Usher / 8701

(総評)

先行シングル「Pop Ya Collar」や「U Remind Me」が好調な売れ行きを示した。Usherの3年ぶりの新譜。僕彼のことあんまり好きじゃなかったんですけど、今回のアルバムはなかなか聞き所が多いので、お勧めしてみました。まず、2曲目「U Remind Me」はバラードとしての完成度たかいっす!やっぱり、すばらしいと思いますわ!ひさびさに、すんなり心に入ってきて、落ち着いて聞ける曲だと思います。サビもちゃんとしてて、正統派という感じですね。
そして、3曲芽「I Don’t Know featring P.Diddy」。かなりカッコいいです。P.DIDDYの声がいるかどうかは疑問ですが、カッコいい曲!と思ったら、最近はまり気味なNeptunesの曲だった。ドラム音にすごい特徴がある曲なんですよ。リズムの刻み方が素晴らしいです。4曲目「Twork It Out」は、やらしぃ~のよ~。チャチャチャという流行の掛け声も使いつつ、なんか押さえ気味なんだけど、それが余計にやらしさ全面に出してます!という感じです。
6曲目「Pop Ya Collar」は、いまどきの音を使ってて、サビも聞きやすい!このALBUMの中でも、一番好きな歌です!踊りてぇ~!おもわず、体が動き出してしまうような、ノリの良さです!
7曲目「If I Want To」いきなりHIPHOPみたいな始まりですが、BabyFaceとジャーメンデュプリの曲です~!いい感じですなぁ~やっぱり。BabyFaceの歌はサビの作り方がいいですね。男女の混ざり具合もいい感じです。8曲目「I Can’t Let U Go」が、カッコいい!ジャーメン・デュプリさすがです。カッコいいんですが、RAPは誰がやってるんだろう?とおもったら、Additional Vocalは、ジャーメン・デュプリ本人じゃん!この一枚でも渾身の一作です!
9曲目「U Don’t Have To Call」は流行のNeptunes(ネプチューンズ)の一曲。彼らの作る歌って、このタタタタタン・タン・タンというバックの音が特徴的なんですよね。うん、まずまず。6~9曲目にかけてのカッコよさはすごいですよ!!盛り上がれます!
11曲目「Can U Help Me」もバラードとしての完成度高し!Usherのどこか優しげな声が自分を包んでくれますよ。2曲目よりしっかりしたバラードなので、こっちの方がいいです。
12曲目「How Do I Say」もバラード!入りがいいです!いいお仕事してますねぇ~。押さえ気味なバラードで、彼の声にピッタリです。淡々とすすむサビがいいですよね~聞いてて和んできます。
15曲目「U-Turn」では最初から盛り上がりを期待させてくれる音なんですが、特別盛り上がる部分はないです。けど、聞かせてくれる。かなり上質のUPものですね。
16曲目「T.T.P.」は、彼が得意な変則的な盛り上がり方いいですよね。TTPというサビがかなり盛り上がります!これも踊りたくなるよぉ~! そして、最後の「Separated」は、締めを飾るに相応しい正統派バラード。声が優しいから、こういうバラードが一番合うと思います。
やっぱり、バラードアルバムとしての完成度は高いです。その中で、チョコチョコでてくるUPテンポな曲が一枚を通して、聞き飽きずに聞かせてくれますね。総合的に見て、完成度の高いアルバムだと思います。バラードアルバムとしては、Caseに遠く及びませんが・・・
彼のバラードは非常に聞きやすくて耳に残るしいいんですが、心に響くか?といわれると疑問符なんですよね・・・やっぱ、一曲ぐらい泣かせるぐらいのバラードを入れないとね・・・
でも・・・ジャケットのシール見たいのはなんですか?なぜ?
そして、ジャケットの中を見て思った・・・やっぱり、あなたは、アメリカではアイドルなんだね・・・素晴らしい(笑)ポーズの数々です・・・☆☆☆☆☆

Luther Vandross / Luther Vandross

もう、大御所ですねぇ~。いつもジャケ写の顔が別人のルーサー君です。深い意味は追求しないで下さい。
しかし、歌は変わらない!ホントこの声がねぇ~いいんですよ。歌の中に、こう変わらない良さというものがありますよね。
目新しい音とか、めちゃくちゃあたらしいプロデューサーをつかったとかそういうのはないんですけど、ものすごいいい出来に仕上がってます。プロデューサーには、BabyFaceが参加してます。
1曲目のシングルカット「Take You Out」から、Lutherの世界全開って感じで、まったりと聞かせてくれます。本当に夜が似合う声をしてるんですよねぇ~。まったりしたお酒飲みながら聞きたい曲です。捨て曲なしで、5曲目「STAY IN NOW」ちょっと新しい音に挑戦してるのかな?でも、全然LUTHERの声の方が勝ってます。Funkyな感じに仕上がってる曲です。カッコいいですよ。7曲目「ID RATHER」一瞬あれ?あの曲とか思っちゃいますが、違います。でも、イントロ似てるよね。
8曲目「How Do I Tell Her」ちょっと異色な感じのするR&B。11曲目「Let’s Make Tonight the night」は、音はボトムが太い感じですが、とっても覚えやすいUPテンポな曲。こういう曲がすんなりできるLUTHERが好きです。 バラードはどれもこれも、LUTHER色をしていて、いいです。ゆったりと聞かせてくれる感じです。そんななか、オススメしたいのは、3曲目の「Bring Your Heart To Time」かな。とても、心地がいい一曲です。
でも、突出した曲というのはなくて、一枚を通してこのLUTHERの雰囲気を是非楽しんでもらいたいですね!LUTHERらしい一枚です。

☆☆☆☆

Babyface / Face 2 Face

01.Outside In/Inside Out
02.There She Goes
03.What If
04.Stressed Out
05.Baby’s Mama
06.How Can U Be Down
07.Work It Out
08.I Keep Callin’
09.With Him
10.Wish U Was My Girl
11.U Should Know
12.Don’t Take It So Personal
13.Still in Love With U
14.Lover and Friend

(総評)

前半は本当に新しいBabyfaceが堪能できます。ただ、個人的には後半がマンネリしてるんじゃないかなぁ~と感じます。
全体的には良作なのですが・・・前半はUP、バラード問わず、サビに特徴がある曲。後半は、それ以外のメロディアスな感じの曲が多く、どうも後半に彼の声に飽きてしまうのです。そこだけがちょっと気に食わない。でも前半は秀逸である。後半のメロディアスな曲も聞き込むうちに馴染んでくるはずです。馴染めはそれなりに細かいところの良さも見えてくるので印象も変わると思います。全体的にはとてもきけます。各曲が実は結構3分チョットという短い曲が多いんですね。前半だけ聞くとドライブなんかにいいかなと思うけど、後半は眠くなるのでちょっとお薦めできない。後半と前半のバランスがちょっと悪いんですよね。やっぱり、Babyfaceらしく、ベットで聴くのに適した一枚だといえるでしょうね。

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Kelis / Wonderland

(概説)

Kelisらしい斬新な一枚!HIPHOP?R&B?といえるのか?といわれると疑問ですが、僕はこの濃密な感じは大好きです。ぜひともこの路線は貫き通して欲しい。実はKelisを写真でちゃんとみると、すごいかわいい顔してるんですよね。モジャモジャ頭にキュートな顔をしています。結構外見も好きですね。あれです、1stは近来稀に見るものすごいジャケット(体全体多数の色の絵の具で塗りつぶし・・・)だったので、顔とかはしらなかったのですが・・・かわいいっす!
顔の話は置いておいて、彼女の音楽に対する柔軟性が十分に満喫できる一枚といえるでしょう。
音も、HIPHOPから、R&Bから、SOULから、オルタナティブな感じのから、ROCKまで本当に多彩な音が入り混じっている一枚です。でも、煩雑になってるんじゃなくて、一つ芯が通っていて、それでいて、斬新なんです。かんなりいいですよ。はっきり言って、MacyGrayの2ndよりもこっちをオススメしたい!音楽の方向性としては、若干似通ったものを持っている二人なのですが、音の新しさでいくと断然こっちだし、なにより声に込められたパワーが違うんです。それに、Macyのちょっと独特なだみ声よりもこのKelisのすんなり入ってくるけど、力強いときは本当に圧倒的な歌声の方が好きなんです。HIPHOPに分類されますが、歌モノが多い彼女。RAPPERではないです。でもHIPHOP寄りな一面を持ってます。RAPもできるんですよ。音的に言うと、1st同様、あのNeptunesが絡んでいるので、ドラムの音が怪しい感じ。もう、これねぇ~、はまるんですよね。いいです。やっぱり、Neptunesはいい仕事します。前半は良曲の宝庫です!是非聴くことをお薦めします。そして、8曲目も!Neptunesの曲を一番うまく表現できるのはやはり彼女でしょう!信じられないぐらい曲の音がいいですから。感動モノです。MacyGrayもいいんだけど、僕は音のカッコよさをとって、こっちを薦めます!ぜひ聴いてください!
今年の隠れた名盤の一枚。
オススメ:(2),(3),(4),(5),(8)

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Skoop On Somebody / Sha la la

(概説)

暖かみのある曲。う~ん、暖かさでいうと、丁度体温ぐらい。本当に体温を感じることが出来る曲です。聞いていてとても心地よい気分にさせてくれます。「素敵な恋にしよう!」そう歌うTAKEさんの声はとても優しく響きます。この曲はやっぱり、恋人と聞くのが一番なんだろうな~「やっと繋がった心が二つ」1つになった心で聞いてください。今回は詞が素敵ですね。カップリングの「束縛」は、歌詞が刺さる1曲。優しさももってるけど、心に深く刺さる曲でもあります。今までの振り返り系とはちょっと違う優しさと強さも持った曲ですね。