01.Shut It Down
02.Do It Again
03.She Wants Me
04.Whatcha Do
05.Below Zero
06.Can’t Stop
07.Remain Silent
08.Makin Luv
09.State Of Emergency
10.Back To The Future
11.Love MD
12.Away
13.Rule The World (Tears For Fears)
(総評)
90年代を代表する超絶グループがついにシーンにカムバック!sisqoのソロ活動なども収縮して、最近は過去のグループとして語らえていた彼らがついにシーンにカムバック!しかもあの頃の情熱のまますばらしい歌を、披露してくれています。Dru Hillというと、Jodeciと並びしょうされるほどの、R&Bシーンのボーカルグループのストリート寄りなぐループとしては、一番の実力をもっているグループで、90年代のボーカルグループといえば、Boyz II Men, Jodeci, Dru Hillという3大グループをあげる人は多いでしょう。そんな彼らですが、濃い歌声を持ちつつもsisqoというヤンチャなボーカリストを抱えていたからか、90年代のソウルフルな面も持ちつつも、常に新しいサウンドも斬新に取り入れてきたのですが、それはこの2010年という時期でも変わらず、今の最新のサウンドを軽くいなしながらも、決して薄くなることはなく、ますますかっこよく濃く熱く盛り上がっていく様が、本当に見事ですね。
なんといっても、先行シングル11曲目「LOVE MD」の激唱っぷりにやられること間違いないです。さらにその一曲前「Back To The Future」の5 Stepsを思い起こさせるような爽やかで力強いDru Hill節とも言えるバラッドにうわ!帰ってきた!と思わずうれしくなります。そして、現行シーンにも本当にかっこいいR&Bのアップとはこれだ!と問い正さんばかりの1曲目「Shut It Down」~3曲目「She Wants Me」のアップサウンドでのシャウトっぷりには目頭が熱くなります!8曲目「Makin’ Luv」での熱く情熱的でセクシーな歌いっぷり、9曲目「State Of Emergency」での熱く疾走間を感じさせるかっこいいミッドテンポの曲など、どの曲もDru Hillらしきありカッコいい楽曲が詰まっています!どの曲もR&Bとしての水準が高いのです!ここまでなりふり構わない熱いシャウトを見せてくれるアルバムはここ最近では、Terrell Carterの「Finally」ぐらいでしたので、本当にうれしい限りです!
このアルバム実は13曲目までなんです!14曲目以降の曲はTAOが組んでいるROCKグループの曲をサンプル的にいれていますので、惜しからず。それを差し引いても、本当にすばらしいアルバムに仕上がっています。Sisqoのシャウターとしての見事さとDru Hillのボーカルグループとしての半端じゃない実力をこれでもかと感じさせてくれるアルバムです。オススメ:(11),(10),(9),(1),(2),(3),(7),(12)