Michael Keith / Michael Keith

01.Intro
02.Off Up In This Bedrrom
03.Ain’t Feeling You
04.Shawdy Red
05.No More Tears
06.All On You
07.Love
08.Running Out Of Time
09.Father
10.Picture Me Ridin’
11.The Road

(総評)

112の地味ながらも、一番実力のあるシンガーであるMichael Keithがソロアルバムを2009年にひっそりとリリースしていました。これが、R&Bファンにはたまらないバラッディアアルバムになっているのです。4人の中では一番実力者でもある彼が歌う歌には、Slimなどと一緒に歌っているだけあって、独特の味があります!112がたまに歌うネットリとしたり、哀愁たっぷりな切ない楽曲は彼のセンスなんだなと改めて感じることができます!
特に8曲目「Running Out Of Time」のような独特の浮遊感溢れる切なげな一曲には彼の歌声が実に染み入ります。切なさに追い討ちをかけるような、枯れた雰囲気がたまりません!この楽曲が歌える人はなかなかいないでしょうね!そして、2曲目「Off Up In This Bedrrom」での切なく哀愁漂うバラッド!特に後半でのシャウトっぷりには、思わず引き込まれます!そのパワフルさのまま3曲目「Ain’t Feeling You」でも、Michael Keith独特の暗さが美しい魅惑の世界を展開していきます。力強いバックサウンドで盛り上げる5曲目「No More Tears」もコーラスがしっかり支えてて、素晴らしい!「All On You」では90年代マナー溢れる安定感溢れるコーラスワークとシャウトをたっぷりと見せてくれたりもしてくれます。後半に見せる振り絞り系のシャウトはたまらないものがあります。 オールドソウルな味わせながら力強くシャウトを見せる「Father」などいろいろな面白い楽曲に溢れています!
アルバム全体通して味わえる切な感みたいなものが、この人独特のセンスをより濃く感じさせてくれていて、Michael Keithじゃなければ出せないアルバムを出してくれていて、112との活動とはまた一線を画しつつ、しっかりとR&Bシンガーとしてのかっこよいアルバムを作り上げてくれています!インディーズ作品としても完成度が高く、普遍的なよさがある作品に仕上がっていて、112が好きな人はもちろん、R&Bの基本を見せてくれているようなアルバムなので、いろんな人に聞いてほしい一枚ですね!オススメ:(8),(2),(3),(5),(6),(9)

(Producer)

Michael Keith

(LINK)

☆☆☆☆☆

Christian Keyes / Personal

01.Personal
02.Heard It B4
03.Bartender
04.I’m Single
05.I Know
06.Whatever U Like
07.So Sweet
08.Boots On
09.Home
10.Precious
11.Please Forgive Me
12.Gonna Love U
13.U Said feat.Mario Duane
14.I’m Single (remix) feat.Fast Eddie
15.Bartender (remix) feat.Marlon Milanno
16.What u Here (Marlon Milannoft.Christian Keyes

(総評)

2009年を代表するインディーズアルバムがでました!まさに2009年サウンドといってもいいほどに、革新的な面も持ちつつ、しっかりとR&Bとしてのすばらしさも伝えてくれる名盤というにふさわしい一枚に仕上がっています!どの曲も奇抜ともいえる新鮮さにあふれた楽曲と、前作で示したインディーズシンガーの中でも上位に入るであろうシャウターとしての歌唱力と、艶やかさを持った魅惑的な歌声で、最高峰の一枚を聞かせてくれます。
もうすばらしい楽曲は山のようにあるのですが、やっぱりそのすばらしさが伝わってくるのが、「I’m Single」でしょう。軽快なビートにのって、これほどに乗せてくれる楽曲は、なかなか出会えるものではありません。これ普通にクラブでかかっても最高に盛り上がりますよ。そして、こういうアップビートだけの人だけではなく、見事な歌も披露してくれるのがたまらない、「I’m Single」に匹敵するすばらしい楽曲が、「I Know」です。この美しい耽美なメロディーでありながらも最新のエレクトロサウンドを取り入れ、さらには力強い歌いっぷりまで魅せる文句なしの名曲なのです。ひさびさにこれほど手放しでほめれるアーティストに出会えました。
さらには1曲目「Personal」から聞き手をひきつけるセクシーさとサウンドの面白さを魅せ、そのまま2曲目「Heard It B4」では、なんとも不思議なサウンドとメロディー展開に耳を離せなくなります。どの曲も本当に耳に残る、心に残る曲たちなのです。3曲目「Bartender」でさらに遊び心が入った曲を見せてくれて、体が自然と揺れてきてしまいます。6曲目「Whatever U Like」では、妖艶な雰囲気に仕立て上げながらも、見事にノレル楽曲に仕上げたり、8曲目シングルカットされた「Boot On」では、面白いサウンドで耳を虜にしてしまいます。でも、この曲も奇抜なサウンドでありながらも妖艶なバラードというこちらの予想を見事に裏切りような展開を見せるのです。まさに一筋縄ではいかないアルバムになっています。
そのほかの楽曲たちでも、意外とスローでもゆったりと歌えるところを魅せたり、惜しげもなくREMIXを入れたりと、すべての曲が捨て曲なしというにふさわしい水準を持って迫ってきます。アルバム一枚聞いたときに、新しい驚きを味わえる一枚になっています。2009年もっとも最先端と言える一枚でしょう。しかもサウンドの新しさだけじゃない歌のすばらしさも持っているとなると、そうそういえるものではありません。シャウトも、フェイクも自由自在にどんどんこちらが引き込まれていくように決めてくれるのです!普通のメロディーですら、魅力的に感じてきてしまうのです!
メジャー、インディーズ通して、これほどに、完成度だけじゃなくて、新しいと思わせられる見事な一枚にはひさびさにお目にかかりましたよー!
古いソウルを大事にしたり、定番もいいのですが、たまにはこういう最新サウンドを、最高の歌声で聞かせてくれるシンガーもたまりませんよ。2009年はこれを買わずには語らないでください!
オススメ:(4),(5),(6),(1),(2),(3),(8),(12),(13),(14),(16)

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