Skoop On Somebody / 琥珀の月

(概説)

Skoopのレビューなんていつぶりでしょう!レビューするほどのCDが出てこなかったというのもあるのですが・・・で、ひさびさのレビューはこの『琥珀の月』!ひさびさにメロディーラインがカッコいい!ホントひさびさにいいなと思えました。こういうメロディーラインがインパクトのある曲は大好きなので。それに、カップリングの『Crazy Love feat.JiN』は久々にSKOOPらしいSEXYなMOODをうまく作り上げています。歌い上げるのではなく、語りかけるように歌うTAKEの声がいい具合なんですねーそして、JiNがしっかりSEXYな空間を作り出してくれています!それ以外の2曲も、かなりいい感じのアレンジがされていて、聞き応えがあるシングルになっています。
 最近は自分達のしたいことが見えなくて迷走してるなーという印象があったのですが、やっと少し本来の三人の色を出せるようになってきたのかなと思います。
で、気がついたのですが、TAKEとかKO-HEYとか作詞作曲に書くようになったんですねー。3人で曲を書くことはなくなったんでしょうかねー?

曲紹介

1曲目『琥珀の月』

ホント熱い曲だなーと思います。歌詞はベタって感じもしますが、サビでのコーラスワークはなかなか心地よく気持ちがいいですね。このTAKEへのコーラスの絡み方がこの曲の一番の聞き所。そして、この曲の一番いいのはサビが短いということ!こういうサビのインパクトのあるメロディーラインがループする曲は、短いとインパクトがそれほど強いんです。シングル曲としてのキャッチーさをもった曲だと思います。それはそうと、この曲の歌詞に共感できる人はよっぽどすごい恋愛してる人でしょうね・・・非常に男的な視点の歌詞ですねー。

2曲目『Crazy Love feat.JiN』

この曲は久々にSKOOPらしいゆったりとしたMOODをもった曲ですね。サビをあえてコーラスに任せてしまうことで、TAKEの声が引き立っています。ひさびさに語りかけるように聞き手に歌いかけるTAKEの声と、それをSEXYに盛り上げるJiNのRapが全体の雰囲気をSEXYなMoodを作り上げています。

3曲目『抱きしめて(Club SOS Version)』

いやー、ホントひさびさに彼らの素な状態っていいなと思います。KO-ICHIROさんのピアノは生きているように聞こえてきますし、TAKEさんはちょっとくぐもったボーカルが無理をしていない感じで、聞いていて心地よいです。KO-HEYさんのCajonが、そっとVocalに寄り添い深い空間を作り上げています。どの曲でもこういう良さが出せるアコースティックバージョンは好きですね。

4曲目『琥珀の月 (Spanish passion)』

洋楽R&Bだと、Spanishが流行ったのは1~2年半前だった気もするのですが・・・まあ、JAVIERが最近やってるか・・・とまあ、時代を掴んでいるのはどうかは置いておいて、いろいろ最新の音楽事情に合わせていろいろ取り組むのはいいことです!最近はサウンド的な冒険が見られず、同様なサウンドやメロディーが多かったので。それにしても、SKOOPにしては珍しいREMIXです。こういうボーカル以外総入れ替え的なREMIXってあんまりやってないと記憶しています。YASUSHI SUEHARAによるArrangementですが、このSpanishは、この曲の雰囲気にあっていて、ギターと、Percussionがいい具合にハマってます。熱く!ってなんども歌うTAKEとバックがあうのが、狙いすぎな気もしつつハマりますね。かなり確信犯的な一曲です。

Skoop On Somebody / Nice’n Slow Jam

https://www.youtube.com/watch?v=r8vEBLFqFcc

01.sha la la
02.Interlude
03.Nice’n Slow
04.潮騒
05.Amanogawa
06.Let it snow
07.Everlasting Love featuring John P. Kee
08.Interlude09.Come Back 2 Me(S.O.S Edition)
10.if (new mix)
11.eternal snow(remix)
12.月に願いを(S.O.S edition)
13.想い(S.O.S edhition)
14.Bye Bye ~その日が来るまで~ (acoustic version)
15.Still(REMIX)

(概説)

Skoop On Somebody初のバラード集。とはいっても、バラード一辺倒というわけではないです、スクープの肝となる曲をまた取り直したという感じです。しかも、こういう昔の曲を取り直したというアルバムは一般的にそのまんまじゃん・・・もってるから、いらないよ。というのが多いんです。で、このSkoopのアルバムにおいては、そんな心配まったく無用の長物!
全部取り直し?っていうぐらい、一曲一曲の中身が違うんです、しかも、こだわりをもって作り直しているので、前の曲よりよくなったとか、わるくなったとかじゃなくて、新たな一曲を聞いてる気分で全部の曲が聞けます。この変化が嫌いだという人もいるかもしれませんが、それは、新たなライブ盤のCDを聴くつもりで聴いたらいいんじゃないかな~。
新旧ファンにとっては、いろいろな想いが交錯するなか、出たこの一枚は、ファンへの一つの返答であり、新しいファンには、新たな感動を、古いファンには、新鮮な裏切りを感じさせてくれています。
確かに、昔のバージョンがいいという人も多いでしょう、でも、今の彼らに演奏させたら、こうなった。ただそれだけです。それを大いに楽しもうじゃないですか。急ぐことはない、彼らは、確実に僕らの側にある音楽と作りつづけてくれるはずです。
僕個人としては、非常に『Come Back 2 Me』などは、新鮮で好きですね~。そして、Interludeの完成度が素晴らしい。2曲目、8曲目に出てくるVaughn Harper!このVaughn Harperの声がすばらしい。この人の雰囲気が、落ち着いた大人な雰囲気をかもし出すのに、成功しています。
実は、この人は、僕が、大好きなSilkというアーティストの3rdで見ることができる名前です。Silkの5人にインタビューをしているその人こそ、Vaughn Harperその人なんです。この人は、ニューヨークのWBLS・FMのプログラム、”QUIET・STORM”のホスト、VAUGHN・HARPERなんです。超有名なNYのSOUL,R&BプログラムのDJで、あったんですが、この番組のDJは後退されて、Raymond Anthonyという方に、今は交代されています(WBLS・FMのHP http://www.wbls.com/)。現在は、NYの、WTJM-FM(JAMMIN 105) というところで。 Sunday 10 PM – Monday 2 AM Between the Sheets – slow jams with Vaughn Harper という番組を担当していおります(DJの紹介HP写真有り!: http://www.jammin105.com/vharper.html )。しかも今やってる番組が、「BETWEEN THE SHEETS」というタイトルだなんて、偶然過ぎるかも。 よく文章を見るとわかりますが、先ほどのWBLS・FMのプログラム”QUIET・STORM”は、FM802でも流れていたんです、それを聞いた大阪のFM802を聴いたTAKEさんたってのお願いで、この客演が実現したんです。(番組HP: http://www.jammin105.com/bts.html FM JAMMIN105のHP http://www.jammin105.com/main.html)こんな声でやる、ラジオ番組・・・聞いてみたい!あま~い感じだろうなー。
一枚を通して聞くと、甘い雰囲気がたっぷり堪能できるように、出来たR&Bとしてのアルバムとしての完成度は、素晴らしいと思います。一人で聴くには切なすぎる。二人で聴くにも寄り添ってじゃなきゃ聞けない、そんな一枚です。

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Skoop On Somebody / a tomorrowsong

(概説)

2002年最初のシングルは、前作「Sha La La」の路線を周到した暖かい感じの曲。春らしい旬を抑えた曲である。ただ、今作の詞は情景描写がいまいちだなと思う。曲を聴いてそのシチュエーションを想像しづらい。それよりも2曲目3曲目というカップリングの曲の方の出来が秀逸である。とくに2曲目のような曲の作り方は今後も続けて欲しい。ただ、これで次にどんな曲を出すのか全然予想がつかなくなってしまったことが、嬉しい。是非僕らの期待を大きく裏切って欲しいものである。

曲紹介

01.a tomorrowsong

作詞に松尾KC潔、作曲にFace 2 fAKEを迎えた作品。本当に作品という感覚が強く、身になっていないなというのが、正直な感想。もう少しSOUL臭く歌ってもよかったのでは?それに、今の僕にはあまりシックリくる内容の歌詞ではないのかもしれない。いまいち。

02.over there feat.JiN

作詞:小林夏海 Rhyme:JIN 作曲、編曲:S.O.S
guitar:GATS rap & beat box:JIN turntable: DJ BASS mixed by 川本 ゴン太
という素晴らしい面々で作られている。シンプルなサウンドで余裕をもって歌うTAKEさんの声もいい感じであるし、JINの合いの手的な息遣いや、フェイクがいい!Rapも、「TAKE、KO-HEY,KO-ICHIRO」なんて聞こえて、面白い。「だけどホントはよく分かってる もう君がいなけりゃダメだって事を」と歌うTAKEはすごい説得力もあり共感できる。結局男なんてそんなもんである。歌詞もこっちの方がわかりやすくて好きだ。

03.翼をください feat. Aloha All Stars

SAKURA、斎藤誠、石原千宝美、平松八千代を加えたバージョン。特に最初のSAKURAとTAKEの絡みが最高である。そして、この曲が一番TAKEさんの声が冴えている。ひさびさに、心が震える感覚を味わった。女性と絡むとTAKEさんの歌声に凄みが出てくる。

Skoop On Somebody / Still

(概説)

今年最初のSKOOPの新曲!切ない過ぎ~。もう、何も言うことはないぐらい素晴らしい一曲だとおもいます。言葉で説明するのが陳腐ですが、本当に胸に迫る一曲です。
そして、カップリングの「SOUL’N’ ROLL」がカッコよすぎます。本当に、かっこいい。これこそ、カッコイイSOULだと思います。SOULってバラードだと勘違いされてる節がありますが、こういうビート感とかがすごくかっこいいのを僕はSOULっぽいというんだと思います。これこそ、SOULとR&Bって感じですね。いや~今年のBEST3には入る名曲でしょうね。

Skoop On Somebody / Sha la la

(概説)

暖かみのある曲。う~ん、暖かさでいうと、丁度体温ぐらい。本当に体温を感じることが出来る曲です。聞いていてとても心地よい気分にさせてくれます。「素敵な恋にしよう!」そう歌うTAKEさんの声はとても優しく響きます。この曲はやっぱり、恋人と聞くのが一番なんだろうな~「やっと繋がった心が二つ」1つになった心で聞いてください。今回は詞が素敵ですね。カップリングの「束縛」は、歌詞が刺さる1曲。優しさももってるけど、心に深く刺さる曲でもあります。今までの振り返り系とはちょっと違う優しさと強さも持った曲ですね。