(G)I-DLE – I DO

88rising所属のK-POPグループ(G)I-DLEのI DOのMVが面白かったのと、メロディーがK-POPというよりはR&Bらしさをより感じさせる曲で、ストレートなR&Bバラッドな雰囲気が心地よい一曲です。MVもくしゃみをするたびにメンバーが入れ替わりつつ、なんかシンプルなストーリーなんですが、ついつい見いってしまいます。最後はちょっぴり寂しいですが、途中の二人の無邪気な感じが見ていて楽しいです。I DOの歌詞もストレートに自分を向いてほしい気持ちをぶつけています。

こちらは、別バージョンで、歌詞の世界観にすごい近いんじゃないかなと思います。

Citizen Queen – So Special (Official Video)

K-POPは女性ボーカルグループ全盛の時代ですが、USでもFLOなど多くの新しいアーティストが出ていて、その中の一つ、Citizen Queenです。Kaedi Dalley, Cora Isabel, Nina Nelson, and Kaylah Sharveの4人なのですが、非常に歌が上手で、4人とも多国籍な雰囲気で多様性がよく見られる魅力的なグループです。本当にフェイクも上手でシャウトでも力強くて、表現力も豊かなので、いろんな曲を聞いてみたくなります。彼女たちとBoyz Worldとが今USでFLOの次に期待しています。

XG – GRL GVNG (Dance Practice)

通常であれば、下のOfficial MVの方を紹介するのですが、このDance Practiceがあまりにすごかったので、こちらの紹介。これほど椅子をうまく使ったダンスは見たことがないです、一糸乱れぬところもそうですが、配置が複雑に入り組むのに、最後きちんと揃ったりと、どんだけの練習を組めばこれほどになるのかが想像がつきません。XGの楽曲はRapと歌のバランスが絶妙でいて、このRapと歌の融合の複雑さも一度聞いただけではわからないところも魅力の一つであり、さらにこのダンスの多様さも加わって、見ていても聞いていても面白いです。じっくり見てみてほしいです。

OFFICIALのMVの方では、近未来的なメタバース的な架空のキャラクターになったXGのメンバーの衣装が印象的でいて、その衣装やメイクをじっくり見たくなります。パワフルなリリックと力強いサウンド、ダンスで女性グループとしての強さを前面に出していて、自立したかっこよさを感じさせてくれます。

NewJeans / Cool With You

今回のEPの中でも最もUKガラージの要素もいれつつR&B的なメロディーの組み込み方が感じられるCOOL WITH YOUは、本当にストレートに愛を歌いながら美しいメロディーを紡いでくれます、聞いていて5人の歌声の透明感が本当に心地よいです。何よりもサビの美しさと、つぶやく様なフレーズとの対比が心地よいです。

今回のMVは、チョン・ホヨンとトニー・レオンの出演しており豪華なMVとなっていて、ストーリー性があって、ギリシャ神話の「プシュケとエロス」をアレンジしているといわれていますが、本当の愛を見るけるためにお互いを探し求める様や、突然愛する者がいなくなってしまうこの神話のストーリーをMVでも表現していて、男性姿をした愛のキューピッドでもあるエロスを女性としてチェン・ホヨンが演じ、プシュケを男性としているところも面白いですしSideAの雨で姿を見えるようになり愛するときを過ごす二人の幸せな雰囲気から、二人の恋路を邪魔をするアフロディーテをトニー・レオンとして、愛(姿)を見えなくする力を見せるところなど怪しげな力を見せるところや、チェン・ホヨンの切ない表情の雰囲気で引き込まれます、MVの構成の巧みさも何度もこのMVを見たくさせます。NewJeansはその行方を見届ける役割となっています。

Side Bでは、NewJeansのクラシカルで美しいダンスも見ることができます。さらにGet Upの曲も聞けます。衣装も曲の雰囲気にあっていて

Performance Verでは、激しくも美しい伸びやかなダンスを披露していて、こういう曲調に合わせてダンスも歌も多彩な表現をできる表現力は、一歩抜きんでているように感じます。これも人気が出そうな手を組み合わせて踊るところは、おもしろいですね。

NewJeans / ETA

iPhoneのCMにもなっている軽快で騒々しくもダンサブルな新しい楽曲が展開されます。追いかけられるような疾走感があるサウンドで、ファンファーレのような音がうまく使われていて、癖になるドライブで聞きたくなるような軽快な楽曲で、しかもMVでは、それぞれがストーリーに合わせて、演技したりして見ていていても楽しい一曲です。PerformanceのVersionでは、激しいダンスも素晴らしく聞けば聞くほどにはまる楽曲になっています。到着時刻を表す、いつつくの?っていうEATというスラングを使ったタイトルですが、こういう何?って思わせるタイトルの作り方が本当に上手くて、しかも浮気性な彼氏と別れるように勧めるストーリー性があるMVや歌詞の世界観も、最後の歌詞の未練を見せるフレーズもK-POPの女性像とはちょっと違う雰囲気を感じさせます。Performance Verでは、HIPHOP的なかっこいい衣装と、かわいらしいPOPな衣装とのギャップも見ていて面白いですし、ダンスのスキルもキャッチ―さも素晴らしいので、HIPHOP的な衣装のカッコよさが引き立ちます。もちろん5人ともかわいらしいので、HIPHOP的なイカツさみたいのはなく、しなやかにカッコよさを見せてくれて、見ていて引き込まれます。

このEPの中でも最高のUPテンポな一曲になっています、多彩な色を見せてくれるEPになっています。