Heather Headley / this is who i am

01.He Is
02.Nature Of A Man
03.Fallin’ For You
04.I Wish I Wasn’t
05.Fulltime
06.Like Ya Use To
07.Always Been Your Girl
08.Sunday
09.Four Words From A Hartbreak
10.Sista Girl
11.Why Should I Cry
12.If It Wasn’t For Your Love

(概説)

今年度1,2を争う素晴らしいアルバムが出てきました!こりゃーJam&Lewisが絶賛するわけですよ。なんといっても、この声です!女性アーティストとしては、理想とも言えるSOULな歌声を持っていて、SOULに歌うんじゃなくて、歌う声にSOULを匂わせることができる素晴らしい声の持ち主です。
彼女は、Jam & Lewisがプロデュースに深くかかわっていまして、実は女優が本業!ミュージカル「アイーダ」という作品でトニー賞を受賞していたり、数々の輝かしい功績を持っていますが、その声は素晴らしいと定評だった彼女のデビュー盤。日本で女優・・・っていうと、なんか倦厭されがちなのかもしれませんが、本当にこの人の歌声は素晴らしい!そこら辺のやわなR&BSINGERでは、まったく太刀打ちできないほどの迫力とと表現力、そして大いなる包容力をもった優しく力強い声を持った女性です。この細い体のどこから・・・というほど素晴らしい。この声こそまさにSOULという言葉がぴったり来る声でしょう。そして、彼女の声は、非常に表情が豊かなんです、時に激しく、時に包むように、時に優しく囁きかけてくれる、本当にオールラウンドなSINGERになることでしょう。素晴らしいとか言いようがない声です。もちろん、作品も素晴らしくどの曲も各プロデューサーがこの素晴らしい声を活かし切ろうと、素晴らしい楽曲の目白押しです。特に4曲目Jam&Lewis作曲の「I Wish I Wasn’t」傑作と呼ぶに相応しいバラードです。さすがJam & Lewisといいたくなる、Basicでありながら、最高に染み入るBalladです。うー、こんな素晴らしい曲があったら、買いたくなりますよ。
そう!この1枚地味にProduce陣も素晴らしいんです!Jam & Lewisもちろんのこと、Deborah Coxや、Dallas Austin、そして、D-Influenceなど一流のプロデューサーが最高の曲たちをそろえ、そして、Joshua Nileなど、新人のプロデューサーも素晴らしい楽曲を作り、アルバム全体として、彼女の歌声が堪能できるようになっています。
女性アーティストが元気な今年ですが、こんなに声がいいアーティストは今まで出現していません。是非、今年のBESTアルバムとも言うべきこの1枚!絶対に聞いてみてください!全曲オススメです!
オススメ:(1),(2),(4),(5),(6),(7),(9)

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DONNIE / the colored section

01.Welcome To The Colored Section
02.Beautiful Me
03.Cloud 9
04.People Person
05.Big Black Buck
06.Wildlife
07.Do You Know?
08.Turn Around
09.You Got A FriendL
10.Heaven Sent
11.Rocketship
12.Masterplan
13.Our New National Anthem
14.Colored Section, The

(概説)

ついにでたDONNIEのデビューアルバムです。「Do You Know?」がR&BだけではなくDeep Houseの世界からも絶賛された幅広い支持層を持つアーティストです。まず彼の声を聞いて思うのが、Stevie Wonder・・・このフォロワーは最近になって山のように出てきていますが、彼はそれと一線を課すものがあるのです。それは、曲全体から沸き立つ高揚感・・・そうStevieをよく聞く人なら、彼のどこか前向きな気持ちに慣れる、声と「サウンド!」を覚えていることでしょう。このサウンドを現在に再現しようとすると、どうしても最近のNew Classic Soulが再現してしまった暗めなSOULよりになるところを、彼は、ボサノバというものをうまく取り入れることで、どこか能天気で陽気なSOULを再現しているんです。
そして、どの曲もどこか懐かしさを思い起こさせるサウンドと、大らかで滑らかな懐の深いDONNIEの声が楽しませてくれます。彼は自作自演家であり、ほとんど全ての作詞作曲を行なっています。そして、このメロディーラインの豊富さは驚嘆させられます。今、これほどアフリカンでかつSOULっぽいコーラスやボーカルを体現できるアーティストはほとんどいないでしょう。要注目の新人です。
これぞ2002年度版のSOULアルバムというに相応しい内容です。SOUL好きなら、必ず聞くべき太陽のような照らし出す明るさをもったアルバムです!一度ライブで彼を見ましたが、見た目と違い・・・大違いで、おちゃめなんですー!びっくりー。この顔でお茶目だとは・・・なんか、サービス精神旺盛みたいです。
あと、はっきりいってだれだれっぽいと言う言葉は、嫌いなんですが、彼に関しては、本当にStevie Wonderのいいところどりって感じの暖かな歌声とトラックです。似てるというよりもStevieが活躍した頃のサウンドの雰囲気を見事に表現しているんです。70年代の音を今に蘇らせた傑作の誕生です。どの曲も素晴らしい一枚ですよ!
オススメ:(3),(4),(6),(7),(11),(13),(14)

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Tank / One Man

01.Interlude feat Adimu Colon
02.One Man (Intro)
03.One Man
04.Supa Sexy
05.My Place
06.Unpredictable
07.Cake And Ice Cream feat. Heat
08.Close feat Mowett
09.I’m The Reason
10.Make Me Wanna Sing feat.Sparkle
11.Let Me Live feat.Mannie Fresh And Jazze Pha
12.Party Like A Thug feat Baby Da No One Stunna
13.I Wanna Be That feat.Jazze Pha
14.No Why
15.Club
16.So Many Times
17.Better Man
18.I Still Believe

(概説)

傑作!去年地味にカッコいいUPがそろった素晴らしい隠れた名盤的な作品を残したTankの2ndアルバム(前作はなぜか国内版になっててビックリ!そんなに売れたんだろうか・・・)。前作を踏んで、今作もUPなのかなーと思ったら、一気に勝負にきました。これがバラードの連続!プロデューサーであり、シンガーであり、作曲家であり、その第一人者Joeなどの地位をモロ目指している彼としては、本当に勝負に出ました!という感じでしょう。前作でもUP以外にちょこちょこあったバラードが素晴らしくバラードアルバム作ったら傑作になるだろうなーと思っていたら!ついに出してくれました。
地味に今年は同時期に出したDave HollisterのアルバムでもProducerとして顔を見せていますし、歌以外のお仕事が結構忙しいようです。でも、実はメジャー落ちなのかな・・・Virginから、Blackentertainment(これ、メジャー?)へー。まあ、プロデューサ業として忙しい彼としては自身のアルバムは自由に作れる環境があってるのかもしれません。でも、早いなー。ホント一年足らずで、2ndアルバムの発売ですー。
そして、この一枚が素晴らしいバラッドアルバムに仕上がっているのです。聞けば聞くほどに味が出てくる1枚です!なんといってもタイトル曲『One Man』の出来は素晴らしい!このマッタリとしたエロエロ具合はなかなか出せませんよ。久々に、バラード好きな人の心を満たしてくれる長く聞けるアルバムでしょう。
この濃いGROOVE感こそが、彼が一流のSingerである証拠でしょう。濃く濃くネットリと盛り上がるわけじゃなく、ひたすらスローバラードが続いていきます。ホントまずは聞き込んでください。そしたら、良さが滲み出てきますよ!マジでこの1枚今年のベストバラッドアルバムかもしれません。夜二人で聞きたいアルバムですね。地味な良曲多すぎ、バラードはホント全てが素晴らしい!HIPHOPっぽい曲も多数あり、飽きが来ないアルバム全体として統一感が取れた素晴らしい出来です。
似たような作品としてDave Hollisterの最新作もありますが、こちらの方が数倍濃いですね、バラードが好きな人は是非こちらをオススメします!ひさびさに、夜使えるアルバムですよ。
最近はリリースラッシュで見向きもされないんだろうけど、こんなアルバムこそ売れて欲しいですね。
オススメ:(3),(5),(7),(10),(11),(13),(14),(17),(18)

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Neo / Rhythm Celebrity

01.あまく危険な香り
02.ビター・ハーフ
03.Kissing You
04.Lush
05.Tiny Honey -Tiny Voice Ultimate Connection feat. KREVA-
06.Dry & Deny -Extended Full Mix-
07.Didn’t Want It
08.フレイズ
09.Honey’s Jam – Tiny Honey PartⅡ –
10.Red Incognito – Home Grown Dancehall Mix feat. Rude Boy Face –
11.Premier

(概説)

Neoちゃんメジャー第一弾アルバム!これは、マジで、やばーい!ホントオススメ!ジャケが顔のドアップで、いかにも歌えそうじゃないですか!真っ向勝負にでましたって感じです。
インディーズでの2枚のシングルとメジャーデビュー後の4枚のシングルと、どれも個性的な楽曲を提供しつづけ、Neoという存在をシーンに着実にアピールし、ここにフルアルバムをドロップしました!これまでシングルを買ったことがある人なら、Neoの歌い手としてのクオリティーの高さと、優しさに満ちたその声に、感動を覚えたことでしょう。そして、このアルバムは、その印象をさらに強く受けます。彼女はこのままどこまで進化していくんだろう。どこまで、深みをましていくんだろう・・・もうR&Bとかそういうの抜きで歌い手としての将来が楽しみでしょうがない、そんな気分にさせてくれるアルバムです。特に、このアルバムは、余計な飾りがないんです。Neoの『声』と『歌』のみで構成されており、それを最大限に聞かせてくれていて、本当に「歌を聞かせる!」という一本の流れにそって作られたアルバム。だが、決して歌だけのつまらないものにはなっていない・・・それは、プロデューサー陣の力によるところが大きい、今井了介、AKIRA、T・クラ、藤本和則、村山晋一郎、DJワタライという日本のR&BやHIPHOP界の新鋭のトップ・クリエイターに任せており、この多彩なプロデューサー陣がNeoという存在とその声に魅了され、曲を作り出しているからに他ならない。一見これほど多彩なプロデューサーが関わるとアルバムの雰囲気が壊れてしまいがちだが、そこはNeoという存在が強烈に曲を結び付け合い一枚のアルバムを綴っている。
普通、この曲はいらないなーというのが一曲はあったりするもんなんですが、絶対にない!どこの曲がかけていても、Neoという存在を構成するには足りないし、それでいて、Neoという存在をちゃんと一枚で表現できているアルバム。
最近の邦楽の歌モノに飽きてきた人、R&Bの女性モノに飽きてきた来た人、R&Bを聞こうと思ってる人、すべての歌好きにお薦めできる、絶対聴いて欲しいアルバムである。彼女こそ本物のR&B Singerです!
本アルバムではNeo自身は「歌う」ということに集中しており、息ひとつ、フェイク一つ、間にいたるまで、大事に大切に考えて歌っているんだなというのが、感じ取っていただけるだろう。これほどのシンガーは昨今みかけない、貴重な存在である。本当に歌心のあるfemale singerの登場です!まずは手にとってこの母性に満ちた声に身をゆだねてくれ!本当に一枚を通して気持ちよく聞けるアルバムです!是非買うことをオススメします!
オススメ:(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(11)

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