KEKE WYATT / SOUL SISTA

01.USED TO LOVE
02.I DON’T WANNA
03.NOTHING IN THIS WORLD feat.AVANT
04.DON’T TAKE YOUR LOVE
05.I CAN’T WAIT
06.PUSH ME AWAY
07.IF ONLY YOU KNEW
08.TALKIN ’BOUT ME
09.BAD BOY
10.CALL ON ME

(概説)

2001年デビューの新人、まだ、10代中盤のKEKE WYATTですが、彼女なかなかの歌を歌います。しっかり歌って、しっかりと感情表現が出来ている!というのが第一印象。聞き込むごとに、その良さは増していく。非常に今後が楽しみな、アーティストである。そして、このアルバムで一番の見所は、AVANTの登場である。実は、彼女、AVANTの1st(名作)で、シングルカットされた、『My Perfect Love』でAVANTとデュエットしていた中なので、しかも本作のプロデューサーは、Steve ”Stone” Huff。そう、AVANTのアルバムのプロデューサーと一緒。これで、中身が悪いわけはない。
AVANTとの絡みは、絶対に見逃せないし、聞き応え十分である。そして、お!と思うのが、STEVE “Stone” HuffがRAPPERとして参加していることである、これは、はじめてみたので、驚いた。注目すべき楽曲は、1曲目「USED TO LOVE」、3曲目「NOTHING IN THIS WORLD」、「DON’T TAKE YOUR LOVE」、「I CAN’T WAIT」であろう。唯一、不満は、Steve”Stone”Huffがやるなら、もっとやらしい感じの曲が多めにしてほしかったなー。それに、彼女の声は、たまには、力強く張り上げることで、良さが出ると思うので、そういう楽曲や歌い方に作って欲しかったことである。この声で、シャウトされたら、そうとう聞きてる方は心地がいいであろう。
UPはできるだけ少なくして。UPのつくりが若干無理をしてる気がする。ボーカルモノとしては、ひさびさに、聞けるなという感じ。次回には、相当ヨサゲなものを届けてくれそうな予感がある。さすが、SOULという名を冠するタイトルをつけるだけはある!
オススメ:(3),(1),(4),(5)

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Jay-Z / Blueprint

01.The Ruler’s Back
02.Takeover Ft Josey Scott
03.IZZO (H.O.V.A.)
04. Girls Girls Girls Ft Q-Tip
05.Jigga That Nigga
06.U Dont Know
07.Hola Hovito
08.Heart Of The City (Ain’t No Love)
09.Never Change
10.Song Cry
11.All I Need
12.Renegade (feat. Eminem)
13.Blueprint (Momma Loves Me)

(総評)

Jay-Z通算6枚目のアルバム。つーか、この人仕事のしすぎです。しまいに、クオリティーたかいものだから、HIPHOPファンにとっては、かなり懐の寒い状態に追いやられること必至です。そんな彼の今作ですが、R&Bシーンや、一般のリスナーにも非常に聞きやすく、かつ!HIPHOPファンも十分満足できるないようになっています。
すごい音的にバラエティーに富んだ出来になっています。彼のHIPHOPは、飽きがこないのも特徴。つまり、絡む人たちによって、変幻自在に曲調が変わっていくのです。それは、トラックメイカーとしての彼の技量がずば抜けていることも示している。HIPHOPは言葉がわからないと、同じフレーズの繰り返しに聞こえてくる場合がありますが、彼の場合は、ライミングが絶妙であるので、そのループも心地よい。これで、英語がわかれば、もっと面白いでしょうねー特に、03曲目「IZZO (H.O.V.A.)」、4曲目「Girls Girls Girls Ft Q-Tip」は秀逸。売れたのも頷ける。
オススメ:(3),(4)

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PALM DRIVE / TIME BOUNCE

(概説)

PALM DRIVEのセカンドシングルは、AKIRA+Neo+永谷喬夫(SURFACE)というメンバーによる一曲!はっきりいって、1stよりも、メンバーは少なくなっていますが、曲の内容的には、1stを完全に凌駕しています!シングル曲はめちゃめちゃカッコよく、その他の曲も充実しています。UPでもミドルテンポスローでも、AKIRAの楽曲センスの良さがでています!この夏最後の必聴のCool R&B Music!3曲も新曲が入っているとっても、お得な一枚に仕上がっています。今後出るアルバムも楽しみなユニットですね!

曲紹介

01.TIME BOUNCE

Neoちゃんがメインにたった一曲!この疾走感!DRIVE MUSICとして最適!気持ちがいいぐらいの疾走感の中、Neoの様々な面をもった歌声が、すばらしい、清涼感がある歌声で、気持ちよくなったかと思うと、力強く歌ったり、変幻自在に変わるこの歌声はすばらしい!楽曲も、まさにCool!AKIRAによるBackVocalも混ざりキーボードの音が栄える栄える。バックのリズム音も新しい感じでおもしろい!歌詞は、AKIRAによるちょっと不思議な感じも、曲の無機質感をまして、疾走感が増しています。AKIRAによるCoolなサウンドとバラードもUPもなんでも歌えるNeoの歌声がすばらしい一曲です!

02.Beautiful World

なんと、始めてAKIRAのMain Vocalによる一曲!なかなか癖のある声だけど、低音の響きが気持ちがいい声をしています。これは、シャウトとか聞いてみたくなります。BackVocalで、Neoもちょこっと参加していて、楽曲的にはストレートなんだけどじわじわと浸透してくる綺麗なバラードです。歌詞もちょっとロマンチックだったりして、おもしろいです。

03.Guilty Pleasure

Neoと、AKIRAのデュエットという一曲!遊び心溢れた歌詞がなんともいい感じである。ゆったりとした空気を感じることができる曲です。Neoの声が強いので、AKIRA負けちゃうんじゃないのかなーと思うのですが、Neoがやっぱり、うまいのか、二人の声のバランスもいい感じです。

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Jaheim / Ghetto Love

01.Intro
02.Du & Jah
03.Looking For Love
04.Answering Machine (Interlude)
05.Let It Go(feat. Castro)
06.Could It Be
07.Ghetto Love
08.Happiness
09.Jah’s Seed (Interlude)
10.Lil’ Nigga Ain’t Mine (feat. Castro, Duganz And Precise)
11.Finder’s Keepers(feat. Lil’ Mo)
12.Just In Case
13.Heaven In Your Eyes
14.Anything(feat. Next)
15.Waitin’ On You(feat. Miss Jones)
16.Remarkable(feat. Terry Dexter)
17.Ready, Willing & Able
18.Love Is Still Here
19.Forever
20.For Moms
21.Could It Be (Anything You Want Remix)

(概説)

今年デビューしたJaheim!その声を聴いてください!彼の良さは、その声である!とても味があるおっさん声をしている。あー、こういう渋い声で歌ってみたいものである。一般受けするかはちょっと微妙だが、僕が大好きな部類の声である。
そして、このアルバムではこだわりが感じられて、高感度は高い。良曲が詰まった力作に仕上がっています。今年度の中でも、渋いカッコよさでは頂点にくるんじゃないかなと思います。バラードが得意とかじゃなくて、SOULが好きで好きでたまらなくて、作ってしまいました。って感じが出てていいですねー。今年度出た最大のSOULバカでしょう~。そして、彼は、無駄に曲を長くしないところも好感が持てます。21曲という曲数がそれを物語っています。
Naughty By NatureのKaygeeという人が総合プロデューサーであり、彼の手にかかったアーティストは、Next、Koffee Brown、Aaliyah、Zhane’がいて、どれもSOULやR&B然とした味のあるつくりで定評があります。最近ではLiberty City Fla.、Transitionsでも、その世界を堪能できます。彼の作る音はどこか土臭いSOULがするのですが、このJaheimはそのKaygeeがほれ込んだほどの男。その実力は押して測るべきであり、SOUL然とした仕上がりであり、しかも土臭さがいい具合に出ています。
今年度を代表するアルバムであることは、間違いない。すべて、このアルバムを世界観を崩さない良曲ばかり!
神がかりなボーカルの立ちがあったら、もっと売れただろうなー。もっとSoloの1stのような、シャウトの嵐みたいな曲があったら、良かったのに、せっかくいいシャウトの持ち主なのに、そのシャウトが押さえ気味で活かしきれて無い気がした。
もう少しUPの楽曲でリズムが速いいものがあっても、よかったかなとは、思いますが、SOULっぽいのが、聞きたい人には、まず最初にオススメできるものです。
最後に日本盤では、FOHがレビューを書いたりしています。結構面白いですよ。
オススメ:(3),(5),(6),(8),(12),(13),(14),(16)

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Jermaine Dupri / Instructions

(総評)

今現在世界一有名なプロデューサーであろう、Jermaine Dupriの自信の2ndアルバム。アルバム全体としてまとまりがあり、そこらへんのHIPHOPアルバムよりも完成度は高いです。やはりプロデューサーという仕事のせいか、自信をプロデュースしましたという感じが抜けません。でも、ものすごい数のFeaturingアーティストが物語るように、オムニバスHIPHOPアルバムとして聴けば、かんなり満足できる出来です。あまり、RAPに期待しないで下さい、彼は、プロデューサーです、その音作りや、人の使い方を中心にレビューしていきます。そのFeaturingアーティストは、Ludacris, UGK, Pimpin’Ken , Manuel Seal, Wanda Sykes ,Usher , Boo&Gtti , R.O.C. , Jadakiss , Freeway , Nate Dogg , Bilal , Manish Man , Tigah , Skeeter Rock , Trey Lorenz , Katrina , Clipse , Jagged Edge , Kurupt , Too Short , Field Mob , Backbone , Eddie Cain , Da Brad , Kandi , Xscapeなど・・・の有名、無名あわせればキリがありません。Interludeが多いので、曲だけ聴きたいのに-という人にはちょっと不満かもしれませんね。でも、人の使い方が見事で、その人の新たな一面を発見できる部分が多いです、さすが、プロデューサーといったところでしょうか。
全体的にUPモノが多くパーティソングとして使えるのが多いのじゃないでしょうか?
2曲目「Welcome To Atlanta feat.Ludacris」から飛ばし気味に楽しげな曲が並びます。3曲目「Money, Hoes, & Power」でも、その軽快さを持続させます。 5曲目「Get Some」ではあのUsherをFeaturしていますが、かなりUsherの出番は押さえ気味です。ま、でも彼をこういう風に使えるのは、このJDぐらいでしょうね。ちょっとチープで軽い感じの曲。
7曲目「Hate Blood」では、Jadakissがいい感じにカッコよく仕上げています。彼はこういう固くカッコいい感じのHIPHOPでは、抜群の冴えを見せますね。今風のHIPHOPな仕上がり。音のカッコよさはさすがプロデューサーさすがです・・・
8曲目「Ballin’ Out Of Control」で、Nate DoggをFeaturingして、いい感じにまったりした曲を展開しています。やはり、この人はこの曲でという人使いの良さとその人の良さを引き出す術は、すごいですね。Nate Doggの声はこの曲にあってます。
9曲目は「Supafly」では、今年でた最強の新人BilalをFeaturing!でも、なにか、Bilalの新しい面を見た気がします。これが多分始めての共演。でも、やはり、Bilalの声はいいですね。
11曲目「Rules Of The Games」は、・・・JDは、「アハ、アハ」っていうのをよく言うんですが、最近USではやったFabolusに似ていますね。RAPとか合の手の入れ方とか。後ろで鳴るフルートの音色がいい感じな曲。
13曲目「Whatever」でも、Nate Doggを始め6組の人物と組んでます。Katrinaと、Trey Lorenzという女性の二人の歌い方がSOULFULで、ゾクゾクときます。いい!男性人もとんでるし、1番いいですね!この曲はいいです!
14曲目「Let’s Talk About It」では、どこかNeptunesを意識した音作りを感じることが出来ます。このボトムの太いドラム音はNeptunesの専売特許となりつつあるのが、すごいなーと感じてしまいます。
さらに15曲目「Yours&Mine」では、あのJagged EdgeをFeaturing!これが、Jaggedとの相性がいい歌なんですね。ただ、ちょっとRAP部分が長すぎるので、Jaggedファンには絶対物足りない出来だろうなとは思いますが、サビでのJaggedの歌の立ち具合は素晴らしいですよ。
18曲目「You Bring The Freak Out Of Me」では、1stが不振に終わったKandiが歌っています。だが、彼女HIPHOP的な音にこそ声が合うんですね、これは新たな発見。この路線で行くとかなり売れるかもしれませんね。20曲目では「Rock With Me」では、XscapeをFeat.していますが、XscapeとKandiかー。なぜ別々に・・・まーその辺は置いておいて。こっちの方が18曲目よりいいですね。歌とRAPの混ざり具合がいいですね。☆☆☆