P.DIDDY&THE BAD BOY FAMILY / The Saga Continues

(総評)

P.DADDY(パフ・ダティー)ってしってます?しってるよね。え~と、アーティストとしてのイメージよりも、BADBOYレーベルの運営者としての側面が強いので、なにをする人なのかいまいちわからん・・・RAPPERとしては、どうだろうなど、いろいろ文句を言われることが多い彼!ということで、R&B+HIPHOP界の問題児としての方が、有名ですが・・・
でも、彼の新人アーティストを見つける技量。そして、いろいろなアーティストとコラボレーションをやってきたという実績はものすごいものがあります。まあ、刑務所はいってたんでしたっけ?
そんな彼が、改名しまして、P.DIDDY(ピー・ディディーというらしい、この名前はいけてないと思うがぁ~)という名前で、BADBOYレーベルの有名どころと組んで新譜出しました!
真っ黒のジャケが目印!
この新譜、マジでかっこいいです。硬い音が好きな人は、オススメ。HIPHOP、R&B問わず、硬い感じの音で、カッコよく仕上げています。とにかく全部の曲の音がカッコいい。普通一曲だけカッコよくて、あとは、HIPHOPによりすぎでRAPしかないよというのが、多いんですが、これは違います。カッコいい音の曲も多いし、歌ものもおおいし、RAPのものもあるし、すごい満遍なく誰が聞いても楽しめるんです。
Faith Evansや、Carl Thomas、Mario Winans、NeptunesというR&B好きなら、誰もが知ってるアーティストをfeat.してます。そんな豪華なアーティストも魅力的ですが、やっぱり、一番良いのは、この楽曲のカッコよさ。聞いてて飽きないです!
1曲目「The SAGA Continues」でもってかれます・・・なんでしょう~、このカッコいい音は!スクラッチがー最高!これからどんなカッコいい曲が続くのか本当に楽しみさせる1曲です。プロデューサーにMario Winansも参加!2曲目もちょっと泥臭さを残しつつ、いい感じのRAPですね。いやぁ~、いい音がホントいい。6曲目のInterludeの最後に最後に「Shiny Suit Man」と叫んで終わるのが結構ビックリして、印象にのこる。そして、すぐに、7曲目、その名も『DIDDY』!自分の名前じゃないか!しかも、あのNeptunesをFeaturingしています!変態チックですねぇ~、なんか、もういいっすわぁ~、この耳にこびりつく感覚というのか、あのNeptunes独特のRAPがたまりません。この曲も本当にカッコいいですよ。楽曲も全て、Neptunesそのものです!ここから第2の盛り上がり!8曲目「BLAST OFF」も、最初からノリがいいっす!Interludeをへて、10曲目「ROLL WITH ME」では、あのFAITH EVANSをFeat.しています!曲的には、地味な感じだけど、すごいしっかりしたTRACKで、好感が持てる。あ、またMarioだ・・・11曲目「On TOP」では、MARSHAがFeat.されています。このかたRAPPERね。この曲はMarioWinansが作曲に参加しています。MARSHAのRAPがいい感じですね!来ました!ここまでの2~3曲のまったりした流れを断ち切る一曲!12曲目は『Where’s Sean?』これも、Mario関わってる・・・とにかく、目がさめるような、感じの曲です。13曲目も同様な流れを汲む一曲『CHILD OF THE GHETTO』。こういう音を作る才能や、それを見つける才能はP.DIDDYはずば抜けてますね。15曲目は『SoComplete』という、DHERI DENNISの曲。かなり、押さえ気味に歌う姿はいいです。また、Mario君働いてます。本当にすごい数ですよね。17曲目「LONELY」もMario君のお仕事~!う~ん、いい感じだなぁ~。ちょっと変態っぽい掛け声から、KOKANEの声がいい具合に出ていました。。。18曲目はご存知「I NEED A GIRL(TO BELLA)」MARIO君が・・・RAP?楽曲やBACKVOCALがいい具合に絡んできてて、落ち着いて聞ける一曲。19曲目では、FAITH EVANS + MARIO WINANS + P.DIDDYというInterlude・・・Interludeでつかうかい・・・もったいねぇ~。でも、このInterludeの完成度並みじゃないですよぉ~。静かだけど確実に存在感がありますね。2人のいい感じの絡みが夜~って感じです。22曲目「BACK FOR GOOD NOW」では、また、CHERI DENNISが加わって、いい感じでのサビの歌いまわしが展開されます。この曲が一番面白くて好きですね!途中で急に曲調が変わったり、しますが、さびでのCHERI DENNISの歌がいい!最高!23曲目に「CAN’T BELIEVE」これでは、FAITH EVENS FEATURING CARL THOMASというなんとも豪華な組み合わせ。やはり、作曲には、Mario Winansが加わってます。歌としては、22曲目が好きなんですけど、このネットリマッタリした感じがCARL THOMASの声を最大限に生かしてますね!2人の声の絡み具合はハンパないです!ということで、BADBOYレーベルからの助っ人の数は・・・数え切れません!それぐらい有名無名問わず、すごい数の人たちがいます。さすが、パフ・ダディ!って感じです。個人的には、CHERI DENNISがお気に入り!今後に期待です!やっぱ、楽曲の音のカッコよさは、Mario Winansによるところが非常に大きいと思います。作曲も編曲もInstも、プロデュースも何でもやってますね・・・しまいには、歌、RAPも・・・でも、君は・・・Winans一家なんだしやっぱり、歌で行こうよ。もうそろそろ戻ってきてください(全ての参加曲25曲中13曲)
P.DIDDY(パフ・ダディ)の久々の作品としては、期待以上のといっていいんじゃないかな。(お仲間の力は随分と借りましたけど、昔からだしね。)
そして、これを買うかどうかは、1曲目、2曲目、7曲目、12曲目、13曲目、22曲目、23曲目を聞いてお決めください。

☆☆☆☆☆

MAXWELL / NOW

01.Get To Know Ya
03.LIFETIME
04.W/AS MY GIRL
05.CHANGED
06.NOONE
07.FOR LOVERS ONLY
08.TEMPORARY NITE
09.SILENTLY
10.SYMPTOM UNKNOWN
11.THIS WOMAN’S WORK
12.NOW/AT THE PARTY

(総評)

さ!久々に、本当のお薦め!(今までは?まあまあ、そこは置いておいて)
いいなぁ~とおもうのと、感動するのとでは違うんですよ!薦め具合が。
まず最初に言っておきます。『買いです!』
SOUL&R&B好きを自認する人で、これを聞いて、買いたくならない人はいないでしょう!
Case、Syleena Johnsonに続く今年の必須アイテムです。
MAXWELLの3枚目(Unplugged除く)!1stでNCSの立役者とし「Maxwell’s Urban Hang Suite」をリリースし、その後「Unplugged」で、そのMAXWELLのライブの良さ、エロさを存分に堪能させて、2枚目「EMBRYA」では、完成度の高さを見せつけた!そんな彼の待望の3作目。
2作目では、ある意味、こだわりすぎた面もあって、一般大衆的には受け入れられなかったという面もあったのだが、本作は違う!なんとも、バラエティーに富んでいる。MAXWELLといえば、都会的な音という印象が強いのだが、ソウル臭かったり、ビート音がバリバリ入ってたりと、今までとはちょっと違うのである。でも、MAXWELLらしい~ファルセットや、渋いシャウトや、そういう基本的な良さは変わっておらず、そして、アルバム通して聞くと今まで同様太い芯が通ってるのである。
ほんとくぅ~と叫びたくなることが何度あることか・・・変に激しすぎなく、かといってつまらないほど静かではなく、でも静かな部屋で、気持ちを落ち着けながら聞きたいですねぇ~。もしくは、ベットタイムミュージックってやつかな。一度MAXWELLのこのアルバムは聞いてみる価値ありだと思います!
新たなMAXWELLの世界を体感することでしょう!
オススメ:(1),(2),(5),(8),(9),(11),(12)

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KICK THE CAN CREW / GREATEST HITS

01.Down by Law feat.Crazy-A
02.GOOD TIME! (ver.2001)
03.3MCs+1DJ
04.Color Variation
05.マイクロフォンのテーマ
06.one for the what, two for the who (ver.2001)
07.one for the what, two for the who (part2)
08.ユートピア(ver.2001)
09.X-amount(ver.2001)
10.今日カラ明日
11.灼熱舞踏会
12.Why did I ? (remix)
13.エルニーニョ (ver.2001)
14.今日から明日
15.タカオニ2000
16.タカオニ
17.カンケリ(Bonus track taken from debut single)

(概説)

もうあの曲もこの曲も!すご~い贅沢な一枚。しかも、今までのを持ってる人には嬉しいver.2001というバージョンなんですね。
このver.2001微妙に違ったり、結構大胆に変えていたりして、かなり元曲を持ってる人にも楽しめる内容になっています!
さらに、CDとして売り出してない曲も数曲入ってるんですね!もう、ファンならずとも、持っておくべき一枚です。KICKの歴史を見ることが出来ます。特に、もう売ってるのかどうかも分らない、インディーズデビューシングル「カンケリ」が聞けるのは本当に貴重です。
ジャケットがかっこいい!
3人がけだるそうにしてる絵もいいし、バックの夕焼けが最高にかっこいい。いいねぇ~こういうジャケ。
そして、歌詞カードもカッコいいんですよ。モノクロで!中の写真はあれですね、公式HPの写真館の写真とかもあっておもしろいです。

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葛谷葉子 / 最後の夜/一滴の涙

(概説)

このシングルは、1stアルバムに入っている歌なのですが、あるTVオーディション番組の審査曲に使われ、それを歌う人たちに影響を受けて、さらに葉子さんが、レコーディングをし直して、今回の発売となりました。非常に熱く情熱的に歌い上げる感じに仕上がっており、ぜひ彼女の歌いっぷりを堪能して欲しい一枚です。「気持ちが伝わる」歌い方をしています!ぜひ聞いてください!そして、カップリング曲(両A面)は、NORTHWAVEの彼女の番組MUSIC GREETINGで、歌詞を募集し作った曲!「ひとしずくの涙」の本当に胸にくる歌詞は、ぜひ一度聞いて欲しい!名曲ですよ!買いな一枚!

久保田利伸 / Respect(this&that)

(概説)

1曲入りの500円CDです!今回は、久々にボトムのしっかりしたUPPERな曲!いかにも、久保田らしい、彼しかできない一曲!いやー好きです。かなりUPテンポで、元気が出てきます。かなりFUNKYな仕上がり。思わず、晴れた日の朝に、一発聞きたい感じです!かなり楽しい気分にしてくれます。久々に、久保田を堪能できる一曲ですよ!
曲自体は、一曲しかないのですが、何度でも聞きたくなるようなどこか楽しげなリズムに満ち溢れています。ボトムのリズムがしっかりしてて、胸の奥の下の方に、ズシズシ響いてくるし、久保田独特の韻の踏み方もすんなり入ってて、気持ちがいい。スキャットがバックトラックとして効果的に入っていたり、どこか古臭さと今風な感じを混ぜ合わせたバックトラックなど、興味深いです。
歌詞は、久保田が好きなAs One的な内容!この変わらないメッセージ性に込められた熱い想いがあります!ファンとしても、そんな変わらない彼がすごい嬉しかったりします。
これは、4月10日発売予定のNEWアルバムが益々楽しみになってきました!
そして、地味に特典がすごすぎる・・・それは、買った人のお楽しみです!すごいよ、この特典!