21:03 / J Moss Presents 21: 03

(総評)

01.Intro
02.Spiritual Bizness
03.Chozen
04.I’m Sorry
05.Young Love
06.One Love
07.Dance
08.See Me
09.Power of Christ
10.Been There
11.Don’t Say No
12.Sweet Spirit
13.How Long
14.Shout It Out
15.Again I Say Rejoice

ゴスペルを主体とするプロデューサーJ Moss率いるPAJAM(Paul ‘pda’ Allen, J Moss and Walter Kearney)が総合プロデュースするボーイズグループ!21:03(Twenty One O Three)!Evin Martin, Sean Grant, Torrence Greeneの3人の絶妙な歌声と、PAJAMらしいHIPHOPやROCKなど様々な要素が混じったアップビートが印象的な一枚になっています!
なんといっても素晴らしいのが、4曲目の超絶バラード!この美しいバラードにただただ聞き入ってしまいます。J MOSSを招いて、シャウト合戦なども見せてくれるこのアルバム最高の見せ場です!こういう盛り上がりも見せてくれるバラードで、シャウトも力強く完成度の高いバラードを披露してくれます。こういう素晴らしいバラードを随所にいれながらも、基本的にはゴスペルプロデューサーのPAJAMらしい、UPビート主体の曲で、彼らの若さも見せてくれるつくりになっていて、グループ不遇の時代の中にあって、その勢いは目を見張るものがあります!
UP曲では2曲目の変則ビートにのった曲から、6曲目のような同じフレーズを繰り返しながらも、変化をつけて盛り上がっていく曲など、様々に変化にとんだバラいエーションのあるアップビートを聞かせてくれる、盛り上がる一枚になっているのもいいところですね、もちろん先ほどのバラードが適度に入ってきて、緩急をつけてアルバム一枚飽きさせずに聞かせます。特に14曲目のUPのカッコよさは特筆物です!なんともノリが良くて癖になります。さすがPajamといいたくなるほどに、J Mossの力を感じさせてくれます。
ゴスペルをまったく感じさせないボーカルグループ作品として、素晴らしい水準の一枚です。ボーカルグループ好きは、2006年必ず聞いておかなくてはいけない一枚です!
オススメ:(4),(2),(5),(6),(7),(8),(10),(14)

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Public Announcement / When The Smoke Clears

01.Intro
02.Put Your Drink Down feat.Gitt It Boyz
03.Let Me
04.Guessing Games
05.You Don’t Have To Cry
06.YEP
07.Pa Hot Line
08.Stepper Friend
09.What If He Knew
10.Girl, I
11.I’ll Be
12.John Do2 2
13.What it Gonna Take
14.One More Try
15.Freaky in the Club
16.What’s Good
17.Put Your Drink Down (REMIX)

(総評)

メジャーリリースとしては本当にひさびさになるPublic Announcementの新譜!以前メンバーAceが出したアルバムがインディーズからリリースしたり、Aceの曲なのに、Public Announcement名義でリリースがあったりと、二転三転しまくってたグループですが。やっと安定してリリースできる状態にこぎつけたようです。しかもメンバーはAce以外は前作から残っています。しっかりと歌える4人がそろったことは奇跡でしょう。現在のメンバーは、Feloney, Earl, Glenn, Mar-Kの四人!作曲は、Feloneyが、作詞を行い、Produceは、Earl Robinsonが行なっている曲が多く、彼ら二人中心のユニットだったんだなと、改めて感じさせられます。
肝心の内容ですが、HP先行試聴で話題となった「Guessing Games」のような名バラードがあるかと思えば、R.KELLYのような現行サウンド「Put Your Drink Down」で盛り上がったり、男性だけでのカバーという点で新しいカバースタイルの「You Don’t Have To Cry」があったり、、バラエティーに富んだ内容で、グループ物の作品としてトータルとして楽しめる趣向がこらされています。「Geroge Progy」をサンプリングしたちょっと前にR.KELLYが流行らせたSteppersの曲「Stepper Friend」があったり、本当にいろんなタイプの曲が、ググッと押し込まれたようなアルバムです。
注文をつければ・・・、いろんな曲に挑戦しすぎてアルバム全体として煩雑になっている感じがあることと、これだ!って曲があともう数曲欲しかったことと!それと、ジャケット・・・この4人はどうかと・・・HPの画像はスーツでビシっと決めてカッコよかっただけに、ちょっとジャケットの服装というか、画像にはちょっぴりガックシ来ましたが、そんなの気にならないぐらいに、久々の復活作にして、充実作です。
目立った曲は、スローの4曲目、11曲目での、後半の力強いシャウトには思わず気持ちよくて唸ってしまいます。R&Bの楽しさを教えてくれるような、充実した内容の作品で、2006年の最初を飾るには相応しい作品でした。
オススメ:(2),(4),(5),(8),(11),(12),(14)

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SAT-R-DAY / THAT’S HOW WE’RE LIVIN’

01.Intro
02.The Rules feat.Ragga P.
03.Don’t Go feat.Coolio
04.Freakness feat.J.Colin & M.G.
05.Interlude
06.Hot Shop feat.BIG EEZY and J-ROCKA
07.Anything
08.You and I
09.That’s How We’re Livin’
10.I Need A Refill
11.It Takes An Angel
12.Don’t Go (REMIX)
13.Lovely Day (Bonus Track)

(総評)

e.j, crown, seeの3人からなるボーカルグループSAR-R-DAYの二枚目となるアルバム!ボーカルグループのアップサウンドが聞きたい!っていう人にはうってつけです。なんといっても、ヨーロッパらしいキャッチ-な感じと、UKとはまた違うUSに追いつこうとしているような、USのR&Bの絶妙なバランスが、たまらない作品です。彼らの売りはなんといっても、そのUPサウンドの素晴らしさ!3人の絶妙なボーカルワークとコーラスが織り成す、爽やかでありながらも、重厚なコーラスワークがUPサウンドをこれでもかと盛り上げてくれます!きっとどんな人が聞いてもかっこいい!って思わせる力をもったUPサウンドが満載で、たまにラガMCが入ったりRapperが多数入ったりと、様々なFeatアーティストやいろんな声が入るのですが、彼らの3人の歌声の力なのか、見事に統一感を出しているのが素晴らしい!そして、そんなUPサウンドの素晴らしさだけでなく、バラードで見せる爽やかで優しい雰囲気にもノックアウト!Boyz II Menを彷彿とさせつつも、どこか彼らのオリジナリティー溢れる、そのバラードの各種でも、彼らの特徴をうまく表現しています。緩急織り交ぜ、様々なアーティストを招きながらもしっかりとSAT-R-DAY色に染めあげてしまう、素晴らしいアーティストです。
これが彼らは2作目となるのですが、1作目もこれに劣らぬ素晴らしい出来なので、ぜひ聞いてみてくださいね。インタールードで電話の音をつかったりなど、オーソドックスな90年代の雰囲気ももちつつも、そUKやヨーロッパらしい新しいものを取り入れる感じで、コーラスワークはしっかりと最新式のものをもってきているという、なんともドイツという風土が生んだ奇跡的な完成度を誇る一枚です。これが、日本でほとんど流通していないというのが、とても哀しいですね。
03年の作品のようですが、まだ通販では手に入れることが可能なようです。ぜひ手に入れてくださいね~!
オススメ:(2),(3),(4),(6),(7),(9),(11)

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Jagged Edge / Jagged Edge

01.Intro
02.Ghetto Guitar
03.So High
04.Watch You
05.Hopefully
06.Get A Lil’Bit Of This
07.Crying Out feat.Bad Girl
08.Good Luck Charm
09.So Amazing feat.Voltio
10.Season’s Change feat.John Legend
11.Questions
12.Sexy American Girls feat.Big Duke Of Boyz N Da Hood
13.Baby Feel Me
14.Who U Wit?
15.Ass Hypnotic
16.I Ain’t Here For This feat.Sosa
17.See Me Looking

(総評)

重厚なコーラススタイルを持ったベテランR&BグループJagged Edgeの待望の第5作目!今のR&B界において、唯一の生き残りといえるメジャーR&Bボーカルグループであり、その揺ぎ無い実力に裏打ちされた素晴らしいコーラスワークと歌唱力の高さ!全てにおいて超一流であり、何度聞いても飽きが来ない充実したボーカルアルバムに仕上がっています!
なんといっても、先行シングルになっていた、Good Luck Charmの素晴らしさ!これほどにロマンチックなボーカルグループのバラードはひさびさですね!Jagged Edgeは本来はPromiseやLet’s Get Marriedに代表されるようなバラードを得意としていたのですが、3rdで、UPが売れてから試行錯誤が続いていたように感じていたので、こういうスローバラードを全面に持ってきてくれたのはうれしいです!やっぱり末永く聞けるのは、こういうバラードなんですよね!この他のバラード曲5曲目「Hopefully」など素晴らしい曲は他にもあり、もちろん、UP曲やミッドバラードにも素晴らしい曲をそろえていて、17曲という曲数的には多いのですが、あまり飽きずにすっと聞きつなげることができます。
特に2曲目や9曲目に代表されるようなミッドテンポでかっこいい曲っていうのが、随所に入っていて、さらにそれらの曲での重厚に積み上げられるコーラスと、シャウトの素晴らしさには舌を巻きます!
そして、これらの曲が、Jagged Edgeの中心人物であるBrandon, BrianのCasey兄弟により作られているというところが、驚きです!ここまで素晴らしいプロデュースをするようになったのかと思うと、歌い手だけではなく、作り手としての実力も相当なものであると評価しなくてはいけないでしょう!
意外にも、このアルバムゲストもいるのですが、完全にJagged Edgeに食われてて・・・正直意味がない(笑)John Legendでさえも、この歌バカの世界ではJagged Edgeのペースに食われているように感じます。これほどに濃くて厚みのある歌もそうそう今のR&Bのメジャー界隈では聞くことができない貴重なグループですね!でも、10曲目でのJohn Legendは、ピアノのメロディーが見事で、いいアクセントになっていますね~。
5作目にして、本当に名盤といえる出来ですね、様々な要素がこの一枚に入っていて、熟練の味がなせる素晴らしい仕事です!バラードでしっかりと聞かせられるのに、UPでもグッとひきつけることができるのが、このJagged Edge最高の強みなんでしょうね~!ぜひ今年前半手に入れておかなければならない一枚です!
オススメ:(8),(14),(5),(2),(3),(9),(10),(13),(15)

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JINE / No Respct

(概説)

iTunes Music Storeで、隔週配信となる、R&BプロデューサーNao’ymtのWit’企画の第一弾は、Nao’ymt自信が所属する、その活動再開がR&Bファンの間でも長く待たれていたJINEの新曲「No Respect」!ついにJINEが再始動しました!
琴(三味線?)の音が印象的なバックサウンドに乗っかって、ちょっと感情を抑えるように、歌い上げる3人。しっとりとした空気感が包み込み3人が織り成す最高級のハーモニーに耳を奪われます・・・切なげに、それぞれが絡み合いながら歌い上げ、ミッドテンポなHOOKが心に染みていきます。後半のEIJIを中心とした複雑にファルセットも絡み合う力強いシャウトがもう悶絶ものです!それにしても、この和の雰囲気に溢れたトラック、Nao’ymtならではな感じで、オリジナリティーに溢れた一曲で、もう水準はWorld Wideでしょう。
今年のR&BのJINEが動かしていくことになるでしょう~、ぜひこのiTune Music Store限定の新曲、手に入れてください!ホントお薦めです。

Ruffdue

Nao’ymt Official Website

JINE Official Website

i Tunes Music Store