Christian Keyes / Personal

01.Personal
02.Heard It B4
03.Bartender
04.I’m Single
05.I Know
06.Whatever U Like
07.So Sweet
08.Boots On
09.Home
10.Precious
11.Please Forgive Me
12.Gonna Love U
13.U Said feat.Mario Duane
14.I’m Single (remix) feat.Fast Eddie
15.Bartender (remix) feat.Marlon Milanno
16.What u Here (Marlon Milannoft.Christian Keyes

(総評)

2009年を代表するインディーズアルバムがでました!まさに2009年サウンドといってもいいほどに、革新的な面も持ちつつ、しっかりとR&Bとしてのすばらしさも伝えてくれる名盤というにふさわしい一枚に仕上がっています!どの曲も奇抜ともいえる新鮮さにあふれた楽曲と、前作で示したインディーズシンガーの中でも上位に入るであろうシャウターとしての歌唱力と、艶やかさを持った魅惑的な歌声で、最高峰の一枚を聞かせてくれます。
もうすばらしい楽曲は山のようにあるのですが、やっぱりそのすばらしさが伝わってくるのが、「I’m Single」でしょう。軽快なビートにのって、これほどに乗せてくれる楽曲は、なかなか出会えるものではありません。これ普通にクラブでかかっても最高に盛り上がりますよ。そして、こういうアップビートだけの人だけではなく、見事な歌も披露してくれるのがたまらない、「I’m Single」に匹敵するすばらしい楽曲が、「I Know」です。この美しい耽美なメロディーでありながらも最新のエレクトロサウンドを取り入れ、さらには力強い歌いっぷりまで魅せる文句なしの名曲なのです。ひさびさにこれほど手放しでほめれるアーティストに出会えました。
さらには1曲目「Personal」から聞き手をひきつけるセクシーさとサウンドの面白さを魅せ、そのまま2曲目「Heard It B4」では、なんとも不思議なサウンドとメロディー展開に耳を離せなくなります。どの曲も本当に耳に残る、心に残る曲たちなのです。3曲目「Bartender」でさらに遊び心が入った曲を見せてくれて、体が自然と揺れてきてしまいます。6曲目「Whatever U Like」では、妖艶な雰囲気に仕立て上げながらも、見事にノレル楽曲に仕上げたり、8曲目シングルカットされた「Boot On」では、面白いサウンドで耳を虜にしてしまいます。でも、この曲も奇抜なサウンドでありながらも妖艶なバラードというこちらの予想を見事に裏切りような展開を見せるのです。まさに一筋縄ではいかないアルバムになっています。
そのほかの楽曲たちでも、意外とスローでもゆったりと歌えるところを魅せたり、惜しげもなくREMIXを入れたりと、すべての曲が捨て曲なしというにふさわしい水準を持って迫ってきます。アルバム一枚聞いたときに、新しい驚きを味わえる一枚になっています。2009年もっとも最先端と言える一枚でしょう。しかもサウンドの新しさだけじゃない歌のすばらしさも持っているとなると、そうそういえるものではありません。シャウトも、フェイクも自由自在にどんどんこちらが引き込まれていくように決めてくれるのです!普通のメロディーですら、魅力的に感じてきてしまうのです!
メジャー、インディーズ通して、これほどに、完成度だけじゃなくて、新しいと思わせられる見事な一枚にはひさびさにお目にかかりましたよー!
古いソウルを大事にしたり、定番もいいのですが、たまにはこういう最新サウンドを、最高の歌声で聞かせてくれるシンガーもたまりませんよ。2009年はこれを買わずには語らないでください!
オススメ:(4),(5),(6),(1),(2),(3),(8),(12),(13),(14),(16)

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Jaheim , Keke Wyatt, Raheem DeVaughn, Latif



いやいやいや、今週末リリース予定のJaheimの新作からJadakissをfeatしたバージョンです。
かっこいい~!期待もあがります!今年前半の目玉商品です!
そして、いよいよこの方が再始動しかもめっちゃいいいじゃん!
Keke Wyatt – Who Knew

この一枚よさそうですねー。

もう一人の注目が
Raheem DeVaughn / Love & War Masterpeace

Raheem DeVaughn – Text Messages Official PV
http://www.youtube.com/watch?v=ODQlI43La4g

さらに、Motownから1枚リリースしているLatifが帰ってくるようです。しかも日本のレーベルから。
おもしろいですね!現在はインディーズでCorey Williams名義で活動中ですが。
Latif / Love Is Love
で3月にアルバムを出す予定です。
Corey Williams – Promise Me

http://www.myspace.com/coreylatifwilliams/

Jaheim / Another Round

01.Ain’t Leavin Without You
02.Finding My Way Back
03.Whoa
04.Till It Happens to You
05.Bed Is Listening
06.Impossible
07.Another Round
08.Her
09.II Pink Lines
10.Otha Half
11.Closer
12.In My Hands
13.Ain’t Leavin Without You feat Jadakiss (REMIX)

(総評)

Jahiem通産5枚目となる本作!やっぱり本物は違いますねー。回を重ねるごとによさをましていくのですから、どの曲もJaheim色であり、オールドソウルな香りを感じさせるソウルフルな作品でありながらも、やっぱり新しい!っていう実力者たる力をこれでもかと見せ付けてくれます。KayGeeとJaheimという最強の組み合わせが送り出す多数の楽曲が本当に魅力的でありながらも、ここではJaheim自身もProduceに参加し、多数のProducerがすばらしい楽曲を届けてくれています!2010年早くも傑作の予感さへ感じます。本当にどんなProducerと仕事をしてもしっかりとJaheim色に染めていくあたりが、もうさすがとしかいいようがありません!
なんといってもKayGeeとJaheimの最強コンビが送る1曲目「Ain’t Leavin Without You」の見事なかっこよさにはやられますねー!本当にPVを見たときにやってくれたなーと思わせられました。KayGee Jaheimというコンビはどちらかというともっとオールドソウルな香りがする楽曲が得意なのですが、こういうダンサブルな楽曲でもしっかりとソウルフルに聞かせられるところがすばらしすぎます!さらには、2曲目「Finding My Way Back」でオールドソウルな楽曲で、昔からのファンも安心させるアルバムとしての考えられた構成も見事ですね。そのまま3曲目「Whoa」でも、すばらしいメロディーと聞かせて、また5曲目「Bed Is Listening」でも、今までとちょっと違う楽曲で、Jaheimの良さを引き出す歌を見せてくれます!8曲目「Her」ではアップテンポなメロディーとJaheimという面白い組み合わせを絶妙のバランス感覚で見せてくれていたり、11曲目「Closer」12曲目「In My Hands」とJaheimらしい安心できるつくりで、本当にまさに充実作という楽曲の充実度を感じさせます!どこを切ってもJaheimらしさがあふれている傑作アルバムです!ソウルとはこういうことをいうんだよと、現在のシーンに訴えかけているかのようですね!

オススメ:(1),(5),(2),(3),(8),(11)

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BoA / IDENTITY

01.This Is Who I Am
02.EASY
03.BUMP BUMP! feat. VERBAL(m-flo)
04.LAZER
05.interlude#1
06.is this love
07.まもりたい ~White Wishes~
08.interlude#2
09.ネコラブ
10.THE END そして and… (album ver.)
11.Possibility duet with 三浦大知
12.Fallin’
13.my all

(総評)

Delightful Musicでこのアーティストをレビューするとは!って感じですが、実は彼女は本国韓国では、列記とした歌って踊れるR&Bシンガーなのです。去年出したUS盤のアルバムを聞けば相当すばらしい名盤ともいえるR&Bアルバムをリリースしています!ある意味日本での活動事態がPOPにわざわざ寄せて作っていたという感じだったので、本来の味を出せるのはR&BやHIPHOPトラックでこそなのですが。USでの活動などを通して、昨今のR&Bシンガーたちの台頭を見て、今回のアルバムは相当R&Bサイドにシフトした作品に仕上がっています。安室さんもそうですが、一流のアーティストがR&Bにシフトしていくことは、R&Bシーンにとっては、聞き手の裾野が広がるっていう意味でも、すばらしいことです!
そんなすばらしいアルバムの中でも、もちろん一番すばらしかったのは、「Possibility feat.三浦大知」でしょう!Nao’ymtプロデュースのこの楽曲はPVも含めて非常に完成度が高いデュエットバラッドです。2010年の最高峰の作品といっても過言ではないできです!この曲の織り成す切ない二人のすれ違う感情が伝わってくる表現力ある歌声!そして、バラッドでミッドテンポながらも、R&Bらしいビートに合わせて、ノリの良さを見せてくれます!三浦大知という最高の歌い手が参加することで、この楽曲の完成度は数十倍へと上り詰めていきます。この一曲のためにアルバムを買うっていうのもありだなっていうほどにすばらしいです!
ですが、そんな一曲だけじゃなくて他の曲でも今までの作品よりもかっこよいR&Bサウンドをきかせてくれます。Verbalを招いたファンキーチューン!「BUMP BUMP!」では、サックスが効いてるファンキーなサウンドだけじゃなくて、歌詞も遊びが随所に感じられるつくりで、遊び心あふれる曲になっていて、アルバムの前半の中でもアクセントになっています。そして、あえてヘタウマに歌い上げる激しい一曲「EASY」、デジタルサウンドがクールなアップ「LAZER」でも印象的なメロディーを歌い上げ、前半でぐいぐい盛り上げていきます。
バラッド「is this love」では、R&Bっぽい切ないバラッドでしっとりと歌い上げていきます。壮大なバラッド「まもりたい」など、バラッドではしっかりとメロディーの良さを聞かせてくれるのも完成度がどれも高いです。本当の意味で日本のR&Bアーティストの一人として数えてもいいのではないかなと思うほどに、ソウルフルな一曲に仕上がっています。
そして、アルバムの中でも「Possibility」と並びキー曲となる「ネコラブ」では、「BUMP BUMP!」と同様に、遊び心あふれる曲になっていて、詞がなんとなくBoA本人と重なり面白くなっています。エッジの聞いたビートトラックをバックにねちっこく歌い上げていく様がかっこいいんですよね~!この楽曲は大好きですね。「THE END」や「My All」でもR&Bバラッドを聞かせ、「Fallin’」では、耳に残るポップな軽快な一曲を披露したりと、多彩な楽曲が詰まっているアルバムで、さらにバランスがすばらしくてすべての曲がメロディーがいいなと思えるので、一気にきけちゃいます。もちろんBoAのファンはもちろん、普通の音楽リスナーさらには、R&Bが好きな音楽好きな人にも、聞けるアルバムに仕上がっています。
ずいぶん韓国の方が、R&Bに関しては先進国で普通にポップスとして、R&Bが認知されかっこいいとされているので、そこを活動の一つの拠点としている彼女が、日本においての厚い壁がなぜかあるポップとR&Bの垣根を取っ払ってくれるかもしれませんね。オススメ:(11),(9),(3),(4),(2),(1)

(LINK)

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