。一方、前作YOUNG KINGでは、どこか、このままどこへ進んでいくんだろうという漠然とした不安とか、でも自分を信じてやっていくだっていう決死の決意みたいなものが感じられて、10代後半から、特に20代前半のこの先に不安を持った人たちには、とっても共感できる内容のLyricが多く、トラックもどこかそれに合わせて、荒削りなカッコよさを持っていた。当の本人達が、本当に不安だったのか、どうだったのかは、わからないけど、僕はそういうことを感じて、どこか痛さがあって、マジで泣いてしまった。そして、今作「VITALIZER」はやっぱり今まで自分達のやってきたことに間違いなかった!やってきた俺らも、ついてきたみんなも間違ってねー!っていう自信が溢れた一枚に仕上がっているからこそ、力強いLyricになったのかなと思う。
今のKICKの自信と突っ走っている感じがより色濃く出たアルバム、それがこの「VITALIZER」である。今のKICKを語る上で欠かせない前作「YOUN KING」をまずは聞いてください。そして、今作を聞けば僕が言っていることがよくわかるはずです。そして、KICKの溢れんばかりのパワーを感じてくれ!彼らこそが、みんなのVITALIZERだ!そして、LIVEで、彼らにそのもらったパワーを何倍にもして返してやってくれ!そうすれば、彼らはまたドンドン加速していくだろう。KICKは、もう止まらない。

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