DIONYZA / Quite Like Me

01.Told Myself
02.If It Kills
03.Waiting
04.Give It To Me
05.Loving You Whole
06.Stir It Up
07.Today Will Soon Be Yesterday
08.Quite Like Me
09.If This Love Could Be feat.Timothy Bloom
10.Practice Makes Perfect

(総評)

ひさびさに、正統派女性ソウルシンガーが現れました!インディーソウルは最近さまざまなタイプが現れて混沌として、本来の歌の良さをもったシンガーがなかなか出てこなくなってしまったのが、残念なのですが。彼女はしっかりと歌える見事なシンガーの登場です!このアルバム一枚にさまざまな楽曲が収められていて、Dionyzaの魅力を一枚で10曲とコンパクトに、表現できているのは、プロデューサーのMichael Suttonの力だなと感じます!
特にすばらしいのは、9曲目「If This Love Could Be feat.Timothy Bloom」でのTimothy Bloomとのデュエットが本当に見事で、楽曲もソウルフルで、かっこいいんですよねー!デュエットでファンキーさとソウルフルさを二つもった人はそうそういないですね!そのほかにも彼女の魅力を引き出す楽曲がいろいろ詰っていて、4曲目「Give It To Me」では、おしゃれな楽曲を聞かせてくれたり、6曲目「Stir It Up」ではアッパーな曲で盛り上げたりと、アップからスローまでさまざまな魅力のある楽曲が詰っていて、そしてそれを見事に自分の物として歌い上げるところはさすがですね!
正統派な歌い手としては、ひさびさに魅力がある女性シンガーの登場です。
オススメ:(9),(4),(6)

“DIONYZA / Quite Like Me” の続きを読む

Amerie / In Love & War

01.Tell Me You Love Me
02.Heard Em All
03.Dangerous
04.Higher
05.Why R U
06.Pretty Brown feat. Trey Songz
07.More Than Love feat. Fabolous08.Swag Back
09.You’re A Star (Interlude)
10.Red Eye
11.The Flowers
12.Different People
13.Dear John
14.Heard ‘Em All Remix Feat. Lil Wayne

(総評)

Amerieの2009年発売のアルバム!これがかっこいいパワフルなアップサウンドが詰まったアルバムに仕上がっています!なんといったって、90年代R&B好きにはたまらないのが、6曲目「Pretty Brown feat.Trey Songz」!だってMint Conditionのサンプリングですから、しかもこれが原曲のいい雰囲気を壊さずに、作り直していて、聞いていて思わず聞き入ってしまいます!Trey Songzとの相性もよくて、お互いに盛り上げていきます!やっぱり原曲のかっこよさが余計に引き立つカバーって最高ですよね!それ以外にも女性シンガーにありがちな聞かせるっていう感じではなくて、あくまでフロアライクな盛り上げる楽曲が多くて、いきなり踊れるかっこいいアップで幕を開ける1曲目「Tell Me You Love Me」やその勢いのまま独特な不思議な雰囲気を取り入れつつもパワフルに歌い倒す2曲目「Heard Em All」!その後も短めな曲で、どんどん魅力的なアップサウンドでせめていきます!シングル曲「Why R U」で、R&Bサウンドでもしっかりと魅力的に歌い上げれるところを見せてくれます!本当にどの楽曲も特徴がありながらも、魅力的ですばらしい曲が多くて、聞き流す曲っていうのが、非常に少なく、引き込まれるものがあります。Amerieも、美声に頼ることなく、パワフルにソウルフルにあえて歌うことで、新たな魅力を引き出していますね!正統派なバラッドっていうのはないのですが、それを補って余りある楽曲の面白さと、その面白い楽曲との相性のよさを見せ付けてくれます。今までの彼女からもう一つ抜きんでた力を感じさせます。オススメ:(6),(7),(1),(2),(5),(11),(8)

(Producer)

Teddy Riley:(1)
Walter “Mucho” Scott:(1)
Eric Hudson:(2),(14)
Sean “The Pen” Garrett:(2),(14)
Jonas Jeberg:(3)
Amerie:(3),(6),(9),(11),(12),(13)
Warryn Campbell:(4)
Wiz the Buchanan:(5)
M-Phazes:(6),(12)
Len Nicholson and Del Pearson:(7),(9)
Jim Jonsin:(8)
Rico Love:(8)
Bryan Michael Cox:(10)
Karma:(11)
TrackNova:(13)

(LINK)

OFFICIAL
Official Myspace

☆☆☆☆☆

宏実 / True Color

01.Colorful Lady
02.Complete
03.”Hate U”
04.Sweetest Drug
05.One Night Stand (feat.JAMIL)
06.恋煩い
07.万華鏡 (Written by CIMBA)

(総評)

Nao’ymtとの一曲「Recover」で一気に注目を浴びた、かわいらしさと凛々しい強さを両方もった女性R&Bシンガー宏実のアルバムがついに発売になりました。そのかわいらしい風貌からは、想像できない芯の通った力強い歌声と、非凡なセンスを感じさせるフェイクやパワフルなシャウトなど、R&B Singerとしての高い才能を持っているのです!生でライブを見たときに、そのライブの中で自在にその場にあわせて変化していく抜群のセンスを感じさせるフェイクとシャウトを聞いたときに、彼女はまさにR&Bを歌うために生まれたシンガーの一人だと思いました。
彼女自身は、Nao’ymtとの一曲で注目を浴びることになりましたが、その前からの地道なインディーズでの活動、海外での音楽活動など、そのキャリアに裏づけされた力強い足取りとその力を、自在に操るフェイクやフレーズ一つ一つから感じることができます。彼女の魅力はそのライブパフォーマンスであり、これらの楽曲がどのようにパフォーマンスされるのかと思うとわくわくします!
今回の一枚は村山晋一郎、Nao’ymt、U-key zone, T-SK, Sugaya Brosなど大御所から若手までR&B Producerの現在のキーマンともいえる人たちが集まり彼女のサポートしているところから、彼女すばらしさと、そして、宏実やその周りがいかに素敵な繋がりで包まれているかわかるでしょう。どの曲もすばらしいのですが、やっぱり「Hate U」のメロディーとその詞の世界観、どちらもすばらしくこの水準の高いアルバムの中でも抜きんでて素晴らしいのです!そして、村山晋一郎Produceのダンサブルで1曲目を飾るにふさわしい「Colorful Day」も、UPテンポでこそ栄える宏実のリズム感のよさが感じられたり、Nao’ymtとの「Complete」では息もぴったりな雰囲気で、その美しいメロディーにうっとりとしてしまいます。さらに、ここ最近の躍進が目覚しいT-SK Produceの「Sweetest Drug」と「One Night Stand」では、美メロでしっかりと歌い上げた後に、Jazzyなトラックで新しい宏実の魅力を引き出しています。こういうJazzyな曲調で、かっこよくサウンドに乗れるところは、さすがだなと感じさせます。そして、名曲「恋煩い」では、琴の音をこれほどfeatureした楽曲は彼女のこの曲に並ぶものはないんではないでしょうか、しかも宏実自身が幼少から習っていたものを、自身の楽曲の中に昇華していくっていう新たな試みを作り上げていく発想の素晴らしさもいいですよね。もちろんProducer Sugaya Broの力にもよるところもあるでしょうが、自身が日本人であり、それを意識しつつUS生まれのR&Bを歌っていくっていうところのある一つの答えがこの楽曲であることは間違いないでしょう。そして、本当に切ない楽曲で、思わずその詞の世界と、Interlude的な語りにグッと引き込まれます。盟友CIMBA作曲の楽曲でも、他人の書いた曲でもちゃんと自分の色を出せる、その魅力の高さを感じさせてくれます。
ホントこのアルバム一枚でいろんな恋愛を体感できる宏実の詞の世界観も見事ですし、どの楽曲もとても水準が高くて、それぞれの楽曲がまったく雰囲気が違うので、7曲と短いのですが、とても幅広くて満足感が高いアルバムでいながら、もっと聞きたい!って思わせてくれて、とても効果的なミニアルバムになっています。
2008年の女性R&Bシンガーの名盤入り決定でしょう。まさにR&Bバイブルの登場です。これは買っておかないと損しますよー!
オススメ:(6),(5),(3),(1),(2),(4)

“宏実 / True Color” の続きを読む