2001 BEST ALBUM

1.Case / Open Letter

べたなバラード好きの僕としては、やはりこれ!今年最高峰のバラードアルバム。やはり、この完成度にはどのアルバムもかなわないものがありました。この声は唯一無二。なんか、無骨さが素敵です。

2.Syleena Johnson / Chapter 1: Love, Pain & Forgiveness

今年の新人の中でも一番印象に残ったのが彼女。その渋い声と、素晴らしい歌には、驚嘆しました。聴けば、聴くほど味が出る彼女の素晴らしい声は、最高!

3.Maxwell / Now

MAXWELLのこだわりが感じられる3rd。もう、このアコースティックサウンドの嵐には、ただただ、敬服するのみ。リリース時のインパクトは素晴らしかった!

4.Luv and Soul / 4 you

今年の邦楽の一番はやっぱり彼ら。日本人でこれだけバラードにこだわってアルバムを作り上げたことを評価したい。アメリカのボーイズグループにも負けない出来でしょう~。アルバムの完成度としては、グンを抜いています。コーラスワークもさらに磨きがかかって、非常によくなってきました。

5.silk / Love Session

エロイ・・・もう、夜のバラード歌わせたら、右に出る人たちいないですよ。ますます、味が出てきた彼らの4th目!すごい、もう~今年でた中でもTOPクラスに使えるアルバムです。どうすか?アルバム全体の雰囲気として楽しむべき!

6.Timbaland and Mangoo / Indecent Proposal

これは、すごい!感動です。さすが、Timbaland!ビートは、完璧。MangooのRAPも冴えてます。この完成度は、年末に出たにしても、これぐらいの評価に行きます。R&Bや、HIPHOP好きを自称する人は、一度聞くべし!このサウンドを聞かずして、語れませんよ。

7.LITTLE / Mr.COMPACT

GUEST陣の多彩さ、それが良さでもあり、目立つところでもありますが、肝は彼のRAP!変幻自在なRAPには、ちょっと度肝抜かれました。GUEST陣が多彩な割に、芯が一本通ったアルバムで、いいですね!彼のカッコよさが最高に出ているアルバム。KICKのときよりかっこいいね。

8.Angie Martinez / Up Close And Personal

今年のHIPHOPものでは、1番聞きやすかったです。しかも!来年度絶賛大注目のProduct G&Bの参加や、その他大物GUEST陣、プロデューサー陣は見逃せません。

9.KICK THE CAN CREW / Greatest Hit

これは、もっとけ!素晴らしい一枚です。決して、ただのBest盤じゃないところがいいですね。来年でるアルバムへの期待も高まります。Best版は一般に評価しないつもりなんだけど、これは別格。

10.F.O.H / F.O.HII

F.O.Hの2nd!日本でコレだけのものが作れれば、すごいでしょう。文句なしにカッコいい!あとは、コンセプト勝負のアルバムがあってもいいかもしれないな。

11.Kenny Lattimor / weekend

今年後半の話題をさらったのは、この人。このアルバムの完成度は目を見張るものがあります。夜じゃなくてもきけるところも素晴らしい~。一枚が短く感じるほど、アルバム全体に流れる空気感が心地よい。

12.Skoop On Somebody / Nice’n Slow Jam

Skoop On Somebodyの12月に出たアルバム。もう一枚出ていますが、明らかにこっちの方が完成度としては高いと思います。ライブアルバム的な感覚で聴くと非常にいいです。

13.Alicia Keys / Songs In A Minor

彼女はすばらしい!こだわりが感じられるアーティストが今年は多く出たんですが、その中でもJaheimと肩を並べるぐらいこだわりがあるアーティスト。その歌声は素晴らしい。

14.NERD / In The Serch

Neptunesが好き勝手やりました!っていう一枚。それでいて、このクオリティーは恐ろしい・・・そして、おもしろさもあるし、HIPHOPとしての完成度は高いと思う。今旬のサウンドを聞き逃すな!

15.Usher / 8701

Usherのアルバムは文句なしにカッコいいです!バラードでも光る曲が多かったですね。シングル曲の出来は素晴らしいです。ただ、中盤あきそうになるかな?マジでバラード名曲多し!

16.Public Announcement / Don’t Hold Back

今年前半のアルバムの中では、UPモノの出来が非常によく、それに散りばめられたバラードの良さが光った一品。これも、完成度が高いです。UP物が良くて、バラードで素晴らしいのが少しあるといういいアルバムの条件を完璧に満たしているアルバムです。

17.Angie Stone / Mahogany Soul

すばらしいオーガニックソウル!今年前半に出てれば、もっと上にいったことは、間違いない。おっしい~。今年のオーガニックソウル最高峰の作品。これを聞かずに2001年語れないでしょう。

18. Kelis / Wonderland

2001年最もシーンを席捲したNeptunesによる作品。そして、KelisのRAPも歌も素晴らしく。さらに、このNeptunesサウンドとの相性はすばらしい!単純に楽しめる作品。

19. LEDESI / SOULSINGER

オーガニックソウルが2002年は来るなということを印象づけましたね。このディープなサウンドと、渋さは、特筆モノです。濃いSOULが聞きたい人は、必聴!

20.Rome / To The Highest

本物のSOUL!この人しかいないでしょう~!声だけでも、SOULを表現できる数少ないアーティストの一人。僕は、この人が大好きです。現代のSOULが聞きたい方はぜひ!

21.Jaheim / Ghetto Love

Angieが出なければ、今年一番のオーガニックソウル系のアーティストだったはずのJaheimこのアルバムこだわりが素晴らしい~。

22. KAMIYA / Eternal Ring

これは、2000年末のアルバムなのですが、これは必聴!JAZZYな雰囲気と彼女の内面から滲み出るSOULが上手くブレンドされて、最高の傑作に仕上がっています。歌唱力も折り紙付きです。

23.今井大介 / Story in my life

このアルバムお薦めです。なにより、トラックがかっこいい!音がいいです。彼のセンスのよさを感じます。次回作が楽しみになる一枚です。

24 . Jagged Edge / Jagged Little Thrill

なんといっても、Nellyとの一曲でしょうね。最強のパーティーソングです。バラードも散りばめられています。ボトムが太い感じの声が好きな方はどうぞ!本年度一番のシングルが入った一枚を!Promiseみたいな大バラードがあれば、TOP10だったのだが・・・

25.JOE / Better Day

JOEの4thアルバム!途中JOEらしからぬサウンドがあるのが、ちょっといたいかな?でも、彼らしいというよりも、彼の内面をより掘り下げた可能性を求めた一枚!

26.Aaliyah / Aaliyah

追悼。彼女のアルバム最初は暗くてちょっと嫌いだったんですが、やはり、聞き込むうちに良くなっていくから不思議。クセになる曲が散りばめられています。これが最後とは、もったいない・・・

27.Petey Pablo / Petey Pablo

JOEのアルバムでもFeaturingされている彼の1stアルバム。その堅い感じにRAPは、すばらしい~!今年度デビュー組みとしては、NO.1!

28.Isley Brothers / Eternal

やらしいったら、ありゃしないですねー。彼らは。やらしさの年期が違うんですわ。ただただ、圧倒されるばかりです。

29.Bilal / 1st Born Second

COMMONのアルバムで注目を浴び、Dr.Dreにラブコールを受けたBilalの1st。彼の作品は、すばらしい!今年の傑作ですね!

30.SKOOP ON SOMEBODY / KEY OF LOVE

SKOOPの4thアルバム。まとまりがある一枚。ただ、夏向けなため、ちょっと冬の今は評価がどうしても下がってしまう。軽めのサウンドが目立ちます。

31.Missy “Misdemenor” Elliott / …So Addictive

謎な日本語が、注目をあつめた『.Get Ur Freak On』が収録された一枚!この切れ具合というか、はっちゃけ具合は、ものすごい!これからもシーンをぐんぐん引っ張っててくれること、間違いなし!

32.The Saga Continues… / P.DIDDY THE BAD BOY FAMILY

Puff Daddyあらため、P.DIDDYとして再起を誓った一枚。そして、Bad Boy レーベルが、総力を結集した一枚が悪いわけがない。新人アーティストなど、注目も多し!サウンドは、文句ナシにカッコいい。

33. Allure / Sunny Day

女性コーラスモノとしては、筆頭でしょう~。この真っ当さは!正面きってシーンに勝負をかけてきたのは、大成功!この4人のコーラスの成長振りはものすごい!絶対聞いとけ!

34.Babyface / face 2 face

どうしたBabyFace!ということで、いい意味で、大変身を遂げた彼。プロデューサーとしての評価がどうしても高かった彼もやっとシーンの最前線に戻ってきた感がします。だが、この一枚後半だれるのが、難点である。

35.Destinys Child / Survivor

旬ですね。でも、来年聴くことはないでしょうね。旬を逃したら買う必要はなし。UPものは、すごいのだが、バラードで、UPものほど、切れ味のいいのが、ない・・・それが、減点要素。

36.Cooly’s Hot Box / take it

Make Me Happyは、名曲!これは、いいよー!地味にCLUBウケもよいので、持ってて損はない一枚。その他、面白い曲や、JAZZYなものから、SOULなものから、いろんなものが散りばめられた一枚。

37.Jay-Z / Blueprint

Jay-Zの渾身の一枚!もう、この人の作るサウンドに間違いはないですね!もう、身をまかせるしかないでしょう~。

38 . India. Arie / Acoustic Soul

彼女も今年デビュー組み!Lyricのよさでは、今年デビューの人たちの中でも抜きん出ています。『Video』以外のいいサウンドの曲が少なかったのが、Alicia Keysにかなわなかったかな~?

39.Koffee Brown / mars|venus

男女の掛け合いの妙が感じられた一枚。デュオもいいなーと改めて感じさせてくれました。男女の掛け合いが聞きたい人は、ぜひこれを!

40. Mary J. Blige / No More Drama

大御所。Dr.Dreなどを起用し、サウンドとしても素晴らしい一枚。カッコいい曲が一杯あります!

41.Tyrese / 2000WATTS

.Tyreseの2nd。シングル『I Like Them Girls』のインパクトは、中々だったが、アルバム全体としては、バラードのクオリティーが低かった・・・でも、『For Always』はいい曲ですよ。

42.Ja Rule / Pain Is Love

Caseや、J.Loなど、Featuringモノの出来が素晴らしい一枚。Ja Ruleのキャッチーなサウンドも、ついに認められ始めたか。コアなHIPHOPがどうも苦手な人は、まずこれを聞きましょう~!全体のバランスもいいですよ。

43 . 112 / Part III

112の3rd非常にいい感じに仕上がっています。ただ、中だれしそうな感じ・・・『Smile』や、『All I Want You』など、名作も多いのだが・・・もう少し、やわらかい感じの楽曲が多くてもよかったかも。

44. Ginuwine / Life

シングル『Difference』がものすごい長い間チャートのNO.1を独占していたGinuwine。だが、アルバムの出来自体は、UPモノがチープすぎると思う。特に携帯音を使ったものは、好きになれない。だが、Timbalandを離れての本作の出来はよく。次回作が楽しみなところ。『Difference』は、本当に名曲!

45. Jersey Ave. / Jersey Ave.

『Beautiful Girl』は隠れた名曲。実は、このアルバムUPもしている。でも、今度はバラード中心のアルバムを是非作って欲しい。今年デビューの新人コーラスグループとしては、TOPクラスの出来!

46.Prophet Jones / Prophet Jones

見た目の派手さと違って、SOULマナーに忠実な4人組。地味~にSOULらしい曲や、カバーが散りばめられており、SOUL好きは必聴な一枚である。

47. KEKE WYATT / SOUL SISTA

こちらも、2001年女性デビュー組。AVANTとの共演で話題を呼んでのデビューだが、この人は、本当に歌える!すばらしいです。自分の方向性を自分で考えられるようになれば、大バケする可能盛大!この一枚もUP、バラードとも平均点以上の出来。

48.Bubba Sparxxx / Dark Days Bright Nights

『Ugly』!文句ナシで、この一曲に限ります。それしかないのか・・・Timbalandとの相性はバッチリなBubba君です。

49.葛谷葉子 / MUSIC GREETING VOLUME TWO

はい、僕の趣味です。すいません。でも、なかなか2ndで明るめに変身しましたねー。聞いていて気持ちがいい楽曲が並びます。彼女の内面のSOULとR&Bがうまく交じり合って出来て良作。

50.O’Jays / For The Love…

今年のベテラン勢の象徴!このマッタリネットリ感は、すさまじい・・・SOUL好きには、たまりませんねー。

51.Jon.B / Pleasures U Like

白人R&Bシンガー・・・この白人という断わりはとってもいいんじゃないかなーと思った一枚。結構前半は、いい感じに仕上がってます。良曲多し!

52.Blaque / Blaque Out

Blaque Ivory(SOULの方ではない)の2nd。名前もBlaqueに変えてますが、これが楽しい一枚です。POPなR&Bで、純粋に音を楽しめます。『As If』は名曲

53. Blue Cantrell / So Blu

こちらも、女性の2001年デビューアーティストです。UPモノの出来は、かなりすばらしいですよ!

54.Michael Jackson / Invincible

マイケル!全般的に見るとあまり、面白みにかけますが、UPモノは、Funkyな曲が多く、聞けます!最初の3曲は、あがります!そうとうあがります。シングル『You Rock My World』は、今年の名曲!これなしに今年語れないよ。

55.Foxy Brown / Broken Silence

Missyに並ぶ、女性のHIPHOPアーティスト。地味にこのアルバムいい曲が多いんです、Kelisとの『Candy』なんて、名曲です。

56.Janet Jackson / All For You

旬モノ。いいんですけどね。全体的に評価するとここまで落ちてしまう・・・長くは、聞けないのよね。こういうのって、飽きちゃうでしょ。

57.AI / My Name Is AI

AIちゃんの1st。本格的なR&B?というか、もろR&Bです。R&Bってどんなのと思ったら、彼女の声を聞けばいい、彼女の歌に耳を傾ければいい。

58.Tank / Force Of Nature

プロデューサーとしての方が有名なTankの1st。UPものは、過激なサウンドが多いし、じつは、Slowも充実してる隠れた力作です。

59.INCOGNITO / LIFE, STRANGER THAN FICTION

Incognitoひさびさの一枚!今回は女性ボーカルでいい曲、多いですよ。

60.LUTHER VANDORROSS / LUTHER VANDORROSS

こちらも、ベテラン勢の一人。いやはや、このクオリティーもすごいですね。

61.Music Soulchild / Aijuswanaseing

LOVEは、名曲!今年がオーガニックソウルのアーティストが沢山出るなということを予感させた一枚。オーガニックソウルが好きな人は是非買うべき。

62.SAKURA / 涼季/シシラ

SAKURAの真骨頂をみせつけたアルバム!もう、彼女の声にいやされちゃってください!それほど説得力を増した歌唱には、泣かされます。

63.Delighted Mint / BEST1

Delighted Mint本当にBEST!現時点は、ボーカルが違うので、前のDMが堪能できるのは、このアルバムだけ!チェックすべし!

64. RHYMESTER / ウワサの真相

RHYMESTERの久々のシングル!たのしいよー!FOHや、KICKがFeaturingされているよう注意な一枚!

65.宇多田ヒカル / Distance

文句なしな一枚。じゅうぶんPOPでありつつも、R&B的要素がなくならないのが素晴らしい。

66. KAANA / KAANA

彼女の歌声はレゲエとかR&Bとか関係なく、素晴らしいインパクトが存在します!

67. GAKU-MC / Word Music 2

GAKUちゃんひさびさの2nd!ちょっと待ったりしたいときとかに聴くといいですよ。

68. Crystal Kay / 673 always and forever

前半のUPナンバーは素晴らしい~!でも、ちょっと中だるみする個所がちらほら。

69. 米倉利紀 / gift

久保田をカバーした一枚!アルバム”O”も発売しましたが、こちらの方が圧倒的にインパクトもあるし、完成度も高い!

70. 鈴木雅之 / Tokyo Junction

和製AORの大御所。かなりかっこいいアルバムに仕上がっています。まだまだ現役であることを示してくれます!

71. 米倉利紀 / O

コンスタントに出しているヨネちゃん!バラエティーに富んだサウンドが印象に残ってます。

総評

 2001年度は、良質なR&B、HIPHOPの豊作!2000年からずっと、リリースラッシュだったと言えるでしょう。でも・・・なんとなく後半は寂しかったなー。目立ったのが、オーガニックソウルの台頭(Angie Stone , Jaheim , India Arie , Ledisi , Music Soulchild等)!ベテラン勢の復活!(Isley,O’jays,Luther Vandross)等がありましたが。特筆すべきは、女性(デスチャ~アリシア・キーズまで)の活躍!特に、2001年デビュー組み(Alicia Keys , India Arie , KEKE WYATT , Blu Cantrell , Ledisi , Syleena Johnsonなど)のクオリティーの高さには驚かされました。でも、男性は、後半なんて、Kenny Latimoreだけですよ!・・・それが寂しかったな。前半には、Case,Usher,Maxwell,ROME、silkなど、中堅どころが頑張ったんですが~新人や、グループは、Liberty City Fla.(持ってない),Tradisions(持ってない),Jersey Aveぐらいです。一人Bilalが気を吐いたかな・・・(新人とはいえないけどね、彼)。そして、邦楽も男性R&Bシンガーが沢山出てきて、嬉しい限りだったのだが・・・どうもなー、アルバムになると一枚通して聞けるクオリティーのものは少なかった。日本では、いろんな層を売るための戦略に加えているので、一枚の中に、沢山詰め込んでしまうので、やはり統一感のあるアルバムは作れないのだろうか・・・そんななか、クオリティーも高く、統一感もあったのが、LUV and SOULとF.O.H!Skoop On Somebodyも最後にいい一枚くれました。もう少しアーティストの自由にやらせる一枚があってもいい気がするのが日本のシーンである。

 えー20位から50位まではどっちもどっちみたいなもんです。うーん、去年のCarl Thomas並みの大型男性ソロシンガーのデビューを願う!
 影でいいアルバムというのが少なかったですねー。もっとべたなエロエロR&Bアルバムを望むぞ~。JOEも今回は意外とさっぱりしてるしねー。いいアルバムだけど。僕のBESTを選ぶ今年のキーワードは・・・『統一感』と『質感』です。R&Bといっても、その中に、オーガニックだったり、チキチキだったり、SOULだったり、音楽性の違う音楽が溢れ返っていたのが、今年の特徴。そんななか、聞き飽きさせないような統一感のある、上質の質感のあるアルバムをコンセプトに選ばせて貰いました。
 そんな統一感という言葉が1番似合う、こだわりの一枚として選ばせて貰ったのが、Caseの「Open Letter」今年一番のBallad Albumであることは、間違いない!かなり切なくなれます・・・ほどよくBalladの雰囲気を崩さないUPモノが入ってるのが秀逸!今年の決定版です。
 同じく今年のこだわりの一枚!は、Syleena Johnson!Syl Johnsonの娘ということで、地味にSOULファンからの期待も多かった彼女ですが、それを裏切らない出来でした。なにより、この渋さは、デビュー版とは、思えない。渋い点でいくと、Jaheimなんかもいますが、それの数倍、渋い。ものすごい女性アーティストがデビューしました。R.KellyもLiberty City Fla.も軽くいなされちゃってます。これっていう曲はないんだけど、アルバム全体を通しての質感は、今年出たどのアルバムをも凌駕しています。
 TOP3に食い込んできたのが、New Classic Soulの奇才MAXWELL。3rdでもあり、2ndアルバムで完全にいってしまった感があった彼ですが、すばらしいアルバムを運んでくれました。この生音感覚あふれる一枚は、聞いてて気持ちがいい・・・Silently、Getta~、など、名曲多し。こういうのを聞くと、去年でたD’Angeloといい、やはり、天才肌のアーティストの研ぎ澄まされた感覚というのの凄みを感じずにはいれません。さー、2ndは楽曲はいいが、1stほどのキレのなかったEric Benetの動向や、ファンキーな切れ者Rashaan Patterson、Tony RichなどのNew Classic Soul勢の動きも自然と気になってくるもの。とりあえず、2002年はEric Benetの新譜に期待!
 邦楽で頑張ったのが、Luv and Soulでしょう。この甘甘な統一感。これは、すごい・・・日本の市場でよくこれだけ売りに走らず、自分達のカラーを大事にしたアルバムが出せたなと思います。R&BとPOPの違いは、トラック的な違いより、この統一感だと思います。自分のカラーを上手く出せたものがいいアルバムだと信じています。そういう意味で、彼らには今後も頑張って欲しい!
 そして、僕が大好きなSilkの久々の新譜!「Love Session」が出ました。いやー、この濃厚なコーラスとボーカルで、延々とやらしいR&Bを語られたら、もう落ちるしかないでしょうねー。相変わらず、いい声してますよ、彼等。
 HIPHOPは全体的に豊作といえる、Angie Martinzの出来のよさには、正直ビックリ。
 全体的に、キレがあるボーカルが少なかったなー。こう、コジンマリとしたアルバムが多かった気がする。量はあったが、質がなかった。それが今年の特徴か。去年のGURUなんて、ものすごいもの。
 何枚選ぶ気よ!といいたいでしょうが、意外と日回しでこの60枚は聞いてるんですよねー。後半の順番は、ちょっとあやふやですけどね。

1. Tiny Honey / Neo feat.KREVA

Neoのデビューシングル。特にKREVAをフィーチャーした曲の出来は、抜きん出ています。さすが、今井了介さんの作品。

2. Music / Erick Sermon feat. Marvin Gaye

かのマービンゲイをFeat.した、今年一番の話題曲。その完成度も素晴らしいものがあります。

3. Cluck Cluck / Product G&B feat. Wyclef Jean

えーと、Dr.ドリトル2のサントラに入っていた、ProductG&Bのシングル。これは、もっておくべきでしょう~。ラテン系のリズムを上手く取り込んだ素晴らしい楽曲!

4. You Rock My World / Michael Jackson

今年はこれに限りますねー。Videoも最高です。なつかしいのと、かっこいいのが絶妙に混ざってますねー。

5. イツナロウバ / KICK THE CAN CREW

かなり、夏らしい上げ目なチューン!ちょっとした切なさも持っているKICKらしい、素晴らしい曲!

6.High Come Down / Chico & Coolwadda

じつは、シングルカットはされてないので、ここには、入れてはいけないのですが、素晴らしすぎる一曲!

7.Where The Party At / Jagged Edge

今年一番の上げ目チューン!これは、譲れません。

8. Defference / Ginuwine

今年度最高のバラード!かなりきます。切ないです。

9.スーパーオリジナル / KICK THE CAN CREW

KICK THE CAN CREW待望のメジャーデビューシングル!PVもカッコよくて、勢いがあり、今でも聞ける。

10.Beatiful Girl / Jersey Ave.

じつはシングルカットされていない・・・上のCHICOと同じなのだが、今年Ginuwineがいなかったら、No.1のバラードソングでした!本当に名曲です!

11.Precious / JIN

JINの名を知らしめたシングル。上げ目で、かなりいい感じです。

12.Ex-Boyfriends / Crystal Kay

Crystal Kayの新境地を開いたシングル。これからの彼女が楽しみな一枚。

13.Get Ya Freak Come / Missy Elliott

CLUBでかかりまくりました。もう、説明の必要もない一曲。最初に日本語がはいってくるところが愛嬌がありますよね。

14.weekend / Kenny Lattimore

ケニー・ラティモアの爽やかなR&Bシングル。この爽やかさが気持ちいい!

15.All For You / Janet Jackson

今年の前半はこれでもりあがりましたねー。さすが、Janet!

16.There She Goes / baby face

BabyfaceがNeptunesに任せて作った作品!Neptunesらしい曲であり、Babyfaceの今後を示す重要な作品

17.I Like Them Girls / Tyrese

TyreseのUP目のシングル。かなり、軽快なサウンドの中、跳ねるような彼の声が印象に残る。

18.Livin’ it up / Ja Rule feat.Case

あのCaseをFeatしたJa Ruleのシングル。

19.Let’s Stay Home Tonight / JOE

JOE先生のシングルです。2002年に入ってからの方が売れるでしょうけど、この曲の最後のストリングは良すぎる!終わり方が傑作です。

20.still / Skoop On Somebody

SkoopのアルバムKey Of Loveが出る前のシングル。カップリングの方が好きですね。

21.クリスマスイブRap / KICK THE CAN CREW

日本のサンプリングの名曲!

22.RIDE WITH ME feat. F.O.H / DJ MASTERKEY

F.O.HがDJ MASTERKEYと組んで作った曲。夏らしい上げ目で、ちょっとやらしげなチューンになっています。

23.JUICY / F.O.H

カップリングのAll I WANTは、名曲です。特に、今井了介さんプロデュースREMIXのカッコよさは今年のFOHの名作!

24.Just In Case / Jaheim

Jaheim渾身の作品。このクセになるようなループ感が堪りません。

25.Ugly / Bubba Sparxxx

Timbalandのサウンドと、BubbaのRapが、暴れまわるHIPHOPの作品。かっこいいよ!

26.Coast 2 Coast / Angie Martinez feat.Wyclef Jeans

ラジオDJのAngie Martinezのデビューシングル。Wyclef Jeansがここでも、いい感じのラテンビートをかましています。

27.Sexy World / F.O.H

F.O.Hのアルバムと同時発売の作品。Sisqoのようなサウンドがうねる!

28.Dancer’s High / DJ BEAT feat. KICK THE CAN CREW

KICKがDJ BEATのサウンドの上でRAPする様は、軽快で、かっこいい!

29.Dream / LUV and SOUL

LUV and SOULの沢山出たシングルの中でも、完成度が高い一曲。

30.Make Me Happy / Cooly’s Hot Box

Cooly’sの名曲です!アナログのみ。これのDJ SpinaによるREMIXは、すごいです。

31.SURVIVOR / Destiny’s Child

今年前半は、これに限りましたね。この勢いは、圧倒されます!

32.最後の夜~KUZUYA’S REMIX~ / 葛谷葉子

葛谷葉子ちゃんが自身の作品を作り直したもの。熱のこもったボーカルを聞いて欲しい。

33.ウワサの真相 / Rhymester feat. F.O.H

RhymesterがF.O.HをGuestに呼んだ作品。はっきりいって、かっこいいです!

34.Pop Ya Collar / Usher

Usherの3rdからの名曲!UPもので、聞いてて思わず体が動きます。

35.カンケリ01 / KICK THE CAN CREW

KICKのインディーズ時代のデビューシングルをREMIXした曲。彼らの切ないLyricの良さが存分にでた曲。

36.Give It A Try / 今井大介 feat. Verbal form m-flo

今井大介さんがM-floのVerbalを招いてつくった作品。サウンドのカッコよさはさすがです。

37.さよならが言えなくて / F.O.H

FOHの夏にでた、切ない歌詞が身にしみる作品です。

38.Candy Rain / 久保田利伸

久保田が去年唯一出した一枚、3曲とも、それぞれ特長持っている曲で、どの曲も聞けます。Instrumentは、おもしろい!

39.sha la la / Skoop On Somebody

Skoop On Somebodyのお得意の振り返り系からは、ちょっと離れた、HAPPYな曲。暖かい気持ちになれます

40.Premier / Neo

Neoの優しい歌声が響く楽曲。気持ちがいいですよ。

41.U Remind Me / Usher

Usherのバラード!本当に今回のUsherは、バラードが冴えていました。この他にもアルバムには、名曲多し。

42.Candy / Foxy Brown feat. Kelis

あのKelisとの曲。明るい感じで、楽しい気分になれる。

43.Fallin’ / Alicia Keys

Alicia Keysの名をとどろかした一曲。かなり、切ないけど、インパクトは大きい。

44.Video / India Arie

オーガニックソウルのシングルとしては、かなり売れた曲。このアルバムは素晴らしい!

45.taraveling / 宇多田ヒカル

宇多田ヒカルひさびさのシングル。疾走感が気持ちがいい。

46.IZZO / Jay-Z

Jay-ZのParty Song!この楽曲は癖になります。

47.Red Incognito / Neo feat.Rude Boy Face

Neoがレゲエアーティストと組んだ曲。こういういろんなアーティストと、コラボレーションできるのも彼女の強み!

48.Get To Know Ya / MAXWELL

MAXWELLの洗練された、カッコいい楽曲!これは、聞くべき。

49.Girls Girls Girls / Jay-Z feat.Q-Tip

Q-Tipがいい仕事してる!この曲はかっこいい!

50.Life Time Respect / 三木道三

今年を象徴する曲。レゲエも広まりました。

総評

今年は、上げ目のパーティーチューンが、邦楽洋楽問わず、HIT CHARTを賑わした。
確かに、今年は、UPチューンの出来が素晴らしかった。その分、バラードでイイのは、少なかったように感じる。そして、レゲエも台頭してきたし、2001年最後のHIPHOPの応酬もすごかった。
そんな中、今年1番インパクトのあるシングルは、Neoのデビューシングルであろう。今井了介氏のサウンドもスタイリッシュで、特にKICK THE CAN CREWのKREVAをfeatした一曲は、ものすごい完成度であった。これは、絶対に持ってて欲しい曲。
NO.2は、かなりクセになる曲『MUSIC』。Eric Sermonが、あのマービンゲイの音源をつかって作り出した楽曲。こういう大ネタを使うのは、批判を受けかねないが、素晴らしい出来だった!もう、たまらないね。一度聞いてみるべし!
そして、来年への期待も込めて、NO.3は、Product G&B!彼らの独特のラテンサウンドは、かっこいい!彼らは来年アルバム出すだろうけど、今からとても楽しみです。
そして、やはり、マイケルの曲は外せない!PVまで入れると絶対に一位ですね!それぐらいこの曲のインパクトはすごかったです。
2001年大躍進したグループKICK THE CAN CREWのデビューシングルは、かなりの完成度、PVもカッコいいです。その他の曲も多数このTOP50に入るほど、彼らの楽曲のクオリティーはすさまじい・・・イツナロウバも今年の夏を象徴する名曲!
そして、隠れた名曲Chico & Coolwaddaの『High Come Down』!これは最強のパーティーソング、いいです!もう、このためだけに、アルバム買っても言いぐらいです!Jagged Edgeのパーティーソングも素晴らしかった。そして、バラードで唯一気を吐いたのが、Ginuwineの『Difference』!これは、胸に染みます・・・必聴!JINの『Precious』も来年のアルバムに向けて、期待が高まった!今回は、洋楽も沢山入ってるが、邦楽でも素晴らしいシングルは多かった。

LITTLE / MR.COMPACT

01.Mr.COMPACT
02.MC~殺人マイクを持つ男~
03.ワックマン
04.灯
05.ライムライト
06.不純異性交遊
07.不純異性交遊Part.2
08.レスキュー
09.WAR ZONE
10.西TOKYO TRIBE
11.いいの
12.BE-BOP NEW SCHOOL
13.中央自由WAY
14.剣と楯~re-construction of “いいの”~

(概説)

KICK THE CAN CREWのLITTLEのソロアルバム。カッコいい!マジでこれはいいぞ!
LITTLEは、インディーズの頃からソロ活動をしていて、その集大成的なアルバムです。インディーズ時代には、MINIALBUM『いいの』、SINGLE『CHILD PLAY』などの楽曲を出しています。どちらも手に入れたくなりました!それぐらい今作はいいんです!
KICK THE CAN CREWでは出来ないような曲もあるし、なりよりLITTLEのスキルの高さが良くわかります。そして、Lyricの素晴らしさ韻の踏み方の上手さ全てに驚嘆してしまいます。LITTLEのRAPはとてもレゲエのMCに近い滑舌がいいRAPなんです。だから、カッコいい!Lyric最高!
さらに、今作品では様々なアーティストがFeat.されており、KREVA、AZZURRO、M.A.S、Mummy-D、TAICHI MASTER、DJ SEIJI、DJ TATSUTA、INNOSENCE、FUMAKILLA、童子-T、GM-KAZ、DJ BASS、FREGRANCE、柚木 隆一郎(EL-MALO)、坂本 美雨、DJ SHUHO、GANXSTA D-X、FREGRANCE、オチ、meg、DJ OASIS
え?この人がって人から、おーやっぱりっていう人まで、有名な方から、無名な方までいろいろ参加しています。つまりどの曲もオリジナリティーに溢れていて飽きないぞ!ってことです。特に、DさんとFREGRANCE、INNOSENCE、DJ TATSUTA、DJ OASIS、童子-Tは注目!かんなりいい感じでLITTLEと絡んでいます。バイキングレストランみたいなゲスト欄っす!
本当にこれが本物のLITTLE!おちゃらけた面もあり、マジメな面もあり、仲間を思う気持ちもあり、上り詰めたいっていう野心も持ってる、そんなLITTLEの気持ちがつまった、LITTLEそのものを詰め込んだ、まさにMR.COMPACT!COMPACT DISC MANです!KICKに興味を持ったなら、絶対聴くべきだ!間違いない!来年出るKICKのアルバムを聞く前にこれは聴いとくべき!3000円出して買って間違いないアルバムだ!健やかなる時、病める時、肌身はなさず、通勤、通学バックにつめて、どこに行くにもMR.COMPCTことLITTLEを連れまわせ!。これは、長く付き合える名盤だ。
この一枚にLITTLEの気持ちがすべて詰まってる。昔の自分や、今の自分。そして、これからやりたいことが。全部の曲が聞けます。リリックにも十分耳を貸すべきです、最後に、ジャケットも、かっこよくて、かわいらしい。裏ジャケットは、そうとう面白いです。
オススメ:(1),(2),(3),(5),(6),(7),(9),(10)(11),(13)

続きを読む

Skoop On Somebody / Nice’n Slow Jam

https://www.youtube.com/watch?v=r8vEBLFqFcc

01.sha la la
02.Interlude
03.Nice’n Slow
04.潮騒
05.Amanogawa
06.Let it snow
07.Everlasting Love featuring John P. Kee
08.Interlude09.Come Back 2 Me(S.O.S Edition)
10.if (new mix)
11.eternal snow(remix)
12.月に願いを(S.O.S edition)
13.想い(S.O.S edhition)
14.Bye Bye ~その日が来るまで~ (acoustic version)
15.Still(REMIX)

(概説)

Skoop On Somebody初のバラード集。とはいっても、バラード一辺倒というわけではないです、スクープの肝となる曲をまた取り直したという感じです。しかも、こういう昔の曲を取り直したというアルバムは一般的にそのまんまじゃん・・・もってるから、いらないよ。というのが多いんです。で、このSkoopのアルバムにおいては、そんな心配まったく無用の長物!
全部取り直し?っていうぐらい、一曲一曲の中身が違うんです、しかも、こだわりをもって作り直しているので、前の曲よりよくなったとか、わるくなったとかじゃなくて、新たな一曲を聞いてる気分で全部の曲が聞けます。この変化が嫌いだという人もいるかもしれませんが、それは、新たなライブ盤のCDを聴くつもりで聴いたらいいんじゃないかな~。
新旧ファンにとっては、いろいろな想いが交錯するなか、出たこの一枚は、ファンへの一つの返答であり、新しいファンには、新たな感動を、古いファンには、新鮮な裏切りを感じさせてくれています。
確かに、昔のバージョンがいいという人も多いでしょう、でも、今の彼らに演奏させたら、こうなった。ただそれだけです。それを大いに楽しもうじゃないですか。急ぐことはない、彼らは、確実に僕らの側にある音楽と作りつづけてくれるはずです。
僕個人としては、非常に『Come Back 2 Me』などは、新鮮で好きですね~。そして、Interludeの完成度が素晴らしい。2曲目、8曲目に出てくるVaughn Harper!このVaughn Harperの声がすばらしい。この人の雰囲気が、落ち着いた大人な雰囲気をかもし出すのに、成功しています。
実は、この人は、僕が、大好きなSilkというアーティストの3rdで見ることができる名前です。Silkの5人にインタビューをしているその人こそ、Vaughn Harperその人なんです。この人は、ニューヨークのWBLS・FMのプログラム、”QUIET・STORM”のホスト、VAUGHN・HARPERなんです。超有名なNYのSOUL,R&BプログラムのDJで、あったんですが、この番組のDJは後退されて、Raymond Anthonyという方に、今は交代されています(WBLS・FMのHP http://www.wbls.com/)。現在は、NYの、WTJM-FM(JAMMIN 105) というところで。 Sunday 10 PM – Monday 2 AM Between the Sheets – slow jams with Vaughn Harper という番組を担当していおります(DJの紹介HP写真有り!: http://www.jammin105.com/vharper.html )。しかも今やってる番組が、「BETWEEN THE SHEETS」というタイトルだなんて、偶然過ぎるかも。 よく文章を見るとわかりますが、先ほどのWBLS・FMのプログラム”QUIET・STORM”は、FM802でも流れていたんです、それを聞いた大阪のFM802を聴いたTAKEさんたってのお願いで、この客演が実現したんです。(番組HP: http://www.jammin105.com/bts.html FM JAMMIN105のHP http://www.jammin105.com/main.html)こんな声でやる、ラジオ番組・・・聞いてみたい!あま~い感じだろうなー。
一枚を通して聞くと、甘い雰囲気がたっぷり堪能できるように、出来たR&Bとしてのアルバムとしての完成度は、素晴らしいと思います。一人で聴くには切なすぎる。二人で聴くにも寄り添ってじゃなきゃ聞けない、そんな一枚です。

続きを読む

Allure / Sunny Day

01.Bump
02.Kool Wit Me
03.Wore Out You Welcome
04.Enjoy Yourself
05.Lady
06.Never Let You Go
07.Can’t Live Without You
08.The Shore (Wanna Be Your Lady)
09.Earn My Trust
10.Only For A While- Interlude
11.Sunny Day
12.Simon Sez

(総評)

Allureの2ndアルバム!かなりいいです!前作は、マライヤキャリーの息がかかったレーベルからの発売で、マライヤキャリーとオーバーラップさせたれて形だったので、一般ウケはしたけど、R&B好きな人には、そっぽを向かれ、しまいに、レーベル倒産、移籍もうまくいかず、結局2作目を出すのに、4年もかかってしまい、本当にかわいそうだったのですが、その4年の歳月は、彼女達を2ランクも、3ランクも、ランクアップさせました。なんとも、UPの出来が素晴らしいのである。
まず、UPの出来が素晴らしい。グループ物でこれほどアップの出来がいいのは、久々である。1曲目「Bump」などいい感じです。
そして、コーラスとは、こうあるべきだというのを示している。デスチャのように一人と楽しい仲間たちみたいな歌になったりしてないし(笑) 4人で出すときの厚み、そして、4人が複雑に立ち代りするコーラスは、すばらしいの一言!リードの立ちもかなりいい感じである。ちょっと高音すぎる(押しが強すぎると、バックのコーラス消えてしまうのだ)ときもあるが、それほど気にならない。 コーラスを目指す人は、このアルバムは絶対聞くこと。非常にためになります。前半のFUNKYさも素晴らしいし、このアルバムは長いこと聞けそうである。 ほぼ駄作ナシのこのアルバム一聴の価値はありますよ。フェイスエバンスや、デスチャのアルバムよりは、断然こっちだなー。最近コーラスグループモノでいいのは少ないので聞くべきですよ~。
オススメ:(1),(2),(3),(4),(9),(11),(12)

続きを読む

Rachelle Ferrell / Inviduality (can I be me?)

01.Individuality (Can I Be Me?)
02.Sista
03.Will You Remember Me?
04.I Forgive You
05.I Gotta Go
06.Why You Wanna Mess It All Up?
07.Gaia
08.Run To Me
09.Reflections
10.Satisfied
11.I Can Explain
 

(概説)

すばらしい!この歌唱力には、参りました。彼女の曲を聞いてて、その声と歌唱力に、体が固まってしまうほどの感動を覚えました。8年ぶりのRachelle Ferrellの新作。
この作品2000年度の作品ですが、これはねー、R&Bも大好きだが!Jazzも好きって人にはたまらない一枚!
歌唱方法は、思いっきりJAZZしてるし、サウンドもJAZZぽい!でも、どこか、この人の声は、R&Bというか、SOULの匂いがする!とにかく、この人の声を聴け!圧巻とはこのことです!もう、うますぎます。ボイスコントロールがうますぎるんです。
わかりますか?コントロールですよ?単に歌がうまい、張り上げて唄うとか、自分の声質に任せて唄うとかそんなので、うまいとか言うんじゃない!本当のうまさ!技巧!がこの人の中に詰まってます!
本当に、圧倒されてしまいます・・・どの曲も最初から最後まで聞かないとダメです!最後の方での変幻自在なシャウト!人並みならぬ努力の結晶か、神があたえしものでしょう。捨て曲なし。
R&B好きだろうと、JAZZ好きだろうと、HIPHOP好きだろうと、一度は耳にして欲しい一枚です。好きかどうかは、わからないけど、勉強だと思って聞いてみてください!魂がこもった歌ってどういう歌かわかります。天才の歌う歌は違いすぎる・・・これにくらべたら、今聞いてる歌が薄っぺらいものに思えてきますよ。ボーカルを突き詰めていった究極系です。(もちろん歌はリズムもグルーブもあるから、それがいいことかどうかはわからないが、このアルバムのボーカルは突出して凄すぎる。)
もちろん歌をやってる人!とくにR&Bを志す人は聞くべきです!シャウトとは、何たるかが、一片にわかるでしょう!

続きを読む