MOONCHILD / DELICIOUS POISON

RUANちゃんを追いかけてずっとテレビで見てましたが、ついにデビューを飾った注目のガールズグループです。5人の個性がうまく混ざり合ってより高い次元を目指せるような力強さを感じさせるデビューEPになっています。何よりも注目すべきは、「Photogenic」のクールでビューティーな雰囲気を盛り上げるサウンドのカッコ良さでしょう。この楽曲が彼女たちの女性としてのクールなカッコよさを前面に打ち出したビートも魅力的です。洗練されたMVで、Photogenicというタイトル通りに、5人のファッションもダンスも表情も映えるようにとられていて、引き込まれます。何よりサウンドのカッコよさに引き込まれます、ビートのエッジが効いていて、ダンスのクールさが光ります。5人とも表情の管理も完璧で、若さを感じさせないこの楽曲に合った強い女性を演じれているのが、すごいなと思わせてくれます。

こちらも、力強い歌声で、自分の存在を証明するようなパワフルさに溢れた楽曲で、彼女たちのデビューを飾るにふさわしい楽曲になっています。迫力あるサウンドに合わせて、激しく踊るMVで、耳でも目でも楽しませていて、一曲目としての衝撃をこれでもかと感じさせます。カラフルなファッションと力強いリリックもこの曲をより盛り上げています。5人がそれぞれに魅力的なボーカルやダンススキルをもっていて、5人それぞれの魅力がトータルとして相乗効果を発揮しています。

このほかにもEPには、一気に明るい曲調で、飛び上がるようなダンスがかわいらしく元気いっぱいなSkydiveや妖艶な雰囲気が漂うBzz Bzzなど個性的な楽曲が堪能でき、今後の活躍が楽しみになる一枚です。ぜひ、R&Bバラードなども聞いてみたいですね。

I Don’t Like Mondays. / Summer Ghost

爽やかな夏にぴったりなミッドテンポで軽快なサウンドと、どこか刹那的で夏の遠い思い出を切なげに歌う軽やかでスムーズなYUさんの歌声が心地よく響きます。YUさんもバルセロナの街並みが似合う絵になるMVです。どこか刹那的で退廃的に過ごした若い夏の日を思い出し、どこかの夏においていった後悔を歌うその歌声が、その誰もが思い起こすような夏の楽しかった日々に思い起こさせてくれます。強烈な青春の夏を思い返す自分をGhostのように懐かしむ気持ちと後悔する気持ちが入り混じるようなリリックも印象的で、Bob Dylanや、John&Yoko、なんて言葉がでてくるのも、クラシカルなRockへの敬愛も感じさせて、音楽的なアイドラのルーツも感じさせてくれます。
アイドラのサウンドはバンド的なサウンドに縛られなくて、心地よいときはとことん心地よく作り上げてくれていながら、バンドで演奏した時もしっかり映えるポイントや踊れるポイントも入っていて、ライブでも体揺らして聞きたくなります。

No Guidnce – Is It A Crime?

Ebube, Josh, Zeekay, kaciの4人からなるUKのロンドンを拠点に活動するボーカルグループNo Guidnce!90年代ボーカルグループを追憶させるような流麗な正統派のボーカルワークで、素敵なメロディーを届けてくれます。最初の語りからBoyz II MenやProfyleなどの正統派のボーカルグループの雰囲気を見せつつ、4人のボーカルバランスが素晴らしくSweetな歌声もありつつ、ファルセットとコーラスワークの美しさに聞きほれてしまいます。最後に4人が向き合いながら歌うところも雰囲気が出ていいですよね!Lyricもこれは罪なの?というタイトルが示す通りR&Bらしい魅力的な女性に振り回されるようなSexyな若い彼らだから歌える楽曲になっています。

このIs it Crime?のEPにはこのほかにも「The Way That I Want You」Ebubeの特徴的なテナーボイスとJoshのSweetyなVoiceが交わり美しいコーラスワークがそのボーカルを引き立てています、特に下のアコースティックバージョンはさらに彼らのボーカルワークの美しさを引き立てています。

語りから始まる「Committed」も、楽曲の夜メロディーの良さが引き立つ一曲です。このEPの中でも一番好きな一曲です。この素晴らしさは、ボーカルグループ不在の昨今の中の一縷の望みをつないでくれる存在です。R&Bボーカルグループとは何かを体現してくれています。

最後は、「Lie To Me」は、POPな雰囲気を感じさせてくれる楽曲で、美しさと聞きやすさが心地よい楽曲です。4人のコーラスワークはこのアコースティックバージョンを聞けば、素晴らしさを実感できます。本当にこのまま90年代~2000年代のR&Bボーカルグループを彷彿とさせる素晴らしいコーラスワークを活かして楽曲を作り上げてほしいです。

Little Glee Monster / WONDER LOVER

Echo以来のアップテンポな楽曲で新しいメンバーの歌声がたっぷりと生かさせている楽曲です。リトグリはコーラスワークが魅力ではあるのですが、こういうパワフルでアップテンポな楽曲も、ぜひもっと歌ってほしいなと思います。

メンバーがいなくなってしまったのは、悲しいですがソロで頑張ってほしいですね。

Furui Riho – We are (Official Music Video)

Furui Rihoさんの特徴的なMVが面白い軽快なPOPソング。ノリが良いリズムにのって、心地よく歌っていきます。アニメですがダンスもあるMVになっていて、ライブでも楽しく聞けそうな楽曲になっています。今まで通り自分で作詞作曲を手掛けていて、Sayo Oyamaさんと共に独特な忘れられないサビのフレーズが面白い曲になっています。随所に遊び心が入っていて、リズムに乗って体を揺らせるライブで聞きたい曲になっています。今までよりも突き抜けた感じがあって、どことなく自分の言葉で身近なところを具体的につづることが多かったのですが、もっと表現力が出てきて、心の中の躍動を見せてくれていて、リズミカルなこの曲にのって、楽しい雰囲気と心の鼓動が共鳴するように楽しく耳に残ります。